俺のダンディズム 第9話「シャツとネクタイ」★ターンブル&アッサーのシャツとドレイクスのネクタイ。(4万5,360円)
- 2014.06.12 Thursday
- 11:38
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前回の続き。南(石橋杏奈)が出入りの業者・須藤(ジャングルポケット斉藤慎二)にストーカーされて路地に連れ込まれました。
須藤は「フハハハハハ」と湿った笑い声を上げます。
暗い路地の奥に追い詰められた南(石橋杏奈)は、「段田課長…。段田課長…。」
このピンチに段田登場し「なんか呼ばれた気がしたんだけど。」
「段田課長!」と小さく叫んで段田の影に隠れる南。
二人でその場から逃げて工場の影に・・・。
南にメールが届いちゃいます。
<僕のことを避けないで。キチンと話し合おう。>
不気味な目が描かれた画像がついていて<ずっとみてるよ>という文字まで。
キモイなぁ!!
−◆−
しつこく後を追ってきたストーカー須藤が「み〜つけた。」
南「キャーー」と段田に抱きつきます。
段田が須藤に前に立ちはだかり「宮本君になんの用だ?彼女は私の部下だ!なんの用か知らんが私を通してからにしたまえ!」
須藤がナイフを取り出したので、指をボキボキさせた段田がブルースリーみたいに格好良く戦う・・・これ妄想。
さらに妄想の中では須藤がピストル。
南(石橋杏奈)の前で良いところを見せたいという願望がこんな妄想に繋がっちゃってるんだろうなぁ・・・。
南に声を掛けられて妄想から現実に戻ってきた段田。
須藤「おたく南ちゃんの何なんすか!?」
段田「え?私は…。」
南「ただの上司です。」
段田は「ただの」ってフレーズに小さくショックを受けながら「そうだ ただの上司だ。」
南の行動を監視していたのかストーカー須藤が「だって一緒に映画観に行ってたりしてただろ。」
南「それはたまたまチケットが余ったから私が誘っただけ。」
事実そうなんだけど、段田、やや傷ついて半泣き??
段田にたしなめられた須藤は「もういいっすわ。いいっす。もう来ないっすから。あざ〜っす。ちわ〜っす。」と言って去って行きました。
須藤が退散した後、南が段田のワイシャツを見て「あっ、口紅…さっきつけちゃったんだ。」
先ほど抱きついたときにクッキリとキスマークが付いちゃっていました。
段田、微妙に嬉しいかも。
段田は「これであいつも懲りただろうし。今日は早く帰ってゆっくり休みなさい。」と言って南ちゃんと別れます。
ストーカー事件の直後なんだから、南を自宅まで送ってあげたらいいのにねぇ。
ジローラモなら絶対に南を家までダンディに送るだろうけど、段田はそういう応用が利きません。
「送り狼」などというスケベな発想がない段田は実に健全だわ。
−◆−
思いっきりキスマークが付いたシャツを脱いで、下着の上にスーツを羽織った段田は、今回も銀座に有る怪しげなダンディーアイテムの店「マダムM」に足を運びます。
お約束の蘊蓄を語り始める美幸(森口瑤子)。
「シャツはデザインだけではなくカラーカフスなどこだわりのポイントはいくらでもあるわ。そしてその特徴は国によって大きく異なる。シャツの主要国はほぼ3つに絞られるわ。イタリアイギリスアメリカ。」
黒いドレスがセクシーな美幸は「イタリアのシャツブランドを紹介するわね。まずはこちら。ルイジボレッリ。立体的で体にピッタリ合うようにデザインされているから着心地のよさは格別よ。首回りやアームホールなど体の動きに関わるところはすべて手縫いで仕上げているの。」
段田は恍惚の表情で「すごく肌触りがいい…。やわらかくて着心地がよさそうだ。」とイキそうな顔つき。
−◆−
美幸はさらにイタリアのシャツブランド「バルバ」と「フライ」を紹介。
次にイギリスのブランド「こちら英国王室御用達のターンブル&アッサー。チャーチル元首相など多くのVIPたちに愛されてきたシャツよ。」
衿と袖口が白で身頃がストライプ。
麻生財務大臣とか舘ひろしが着てそうなイメージがあるわ。
美幸「ターンブル&アッサーはそれまで地味だった男性用のシャツに派手な柄を取り入れた。ちなみにあなたの大好きな”007”のジェームズ・ボンドが着ているシャツももちろんターンブル&アッサーね。」
