『軍師官兵衛』第1回「生き残りの掟」★銃弾が絶対に当たらない岡田准一カッケー

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    『軍師官兵衛』第1回「生き残りの掟」

    1590年 小田原 秀吉の本陣。

    家臣が「殿下、ひと思いにひねり潰しては?」

    ちょうどその時、官兵衛(岡田准一)が馬で参上。
    (保険のCMの老けメイクとは雲泥の差!)

    「お待ちください。」
    馬から下りて片足を引きずりながら秀吉のもとに近づいた官兵衛。
    岡田准一、40代半ばのメイクが渋い。
    黒を基調とした装束もシャープで美しい。
    とりあえずビジュアルはOK。

    秀吉「軍師官兵衛の考えを聞こう。」

    官兵衛「人は殺せばそれまで。生かしてこそ使いみちがあるのでございます。」

    命のやりとりで簡単にケリを付けるタイプでは無い官兵衛。
    −◆−

    馬で単身 小田原城に赴いた官兵衛(岡田准一)。

    北条方の兵士が弓や銃で官兵衛を狙っています。
    そんな様子を見渡しながら馬から下りる官兵衛---表情が渋い!

    彼が城に向かって歩を進めると、兵士が弓を放ちます。
    ビュンビュンと矢が飛んできても意に介さず歩を進める官兵衛。
    ついには銃撃まで始まります。

    矢も鉄砲も見事に当たりません。
    唯一、顔をかすった矢が頬に傷を作っただけ。

    この集中攻撃は威嚇射撃だったのか、はたまた「ヒーローには弾が当たらない法則」が適用されているのか!?

    とりあえず、ここで官兵衛に弾が命中して戦死したら『軍師官兵衛』は初回が最終回になっちゃう。

    で、絶対に弾や矢が当たらない男・官兵衛が「それがし黒田官兵衛と申す。関白殿下の名代として参上つかまつった。御城主・北条殿にお目通り願いたい。」

    そして城を前にした官兵衛は「国滅びてはまたと帰らず、死人はまたと生くべからず。方々、命を粗末になさるな!生きられよ!」

    官兵衛カッケー!!

    ややあざいのだけど、なかなかの滑り出しじゃないのかな・・・。
    −◆−

    子供時代にタイムスリップ。

    勝手に屋敷を飛び出して、興味のある話を聞くと厠へ行くのも忘れて小便をたれちゃう万吉君(後の黒田官兵衛/若山耀人)。

    傅役の母里小兵衛(塩見三省・琥珀の勉さん)も万吉に難儀しております・・・。

    ちなみに「あまちゃん俳優」は他にピエール瀧、吹越満さんも出演する様子。


    ある日、万吉は喀血した母・いわ(戸田菜穂)のために薬草を摘みに宿敵である赤松領内の龍神池周辺に入ってしまい、一緒に居たおたつ (三池怜菜)とともに敵兵に捕まっちゃいました。

    知らせを聞いた父・職隆(柴田恭兵)が危険を覚悟で赤松政秀(団時朗)のもとを訪れます。

    正月早々『鍵のかかった部屋』には初代ウルトラマンの黒部進さんが出演し、今度はウルトラマンジャック・団時朗かぁ。
    ウルトラ・オタクとしては個人的に嬉しいな・・・・。

    しかし団時朗は正義の味方では無く、むしろナックル星人のような性格なのか、職隆が仕える小寺政職(片岡鶴太郎)を裏切って自分に付くようしつこく勧誘。

    しかし職隆は、親子共々斬り殺されても寝返らない旨をキッパリ。

    職隆(柴田恭兵)さん、カッケー!!
    −◆−

    赤松方から解放され屋敷に戻ってきた万吉君(若山耀人)は、早速病気がちの母に薬草を差し出しますが、母・いわ(戸田菜穂)は万吉にビンタを浴びせ「万吉、何故母がたたいたか分かりますか? お前の軽はずみな行いが どれだけ皆に迷惑をかけたと思っているのです! 今日、お前は無断で龍野に行きました。あそこは敵の領内。父上は お前を迎えにその敵の領内へ入るしかなかった。これが、どれだけ危うい事か分かりますか? 親子ともども殺されてもおかしくないのですよ! 小兵衛は 全ては己の不徳の致すところと 父上がお留守の間に切腹しようとしました。もちろん、私は止めました。お前が死ぬなら私も死ぬと。万吉。お前はこの家の嫡男なのです。お前の振る舞い次第で人が命を落とす事にもなるのです。お前は一人で生きているのではないのですよ!!」

