「花子とアン」第13回★はな(吉高由里子) palpitation! これぞ ときめき
- 2014.04.14 Monday
- 10:25
- NHKドラマ・番組
Go to bedで布団謹慎のはな(吉高由里子)が「醍醐さん、辞書を貸してくださらない。」
同室の醍醐、松平、畠山がガールズトークをしてる横で、分厚くて大きな辞書を引いてるはなが「あった、あったpalpitation ときめきかぁ〜。」と、心から嬉しそうに声を上げます。
トキメキという言葉に激しく反応する年頃の女子たち。
松平さん「まあ、出会いのときめき?」
醍醐さん「ロマンスのときめき!」
はなは「いえ、これは90歳のおじいさんのお話なので『動悸・息切れ』と訳した方がよさそうです。」
他の女子とはノリが違うはな(吉高由里子)に半ば呆れた醍醐が「はなさんは どんなときに ときめくの?」
はな「それは・・・こんな風に辞書を引くときです。未知の言葉の意味が明らかになるときの わくわくした気持ちがたまりません!」
浮いた話より、英語への興味が上回ってるはな(吉高由里子)の様子を描いた場面。
吉高、上々の滑り出し・・・。
−◆−
はなが実家に手紙。
字が読めないふじ(室井滋)に手紙を読んであげる朝市・・・今週から朝市は窪田正孝君。
お百姓さんです。
−◆−
英語の授業。
富山先生「My hair is turning gray.…私の髪は灰色に変わってきました。」「That is a long story.…それは長い物語です。」
はなが小声で「そうかな?」
これが富山先生(ともさかりえ)に聞こえちゃって「安東さん。質問があるなら おっしゃい。」
はな「私は少し違う訳をしました。」
富山先生「言ってごらんなさい。あなたの訳とやらを。」
はな起立して「My hair is turning gray.…私は白髪が増えてきました。」「That is a long story.…話せば長いのよ。」
富山先生「そういう砕けた訳は 私の授業では認めません。」
この場面、富山先生みたいな英文直訳ではなく、血が通った日本語に翻訳するというはな(吉高由里子)の「翻訳者」としての原点のような場面でしたねぇ。
サラッとした場面でしたが、けっこうな重要シーンだった印象です。
余談ながら、最近小生が読む海外小説の翻訳は味気なくて読みにくいケースが多いです。
−◆−
<はなたちは毎週孤児院に出向き、恵まれない子供たちのために奉仕活動を行います。>
孤児院に、どうしても周りに馴染めず、心を閉ざしているミニーちゃんという外国人の少女が居ました。
はなが英語で「あっちでみんなと遊ばない?」
ミニーちゃん「No!」といって、とうとう泣き出しちゃいました。
困り果てたはな(吉高由里子)。
そのとき、英語が堪能な帝大生がミニーちゃんに声をかけてきて「この歌知ってるかな? Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are! Up above the world so high♪」ときらきら星を唄い聞かせ「Can you sing?」
ミニーちゃん、帝大生に声を合わせ「Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are」
ミニーちゃん、ついには帝大生と手を繋いで歌い出します。
ようやう心を開いたミニーちゃんがビスケットを口にします。
はな「Yummy?」
出た! 『ごちそうさん』でおなじみのヤミー!!
ミニー・メイちゃんはカナダから貿易商のお父さんと一緒に日本に来たんだけど、お父さんが亡くなってしまい、これまでずっと誰にも心を開かなかったんだそうです。
そんな話を醍醐としていたら、くだんの帝大生が彼女たちの方にやって来ました。
はな「先ほどは、ありがとうございました。」
帝大生「たまたま1曲だけ知ってる童謡を歌っただけです。」
友人・岩田「こいつは10歳の時からイギリス人の家庭教師がついてて英語ぺらぺらなんです。」
帝大生「花子さんは英語の発音が実に綺麗ですね。」
はな「じぇ!」ではなく「てっ!」
山田望叶ちゃんの「てっ!」に遜色ない吉高の「てっ!」
帝大生「申し遅れました。北澤です。」
目をむいて半ばフリーズ状態のはなの様子を怪訝に思った北澤「花子さん?」
はな、つるんとした卵みたいな顔で「てっ、花子・・・。」
美輪ナレ<はなは心臓が飛び出すかと思いました。生まれて初めてはなを花子と呼んでくれる人が現れたのです。パルピテーション! これぞ ときめき というものでした。ご機嫌よう。さようなら。>
美輪明宏さんの抑揚充分のナレーションが活きてくる場面でした。
−◆−
以上『花子とアン』第13話。
やはり、海外小説好きの小生は、富山先生の直訳調の翻訳を はなが自分なりにかみ砕いて翻訳し直した場面が心に残りました。
(浅倉久志さん、矢野徹さん、野田昌宏元帥のような「日本語力」を持った翻訳家さんが鬼籍に入られてからは、翻訳文が脳に染み込んでこないケースが増えました。)
で、今のところ、吉高に違和感を感じることなくスムーズに進行してるように思います。
はなが若い内は、心配ないかな・・・。
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