またまたジェームズ・ボンドになった妄想に浸る段田。
−◆−
美幸「次はアメリカ。アメリカを代表するブランドといえばこちら。絶対に聞いたことがあると思うわ。ブルックスブラザーズ。」
ようやく小生でも知ってるブランド名。
美幸「このブランドの最大の発明はボタンダウン。ボタンダウンシャツの由来はポロよ。このボタンダウンの発明で一躍名をはせ ブルックスブラザーズは有名になったのよ。」
段田「なるほど。」
美幸「そしてブルックスブラザーズのもうひとつの発明がこちら。レップストライプタイ。」
ほとんど黒い生地に白と赤のストライプがシャープなネクタイ。カッケーー。
美幸「あなた今日シャツを買いに来たんでしょ? だったらぜひネクタイも一緒に買ってほしいの。ネクタイとシャツは切っても切り離せないの。ダンディなシャツにはダンディなネクタイが絶対に必要なの。」
確かに言えてる。
−◆−
美幸「ではネクタイの有名ブランドを簡単に紹介するわね。まずはイタリア。タイ・ユア・タイ。クラシックなつくりながら遊び心を忘れない製品はすべて7つ折りよ。普通のタイは芯を入れてその周りを生地で覆うような構造なの。でも7つ折りは芯を使わず普通のネクタイの倍近い生地を贅沢に使って7つに折り込んで作ったタイなの。」
こんなの初めて見たわぁ。
段田も宇宙人のような目を輝かせて「ふんわりとしたボリューム感があって高級感はんぱないなぁ。」
−◆−
美幸「続いてはイギリスの代表。ドレイクス。無地のソリッドタイが有名ね。上品な光沢があって最高級の肌触りが特徴よ。」
オーソドックスで、落ち着いた高級感があるなぁ
段田、食レポみたいに「う〜ん肉厚だ。なんとも言えないこの光沢感肌触りも最高だ。」
−◆−
今週も3品から1品選ぶ段取りに・・・。
予算は5万円。
美幸「1つめはイタリア ルイジボレッリのシャツとタイ・ユア・タイのネクタイ。2つ合わせて6万9,120円。 イタリー製ならではの立体的で着心地を追求したルイジボレッリのシャツは定番中の定番。タイ・ユア・タイの遊び心を加えてスーツのVゾーンを華やかに演出するわ。」
段田は身体をクネクネさせたりボディービルダーのようなポーズを取りながら< う〜なんてシャレオツなんだ。ラグジュアリー感があってイタリアのダンディズムを体現する最高の組み合わせだ。く〜〜!眩しすぎて火傷しそうだぜ。>
シャツを触って「アチッ!」
試着してまたもや身体をくねらせながら<オ〜マンマミーア!なんだこの着心地は!マンマミーアの意味はよくわからんが、とにかく肌触りが最高に気持いい!イタリアならではのセクシービームがビシビシと放出されている。グラッチェセニョールペペロンチーニ。> 恍惚のあまり、ほとんど変顔。
−◆−
美幸「2つめはイギリスターンブル&アッサーのシャツとドレイクスのネクタイ。2つ合わせて4万5,360円。 ロンドンストライプと紺色のソリッドタイはイギリスのジェントルマンらしい鉄板の組み合わせね。」
これまたオシャレな組み合わせ。
柄物のシャツと、無地のネクタイのコーデがシブイ。
段田< ジェームズ・ボンドも着ていたシャツか。セクシーなイタリー製に比べ落ち着き払ったこのお姿 ん〜ジェントル。>
試着した段田は英国陸軍の近衛兵が歩くような仕草を見せて< おぉ!グレートブリテン!なんだこの背筋がピンと伸びる感じは。英国王室御用達感がヒシヒシと伝わってくる。鮮やかなロンドンストライプとキリッと引き締まったソリッドタイの組み合わせが大人の色気を醸し出していて最高にかっこいい! ん〜ダンディム。>
チャースル・ブロンソンの「ん〜マンダム」なら知ってる(古い!)。
−◆−
美幸「3つめはアメリカ インディビジュアライズドシャツのシャツとネクタイ。2つ合わせて3万5,640円。 インディビジュアライズドシャツは長年にわたってブルックスブラザーズを手がけてきた実力派ファクトリーブランドよ。タイもひねりを効かせてあえてレジメンタルタイで。モダンでシャープな今どきアメリカントラッドなら断然ここ。」
【送料無料!】INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズド シャツ)/ REGIMANTAL SILK ... |
トラッドやぁ!
