『軍師官兵衛』第16話「上月城の守り」★櫛橋左京進(金子ノブアキ) 「光 今生の別れだ。」

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    『軍師官兵衛』第16話「上月城の守り」

    官兵衛(岡田准一)が地図を指して「三木に加え、神吉、野口、淡河、高砂、端谷そして志方が寝返りました。」

    兵庫県民としては、今も残っているローカルな地名にくすぐられちゃうわぁ。

    現に、三木市立三木小学校、加古川市立西神吉小学校、東神吉小学校、加古川市立野口小学校、神戸市立淡河小学校、高砂市立高砂小学校として学校名に残ってるから馴染み深いことこの上ないのであります。

    端谷だけは学校名に残っていないのだけど、神戸市立櫨谷小学校が「端谷」の名残りなのかとも・・・。

    で、寝返った連中のせいで西の毛利と東の別所の両方に気をつけなきゃいけないので、本陣を書写山に移す必要があると官兵衛。

    秀吉(竹中直人)は「書写山か、よし、早速移そう。」と即断即決。
    部下の判断を信じて決断してみせる素敵な上司として描かれております・・・。
    −◆−

    黒田の屋敷を訪れた「職隆殿に折り入って頼みたいことがあってな・・」と切り出した秀吉は、「実は本陣を書写山に移すことになっての、そこで姫路城代を職隆殿にお願いしたいんじゃ。」

    職隆(柴田恭兵)「しかし それがし隠居の身。お役に立てるかどうか?」

    秀吉「城を守るのは堀や石垣ではなく、人である!、と申すではないか。この姫路を守れるのは職隆殿をおいて他にはござらん。この秀吉の頼み、聞き入れてもらえますかな。」

    職隆を呼びつけて命ずるのではなく、わざわざ職隆のもとを訪ねて依頼しちゃうんだから秀吉は人心掌握術が長けてる。

    職隆「こころえました。このような年寄りに過分のお役目。有り難き幸せに存じまする。」

    快諾を得て喜んでみせる秀吉。
    「官兵衛、これで思う存分仕事が出来るな!」

    さらに秀吉は、その場に居た光(中谷美紀)にわざわざ近寄っていって「光殿 もうおわかりかと思うが、これから ますます忙しくなる。亭主殿も なかなか戻って来れんかもしれんが、辛抱してくれ。この通りじゃ」と両手をついて頭を下げちゃいます。

    「おやめ下さい。もったいのうございます。元より覚悟は出来ております。舅に従い、この城を守ってまいる所存。」

    今週も中谷美紀、凜として素敵!

    秀吉は美味い物を食って満足したときのめ以子(豊嶋花・杏)みたいに「うんん〜〜〜」言って笑顔になり「頼もしいのう〜〜〜! 官兵衛は、まことよい身内に恵まれておる!」

    秀吉さん、勢いに任せてセクハラ親父みたいに ちょっこしお触りしてなかったかい??

    秀吉、改まって居住まいを正し「では、お二方、何卒よろしくお頼み申す。」と再び頭を下げちゃいます。

    恐縮しきりの職隆(柴田恭兵)たち・・・。

    秀吉が飛び跳ねるよう去って行った直後、職隆さんが「うまいのう。人の心をつかむのがだ。あのように口説かれたら、断れるはずが無い。さすがは人たらしの秀吉様じゃ。」

    秀吉に言葉をかけられた職隆と光はもとより、あれだけ身内を持ち上げられた官兵衛(岡田准一)も悪い気がせず、秀吉のために汗を流す気になるわなぁ・・・。

    少々デフォルメの効いた演技で秀吉を演じる竹中直人の独特の個性もフィットしてるわ。

    こんな秀吉やらシュトレーゼマンを演じちゃう竹中直人って、ほんと怪人物ですねぇ・・・。
    −◆−

    毛利が三道並進---山陰、山陽、海の三方から5万の軍勢で押し寄せてきるにもかかわらず、上月城の尼子勢はたった七百の兵しかおりません。

    二階堂彩矢(香里奈)がこよなく愛する山中鹿介(別所哲也)も家臣の前では一人十人前の働きをする7千の兵力に匹敵すると豪語するも、内心では弱気になっていて援軍待ち。
    −◆−

    さて、荒木村重(田中哲司)。
    以前とは人が変わったように陰鬱な雰囲気を醸し出しちゃっております。

    秀吉が上月城への出陣を依頼するも、「それがし、裏切り者の別所を斃せと上様から仰せつかった。上様の信を得るためにも それがしの兵は三木城攻めに使う。上月などに兵を割いても何の特にもならん。」とストレートな発言をする荒木村重。

    石山本願寺との和ぼく交渉に失敗して秀吉(竹中直人)の配下に「左遷」されたのが気に入らないので、ふて腐れ気味??
    −◆−

    毛利に加勢すると思われた宇喜多直家 (陣内孝則) は、仮病で出陣せず、居城でお鮮 (笛木優子) の胸を揉んだり、懐に手を滑り込ましたり。(このスケベ親父!)

