ごちそうさん 第112-113回★「焼き氷騒動」と「大きな地球というお鍋」
- 2014.02.14 Friday
- 11:56
- NHKドラマ・番組
【 第112話 】
戦時放送のあり方について心を痛めている希子(高畑充希)について旦那の川久保が「希子は、今 子供の番組やってるやないですか。そこでもやっぱり、子供に『お国のために』って、ずっと言い続けてる訳で。それに、影響されてしまう子供も、随分おるんです。口外しないでほしいんですけども。大本営発表を、ラジオが続けてるっていうのも…。」
め以子「大本営発表?」
川久保「戦果に対する表現を、選んでるというか・・」
め以子「表現を、選ぶ?」
2回連続でオウム返しのめ以子・・・時事に関する知識・教養が欠落したおバカとして描かれちゃってるのね。
川久保「ラジオの台本は、そもそも、情報局の検閲を通ったものしか使えませんし。希子は、それをそのまま読むのが仕事なんで、必要以上に気い病む事ないんですけど。」
お静さん「希子ちゃんは、正しい情報を伝えたいて、放送局入った人やもんなあ。」
今までは、希子が歌を歌って積極的になることができてアナウンサーになったという経緯にしか触れていなかったのに、お静さんが希子の入局動機を一言で説明しちゃった・・・。
唐突やなぁ・・・・。
川久保「せやから、お姉さんのしてはった事が、輝いて見えてたんやと思うんです。お腹のすいた子らに、おやつあげるのは、どう転んでも、絶対に正しい事やて言うてました。世間に対する、無言の抵抗やて。」
おばかキャラのめ以子は「え!? 世間に抵抗? 私が?」
川久保「意識してなかったんですか?」
め以子「全く。」
ふ久「ほな、あのステーキは?」
め以子「せやからあれは、私が そうしたいいうだけの話なんですけど・・・」
お静さん「何て言うんやろなあ、こういうの。」
泰介「生まれつき。性分。」
言い換えると、ド天然のおバカってこと!?
悠太郎が「今は、あなたの性分そのものが、自然と反骨になってしまうんでしょうね。」と上手くまとめてくれました。
なのにカツオが「お母ちゃんは、そういうのとちゃうよな。お腹すいとる子を見たら、ただ可哀想になるだけやろ?」と話題継続。
め以子「お腹すいたら、つらいやんか。」
彼女の脳味噌は、胃袋の横らへんにあるんとちゃいますかね・・・。
め以子のDNAを色濃く引き継いでるカツオが「イライラして、しゃあないもんな。」
め以子「ポケットからアメ出すだけの話が、何でそんな小難しい話になるんよ。あぁ面倒くさ。」
なんだか、ヒロインが賢くないことを強調する変な場面でした・・・。
−◆−
うま介にて・・・。
バケツの水の掛け合いになった件で馬介が「まあまあ 風邪ひかんでよかったやない。」
め以子「そうですけど…。」
馬介「め以子ちゃんて、風邪ひいた事、あるん?」
それって「アホは風邪ひかん」って言うことかぁ!?
今回は妙にヒロインのおバカ加減を強調するなぁ・・・。
−◆−
室井(山中崇)と桜子(前田亜季)が『皇国戦記』の内容について揉めていたら、男性客が入ってきて「あの〜焼氷てありますか?」
焼き氷ネタ再開!?
