『シャーロック』第4話◆犯人はやっぱり…
- 2019.10.29 Tuesday
- 09:26
- フジTV系ドラマ、番組
『シャーロック』第4話
ボクシングのライト級世界王者・梶山が試合直前に姿を消し、1時間ほど前に起きた殺人事件の現場で目撃されたことが判明する。獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮(岩田剛典)は、その殺人事件の被害者の村川がかつて公園の遊具のロープを切る事件を起こし、重傷者を出していたと知る。一方、梶山の控え室にあった女性物の傘に注目した獅子雄は、ジム会長・石橋に質問する。今回も、ミステリとしては物足りなさを感じるストーリーだった。
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過去2話は、ゲストの”菅野美穂”、”伊藤歩”がそれぞれの事件の中心におり、配役から事件の結末が見える展開だったが、今回も”金子ノブアキ”が怪しいと思っていたら、予想に違わぬ結末・・・。
仮にも『シャーロック』を冠したドラマならば、ミステリとして謎解き要素が濃くあるべきだと考えるのだけど、「女物のオレンジの傘」の謎では弱い・・・。
ホームズの緻密な推理の積み重ねに対して、獅子雄(ディーン・フジオカ)の場合は、勘に頼った謎解きにしか見えてこないからミステリとしての面白さが希薄になっちゃう・・・。
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細かい点でも、ツッコミどころが・・・。
若宮(岩田剛典)が調査に訪れた学校では、「退学届」や「クラス名簿」を簡単に見せてくれたんだけど、これほど個人情報保護が行き届いた時代だとは思えないような場面になってしまっていて、なんかドラマのリアリティを薄めてしまった印象。
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獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮(岩田剛典)の関係性も、ホームズとワトソンのそれに比べると、いまいち何かが足りない気がする。
とにかく、すべての面においてBBC版の『SHERLOCK(シャーロック)』と比べると、実に寂しい出来映えになっている。
音楽も好みじゃ無いし・・・。
そもそも、カンバーバッチとディーン・フジオカを比較することが間違いなのかもしれないなぁ・・・。
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