隠蔽捜査 第5話★警察版『半沢直樹』面白い。

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    隠蔽捜査 第5話

    造りが野暮ったいんだけど、骨格となるストーリーが面白いです。
    3回にまたがった『果断』編は、次の回が楽しみになる出来映えでした。
    −◆−

    小田切首席監察官(池田成志)の監察を受け、処分が決まるまで40時間を切った夜。

    立てこもり事件の犯人・瀬島を射殺した者を特定するため事件の再捜査に踏み切った大森北署署長・竜崎(杉本哲太)と警視庁刑事部部長・伊丹(古田新太)たち・・・。

    事件時の「弾道検査」の結果が出たら事実は判明するのですが、それを待たずに警察庁長官官房総括審議官・上條(生瀬勝久)から横やりが・・・。
    「そんなリスクの高い再捜査 警察庁は認めるわけにはいきません。警察式組織としてあなたたちがやっていることは非常に危険なことです。証拠も無いのに撃ったのは人質の方だったというのは、自分たちのミスを人質に擦り付けるのと同じことです。」

    組織防衛を第一にする官僚的な理屈を並べて竜崎たちを邪魔する気満々で、今すぐ捜査を打ち切らない場合は、捜査に関わっている大森北署や刑事部の面々まで処分すると言う始末・・・。

    処分までの時間が迫る中、こうしてイラッとさせられるのもドラマとしては面白いわけです。
    −◆−

    大森北署に戻った竜崎は副署長以下の関係者に「この事件に関して警察庁から正式に再捜査の中止命令が出た。君たちまだ処分されることはない。残念だがこの件に関してこれ以上調べる事は・・・」