桜子「冬場はございませんが。」
がっかりする男。
馬介「明日もっぺん、来てくれはりますか? できるかどうか、わかりませんけど。」
で、知識・教養が欠如してるおバカな母・め以子を、リケジョのふ久(松浦雅)がヘルプして 雪と塩を用いて氷をこしらえました。
−◆−
【 第113話 】
昨日の男がうま介にやって来ていて、桜子が「火が消えたら、お召し上がりください。うま介印の焼氷です。」
男「妻が、食べたがっていたんですよ。結局、連れてこられへんうちに病気になってしもて 逝ってしまいまして。向こうで会うたら、どんなやったか話してやりとうて。」
男は死ぬ覚悟なのね・・・。
店の扉が開いて表情が剣呑な男たちがズケズケと踏み込んできました。
特高警察のようです。
「岩見亮介! 立て!」
世間知らずなのか 怖いもん知らずなのか、め以子が特高警察に「ちょっと待って下さい! 逃げようともしてはらへんし、これ食べる間ぐらいええんちゃいますか?」と割って入ります。
特高警察「うるさい!」
突き飛ばされため以子。
岩見を連行しようとする特高警察を阻止すべく入口の前で腕を広げて立ちふさがった馬介が「焼氷! みんなで一生懸命作ったんです。僕は、この人が、食べてるとこ見たいんです。器が、空になったとこ見たいんです。この人のためやのうて、僕のために、この人に、焼氷、食べさせたってください。」
おもむろに土下座した馬介は、地べたに頭をゴッツンゴッツン打ち付けながら「お願いします!お願いします!」
め以子が「死にますよ。この人(馬介)、死んでまいますよ!」
馬介の土下座攻撃が功を奏し、特高警察が「1分だけやる。」
岩見が残りの焼き氷を完食して「大将 ごちそうさんでした。」
出たーーーーごちそうさん。
この意図的な「ごちそうさん」を聞くたびに貧血をおこしそうになっちゃう・・・・
馬介「また、来てや。」
ナレーション<ごちそうさんだねえ。馬介さんこそ、本当の。>
小生のイメージでしか無いのだけど、冷酷非情な特高警察が 馬介の土下座ごときで連行を遅らせるとは思えません・・・。
戦争の非常さや不条理を描くなら、情報局の役人は徹底的に冷酷な方が筋が通る気がします。
そのうえ、岩見とナレが「ごちそうさん」を被せてくるわざとらしさが超苦手〜〜。
その後、室井が「アカだったんだね。お客さん。」
桜子「何か、悔しい。寒さに凍えて 食べる物も我慢して、命まで差し出すこと求められて、言いたい事一つ言えないなんて…。」
昨日、突然出てきた『焼き氷騒動』は、驚く程あっという間に終結!?!?
−◆−
秘密の地下倉庫でめ以子が「こんなこと、やったらあかんのですかねえ。独り占めせんと、もっともっと、振る舞うべきなんですかねえ。」
悠太郎は、おバカなめ以子でも分かるように身近な例を挙げて説明したうえで「皆さんも別に、施されたい訳やない思いますよ。」
め以子「何か、ないですかねえ? 貧しても鈍しない方法。」
今後のエピソードに繋がるセリフかな・・・。
−◆−
少国民の時間で朗読することになった室井(山中崇)。
神風が吹くシーンで、予定稿から外れてアドリブ炸裂。
「・・・・さて問題は昆布の介。あまりの気持ちよさに、ついついお出汁をにじませてしまっているではありませんか。大根の丞が思わず叫びます! 『あかん!昆布の介はん。お出汁出したらあきまへ〜ん! それ出したらそれ出したら…まろやかになってまう〜〜』」
関係ないけど大河ドラマ軍師官兵衛に出てくる荒木村重の妻(桐谷美玲)の名は「だし」であります。
室井「・・・おでん達も踊り出します。あなたも私も、踊れば楽しい。気が付くと、みんな笑顔で炊かれていました。タコも、大根も、ソーセージも、キャベツも、人参も、同じ鍋で。それは 大きな大きな地球という お鍋でございました。」
眠っていた情報局の役人が目を覚ましましたが、室井の話は一応完結して希子が締めのアナウンス・・・。
ナレーション<聴く者たちを、混乱の渦に陥れた室井さんのお話でございましたが、一人、この話に、心底打たれた女子がおりました。>
め以子「一つの鍋。そうや 一つのお鍋や。」
こんな感じで次回へ続く・・・・。
本来的には戦時下のシリアスな話なのかな・・・。
なんか、行き当たりばったりで上っ面を撫でてるだけって印象が強いです。
このドラマへの反感が強くって、室井の「良い話」にも心が素直に反応しません。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
★金曜ロードSHOW!「仮面ティーチャー」
★「三匹のおっさん」第5話
★緊急取調室 第5話
★相棒season12 第15話
★僕のいた時間 第6話
★隠蔽捜査 第5話
★軍師官兵衛 第6回
★『サザエさん』永井一郎さんラスト
★仮面ライダー鎧武 第17話
★最高の離婚Special 2014
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