僕のいた時間 第6話★車いすサッカーの拓人(三浦春馬) と恵(多部未華子)が再会
- 2014.02.13 Thursday
- 11:45
- フジTV系ドラマ、番組
今回は、拓人(三浦春馬)の症状が進んで電動車いすでの生活になっていて、スプーンやペンを持つための補助具だったり、家の段差をなくすスロープだったり、さらには電動車いすサッカーも出てきて、そして拓人が病気と上手くつきあっている様子が描かれました。
で、ドラマが始まって、画面の下にクレジットが流れていて「協力:日本ALS協会」「横浜クラッカーズの皆さん、横浜ベイドリームズの皆さん」という文字が入っていました。
なるほど、関係団体や実際に電動車いすで生活しておられる方の協力を得ているからある程度のリアリティ(実際の当事者では無いから想像の範囲でしかないけど。)が醸し出されているし、慈恵病院や全国児童養護施設協議会から抗議を受けている『明日、ママがいない』みたいに関係者から大きな反発を招くこともないのかもしれないですね。
ドラマ開始当初は三浦春馬のシャワーシーンだの多部ちゃんとの混浴シーンだの、あざといシーンが散見されましたが、そういうシーンはほぼ無くなって、真摯にALSに向き合う拓人(三浦春馬)を中心とした物語が紡げていたので、このドラマへの好感度が増しました。
−◆−
恵(多部未華子)と別れて1年半程経過し、まだ動く右手で電動車いすを動かして生活している拓人(三浦春馬)。
守(風間俊介)にノートを買ってきて欲しいと依頼。
「字 書きたいなあと思って。」
守「今なら書けるもんな。」
第三者が言うと残酷な言葉ですが、あえて余計な気遣いを見せずに普通に接してくれている守(風間俊介)の言葉には温かさがありますねぇ。
風間俊介くん、この役によくはまっていて良い感じです。
また、この場面が屋外だというのも意味があって、拓人(三浦春馬)が前向きに生きてることが感じられます。
−◆−
母・佐和子(原田美枝子)と夕食を摂る拓人。
前述のように、スプーンに持ちやすくするための補助具を付けて右手だけで食事。
それでも何の不自由も無いかのように活き活きとしています。
一方、弟の陸人(野村周平)は大学にも行かず引きこもっており、心を痛めている母・佐和子が「学校のお友達とは連絡取ってるのかしら・・」
拓人「もしかしたら、仲良いやつ いないんじゃない?」
母親が気づいていない問題点が拓人には見えているようです。
−◆−
ある日、恵(多部未華子)は 繁之(斎藤工)と相談して、母・翔子(浅田美代子)の誕生日にサプライズで花束を贈りました。
恵が席を外したとき、母・翔子が「恵のこと よろしくお願いします。」と、娘を託しちゃいます。
で、部屋に戻ってきた恵は、妙な雰囲気に気づいて「何の話? えっ? 何?」
多部ちゃん、可愛らしい表情するなぁ・・・。
正統派の美人じゃ無いけど、内面から滲んでくる魅力が半端ない。
−◆−
陽菜(山本美月)と恵(多部未華子)が喫茶店でお話ししています。
陽菜「拓人君と会わなきゃよかったって思うことある?」
かつて拓人が「会わなきゃいけない人には 絶対会えるんじゃない?」と語ったときのことを思い起こす恵。
返事しない恵に陽菜は「会わなきゃよかったって思ってる?」と質問を被せてきます。
「いや、別に・・」
陽菜はなんの屈託も無く「とにかく結婚するなら繁先輩が一番良いと思うよ。」
−◆−
守が拓人の家に遊びに来ています。
たまたま陸人と顔を合わせ互いに挨拶。
陸人「守さんって暇ですね。」
守「は?」
陸人「いや、よく来るから。」
守「暇だかからじゃねえよ。来たいから来てんの。」
無意識のうちに相手を傷つけるような陸人と、あくまでも温かい守の性格がよくでた会話でした。
で、守と出かける拓人が「陸人も一緒に行く?」
−◆−
守が拓人に見せたいと言っていたのは電動車いすサッカーでした。
体育館の中で車いすを巧みに操り、サッカーを楽しむ人々を見た拓人は、早速 見よう見まねで参加させてもらいます。
すぐに馴染んで活き活きとした表情で電動車いすサッカーを楽しむ拓人。
電動車いすサッカーというものを知らなかったんで、あんなに器用にサッカーする皆さんに驚かされました。
快活にチャレンジする拓人の姿勢も素敵です。
−◆−
ある夜、拓人がパジャマに着替えるのを手伝っていた陸人が泣き始め「助けて・・・。」
相談に乗る拓人。
引きこもりがちな陸人は「どうしたらいいか分からない。兄さんは何でそんなふうにしていられるの? この先 真っ暗なのに。」
さすがに少しむっとした拓人が「俺にそういうこと言わないだろ 普通。」
陸人「え? 事実じゃん。」
