ドラマ10「紙の月」第5回(最終回)★梨花(原田知世)が国境で…

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    ドラマ10「紙の月」第5回
    最終回「誰のための愛」


    【 梨花が悟ったもの 】

    正文が上海での単身赴任を終え帰国することが決まり、梨花は光太との将来を相談したいと思って電話します。
    「これから会えない? 話があるの。」

    「明日じゃだめかな、ちょっと約束が・・・」と言いよどむ光太。

    光太の横に若い女性の肩が映っています。
    どうやら仁志まどかとデート中の様子。

    梨花「じゃあ、この電話でもいい。実は今ね・・・。」

    光太は梨花の話をさえぎり「とにかく今日は無理だから。」と言って電話を切りました。

    1億円横領してセレブな暮らしを与えても、光太の気持ちが自分に向かっていないことを実感した梨花(原田知世)は、このことを認知症の顧客の名護たま江(冨士眞奈美)に呟きます。
    「買えなかったんです。彼に貸したお金。買ったお金。食べたお金。マンションの家賃。車の代金・・・株の資金。それだけのお金を使っても 買えなかったんです。その日 会う時間も 彼の気持ちも。」

    認知症が進行し 会話の相手が誰かも分からない名護たま江になら 何を話しても心配ないので、今感じている やり場の無い虚しさを口に出して気持ちを抑えようとしたのかな・・・。

    この「買えなかったんです。その日 会う時間も 彼の気持ちも。」という一文に、全てが集約された感じがしました。

    報われるはずの無い行為だったんですよね・・・・。
    −◆−

    他の支店で起きた横領事件の影響で、「わかば銀行すずかぜ台支店」にも監査が入ることが決まり、井上支店長(佐戸井けん太)から10日間の休みを命じられた梨花。

    <ここまでだった。何でもできる。何処へでも行ける。そう思って走ってきたけれど 私が行けるのはここまで。それでも私は まだこの先へ進むことを選んだ>

    シンガポールの友人を訪ねると偽って海外逃亡を企てる梨花(原田知世)…。

    夫・正文(光石研)は、梨花がシンガポールに行く前の数日間 一緒に海外旅行しようと提案。

    で、出発直前 空港のベンチで「この前少し話したよね、『もし子供が生まれていたら』とか、もしなんてないって言ったけど 最近 もし俺が君ときちんと向かい合ってたら 何か変わったのかなぁって思うことがあるんだ。君を失うかもしれないと思って 初めて自分の身勝手さに気づいた。・・・・ごめん。君が必要なんだ。」と穏やかに述べる夫・正文。

    時すでに遅し------梨花はもう後戻りできないところまで来ちゃってることを知らない正文(光石研)。
    −◆−

    旅行から帰ってきた正文は銀行から横領事件を知らされます。
    渡航先で行方不明になっている梨花を探して欲しいと警察に懇願・・・。

    自宅前にマスコミが群がります。
    「奥様はなぜあのような事をされたと思います?」

    正文「私の責任だと思っています。私が彼女を追いつめたんです。戻ってくるまでずっと待ちます。何があっても彼女は私の妻ですから。彼女と一緒に罪をつぐなっていくつもりです。」

    ずっと嫌な旦那でしたが、初めて格好良い旦那になりました。

    しかしながら良い旦那への変身が遅すぎた・・・・。
    −◆−

    ビザ無しで滞在できる期限が近づき、国境を渡ろうか思案する梨花。

    イミグレーションで引っかかる危険性があり、逡巡していましたが、悟りの境地に至ったのか<自分を探して逃げるのではなく 愛してみよう。その時私は本当にどこにでも行けるのだから。 >

