新解釈・日本史 第4話★伊能忠敬の蝦夷測量「凄いロケ!」
- 2014.05.19 Monday
- 10:44
- 他の民放テレビ・ドラマ・芸能
今回は、江戸時代に17年という歳月をかけ、全国を測量し日本で初となる地図を完成させた「伊能忠敬」のお話。
絶壁近くの海岸でのオールロケ。
映像の手触りやBGMの使い方から『勇者ヨシヒコ』の匂いがするわぁ。
−◆−
最初の測量地、蝦夷で早速絶壁に阻まれる忠敬(長谷川忍)たち・・・。
忠敬は危険を承知で「歩測」を主張。
しかし門倉隼太(ムロツヨシ)は「こういった断崖は、『だ〜いたいな感じでいきましょう』っていうのはいかがでしょう?」「やっぱり断崖的な所は怖い?厳しい?危ない部分もありますし、まあ基本的に断崖は『だ〜〜〜いたいな感じでいきましょうかね』っていう提案はどうでしょう?」
海にボコンと突き出た地形を適当に紙に書いて、それで済ませちゃう作戦。
測量はスルーのアバウトな地図作り。
まったくやる気の無い面々ですが、伊能忠敬(長谷川忍)だけは執念を燃やします。
「こんな所で足止めを食らっていたら予定の3年なんかすぐに過ぎてしまうぞ。」
吉助(太田恭輔)は「でも先生 無理なものは無理なんですから。」
忠敬、意固地になって「うるさい!私は決めたぞ。私はどんな崖でもどんな厳しい状況だろうと意地でも歩測する!」
伊能忠敬と他の面々との温度差が可笑しい。
激しく波が打ち寄せる絶壁に向かう伊能忠敬。
後方で門倉隼太(ムロツヨシ)が「やらせてみよう。伊能忠敬56歳。造り酒屋を大成功させ時に飢饉で食うに困った民に米を配り富と名声を得たもののなぜか50歳で浅草にて天文学を学びはじめるというその物好きな姿勢に今は懸けてみるしかない。」と無責任に語っております。
引きの映像。波に洗われる絶壁にへばりつくようにして「歩測」する伊能忠敬(長谷川忍)が小さく映り、彼の頭の上に赤い矢印で位置を示してる。
なんか矢印面白いな。
果敢に絶壁を攻める伊能忠敬を眺めている面々は「おお〜行くね。」「おおおお。」「おっおお行った行った。」「波来てるおお…。」「えっあれ以上どうする?」「おお〜っ!すごい。」と完全に野次馬状態。
で、けっこうな波頭が砕ける絶壁を攻める伊能忠敬=長谷川忍、マジで凄いな。
ありゃ、命がけの撮影だべ。
波打ち際のスパイダーマンみたいな・・・。
−◆−
もはやフリークライミング状態で、『VS嵐』の「クリフクライム」を、リアルに絶壁でやってるみたいな伊能忠敬(長谷川忍)。
深夜ドラマだから良いけど、プライムタイムだったら視聴者から「危険じゃ無いか!」とクレームが付きそうな程です。
安全な海岸から眺めてるギャラリー状態の門倉隼太(ムロツヨシ)たち・・。
「うわぁ〜!あれ死ぬ…あれ落ちたら死ぬんじゃない?」
どんだけ第三者を決め込んでるねん!!
オモロ過ぎるやろ!!
−◆−
垂直の絶壁に阻まれて先へ進めなくなり、ついに折り返してくる伊能忠敬(長谷川忍)。
「痛てっ、痛てっ!痛てっ!」
門倉「あっ膝かな? 膝いったかな?」
無責任な野次馬っぽさが可笑しい!!
門倉(ムロツヨシ)たちのもとに帰って来た伊能忠敬「無理だわ。崖半端ねぇあれ。」
この妙なサバサバ感がオモロイ!
息子の秀蔵(本多力)が情けなさそうな顔で「父上意地でも歩測すると言ったのにぃ。」
伊能忠敬「すまん。私も冷静さを少し欠いた発言をしてしまったな。いや、もう波半端ねぇしさ。なんていうの崖に関しては もうその、人間が歩けるような形状じゃねぇわあれ。」
開き直った伊能忠敬(長谷川忍)、オモロイ!
−◆−
ついに門倉(ムロツヨシ)が「やめる? 地図作るのを、やめる?」と、測量断念を提案。
伊能忠敬「まだこれ蝦夷地着いたばっかですけど。いや〜歴史に残んないぜ 今やめたらぁ。」
門倉「『中途半端に測量した男伊能忠敬。』まあこういったかたちで残りますけどね。」
伊能忠敬「嫌だなその残り方。」
ムロツヨシと長谷川忍の掛け合い、絶妙!!
