『軍師官兵衛』第24話「帰ってきた軍師」★信長vs怨霊だし(桐谷美玲)

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    『軍師官兵衛』第24話「帰ってきた軍師」

    三木城が落ちておののく小寺政職(片岡鶴太郎)

    江田善兵衛が「ご城主 長治殿をはじめ別所一族は全てご自害。引き換えに家臣たちの命は救われたそうにございます。殿も…ご覚悟を!」

    覚悟を決められない小心者の小寺政職は「わしに腹を切れと言うのか!?代々目をかけてやった恩を忘れたか!ああ?わしは腹など切らんぞ!」

    不細工だけど、人間だからこんな風に死ぬのが怖い武将がいるのもアリかな。

    江田善兵衛「腹を切ると仰せであれば斎(いつき)様だけはご助命をと黒田に掛け合うつもりでございましたがもはや愛想が尽きました。これにておいとまを頂戴つかまつる。」

    小寺「待て!江田…。裏切るか。」
    官兵衛を裏切ったお前が言うか!?
    どの口で言うてるねん!!

    江田「今までよくぞこのような主君に仕えてきたものよ。あ〜っ!生涯の不覚であった。」

    鳩山由紀夫や菅直人を総理大事にしてしまったことを悔いた現代人と共通する虚しさや怒り・・・。

    というわけで、家臣に見放され、領民も離反したので、小寺政職は息子の斎(いつき)と逃亡。
    親の威厳さえ消えちゃってます。
    −◆−

    信長は村重から奪った有岡城で戦勝祝の宴を催していた。

    お濃「何故このような気味の悪い所でわざわざ宴をなされます? この城には荒木一族の怨念が満ち満ちております。」

    処刑場となった尼崎や京の六条河原ほどはヤバくないと思うなぁ。

    怖いもの知らずの信長は「一族を肴に酒を飲むならばこの城に限る。わしに恨みを持つ化け物が出るなら会うてみたい。村重の生き霊が現れればなおよい。」

    お濃「そがれ時にはこの世ならぬ魔物が姿を現すと申します。」

    突如、妖しげな風が吹き込んできます。
    怨念!?
    いまにもヴォルデモート卿が現れそうな雰囲気。

    般若の面を付けて踊っていた踊り手が、いつのまにか口から血を流しているだし(桐谷美玲)に変化(へんげ)し、恨みがましい目で信長をにらんでおります。

    セリフの無い桐谷美玲の怖い顔はなかなかのものであります。
    お化けっぽい顔つきですねぇ。

    怨霊・だし(桐谷美玲)と信長(江口洋介)はメンチを切り合って おあいこだったかな。

    信長「一介の牢人であった村重を摂津の主に取り立ててやったのはこのわしだ。何故裏切った?どこへ逃げても必ず捜し出しお主の首をはねてやる。」

    怖い顔の怨霊・だし(桐谷美玲)のせいで、余計に荒木村重への恨みを強くしちゃった信長でした。
    −◆−

    小寺政職(片岡鶴太郎)が捕まりました。
    「縄を解け!早う解けと言うに!わしは小寺政職ではない!そのような男は知らん!」と思いっきりテキトーな言い逃れ。

    やってきた職隆(柴田恭兵)に「縄がきつくてかなわん!早う解いてくれ。仮にもわしはおことの主君じゃぞ。」

    さっきまで自分は「小寺政職ではない」と言ってたのに舌の根も乾かない間に主君面。

    職隆「官兵衛はあなたにたばかられ危うく命を落とすところでござった。」

    小寺「あれは何かの行き違いじゃ。わしはたばかったつもりはない。村重が悪いのじゃ。」と しらばっくれます。
    とことん根性が腐ってるわぁ。

    いつもは冷静な職隆さん、堪忍袋の緒が切れかけてに手を掛け「何故、何故 官兵衛を!」

    画面左手から強い日差しが当たった職隆(柴田恭兵)は顔の右半分が日光で光り、左半分は影になってます。

    このときの職隆の心の中も、いつもの光に満ちた優しい一面と、息子を殺されそうになって殺意さえ芽生えた暗黒面に二分されていたんでしょうね。

    強い日光(照明)で陰影を作って、その内面を表現した演出が良いわ。

    遅ればせに現れた官兵衛(岡田准一)が職隆を制止。

    小寺はこの期に及んでもなお「わしが悪かった。おことをそのような姿にするつもりはなかったのじゃ。全ては小河や江田に唆されての事。わしの本意じゃなかったのじゃ。」と責任回避。
    −◆−