    すると貝沼副署長(松澤一之)が「本当にそれでよろしいのですか? 所長は捜査すべきとお考えなのではありませんか?」

    竜崎署長「断腸の思いだが捜査は打ち切る」

    戸高(安田顕)「何いってんですか署長。せっかく真実が分かりかけてるのに、ここで辞めたら俺たちは警察官じゃありませんよ。」

    竜崎署長「しかし捜査を続けたら君たちは処分されるんだぞ。」

    戸高「処分が強くて捜査できますか!」

    刑事課課長・関本(佐戸井けん太)も再捜査を主張。

    貝沼副署長「署長、やりましょう。現場の意地の見せ所です。」

    竜崎署長「本当にいいのか?」
    貝沼副署長「もちろんです。」

    堅物の竜崎に最初は戸惑っていた貝沼副署長ら所轄の面々が、今では竜崎と心一つにして事件に向き合い、彼を後押し・・・。

    真相をつまびらかにしようとする部下たちの熱意や忠誠心が沁みる場面・・・。

    分かりやすい流れなんだけど、これが意外とシンプルに面白いんです。
    −◆−

    戸高(安田顕)らが地回りをして、射殺された瀬島と 人質だと思われていた源田夫妻の繋がりを見つけ出します。

    さらには警視庁刑事部SIT第2係・下平係長(斎藤歩)から瀬島からは硝煙反応が出なかったとの証言を得ました。

    下平係長に礼を言った竜崎は「君が来た事は誰にも言わないと約束する。」

    下平係長「一言だけ申し上げてよろしいでしょうか。竜崎署長は現場で我々に指揮を任せてくださいました。」

    竜崎「君たちは専門的な訓練を積んだプロだ。私は合理的に判断したまでだ。」

    下平係長「信頼してくださって感謝しています。竜崎署長のような考え方をしてくださる方がいれば、日本の警察も少しは変われるかもしれません。」

    ここにも竜崎の真摯な生き方に共感する警察官・・・。

    下平係長(斎藤歩)の佇まいがシブかった。
    −◆−

    竜崎が不在の時、警視庁第二方面本部の野間崎管理官(古舘寛治)が怒鳴り込んできました。
    「署長はどこだ! すぐに呼び戻せ!今すぐにだっ!」

    貝沼副署長が応対し「恐れ入りますが 所長にどんなご用でしょうか?」

    大森北署が送検された事案を ほじくり返してると聞いた。恥の上塗りをする気か!! 早く署長を呼び戻せ!!」

    貝沼副署長「お言葉ですが、それはできかねますっ。ただいま署長は重要な事案で外出しております。明確な理由もなく呼び戻すことができません!!」

    ついこの前までは野間崎管理官の顔色をうかがって捜査に消極的だったのに、竜崎の真っ直ぐな人間性に魅せられて野間崎に反抗しちゃうようになっています。

    野間崎「貴様、誰にものを言ってるのかわかってるのか?」

    一歩も引かない貝沼副署長「もちろんです!」

    ちょうど竜崎署長が帰庁してきました。

    野間崎管理官「今すぐ捜査を打ち切ってください。」

    竜崎署長「それはできません。気に入らないのなら首席監察官に言いつけてください。おそらくあなたは私の責任を追及する意見書か何かを自ら進んで提出したのでしょう。」

    伊丹が署長室に入ってきて「おまえか、たれこんだ野郎は! 方面本部の管理官ごときが 本庁の刑事部長に捜査をやめろと言うつもりか! 首席監察官に俺の首を差し出すつもりなら刺し違える覚悟で来い!!」と野間崎を恫喝。

    お偉いさんには弱い野間崎管理官は、借りてきた猫みたいになって すごすごと立ち去っていきました。

    竜崎「小物に立場や権限を与えると ああいうことになる。」

    言い得て妙であります。
    −◆−

    警察庁長官官房総務課・谷岡香織課長補佐(青山倫子)が弾道検査の結果を持って大森北署に・・・。

    小田切首席監察官(池田成志)から託されたのだと言います。

    このドラマ、中年のオジサンばかりが顔を並べてるので、青山倫子が出てくるとその美貌が凄く目立ちます。

    原作では男性である谷岡を女性に変えて、ほんのちょっぴり女っ気を加えてるんだけど、まだまだ女っ気が足りないかも・・・。

    ホント、画面の中はオジサンばかり・・・・。
    −◆−

    弾道検査の結果、SATが犯人・瀬島(重住綾)を射殺したのではないことが分かりました。

    これで人質となったスナックの店主・源田清一(有薗芳記)とその妻・芳美(小椋あずき)を緊急逮捕。

    鑑識で源田清一の着衣の硝煙反応の有無を調べさせることに・・・。

    ところが、源田清一からは硝煙反応が出ませんでした。

    弁護士が、源田夫妻を逮捕したことは人権侵害だと怒鳴り込んできて「大森北署を告訴させていただきます。」

    竜崎の指示で妻・芳美の硝煙反応を調べに行った戸高(安田顕)が帰って来て「硝煙反応出ました。銃を撃ってきたのは妻の方です。」

    さらに関本刑事課課長(佐戸井けん太)が駆け込んできて「源田清一が自供しました。瀬島を撃ったのは源田芳美です。しかも、最初に強盗の計画を思いついたのも芳美の方だと・・・。」

    弁護士、ぎゃふん・・・・署長室から退場。
    ざまをみろ・・・。

    野間崎管理官(古舘寛治)やこの弁護士は、『半沢直樹』だと”机ばんばんオジサン”の立場でしょ。
    そういう”嫌な奴”がぎゃふんと言わされるのもこのドラマの面白いところです。
    −◆−

    刑事部の科捜研にあった弾道検査のデータを、警察庁の管理下にある科警研に持って行かせた小田切首席監察官(池田成志)の真意を確かめる竜崎。

    小田切首席監察官「余計な圧力から真実を守るためです。」

    竜崎を陥れるために弾道検査のデータを科警研に移したのではなかった・・・。

    小田切首席監察官「竜崎署長、本当に良い仕事をなさいました。」


    バカ正直に正しいことをしている人間が、正しく評価されるというのは気持ちが良いものですねぇ。
    −◆−

    だいたいこんな感じだった『隠蔽捜査』第5話。
    今期の隠れ1位ドラマ。

    あざとかったり野暮ったかったりもするのですが、骨格がしっかりしてるから楽しめますねぇ。

    銀行でのあれやこれやが描かれた『半沢直樹』を警察に置き直したような面白さ。

    そもそも警察小説がブームになったのは、犯罪に視点を置きながらも、警察内部を描いたことが大きな要因ですもんねぇ・・・。

    エピソード的には一区切りつきましたが、次回以降にも期待してます。




    ◇◆◇ 「ごちそうさん」不定期感想 ◇◆◇
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      • 2014/02/11 12:10 PM

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