佐藤健「ビター・ブラッド」第8話★エレベータに閉じ込められて三角ラブコメ
- 2014.06.04 Wednesday
- 11:48
- フジTV系ドラマ、番組
富樫(皆川猿時)が公務執行妨害で捕まえた相模(中野裕太)の取調べを行っていた。すると、相模が富樫の隙を突いて折りたたみイスを武器にして襲い掛かり、富樫は流血、昏倒。
折りたたみイスを凶器に使うとはプロレスの場外乱闘並みです。
結局、相模が逃走し、次々と署員を襲いながら封鎖された銀座署内に潜伏。
で、相模が電気室で主電源装置を壊して署内中が停電。
予備電源で主要機器はかろうじて復旧するも、勤務時間中にコンビニに行って戻ってきた夏輝(佐藤健)島尾(渡部篤郎)前田(忽那汐里)がエレベーターに閉じ込められてしまいます。
エレベータ内から管理会社のニチエイエレベーターサービスに連絡をしますが、銀座署封鎖されているためメンテナンス要員は足止め。
こんな感じの事件。
事件自体はツッコミどころ満載で見るも無惨な茶番でしたが、最早まともな内容を期待していないので、エレベータ内での夏輝(佐藤健)島尾(渡部篤郎)前田(忽那汐里)のコメディ部分だけを楽しみました。
−◆−
エレベータ内で缶コーヒーを飲みたくなたった島尾(渡部篤郎)に「ここで飲むのはまずいかと。トイレ行きたくなったらどうすんですか?コーヒーには利尿作用が。」と夏輝。
島尾「俺ぐらいになるとトイレには行かない。」
夏輝「分かりました。好きに飲んでくださいよ。」
だんたい先の展開は読めるけどバカバカしくてそれなりに可笑しいわけです。
−◆−
前田(忽那汐里)「暑くないですか?」
島尾「空調が作動してないんだろ。」
前田「ああ〜〜息苦しいほど暑いです。」
島尾「息!? 呼吸をするな。」
夏輝「死んじゃうじゃないですか。」
島尾「このままじゃ全員死ぬ。酸素がなくなる。」
前田「あのう・・・」
夏輝と明村二人揃って「シッ!」
お馬鹿な親子にやや呆れる前田(忽那汐里)。
バカバカしさが軽快です。
−◆−
前田(忽那汐里)が喋ろうとすると、酸素が無くなると信じている夏輝(佐藤健)と島尾(渡部篤郎)が真顔で制止。
前田「言いづらいんですけど。今どきのエレベーターって酸素なくなりませんよ。空気が抜ける構造なので。」
スーツのジャケットを脱いでいて、シャツとパンツだけの忽那汐里ちゃんは可愛らしいし、かすかに色気も・・・。
−◆−
モジモジし始める島尾(渡部篤郎)。
夏輝「だから言ったじゃないですか。飲むなって。」
島尾「言ってないね。」
夏輝「言いました。トイレ行きたくなるから飲むなって言ったじゃないですか。」
島尾「自由に飲んでくださいとも言った。」
大人げない島尾が滑稽で可笑しいわけです。
感想を書くのもバカバカしいのですが、バカバカしさが昇華しちゃって島尾がカワユイのです。
島尾「もう限界だ。耳ふさいで向こう向いてろ。」と空き缶に放尿しようとします。
夏輝「絶対入りきりませんから。」
190ml缶かな・・。
夏輝が缶を踏んづけちゃって我慢するしかない島尾・・・って、どんな刑事ドラマやねん!!
−◆−
気をそらすために恋愛の話をしようと提案する島尾。
「佐原。好みのタイプを言ってみろ。」
夏輝「えっと。髪は短め。それで目は細め、たれ目ぎみで。性格は弱気な子がいいです。」
明らかにわざと前田(忽那汐里)の真逆のタイプ。
島尾「次 前田。」
前田「少し癖毛で、いつもオシャレに気を使っていて、少し変わり者が好きです。」
島尾のことを言ってるのに、気づかない島尾は「前田。お前まさか?佐原のこと好きなの!?」
こうして、たわいのないラブコメも入ってるのであります。
本当に たわいのない場面ですが、登場人物に可愛げがあるから許せちゃいます。
−◆−
この間も、署内では相模(中野裕太)を取り逃がし続けております。
エレベータでは・・・。
島尾が髪を逆立てて「さあ夢のある話をしよう。エレベーターが開いたら世界が滅びていたらどうする?えっ?どうする?どうする?世界中に俺たち3人だけしか生き残っていなかったらどうする?」
夏輝「びっくりするでしょうね。」
島尾「お前どこまで真正面しか見ない人間なんだ?もっと考えることがあるだろ。」
夏輝「何ですか?考えることって。」
島尾「食料のこととか子孫のこととか。」
夏輝「それ壮大なセクハラですよ。」
島尾「前田を取り合って俺とお前が争うことに…。」「じゃあ前田。どっちを選ぶ?」
とことんバカバカしい。(良い意味で)
そうこうしてるうちに会話の流れで「我慢しながら大切なものを傷つけないようにささやかに生きてる人だっているんです。」と夏輝(佐藤健)。
あれれ? 夏輝を見る前田(忽那汐里)の目つきが変化したような・・・
−◆−
犯人を捜してるのか、行方が分からなくなってるヒトシを探してるのか、メンテナンス用のダクトに入っていった富樫(皆川猿時)。
なんか脈絡の無い行動ですねぇ。
一方、エレベータが復旧してドアが開いたんだけど、犯人・相模(中野裕太)に出くわしちゃってピストルを突きつけられてる夏輝(佐藤健)と島尾(渡部篤郎)。
夏輝は健気に前田を守ろうとしてる・・・。
犯人はピストルを撃つ気マンマンでいよいよ大ピンチ・・・
ドサッ!!!
エレベータの天井を突き破って富樫(皆川猿時)が犯人・相模の上に落下し、相模はペチャンコみたいな・・・。
「確保!!!!」
富樫(皆川猿時)がダクトから落ちてくると言うオチで犯人は逮捕さて、夏輝(佐藤健)島尾(渡部篤郎)前田(忽那汐里)の無事でメデタシ、メデタシ・・・。
−◆−
真面目に見てたら腹が立つようなチャラケたエピソードでしたが、真面目に見てないからそれなりに楽しめた『ビター・ブラッド』 第8話でした。
シリアスの「シ」の字も消え去って、完全にハチャメチャ路線定着。
大人げない島尾(渡部篤郎)に尽きるかなぁ・・・。
事件そのものは、マジでグダグダのエピソードなんだけどね・・・。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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