    人払いして小寺政職(片岡鶴太郎)と二人きりになった官兵衛(岡田准一)。
    「武士らしく腹を召されよ。」

    半泣きの小寺政職「できぬ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!許してくれ許してくれ。わしにはできぬ。」とジタバタ。

    鶴太郎、役にフィットしてるわぁ・・・。

    ダークなオーラを発してる官兵衛は刀を抜いて「かくなる上は…。致し方ございませぬ。」

    しかし、結局小寺政職を斬れなかった官兵衛。

    後日、官兵衛は秀吉(竹中直人)に「小寺政職を捕らえておきながら逃がしてしまいました。斬ろうとはしました…。しかし…斬れませなんだ。」

    秀吉「何故斬れなかった?」
    官兵衛「それがしの…甘さでございます。」

    秀吉「それでよいのじゃ。憎い仇を斬らずして逃がす。それでこそ官兵衛じゃ。官兵衛は官兵衛じゃ!ハハハハハハハ…。そういう男だからこそわしは官兵衛が好きなんじゃ。そういう男だからこそわしは官兵衛を信用できるんじゃ。」

    秀吉だからスルーしてくれたけど、信長だったら官兵衛のことを「優柔不断」だとネガティブな評価を下しちゃうかも・・・・。
    −◆−

    ナレ<このころ信長は正親町天皇の仲介により本願寺との和睦を図っていた。佐久間信盛の交渉により10年にわたる戦いは終わりを告げた。>

    マント姿の信長(江口洋介)が家臣を天王寺城に集めました。

    光秀、秀吉、柴田勝家、織田信盛の功績をたたえて見せた信長。

    佐久間信盛(立川三貴)に信長は「そちにはわし自ら覚書をしたためた。」

    信盛も流れで褒めてもらえると思ってたんだけど、どんでんがえし。

    蘭丸が覚書を読み上げます。
    「一つ 佐久間信盛はこの5年本願寺を囲んでおきながら格別の武功を全くあげておらぬ。
    一つ 武士らしく戦う事をせず調略もせずひたすら寺を囲むだけというのは分別もなく未練がましい事である。
    一つ 30年も奉公している間に比類なき働きをしたと称される事はただの一度もない。
    一つ この上はどこかの敵を平らげ恥をそそいでその後に帰参するかまたは敵と戦って討ち死にするしかない。
    一つ 信盛は髪を剃り高野山に隠居しこの先幾年も許しを乞うべきである。」


    信長「そちは天正元年朝倉攻めの折、わしに口答えをした。よもや忘れてはおるまい!」
    根に持つタイプなのね!

    顔が青くなってる佐久間信盛は「7年も前の事を…。」

    信長「使い物にならぬ道具を置いておく場所はない。今すぐ立ち去れ!」

    すごすごと立ち去るしかなかった佐久間信盛。

    信長は「光秀。信盛の兵はそちの配下とせよ。」

    手柄に応じた褒美を得た光秀(春風亭小朝)ですが、どこか表情が沈んでるような・・・。
    腹の中に本能寺に繋がる何かを抱えてる??

    というわけで、佐久間信盛(立川三貴)を追放した信長(江口洋介)の苛烈さが印象的な場面でした。
    −◆−

    1万石の大名となった官兵衛(岡田准一)は土牢から見えた藤の花を新たな旗印に・・・。

    官兵衛「善助。九郎右衛門。太兵衛。わしは牢の中で…。お主たちが来てくれる事を信じて待っておった。だからこの命をつなぎ止めおく事ができたのだ。生きようと思った…。必ず生きて帰ろうと…。我らは多くの死を見てきた。身内…家臣…そして恩人…。死があればこそ命は重くそして尊い。黒田の者は皆 命の重みをかみしめ共に力強く生き抜いていくのだ。その思いをこの家紋に込める。」

    次回に続く。
    −◆−

    なかなか手堅い仕上がりになってる『軍師官兵衛』第24話でした。

    今回は信長が際立っていたかな・・。

    小寺政職(片岡鶴太郎)の情けなさも目立ってた。
    この人、結局毛利領に逃げ落ちたんですってね。

    で、予告編に石橋杏奈ちゃん。
    「官兵衛様、ダンディですよ。」なんてことを言うはずもないのであります。





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