僕のいた時間 第11話(最終回)★結婚した拓人(三浦春馬)と恵(多部未華子)が海辺で…

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    僕のいた時間 第11話(最終回)

    ALSという難病がテーマだっただけに、どういう風に物語を収斂させるのかが気になっていたんですが、こういう静かで柔らかい終わり方は予想していませんでした。
    −◆−

    降りしきる雨の中、車椅子ごと転倒し、病院に収容された拓人(三浦春馬)。

    駆けつけた恵(多部未華子)や守(風間俊介)と父・昭夫(小市慢太郎)ら拓人の家族。

    恵が直近の拓人の様子を主治医・谷本(吹越満)に説明します。
    「凄く不安定になっていて、人工呼吸器を着けるのも着けないのも怖いって・・。」

    陸人(野村周平)「着けるのも?」
    「つけた後 いつか全く体を動かせなくなって 自分の気持ちを伝えられなくなったとき、その状況に耐えられるのかどうか分からないから・・・。」

    肉体に閉じ込められて、「痛い」「痒い」「辛い」「何かして欲しい」などなどの自分の意思を全く人に伝えられないのは想像するだけでも怖いですねぇ。

    で、谷本医師(吹越満)は穏やかな口調で「今は、拓人さんが周りの人たちと一緒に生きている幸せを実感できるよう、1日、1日を積み重ねていくことに専念しましょう。」

    谷本医師(吹越満)の患者や家族の心に寄り添う穏やかな雰囲気が好きやったわぁ・・・。
    優しさと専門医としてのプロ意識みたいなのが伝わってきますもの・・・。
    −◆−

    拓人が家庭教師をしていた頃の教え子・すみれが、隣の中学校とのイベントで何か話をして欲しいと切り出し「頑張ってる先生見てると、勇気わく。私だけじゃないと思う。」

    後刻、新しい補助具を用いて右手を動かし、いつものノートに「目標。今伝えられることを伝える。」と書き記した拓人(三浦春馬)。

    人工呼吸器装着の有無で悩みに悩んで目標を見失いかけていた拓人が、今自分に出来ることを見つけて、前向きになれた?

    拓人「メグ、すみれちゃんが言ってた話 やってみるよ。」
    −◆−

    いよいよ『武蔵野文化合同発表会〜中学生の集い〜』

    拓人が声をかけて恵の母・翔子(浅田美代子)や繁之(斎藤工)や陽菜(山本美月)と守(風間俊介)、陸人(野村周平)、母・佐和子(原田美枝子)、父・昭夫(小市慢太郎)も講演を見に来ています。

    拓人は近しい人たちに自分の思いを聞いて欲しいのかな・・・。

    講演が始まりました。
    「誰もが一度は考えたことがあると思います。自分は何のために生まれてきたんだろうって? 病気になる前のぼくは これといった目標もなく 漠然と毎日を過ごしていました。」

    病気にになってからの経過や今の病状を語る拓人。
    「いつか、ものを飲み込んだり 呼吸をすることもできなくなります。呼吸ができなくなったら死んでしまうので、人工呼吸器という呼吸を補助する機械が必要になります。人工呼吸器をつけたら しゃべれなくなります。しゃべれなくても顔や体のどこか一部でも筋肉を動かすことができればセンサーでパソコンを打つことができ、自分の気持ちを伝えることができます。どこも筋肉を動かせなくなったら、自分の意思を伝えられないかもしれません。それで生きている実感を持てるのかわかりません。」

    拓人の話はさらに続きます。
    「僕はたくさんのものを病気に奪われてきました。奪われていくことに目を向けても怖いばかりで、今できることに目を向けるしか、ありませんでした。目標を見つけては失うことの繰り返しです。今は大学の医学部に入学するのが目標です。合格するのに何年かかるか分からないし、いつまで目指せるのかもわかりませんが、僕が今 医学部に入学したいという気持ちだけは病気には奪えません。この先 すべての目標を奪われたとしても 僕は目標に向かって生きたという事実も奪われないのです。

