「あさが来た」第19回★サンマやカツオと同じやさかい

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    連続テレビ小説「あさが来た」
    第19回
    (10月19日)


    あさ(波瑠)は何度山王寺屋を訪ねても、はつ(宮崎あおい)は留守だと追い返されてしまう。さらに山王寺屋に活気がないことに気付くあさ。加野屋の蔵にも千両箱がないことを思い出し、新次郎(玉木宏)に相談するが、三味線道楽のため取り合ってくれない。諦めきれないあさは、正吉(近藤正臣)や雁助(山内圭哉)に貸付金の証文だけでは信用できないと、自分に返済されてない借金の取り立てに行かせてくれとお願いする。
    あさ「何べん行っても、『若奥様は出かけてます』の一点張りだす。幸せそうに暮らしてはると思てたけど、何やら、どないにも様子がおかしい気ぃして。」

    新次郎「そら、気になるなぁ。」
    あさ「それに、心なしかお店にも活気があれへんみたいで。」

    たしかに加野屋と違って山王寺屋には活気が感じられない。
    −◆−

    はつからあさに文が届きました。
    <その手紙には「元気で暮らしているので、心配しないように」と、はつのきれいな字で書いてありました。>
    −◆−

    スカスカの蔵に雁助と入っているあさ。

    あさ「前からこないにスカスカだしたんか?」
    雁助「へぇ。貸しては返してもろての商売でおます。いつも千両箱が積んでる訳やあらしまへん。それに、千両箱はのうても、ちゃ〜んと大名貸しの証文は積んでございますよって。」

    あさ「この紙が、証文だすか。証文って何だす?」
    雁助「な…『何だす? 何だす? 何でだす?』て、そないに全部若奥さんに説明してたらそれだけで日が暮れてしまいますがな。それに、お金の仕組みなんちゅうもんは若奥さんは一生知らんかてええ事だす。」

    あさ「そうだすか…えらいすんまへん。けど、何も知らんままお家守るやなんて、無理な事や。」
        
    雁助「まあ、とにかく、大名貸しの多いのんは大きい両替屋の証しだす。何も心配あらしまへん。」
        
    あさ「この紙切れが…? 何で? 何で金でも銀でもないこの、ヒラ〜ヒラの紙を信用できるんだすか? こんなん鼻紙にして、チ〜ンしてしもたら…。」

    雁助「もう、『何で? 何で?』はやめとくなはれ!ほんま変わった若奥さんだすわ。」

    はつと違って好き放題出来るあさは幸せですね。
    −◆−

    よの「お前様、噂になっておりますのや。うちの若奥さんがしょっちゅう、昼間出歩いてるて。」

    新次郎「わての嫁はんは、サンマやカツオと同じやさかい。」
         
    よの「サンマやカツオ?」
    新次郎「せや。泳ぎ続けてな、死んでしまう、言うてな。」

    停まると死ぬんじゃぁ〜〜〜。
    −◆−

    <そのころ、山王寺屋に嫁いだあさの姉、はつは>
    ハンガーストライキ!?

    惣兵衛「何や、また食べてへんのかいな。」

    はつは「へぇ。ご心配のう。何も食べんかて、偽の文書く事ぐらいどないゆう事あらしまへんよってに。」と、穏やかに反抗。

    惣兵衛「そうか。せやけどなぁ、お前はこの家の子産まなあかんのや。ちゃんと食べ。」とぶっきらぼうに述べて部屋から出て行きました。

    はつ「あさ…どないしょう…。うち、もう笑われへん。」
    深刻・・・・。
    −◆−

    新次郎に願い事を述べるあさ。
    「うちが、お店の貸付先に、お金返してもらいに行ったらあきまへんやろか?」
        
    新次郎「そらあかんわ。何ちゅう事言うねんな。」

    あさ「せやけど…こないなペラッペラの紙が、お金と同じやて、どないしても思われへんし。お姉ちゃんにも会われへんし。こないして考えてばっかりいてたら、何やおかしなってしまいそうで…。せや、旦那様、これが最後のお願いだす。うちと、相撲を取ってもらわれしまへんやろか?」