    万吉に顔を近づけ「分かりますか? だったら母と約束しておくれ。これからは父上の言う事をよく聞くと。そして武家の嫡男としての覚悟を持つと。約束できますか?」

    万吉、泣きたいのをじっと我慢して「はい。」
    若山耀人君、良い表情するなぁ・・・。

    子供店長鈴木梨央ちゃんに今回の若山耀人君----大河の最初に”主人公の幼少期”を演じる子役を見つけてくるのがNHKさんは上手い。


    叱った後、こんどは薬草を受け取り、感謝の念を述べる母・いわ(戸田菜穂)。

    万吉「母上も約束してください。薬を飲んで病を治すと。」

    いわさん、涙がはらり・・・。
    「分かりました。約束します。万吉。まっすぐ生きるのですよ。母はず〜〜っと見守っていますからね。」

    死期を悟っているのか、自ら死亡フラグを立てちゃいました。

    場面が変わると、案の定いわ(戸田菜穂)さんはお亡くなりになっていました。

    そんなこんなは別にして、涙しながら母子が言葉を交わしたシーンはなかなかのものでした。
    戸田菜穂と若山耀人君、良い感じの演技でした。
    −◆−

    小寺が治める村々で野武士が悪さをする凶悪事件が続発。

    外様の職隆(柴田恭兵)が後ろで糸を引いているのではないかとの噂が流れています。

    そんなある日、広峯神社から煙が上がり、万吉が駆けつけますと、野武士たちが暴れております。
    あわや野武士に連れ去られかけたおたつ (三池怜菜)を救った万吉は、偶然にも野武士に指示を出す吉田平蔵(山本芳郎)を見かけてしまいます。

    これを父・職隆(柴田恭兵)に知らせようとしますが、ちょうど石川源吾(升毅)が吉田平蔵をつれて職隆のもとを訪れていたので、その場では話すことをやめて、彼らが帰った後に広峯神社で目撃したことを父・職隆に報告。

    「この目ではっきりと見ました。間違いございません。野武士に指図していたのはあの吉田殿です。」

    金田一少年もビックリの戦国少年探偵状態。

    職隆「ならば、何故あのときすぐに言わなかった?」

    「あの場で言えば、私も父上も斬られていたかもしれません。『三略』にいわく、謀は密なるをもってよしとす。

    普段の勉強の成果が出て「カシコ」な万吉!
    後の軍師・黒田官兵衛に繋がる博識ぶり。

    職隆「相分かった」

    こうして職隆(柴田恭兵)と小寺家を離反させようとした石川源吾の企みは失敗に終わり、赤松へ走ったとのこと・・・。
    −◆−

    職隆が、殿の勧めによって後添えをもらうことになったと万吉に告げます。
    「おまえには辛いかもしれんが、すべては生き残るためだ。」

    職隆の父・黒田重隆 (竜雷太)の教えに従っての言葉・・・。

    万吉「はい。」
    若山耀人君、眼に力があるわ。

    職隆「万吉、此度のことではおまえに助けられた。よくやったな。」

    吉田平蔵の目撃情報を父に伝えたことで褒められた万吉。

    彼の生き方の少なからず影響があったであろう出来事でした。

    こういう部分の描き方は、わかりやすいと言えばそうなんですが、それなりに不自然さを感じずに観ることができます。

    大山巌(反町隆史)と八重(綾瀬はるか)の腕相撲みたいな”取って付けた感”はありません。
    −◆−

    桶狭間の戦いで信長が勝利。

    広峯明神の御師・伊吹善右衛門(尾藤イサオ)から「敵の大将の首を取った者より、敵の居場所を教えた者の方が受けた報奨は遙かに多かった。」と聞かされた万吉が「面白い。信長という人は実に面白い。」

    情報戦・インテリジェンスの重要性を肌で感じた場面であり、後に毛利に付かず、敢えて信長に付いた官兵衛の出発点にもなったハイライトシーンになりました。


    で、1561年に16歳で元服して黒田官兵衛孝高(岡田准一)となって初回は終了。
    −◆−

    実に無難なスタート。上々の出だし。悪い印象は受けなかった『軍師官兵衛 第一話』

    『平清盛』『八重の桜』みたいなことを繰り返すと、いよいよ「大河ドラマの存在意義」を問われかねない崖っぷちに立っちゃうから、安全運転でドラマを進めていくのかな・・・。

    吉田松陰の妹・文(井上真央)が主人公の2015年大河『花燃ゆ』も、主人公がマイナーすぎて期待薄だし、どうにか『軍師官兵衛』は成功させなきゃいけないNHK・・・・。


    とにかく、秀吉、信長、家康ら戦国時代の主役たちに食われないよう主人公・軍師・黒田官兵衛(岡田准一)のキャラが立つことを願うばかり・・・。

    直江兼続(妻夫木聡)お江(上野樹里)も名だたる武将の中に埋没した印象があるから、その にのまえを踏まないことが必須・・・。





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      • 2014/01/06 6:38 PM
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      • 2014/01/06 6:05 PM
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      • キッドのブログinココログ
      • 2014/01/06 3:46 PM
      第一回「生き残りの掟」 
      • Akira's VOICE
      • 2014/01/06 2:20 PM
      嫡男として… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201401050001/ 【送料無料】軍師官兵衛(1) [ 前川洋一 ]価格:1,470円(税込、送料込)
      • 日々“是”精進! ver.F
      • 2014/01/06 12:53 PM

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