段田は手を丸めて双眼鏡の形にし<イタリアイギリスの2つに比べるとなんだか庶民的で馴染みやすい。アメリカン・トラッドは昔から『永遠の定番』って言われてるけど、やはり文句なくかっこいい!>
試着して< オーマイゴッド! 自分でいうのもなんだがこの組み合わせはめちゃイケだ! 王道のアメトラではなくあえてニューアメトラのほうをチョイスするあたりも、違いがわかる男って感じでしぶいぜ!ボタンダウンシャツにレジメンタルタイ段田一郎このアメリカンな組み合わせ、いっちゃっていいんですか? いいんです!イエス ウィ キャン>
ノリノリの段田、顔面アップ。
滝藤賢一、濃い芝居が絶品!!!
−◆−
段田が迷いに迷って選択したのはターンブル&アッサーのシャツとドレイクスのネクタイ。(4万5,360円)。
段田の年齢ならこれが似合いそうです。
ちなみに小生のユニクロのシャツと激安紳士服店の990円のネクタイを足したら段田より一桁安いわ(トホホ〜〜)
−◆−
翌朝。出勤してきた段田が南ちゃんとすれ違います。
南「おはようございます。あっそのシャツ…。」
段田、すまし顔で「あっこれか新調したんだ。」
南「すみません私のせいで。」
段田、鷹揚に「いいんだ。」
南「でも とってもダンディですよ。」
やったーーー。
段田「そういえばあいつからもう変なメールはこない?」
南「あ…大丈夫です。」
大丈夫と言いながらも、表情に陰がある南(石橋杏奈)ちゃん。
心配事がありそうな気配。
段田「また困ったことがあったらいつでも相談しなさい。」
「はい」と答えて去って行く南、なんとなくうつろな表情・・・。
−◆−
これは何かあるな・・・案の定、エンディングテーマのあとにワンシーン。
南の携帯にメール着信。
<ダメだよ、僕以外の男に色目使っちゃ 君は僕のものだよ、これからもずっと>
また目の画像が付いていて<ずっとみてるよ>という文字が添えられてる。
南ちゃん、ストーカー問題クリアできてない。
どうなる、どうなる???
−◆−
こんな感じだった『俺のダンディズム』第9話。
シャツとネクタイには散々お世話になってきたけど、あわあせて5万円近くもする高いのは着たことがないわ。
若い頃に、J.PRESSとかポロ・ラルフローレンなんかを着たけど、中年になってからはユニクロのノンアイロンシャツなど完全にコスパ優先の安物買い。
ゆえに小生は1ミリたりともダンディじゃ無いのであります。
そんなことはさておき、毎回毎回クオリティが落ちないのは凄い。
蕩々と語られる蘊蓄がくどく感じられないのも脚本が良いんでしょうね。
テレビ東京、恐るべし!!
◇◆◇ 滝藤賢一「俺のダンディズム」感想 ◇◆◇
#12「最終回」 #11「下着」 #10「スーツ」
#8「傘」 #7「財布」
#6「鞄」 #5「眼鏡」 #4「手帳」
#3「靴」 #2「万年筆」 #1「時計」
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