世事熟視〜コソダチP

旭（妻夫木聡）と梓（蒼井優）の子供が29週で産まれちゃって、体重は621グラム。
何本ものチューブに繋がれた赤ちゃんは容態が悪化して72時間が山場。

旭「助からなかったら育てなくて済むとか一瞬でも考えた自分が悔しいよ。」

そんな旭が暁（瑛太）のフォローも受けながら父として目覚めるまでを描いたピュアなエピソード。

定番の良い話だけど、惹きつけられるほどの感じはなかったかな・・・・。

むしろ印象に残ったのは旦（野村周平）。

交際相手の香澄（橋本愛）が兄・陽（柄本佑）に惹かれてしまい、つれなくされた上に電話にも出なくなっちゃった。

それでも「やりなおそう」とすがる旦。

何度切られても電話をかけ続ける旦（野村周平）。

若者風に言うとキモイのです。

諦めきれない旦（野村周平）は香澄（橋本愛）の自宅へ。

「なんで俺じゃだめなんだよう〜〜。」と叫び、二階のベランダに登ろうと・・・。

これで警察を呼ばれてしまった旦（野村周平）。

旭(妻夫木聡）が身元を引き受けに行った帰り道。

旦は旭に「しようが無かったんだよ。俺は悪くないんだよ！」

旭「お前がやったことは犯罪なんだよ。お袋が浮かばれないよ。」

旦「俺だって好きで産まれてきたわけじゃねえよ。」

この会話で、未熟児エピソードとクロス。

旭「今、この瞬間だって必死に戦ってる子が居るんだぞ！」

これでも得心した様子が見えない旦（野村周平）。
ダークサイドに墜ちた感じ。

で、このストーカー的な行為が次週に繋がる訳です。

とにかく、思い込みが強くて独りよがりな旦（野村周平）にイライラさせられました。

野村周平君、この不快感はある意味「熱演」でした。

このドラマ、視聴率は痛いけど、演者さんはみんないい仕事してる。
（唯一、吉岡秀隆のボソボソ喋る芝居については、老化した小生の耳には何を言ってるのか聞こえない。）