    「僕は今、新たな覚悟しなければならなくなりました。人工呼吸器を着けるか着けないか、死ぬのも怖いし、生きるのも怖い。死ぬ覚悟も、生きる覚悟も、簡単にはできません。周りの人は僕はただ生きてさえいてくれば、それでいいといいます。家族や大切な人のためだけに、生き続けることができるんだろうか? 自分の意思を伝えられないかもしれない状態で、生き続けることができるんだろうか? それは全くわかりません。ただ1つ分かっていることは 僕がどんな状態になっても僕は愛と温もりに包まれているということです。」

    「僕は何もできないどころか、生きているだけで手がかかります。排泄、入浴、食事、痰の吸引。それでも生きていていいんだろうか? その事をずっと考えてきました。僕は生きているだけで、周りの人たちが生きがいを感じてくれるんじゃないか? 僕は生きているだけで、生きる意味を社会に問いかけ続けることができるんじゃないか? じゃぁ、生きているだけの状態で、僕が僕であり続けるにはどうしたらいいんだろうか? そうなったときに僕を支えてくれるのは、それまで生きた時間。”僕のいた時間”なんじゃないか。・・・・僕は、覚悟を決めました。生きる覚悟です。」

    拓人のメッセージの中で、番組タイトルに繋がったツボの部分。
    思わず涙ぐむ母・佐和子(原田美枝子)や守(風間俊介)や翔子(浅田美代子)・・・。

    拓人(三浦春馬)は うっすら涙を浮かべながら「いつかその時が来た時のために、今を全力で生きていきたいと思います。」

    恵も涙・・・。

    これまでのエピソードを総括するような講演でした。
    ただ、印象的には 少し長すぎだったかもしれないですねぇ・・・。

    家に帰ってからノートに「コウエンリョウをいただいた。三千円。今も社会と繋がっている。」と書いた拓人。

    拓人のように苦しい病気を抱えて”社会との疎外感”を抱いている人間にとって、”社会との繋がり”を感じられことは けっこう意義深いんですよね。
    −◆−

    拓人「また海に行きたいな。」
    メグ「行こうよ。」

    多部ちゃん、良い表情するなぁ・・・・。

    で、例のワインボトルを再び埋めることにした拓人(三浦春馬)と恵(多部未華子)。
    あらたに3年後の互いに手紙を書いて浜に埋めました。

    そして3年が経過・・・。

    病状が進んで人工呼吸器を着けている拓人。
    口や舌の筋肉も弱ったのか、半ば開いた口から舌がでている拓人(三浦春馬)。
    ホーキング博士みたいにパソコン音声でコミュニケーションをとっています。

    この三浦春馬が 生々しくインパクトがある姿で、真実味を感じさせます。
    演技に説得力があります。

    カメラが部屋を嘗めますと、写真立てが次々映ります。
    拓人と家族の写真、守&陽菜&ベビーと拓人と恵が写った写真、そしてウエディングドレス姿の恵と、白いタキシードの拓人・・・・!!

