あまちゃん(再)第92回★鈴鹿ひろ美って性格悪いんでしょ。

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    連続テレビ小説「あまちゃん」(再)第92回

    アキが出演した『おめでた弁護士』放送日。

    春子がアキに「ちょっとあんたさぁ、昨日ユイちゃんと何かあった?」

    アキ「酷いこと言って傷つけてしまった。謝っておいてけろ。」

    自分で謝れないんだけど、ユイちゃんもアキを傷つけたと思って悔いていて、アキも同じことを思ってるんだから、心を開いて話しをすれば本当は分かり合えるのに・・・。

    でも、なかなか素直になれないのが人間だし、ましてや10代後半のこの年頃だから仕方ない。
    −◆−

    2階の部屋でユイちゃんとの諍いを思い起こしているアキ。

    そこに春子がやって来て「東京の話聞かせてよ。どうなの芸能界。何かないの裏話とか。誰と誰が出来てるとか、誰の年収がいくらだとか、そういうゲスいの頂戴よ。頂戴、頂戴。」

    シンプルに可笑しいんだけど、もしかするとゲスい週刊誌にやられた橋本愛ちゃんと能年ちゃんに代わって、クドカンがゲスい週刊誌を揶揄してやったみたいな意味も有るのかなぁ?

    春子「ねえ、鈴鹿ひろ美って性格悪いんでしょ。酒癖も悪いんでしょ。悪いって言って、お願い、お願い、お願い。」

    アキが難儀して「何なんだよう。」

    春子「嬉しいんだよぅ、久しぶりに会えて。4ヶ月も会わないなんて、あんた産んでから初めてじゃん。」

    さらにアキを抱きしめるようにして「あ〜懐かしい東京の匂い。東京メトロ銀座線の匂い〜。」

    鬼のように怖かった春子が、子供みたいな態度でアキにじゃれついているのは ただ娘が可愛いだけではなく、アキが苦境にあることを薄々察していて彼女の気を紛らわせてあげようとしてるのかなぁ・・・。


    アキが太巻に「宜しく」と言って置いた話しをすると、春子は「あっそう、何か言ってた?」
    春子の態度が微妙にぎこちない。

    アキが意を決したように「ねえ、どんな関係だったの?」と核心を突く質問。

    春子は「喫茶店のウエイトレスと客だよ。見た目老けてたけど、26って言ってたなぁ。色々相談乗ってもらってたの。」

    1985年の回想シーン。

    老け顔の太巻(古田新太)が春子(有村架純)に「その髪型・・。」

    春子「聖子ちゃんカットです。」
    太巻「知ってる。でもね、もう聖子ちゃんもそんな髪型してないよ。」

    太巻が指さした先に貼られている松田聖子のポスターは同年発売の『天使のウインク』のジャケット写真。
    ショートカットでキツイ顔の松田聖子。

    (郷ひろみと破局して「生まれ変わったら一緒になろうねと話し合った」とコメントしたのがこの年で、いきなり神田正輝と結婚したのもこの年。)

    春子「じぇ!」
    春子も若いときには”じぇ”と言ってたんや・・・。


    2階の部屋の場面が戻ってアキが「その気になってねえの?」

    春子は「なってたら、今頃こんなとこにいないよ。」と返事して腕組みして宙を見つめています。

    微妙な態度。

    でも得心したアキは「ちょっと疑ってたんだ。ママと太巻社長の間に何かあって、それでおら芽が出ねえんじゃねえかって。」

    春子「はあ!? 何それぇ」
    アキ「だめだだめだ、思うように行がねえからって、人にせいにしちゃ駄目だよね。んだ、おらのせいだ、実力だ。」

    なかなかそう言う心境にはなれないものなのに18やそこらでそう思えるアキちゃん偉い!
    (昨日のユイちゃんとの口論からも繋がってるセリフかな?)
    −◆−

    茶の間には弥生(渡辺えり)さんや組合長(でんでん)たちが集まって『おめでた弁護士』の放映を待ってる。

    かつ枝(木野花)さん「アキ何時に出るんだ?」

    アキ「まだ先だ、島田って男が行方不明になってからだ。」
    何となく可笑しい。

    今野(菅原大吉)「春ちゃん、今日スナックは?」
    春子「ユイちゃんに任せてきたの。」

    スナック梨明日に場面チェンジ。
    カウンターの中では悪趣味な指輪をして暗〜〜い顔のユイちゃんがマドラーを回して水割りを作ってる・・・。

    カメラが引いて、ユイちゃんが水割りを持って行った先には磯野先生(皆川猿時)。

    このシチュエーションで磯野先生が映っただけで可笑しくて吹き出しちゃった。

    吉田君が入ってきて、勉(塩見三省)さんが定位置で琥珀を磨いてる姿も映ります。
    磯野先生と勉さんはユイちゃんの隠れファン(隠れてない?)だものなぁ。

    止まり木に座った吉田君が「静かだな。」
    賑やかな連中はみんな天野家に行ってドラマ待ちだから、ヤンキー・ユイが仕切ってるスナックはお通夜みたいになってます。