拓人は「そういうことを言われたらムカつくし傷つく。相手がどう思うかちゃんと考えて言わないと 人とうまくいかなくてお前が困るんだよ。」と陸人をたしなめます。
弟の無神経な失言にキレることなく、冷静に陸人を諫める拓人ってホント優しいなぁ・・・。
陸人は相手が不快に思うことが理解できない旨を素直に明かし始めました。
「小さいときから友達を怒らせたりしたけど、いつも母さんが解決してくれた。」
母親が解決してくれる癖が付いて、自分でどうにかする能力が身につかなかったのやね・・・。
陸人「母さんを悲しませないよう 僕 頑張ったけど・・・・。」
嫌な奴だと思ってたけど、本当は彼なりに健気な思いがあったのかぁ・・・・。
−◆−
後日、弟・陸人とともに外に出て車いすサッカーの練習をする拓人(三浦春馬)。
右手で車いすをコントロールしている拓人に、陸人が何の気なしに「右手動かなくなったらどうすんの?」
すぐに失言だったと気づいて「あっ、今の言っちゃダメだった?」
「まあな、俺にだったらいいけど。」
「ゴメン」と素直に謝れた陸人。
拓人は「右手が動かなくなったら次の目標探すよ。仕事だって ずっとそうやってきたし。」
徐々に体が不自由になりながらも、周りの人のフォローも受けながら、できることを見つけて仕事をしてきたことを快活に話す拓人は「ラッキーだよな。俺の居場所つくってくれる会社で。」
難病にかかってしまった不運を恨むのではなく、会社での待遇を「ラッキー」だとまで言える前向きさが凄い。
拓人「なにかさ、目標を見つけることが 俺の目標みたいだな。」
よくある「自分探し」とは違って、積極的な「目標探し」----発症から1年半程でこの境地に至った拓人に脱帽。
性格が内向きの小生なら、運命を恨んで打ちひしがれたまま時間を過ごすだろうなぁ・・・。
で、拓人の言葉を聞いて ようやく少し笑顔になれた陸人。
−◆−
繁之(斎藤工)が恵(多部未華子)に「結婚しよ。」
取り出したケースを開けて指輪を見せます。
「はい」と返事した恵を抱きしめる繁之・・・・。
後日、繁之はけじめを付けようと思ったのか、拓人と会って「結婚が決まった。」
一瞬 顔が曇った拓人ですが笑顔を作って「おめでとうございます。」
まだ恵のことを思ってる様子が窺えて切ない・・・。
−◆−
恵(多部未華子)がお世話しているALS患者の今井保さんが、実は拓人とメル友で、ある日 電動車いすサッカーを観に行きます。
付き添っていた恵と電動車いすサッカーをしていた拓人が発病後初めて再会。
病気のことを知らなかった恵は声を失います。
明るく振る舞う拓人が「びっくりしたでしょ。俺もALS。メグと別れてから分かってさ。」
恵を好きだったけどALSになったから身を引いたことを伏せるための切ない嘘・・・。
何も言葉が出なかった恵でしたが、「会っちゃったね。」とポツリ。
例の「会わなきゃいけない人には 絶対会えるんじゃない?」という拓人の言葉と繋がってる・・・。
運命の出会い、運命の再会!?
−◆−
新居として繁之が借りた部屋に行って床をぞうきんがけする恵・・・。
床を拭いているうちに嗚咽し始め、やがて大泣き。
台の上には指輪・・・・婚約指輪を外しちゃってる??
ってことは!?
とにかく、病気の拓人を見てしまい、自分だけ幸せになることが辛いのか、未だに拓人への思いが残っているから泣けてきたのか・・・。
多部ちゃんの涙が感染してきて、わけもなくウルッと来ました。
−◆−
拓人はベッドでノートに何か書こうとしています。
補助具が付いたペンで「恵 メグ 幸せでいてほしい。」と書きました・・・。
彼女ことをまだ好きなのに、「幸せでいてほしい。」と書いたのは、彼女のことは諦めるんだと自分に言い聞かせてのことか・・・。
「メグと幸せになりたい」ってのが本当の気持ちなんだろうけどなぁ・・・・。
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以上『僕のいた時間』第6話。
少しチャラかった部分が薄まって、難病患者である拓人(三浦春馬)の 前向きな生き方を真摯に描けているように感じました。
辛すぎず、チャラ過ぎず、ちょうど良い塩梅だったんじゃないでしょうか・・・。
三浦春馬、多部ちゃん、風間俊介、山本美月、吹越満、原田美枝子、野村周平・・・それぞれの役者さんが良い仕事してます。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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★仮面ライダー鎧武 第19話
★緊急取調室 第5話
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