息子の秀蔵「父上。私はこれからの人生中途半端に日本を測量した男の息子で生きていきます。」
伊能忠敬「なんてこと言うんだよ!お前。」
いちいち可笑しい。
で、再び意固地になった伊能忠敬「もういいよ!もういい! もう俺一人で海を歩く!もう立ち泳ぎでもなんでもいいから歩いて歩測する。俺はもう一人で地図を完成させて地球の大きさを測ってやる!」
海にザブザブと入っていって、荒波に揉まれながら「歩測」を試みるんだけど、伊能忠敬は洗濯機の中の洗濯物みたいになっちゃってます。
マジで波がキツイから、絵面が凄いのなんのって!!
なんか、もの凄いロケだわ。
で、ギャラリー化している面々は「ああ高い波来た。」「おお〜やるね。」「おお〜!また来たよ。波来たよ。」「ああ引き潮にやられちゃったよ。」
意地を張って酷い目に遭ってる伊能忠敬(長谷川忍)と、ただ眺めている門倉(ムロツヨシ)らのギャップ感が可笑しすぎる!! これを笑わずに居られようか!?
−◆−
その日は、結局測量断念になった模様。
で、翌朝、伊能忠敬の姿が見えず、探していたら絶壁近くで全身シルバーで頭に2本の触手が映えてる宇宙人と談笑しているところを発見。
テンションが高い宇宙人(上地春奈)は「私は遠い星、ザムール星から来た人です。」と自己紹介し「あれで来たわけよ。」と言って宙に浮かんでいるアダムスキー型の円盤を指さします。
見事なまでのアダムスキー型!!
なんてベタな宇宙人や!!
そんなこんなで、何かを背中の後ろに隠した伊能忠敬。
門倉(ムロツヨシ)が取り上げると、あろうことか測量しようとしていた海岸の航空写真。
なぜか隅っこにGoogle Earthと印字されてる!!
伊能忠敬「この崖を上から撮った写真だよ。」
秀蔵「っていうか、こんなのあったら地図楽勝に描けんじゃん。」
イケメンの宗平(浦井健治)とチューさせてくれたら、いくらでも”航空写真”を撮らせるというザムール星人。
いやがる宗平に「ねっ聞いてイケメン。あのねここからだいぶ離れたとこなんだけど今地面に絵描いてんだ鳥とか猿とかの。で、空から見たらおもしろいだろうっていうだけの理由で描いてるだけなんだけど、それ見せてやっからよ。」と、ナスカの地上絵を見物させると提案するザムール星人。
それでもいやがる宗平に「じゃあじゃあじゃあ、これは? 今 小さい島に人間のでっかい顔の石像並べて遊んでんだ。それ見たいっしょ?」と、今度はイースター島のモアイ像を見学に行くことを提案。
門倉(ムロツヨシ)が「ああ見たい。」
がらの悪いザムール星人は「おめぇじゃねぇよ!ほくろ焼くぞお前この野郎!おめぇに話してねぇんだよバカ野郎!入ってくんなお前。」
上地春奈、前回に続いて個性炸裂!!
伊能忠敬「まあこれで日本の地図は出来たも同然だな。 あははっ!」
ナレ<こうしてところどころ宇宙人の力を借りて地図を完成させたのだった。>
−◆−
以上、絶壁にトライしたり荒波の中に分け入ったりした長谷川忍の肉体派演技(?)がもの凄かった『新解釈・日本史』第4話でした。
ムロツヨシだけが面白いドラマかと思いきや、前回あたりから周りの面々も可笑しさを増してきましたねぇ。
ナンセンスでハイセンスな笑いがナイスでした。(小生が使うカタカナ語は古いな)
ああ〜面白かった。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
★仮面ライダー鎧武 第30話
★アリスの棘 第6話
★銀二貫 第6話
★「BORDER」第6話
★「シドニアの騎士」第6話
★花咲舞が黙ってない 第5話
★『軍師官兵衛』第19回
★ルーズヴェルト・ゲーム 第2話
★スタジオパーク「松岡茉優」
★仮面ライダー鎧武 第30話
★アリスの棘 第6話
★銀二貫 第6話
★「BORDER」第6話
★「シドニアの騎士」第6話
★花咲舞が黙ってない 第5話
★『軍師官兵衛』第19回
★ルーズヴェルト・ゲーム 第2話
★スタジオパーク「松岡茉優」
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
- 他の民放テレビ・ドラマ・芸能
- trackbacks(0)
- -
- -
- -