ごちそうさん 第68回★め以子(杏)が避難所でふみ(星野真里)にゴリ押し
- 2013.12.17 Tuesday
- 11:45
- NHKドラマ・番組
関東大震災から1週間。
め以子(杏)は両親達の安否をつかめず、心配でぼーっとしています。
ここ何週間で人が変わったようにめ以子に親身に接してくれるようになった静(宮崎美子)は、め以子の気を紛らわせようとして避難所での炊き出しに連れて行きました。
避難所で列を作ってる被災者たちが、東京の実家付近のことを口にしていたので、め以子がこれに食いつきます。
「あ、あの、開明軒っていう洋食屋知りませんか?」
(頼むからその癖やめてよ。
語頭で詰まって「あ、あ・・・」とか音を重ねるケースが異様に多くて耳障り・・・。)
静さんは被災者への気遣いもあって「ちょっと、後にし。なっ。」と め以子を制止します。
しかし、引くことを知らないめ以子は「ご存知ですよね? あのあたりにお住まいなら。あの…私の実家なんです、どなたかご存知ありませんか?」と、谷川ふみ(星野真里)に話しかけます。
自分の肉親が心配な気持ちは分かりますけど、「ご存知ですよね」と決めつけて質問をゴリ押しするめ以子にイラッとします。
ふみ「よかったですね、こっちに嫁いで。」
め以子「えっ?」
ふみは「親は知らないけど。」と言ってプンとした顔でその場を離れていきました。
−◆−
炊き出しの炊事場。
さっきの件を肉屋のトミ(マエダユミ)さんに注意されます。
「そらあんた間ぁ悪いわ。向こうさん、今それどころじゃないねんから。」
め以子「そうですよね。」
トミ「もうちょっと気ぃ遣わんとな。気遣いが足らんねん。」
トミさんに全面賛成!!!
−◆−
被災者におにぎりや味噌汁を配るめ以子。
ふみ(星野真里)がぽつんと一人座っているのを見つけ「さっきはすいませんでした。私が至らなくて。これどうぞ召し上がってください。」とお味噌汁を差し出します。
かまってほしくなさげなふみは め以子に目を合わすこともなく「他の人にあげて。」
め以子は相手の様子にはお構いなしに「みなさん一通り渡ってますから遠慮なく。」と味噌汁とおにぎりを勧めちゃいます。
ふみがそっぽを向くので「あっ、じゃあ、お味噌汁だけでも。食べないと力出ませんから。」と、しつこく勧めます。
するとふみ(星野真里)が味噌汁の入ったおわんを払いのけ、熱い味噌汁がめ以子にかかり「熱っ!」
少々のことではくじけないめ以子は「あの、でも、本当に食べないと力出ませんから。」と自分の考えを押し付けてきます。
ふみは俯いたまま「力出してどうしろっていうの。ねえ、今更 力出して私 どうしろって言うのよ!!」と半泣きで抗議します。
それでもめ以子は「辛い気持ちはわかります。でも食べないから どんどん気が滅入っちゃうんですよ。」
め以子の押しつけがましさが鬱陶しいです!!!
「食べないから どんどん気が滅入っちゃうんですよ」とまで言ったら、あたかもふみ(星野真里)の自己責任を問うてるみたいに聞こえちゃう!!
食べなきゃいけないのは当然なんだけど、め以子のものの言い方が感じ悪すぎ!!
『八重の桜』の最終回で、傷病兵に「しっかり食べて早く力をつけねえと。」と声かけをしていた八重(綾瀬はるか)さんと 言ってることは似てるんだけど、相手への気遣いが滲む八重と、自分中心的なめ以子では大きな違いが見えます。
で、ふみは「あんたに私の何がわかるっていうの?」
−◆−
炊き出しのリーダー格のおばちゃんが怒ってます。
「避難してきはった人に怒らせて 何考えてはりまんのや!?」
め以子は遠慮無く反論します。
「食べないと身体もたないじゃないですか。本人は食べたくないって言っても。体が食べたがってると思うんです。私だって心配で食べたくないって思ったけど食べたら少しは落ち着いたし。」
自分を中心に地球が回ってるって感じの言い分・・・。
おばちゃん「とにかく もうここでは顔出さんとっておくれやす。」
め以子は「あ、でも、このまま あの人食べなかったらどうするんですか。」と言い返します。
人から注意されたとき、必ずといっていいほど言葉の先頭に「でも」とか「けど」をつけるのが、め以子の悪い癖です。
おばちゃん「落ち着いたら食べはりますわ。」
め以子「でも…。」
ほら、また「でも」が出ましたでしょ・・・。
お静さんが仲立ちして、とりあえず避難所から撤退。
−◆−
正蔵(近藤正臣)のところに行っため以子。
「家に居たら居たで落ち着かなくて。」
正蔵は「私は私で救われに行っとって、それが誰かに役に立つとるんやったら結構な話やないか。そのぐらいの気持ちでおったらええのや。あのな、表に出なんだらそれですむ話やないかいな。」とアドバイス。
これを受けて、再び避難所を訪れため以子は炊事場をのぞき込んで「あの〜〜」
忙しくて誰も自分の方を見ないものだから もう一度声を大きくして「あの〜〜!!」
間合いを見計らって話しかけるんではなく、声を大きくして振り向かせる振る舞いは実に不遜であります。
こういう部分から直していかないと、どこに行っても摩擦が起きますよ。
で、ようやく皆が振り向いたところで「あの、私、やっぱりここでお手伝いしたいです。絶対表には出ませんから、ここで下ごしらえしたり、ご飯炊いたりするだけでいいんで・・・。」
リーダー格のおばちゃんが嫌な顔をしています。
そりゃ良い顔しないわ。
だって、先日の不始末を謝罪もせずに「…ご飯炊いたりするだけでいいんで」ってのは言葉の選び方が失礼。
この場合ならば「先日のことは申し訳ありませんでした。もう表には出ませんからご飯炊きなどお手伝いさせてください。」とか言うべきじゃないのかな??
め以子は就活の面接に言ったらアウトなタイプかな・・・。
しかしながら、市場のおばちゃんが助け船を出して「この子、ごっつう料理できるんですよ。」
これでなんとか炊き出し部隊に入れてもらえることに・・・。
一方、ふみ(星野真里)は、夫と2人の子どもとの団欒を思い出し涙を流していました・・・。
家族を亡くした様子・・・。
次回へ続く・・・。
−◆−
今回もヒロインめ以子の「自分本位で押しの強い性格」に辟易としました。
しかし放送開始から10週連続で視聴率が21%を超える好調ぶり・・・。
本当に好調なのか、小生がずれてるのか???
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