    国境の役人に近づいてパスポートを手渡し「My name isリカ ウメザワ」

    「紙の月」全5回は、ここでお終い・・・。

    海外逃亡中の原田知世の佇まいが凄くナチュラルで、行き着くところに行き着いた感じの表情がすごく良い感じでした。

    【 節約主婦・木綿子 】

    相前後しますが、ケチケチ節約主婦・木綿子(水野真紀)を巡るエピソード。

    梨花の横領の件で電話をしている木綿子と亜紀(西田尚美)。
    木綿子がやや唐突に「うちの人 やっぱり浮気してた。」

    心配そうにする亜紀に「大丈夫。私間違ってないから 堂々としてる。」

    行き過ぎた節約については全く気に留めておらず「私間違ってない」と言い切る木綿子は 夫や娘がどう感じているなど二の次・・・。
    −◆−

    ある日、ちかげ(原涼子)が子供用のネイルセットみたいなものを万引きして 呼び出しを食らった木綿子(水野真紀)が店に駆けつけました。

    店長に謝罪する母・木綿子を淀んだ目で見つめ返すちかげ。

    この子役=原涼子ちゃん、演技巧いなぁ・・・。

    店の外に出て「あなたが悪いんでしょ! 万引きなんかして!!」

    ちかげ「だって 言ったって どうせ買ってくれないでしょ!」

    木綿子「当たり前でしょ! あんな必要のないもの!」

    「ママは 私が仲間はずれになったっていいの! 『ちかげんちは貧乏だから』って言われてもいいの!」

    木綿子が思いっきりビンタ。
    ちかげ、大泣き・・・・。

    (原涼子ちゃん、泣きの演技も ものすごくうまい。ヤバイくらいリアル。)

    節約至上主義的な価値観を押しつけられているちかげ(原涼子)ちゃんが不憫・・・。
    −◆−

    帰宅してきた夫・真一(甲本雅裕)が抑えた口調で「ちかげにあんまり無理させるなよ。」

    木綿子「えっ?」
    真一「もういいんじゃないか? 節約は。」

    「何それ? みんなが持ってるから欲しいって言われれば何でも買ってやれっていうの?」と半ギレの木綿子(水野真紀)。

    真一「そうじゃないよ。」
    木綿子「 2人で話し合って決めたんじゃないの。お小遣いとか テレビの時間とか節約にもなるし。教育にも いいって・・・」

    わっ、テレビ見るのも時間制限があったのかぁ・・・。

    真一「確かにそう話し合ったよ。契約して貯金も増えれば ちかげの将来も安心だって。俺も思ってたよ。でもさ 将来のために今カネに振り回されるなら本末転倒だろ。」

    木綿子「私がいつお金に振り回されたのよ。」

    半ば脱力状態の真一は「いつもだよ・・・なんでもかんでも金、金。疲れて帰ってきて安い飯食わされて 好きなように風呂も入れなくてさ。もう うんざりなんだよ。 」

    木綿子「だから・・・浮気してるの?」

    例のレシートを机に上に提示し「彼女におごったんでしょ こんな高い2万もする食事! 何度も会ってお茶したり 映画見たり。私が家庭のために必死で貯めているのに、よその女にこんなお金使って!! 彼女にかけたお金 全部返しなさいよ!!!」と目に涙をためながら鬼みたいにキレてる木綿子。

    真一「結局、金なんだな・・・・。」


    メインは梨花(原田知世)の物語なんだけど、病的なケチケチ節約主婦・木綿子(水野真紀)のエピソードも面白かったです。

    最後はちかげに慰められた木綿子でしたけど、この家庭どうなるんでしょうね・・・・。


    あと、買い物依存症の亜紀(西田尚美)と、おねだり娘・沙織(南乃彩希)のエピソードも面白かった。
    −◆−

    以上、『紙の月』最終回でした。

    梨花(原田知世)も木綿子(水野真紀)も亜紀(西田尚美)も、三人ともお金にまつわる行為によって人生を傷つけちゃいましたが、ここからリスタートって感じで物語は完結しました。

    ハラハラしたり、ドキドキしたり、イラッときたりして、まずまず面白かったかな・・・。

    原田知世の不思議な存在感や、リアルさが印象に残りました。

    ドラマ的には淡々とした怖さみたいなモノも巧く描けていたように感じます。



    ◇◆◇ 「紙の月」感想 ◇◆◇
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      2014年1月7日から同年2月4日まで、NHK総合テレビジョン「ドラマ10」(22:00〜22:50)にて放送された。 主演は原田知世で2011年度の連続テレビ小説『おひさま』以来のNHKドラマ出演となり、病弱だが優しく美しいヒロインの母親役から一転して今作ではある出会いをきっか
      • ドラマハンティングP2G
      • 2014/02/07 1:15 AM
      大事なのは自分を愛すること。梨花は天使だったのですね〜。
      • エリのささやき
      • 2014/02/06 12:39 PM
      「my name is rika umezawa・・・」 間違って・・・罪を犯し・・・逃げ続けた梨花。 でも、やっと本当の自分自身と向き合う準備ができた。 その姿は、たとえ泥だらけで石を投げられるよ ...
      • トリ猫家族
      • 2014/02/05 7:16 PM
      じつに現代的な要素に富む「If…」シチュエーションの世界でしたね。考えさせられました。とにかく、ヒロインの原田知世の透明感が魅力的。どんな状況でも、何を着ても(地味スーツでも、背伸び服でも、部屋着でも、海外放浪ルックでも)じつにチャーミングで親友達の
      • のほほん便り
      • 2014/02/05 4:48 PM

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