    この3年の間に拓人と恵は結婚したんやね。
    多部ちゃん、ウエディングドレス似合ってるわ。

    なんか写真一枚で感動しちゃうね・・・・。
    −◆−

    3年前に埋めたワインボトルを掘り返しに海に行った拓人(三浦春馬)と恵(多部未華子)。

    瓶の中から手紙を取り出した恵。
    先に手に取ったのが恵から拓人への手紙でした。
    <拓人へ 私のとなりにいてくれてありがとう 恵より>

    拓人は心の中では感情が反応してるんでしょうけども、すでにそれを表情に出すことが出来ないようです。

    この辺も、三浦春馬の演技がリアルです。

    次に拓人の手紙を開く恵。
    不自由な手で書いたギザギザの文字で <メグへ オレのとなりにくれてありがとう 拓人より>

    破顔した恵「一緒だ。」
    顔は麻痺してるけど、目線だけは恵に向けられる拓人。

    恵が拓人の手を包み込むように握りしめます。
    二人の左手の薬指には指輪が光っています。

    浜辺。車いすと二人。海。夕日。オルゴールのようなBGM・・・・。

    そのまま白くフェードアウトしていって、『僕のいた時間』は終了しました。

    なんと静かで穏やかなエンディング・・・・。
    拓人がALSと共に生きている穏やかな一日で『僕のいた時間』は幕を閉じました。
    −◆−

    ドラマが始まった頃は、フジテレビっぽく三浦春馬のシャワーシーンや多部ちゃんとの混浴シーンなんかがあったけど、病状が進むに従ってドラマが真摯になって、ずいぶんと真面目で好感を持てる仕上がりになりました。

    拓人(三浦春馬)と恵(多部未華子)の純愛物語も、浪花節にならず サラッとしていたのがヨカッタです。

    病状が進む様子を好演した三浦春馬は素晴らしかったと思うし、相手役の多部ちゃんも、余人を持って換えられないほど役にフィットしていました。

    二人の透明感・清潔感があってこその『僕のいた時間』って感じでした。


    『難病・ALS』を真面目に描いたことだけをとっても、なかなか良いドラマだったように思います。




    ◇◆◇ 「僕のいた時間」感想 ◇◆◇
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    ◇◆◇ 「ごちそうさん」不定期感想 ◇◆◇
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      想定外の結末でした!今後に希望の持てる終わり方ともいえます。春馬君の役者魂と好演にナイスの拍手!
      • エリのささやき
      • 2014/03/21 2:47 PM
      Story #11「命の選択」最終話あらすじ 2014.3.19 Wed On-Air 突然姿を消した拓人(三浦春馬)は、降りしきる雨の中、車椅子ごと転倒し、病院に収容される。駆けつける恵(多部未華子)、守(風間俊介)、陸人(野村周平)、佐和子(原田美枝子)、昭夫(小市慢太郎)。
      • ドラマハンティングP2G
      • 2014/03/20 6:55 PM
      拓人、頑張ってる!(@^∇゚)/ファイトッ♪ あのビンを掘りかえしに行ったって事は3年の月日が流れたって事ですよね となりにいてくれてありがとう 偶然にも同じ文面をビンに入れてた二人・・・やっぱ運命の二人なんだよね・・・ ベランダのどんぐりも立派に成長し、メ
      • あるがまま・・・
      • 2014/03/20 5:52 PM
      良い終わり方で見せてくれました。心理描写を丁寧に見せ、人が変わる姿や、周囲の人間の温かさに涙。全11話も長く感じませんでした。本当に、バランスがいい塩梅♪陸人の見せ方、使い方のさじ加減がまた見事で…恐竜を語らせたら右に出る同僚も居ない(ノ∇≦*)自分の分
      • 美容師は見た…
      • 2014/03/20 5:28 PM
      「生」を肯定することは創作の基本である。 しかし、「死」を肯定することも創作の基本である。 「生死」を共に肯定するという表現に矛盾を感じる人も多いかもしれない。 しかし、「生と死」は分かち難いものなのである。 生があって死があるように、死があって生がある
      • キッドのブログinココログ
      • 2014/03/20 4:59 PM
      ついに、姿を消した、拓人(三浦春馬)あやうし!先週の最後は、ドキドキの冒頭シーンへフィードバック。予告もブルーだったしハラハラさせて、じつは最終回、感動的な、大ハッピーエンドでしたね。病気に立ち向かう、前向きな姿勢のおかげで、家族のねじれも解消し、い
      • のほほん便り
      • 2014/03/20 3:11 PM
      『命の選択』
      • ぐ〜たらにっき
      • 2014/03/20 12:30 PM

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