    意味も無くこのシーンが印象に残ってしまった・・・。
    −◆−

    秀吉が播磨の酒を持って荒木村重の元へ・・・。
    兵庫県が誇る酒米「山田錦」があるから播磨の酒は美味かったのかな・・・。

    明るく振る舞い、酒を酌み交わす秀吉(竹中直人)。
    テンション下がりっぱなしの荒木村重(田中哲司)。

    秀吉「もうすぐ毛利との大戦が始まる。その前に村重殿とは腹を割って話しておきたくてのう。この際、儂は上も下も無い朋輩だと思ってな・・・。」

    村重「筑前殿は何か思い違いを為されているようでござる。拙者は筑前殿の配下になれと上様に命じられ、それに従ったまで。面白いとか面白くないとか、そのような存念はありませぬ。それがしはただ上様のお下知のまま動くのみ。余計なことは一切考えませぬ。酔いが回ったようでござる。ごめん。」

    職隆(柴田恭兵)さんが舌を巻くほどの”人たらし・秀吉”が下手に出て「朋輩」とまで言ってるのに、すねちゃってる荒木村重の心は動きませんでした。

    上昇志向が強すぎて、ドツボにはまってる!?
    −◆−

    軍議が行われ、秀吉は上月城救援を提案しますが、信長の名代である信忠は裏切り者の別所を斃すために三木城攻めに全力を傾けるのだと主張。

    滝川一益、佐久間信盛、 荒木村重らも一様に三木攻めに賛同。

    官兵衛「おそれながら申し上げます。上月を見捨ててはなりませぬ! 上月を囲む毛利の大軍を打ち破ってこそ、寝返った者たちに織田の強さを見せつけることが出来まする!」

    家臣団から決断を迫られた信忠は、秀吉と村重のみを上月城に派遣するという中途半端な決定。

    よりによって秀吉と村重を一緒にするってのは、人事を知らない人間の決断やし・・。

    こうして上月には1万の援軍しか出せないのでした・・・。
    −◆−

    思い詰めた光(中谷美紀)が、生家でもある櫛橋左京進(金子ノブアキ)の元を訪れています。

    「兄上、お考え直しください! すでに野口城など周りの小城は墜とされています。織田に勝てるわけなど有りませぬ!」
    中谷美紀の発声と滑舌は聞いていて気持ちが良い。

    光の言葉に耳を貸さない左京進。

    「かような小さな城、織田の軍勢が押し寄せたらひとたまりもありませぬ。所詮は三木城の捨て石にされるだけでございます。代々続いた櫛橋の家を 兄上の身勝手で滅ぼしてもよいのですか!! それで亡き父上に顔向けができますか!」

    中谷美紀、カッケー!

    左京進「黙れーー!!!! 滅びるのは御着と姫路だ。帰れ。」
    ギョロリとした目で光をにらむ金子ノブアキ、なんか雰囲気あるじゃん。

    「私は兄上がこの戦をやめると言うまで、ここを動きませぬ!」
    中谷美紀に痺れる〜〜!

    後日。光が仏壇に手を合わせていましたら、左京進がやって来ました。
    「お考え直しくださいましたか?」

    首を横に振る左京進(金子ノブアキ)。
    「どうしても、なりませぬか・・・。」

    左京進は「言っておくが、わしは官兵衛が憎くて毛利についた訳ではない。様々なことを考え、この道しか無いと決めたのだ。だが、官兵衛がおらなかったら、このようなことにはなっていなかったとは思う。」と、心が決まっているせいか、いつになく穏やかな語り口です。