    怖れをなした新次郎「嫌や…それだけは勘弁してぇな。」
    −◆−

    正吉(近藤正臣)に直訴。
    「証文いうのを見返してみましたら、ほんの10年前からのつきあいのお武家で気になるとこがございまして。」

    正吉「どこだす? それは。」
    あさはメモ帳を見ながら「宇奈山様だす。期限とうに越えてるのに、加野屋とつきあいが始まってから、まだいっぺんも、お金返してもろておりまへん。よそのお店からもお金借り続けたはるみたいで。」

    正吉「そこまで調べたとはな…。やっぱり、サンマ、カツオやな。」

    あさ「サンマ?」
    正吉「カツオっちゅう魚はな、ザーザーザーザー泳ぎ回っとるだけやあらへんねんで。その間に大きな口を開いて、餌食べてますわ。ハハッ。泳いでるだけやない、ただ。」

    そして正吉は「やってみなはれ。そこまで言うんやったらやってみたらよろし。ただし、宇奈山様だけだっせ。ほかへ行ったらあきまへんで。」

    あさ「へぇ。おおきに! お父様。」
    −◆−

    <あさは、翌朝、早速、宇奈山藩の蔵屋敷に向かいました。>
        
    けんもほろろの対応をされるあさ。

    門番「出ていけ! 商人のおなごの分際で蔵屋敷に足を踏み入れるとは何事じゃ!」
        
    負けていないあさは「そやけど、お金借りてはるのはそちら様だす!」
        
    突き飛ばされたあさは「う〜…負けへんで。」
    −◆−

    負けん気の強いあさ(波瑠)の大きな目が印象的だった『あさが来た』第19話でした。

    優しい面々に囲まれ、伸び伸びと暮らしているあさとは対照的に、冷たい山王寺屋に嫁いだはつが心配ですね。



    ◇◆◇ あさが来た感想 ◇◆◇
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      はつからの手紙を持って来た 従業員さん@名前知らん 動きが良いやん 気に入ったわ>ぇ …ひじゅにですが何か? 「旦那様のことが少〜しだけ分かるようになってきました」byあさ ↑はつの方は 旦那様のことが少〜しだけ分からなくなってきました
      • 何がなんだか…ひじゅに館
      • 2015/10/19 8:51 PM
      はつからの手紙を持って来た従業員さん@名前知らん動きが良いやん気に入ったわ>ぇ…ひじゅにですが何か?「旦那様のことが少〜しだけ分かるようになってきました」byあさ↑は...
      • もう…何がなんだか日記
      • 2015/10/19 8:50 PM
       さて、あさ(波瑠)は、あれから何度も山王寺屋に行ったんだけど、「若奥様は留守」という返事ばかりではつ(宮崎あおい)に会えずにいた。 さらに店の中は活気もない様子・・ ...
      • トリ猫家族
      • 2015/10/19 3:19 PM
      あさ(波瑠)は何度山王寺屋を訪ねても、はつ(宮崎あおい)は留守だと追い返されてしまう。さらに山王寺屋に活気がないことに気付くあさ。加野屋の蔵にも千両箱がないことを思い出し、新次郎(玉木宏)に相談するが、三味線道楽のため取り合ってくれない。諦めきれない
      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2015/10/19 1:46 PM
      NHK総合・連続テレビ小説『あさが来た』(公式) 第4週『若奥さんの底力』『第19回』の感想。 なお、原案:古川智映子氏の『小説 土佐堀川』は既読。 あさ(波瑠)は何度山王寺屋を訪ねても、はつ(宮崎あおい)は留守だと追い返されてしまう。さ
      • ディレクターの目線blog@FC2
      • 2015/10/19 11:15 AM

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