    ヤンキーっぽく凄い猫背で水割りを作るユイ。

    しばらく沈黙していた吉田君ですが「ゴメン限界、限界!」と言ってテレビのスイッチを入れました。

    画面には鈴鹿ひろ美。
    アキが出演する『おめでた弁護士』

    ユイちゃんに気を遣ってテレビも消えたままで磯野先生と勉さんは沈黙してたのかぁ・・・。

    テレビの中の鈴鹿ひろ美が「え!! 双子ですか!」
    大きなお腹の中には双子が入ってた・・・という小ギャグ。

    クドカン、隙間を作らんなぁ。
    −◆−

    美寿々(美保純)がバングラデシュ人の彼氏・カマールを連れて天野家にやって来ました。

    玄関を開けると”岩手版・なまはげ”の”なもみ”が現れ、マジで悪霊だと思ったカマールが棒を振り回して”なもみ”を倒そうとして大騒動。

    「おれだ! 組合長だ。許してくれ!」

    東京編では見ることの出来ない大騒ぎ。


    茶の間では大吉がニヤケ顔で「春子ぉ、酒!」

    弥生さん「どうなの? プロポーズの返事は?」

    大吉「まだだ。んでも、ノーと言われない限りイエスだ。」
    宝くじは外れるまでは当たりクジみたいなポジティブ・シンキング。

    かつ枝さんが「いつの間にか亭主見てえな顔して上座さ座ってるつうのはてえした度胸だ。」と大吉を称えております。

    大吉、嬉しそうな顔。

    この豊かすぎる表情も東京編ではお目にかかれない。
    都会人はすまし顔だから・・・。
    −◆−

    美寿々が彼氏・カマールにアキのことを女優さんだと教えてます。

    カマール「女優、アクトレス、濡れ場、サイコー!」

    大吉がテレビにかじりついてるアキに近づいてきて「あのな・・・」

    カマール「R指定、サイコー!」
    大事な話をするつもりだった大吉が「黙ってろーー!」

    そして呼吸困難の一歩手前みたいな顔でアキに「もしも俺が春子と再婚したらパパって呼んでくれるか。」

    アキ「じぇ!?」
    一旦スルーしてテレビに向き直って、再び大吉に向き直したアキは2度目の「じぇ!? それ今じゃなきゃ駄目ですか!?」

    かつ枝さんが大吉を援護射撃して「待ったなしだぞアキ。」
    大きく頷く大吉。

    テレビの中ではいよいよお腹の大きい鈴鹿ひろ美が現れ廊下を進んできます。
    もうじきアキの出番。

    組合長「やっぱし美人だなぁ、鈴鹿ひろ美は・・。」
    春子「でも、絶対性格悪いよねぇ。」

    鈴鹿ひろ美の性格が悪いことに執着してるなぁ・・・。
    過去の経緯からだろうなぁ。

    ついに鈴鹿ひろ美が「ピンポーン」とチャイムを鳴らします。

    息を呑むアキ(能年玲奈)。

    再び「ピンポーン」
    お向かいの隣人C(天野秋)が扉を開けて顔を出します。

    鈴鹿ひろ美が三度目の「ピンポーン」

    いきなりタージ・マハルをバックにしたバイク買い取りのCMが入ります。
    「いらないバイク〜買い取るぞ〜〜♪」
    CMソング作ってる〜〜!

    アキ(能年玲奈)のセリフはカットされていました。

    隣人C(天野秋)に気づいたのは美寿々くらいで、後のみんなはポカ〜〜ンとしてます。

    忠兵衛(蟹江敬三)さん「今ので終わりか?」
    かつ枝さん「そんな訳ねえべ。」

    アキ「うん・・・」
    <1個しかねえセリフ、カットされてだ。言えない。もう出てこないなんて・・・。>

    春子だけが察してる様子。
    −◆−

    『おめでた弁護士』のエンディングになり、鈴鹿ひろ美が双子用のベビーカーを押してます。

    スナックではユイちゃんがテレビ画面を見つめています。

    吉田君「あらあら、終わっちまった。」
    勉さん「アキちゃん、どこさ出てた?」

    磯野先生「おらぁ、わかったど。バイクのCM」

    ユイちゃんは憂い顔。
    −◆−

    水口と電話で話すアキ。

    良くあることだという水口は「台本ちょっと長かったからカットされる気はしてたんだよねぇ。」

    人のせいにしないアキは「私の芝居が良くなかったんですよね。」
    (そんなこと言ってたらEXILEのドラマなんかセリフ全部カットだし、あの『町医者ジャンボ』は全編にわたって放送できなかった。)

    水口「違う違う、アキちゃん、いちいちそんなことに反応してたら芸能界じゃやっていけないよ。」

    アキが沈んだ感じで「すみません。」

    水口「いつこっちに帰ってこれるかなぁ。」
    アキは返事しないで携帯をパチンと閉じちゃいました。

    その後、離れに行って一人で目を潤ませているアキに春子だけが気づいていました。



    こんな感じの『あまちゃん』92話。
    切ない出来事が続きますけれども、北三陸だと救いがある感じ・・・。

    東京が舞台だとこの感じは出ないものなぁ・・・。

    芸達者のベテランが揃い、若いのに演技の抽斗を持ってる橋本愛ちゃんにヒロイン・能年ちゃんが絡む北三陸がベストでがす。


    (今回はカマールも無意味に面白かった。)


    ◇◆◇ あまちゃん(再)感想 ◇◆◇
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