    「それはお考え違い。」

    「光、お前は幸せか? 官兵衛のところへ嫁いで本当によかったのか? 身内同士が敵味方に分かれ 全て官兵衛と関わったがゆえに お前の身に降りかかってきたのだぞ。」

    光は目に涙をためて「そのように考えたことは、一度もありませぬ。私は黒田家に嫁いで 本当によかったと思うています。」

    細かくうなずく左京進、小さく笑ってから「お前は小さい頃から一つも変わらんな。こうと決めたら、やり遂げるまで 断じて曲げなかった。」

    涙しながら笑みを見せて昔話に応じた光(中谷美紀)。
    「…よもやこんなことになろうとは、思いもしませんでした。兄上。戦のない世が来ると思いますか?」

    中谷美紀の演技が素敵すぎる!!
    「私は来ると信じています。その時、また兄弟そろってあのころのように笑いとうございます。」

    目が潤み始めた左京進「それはかなわぬ。わしとお前は別々の道を歩むのだからな。光…。今生の別れだ。」

    休夢が障子を開けて入ってきました。
    左京進「わしが姫路に迎えに来るよう頼んだ。今、この時から我らは兄弟の縁を切る。さらばだ。

    前回は「感じの悪さ」が際立っていた金子ノブアキでしたが、今回は腹を決めた左京進を良い感じで演じきり、今まで見た金子ノブアキの中で、一番ヨカッタ。

    中谷美紀の力演も もの凄くヨカッタ。
    −◆−

    そんなこんなで織田方と毛利方の攻防は、持久戦に持ち込まれて兵糧も尽きようとしており、ネズミを捕まえて食おうとしたり、木の根や皮を食べたり・・・。

    尼子遺臣もほぼ固形物ゼロの水粥みたいなので空腹をしのぐ有様。

    鹿之助「殿。もうすぐ官兵衛がよい知恵を出して、助けてくれましょう。それまでの辛抱にございます」
    −◆−

    秀吉が信長の元に出向き、増派を仰ぎますが、信長の答えは「猿、上月は見捨てよ。」
    冷たっ!!!

    以上、『軍師官兵衛』第16話でした。

    「毛利 vs 織田」がどうなるのかとハラハラしても歴史が変わるわけじゃ無いのだけど、それでもヒリヒリしちゃいます。

    そういう状況下においても人をたらし込んで巧く立ち回る秀吉(竹中直人)と、頑なな荒木村重(田中哲司)の対比が面白かった。

    そして中谷美紀金子ノブアキ、柴田恭兵がヨカッタ。

    無難でアクセントの無い回も見受けますが、今回は見所があったように感じました。





    ◇◆◇ 花子とアン感想 ◇◆◇
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      大河ドラマ「軍師官兵衛」第16話は播磨が分裂し、毛利が上月城を攻めるために5万の軍勢を動かした。これに秀吉、官兵衛はとても籠城する事は難しいと信長に援軍を要請する。信長 ...
      • オールマイティにコメンテート
      • 2014/04/22 6:08 AM
      大河ドラマ「軍師官兵衛」。第16回、上月城の守り。 播磨を舞台に、織田方と毛利方に分かれた戦いが始まる。
      • センゴク雑記
      • 2014/04/22 2:36 AM
      第十五話「播磨分断」はこちら。 おしい。前回の視聴率は14.9%とぴくりとも動か
      • 事務職員へのこの1冊
      • 2014/04/21 8:35 PM
       播磨国内の分裂で、戦況は大きく変化しました。秀吉は、「敵か味方かわからん者をかかえるより良い」と、豪快に笑います。とはいえ、三木城を中心に志方城なども敵となり、苦戦は必至。上月城にたてこもった尼子勝久と山中鹿助らは700名のみ。この城をめがけ、毛利氏
      • ふるゆきホビー館
      • 2014/04/21 6:48 PM
      「李代桃僵」とは「戦いに犠牲はつきものだ」という話である。 前提として・・・李(すもも)より桃の方が価値があると言う話である。 人間の命が平等などという戯言のまかり通る時代には難しいがたとえば漢の武将は敵に追われて逃走中に馬車を軽くするために我が子を投棄
      • キッドのブログinココログ
      • 2014/04/21 3:44 PM
      上月を、捨てよ… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201404200001/ 【楽天ブックスなら送料無料】信長・秀吉・家康の時代を生き抜いた軍師官兵衛戦跡地図本 [ 鳥越...価格:1,080円(税込、送料込)
      • 日々“是”精進! ver.F
      • 2014/04/21 2:11 PM
      公式サイト 調略で播磨分断に成功した毛利は5万の大軍で、打倒秀吉(竹中直人)の兵
      • 昼寝の時間
      • 2014/04/21 1:49 PM
      調略で播磨分断に成功した毛利は5万の大軍で、打倒秀吉(竹中直人)の兵を起こす。 官兵衛(岡田准一)は、毛利から奪った上月城を守備する山中鹿介(別所哲也)を 救おうと謀略の限りを尽くすが、城は孤立する。 信長(江口洋介)は播磨に援軍を派遣するが、秀吉
      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2014/04/21 1:04 PM

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