ごちそうさん 第58-59回★大きなお獅子と 小さな小さな奇跡
- 2013.12.06 Friday
- 10:18
- NHKドラマ・番組
我が関西では先週「視聴率24%台」を記録したのだけど、ポジティブな感想が一向に浮かばないのは何故?
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【 第58話 】
天神祭に大村(徳井優)がノリノリで、大阪市役所建築課も手伝いに参加することになっていてペーペーの新任職員・悠太郎(東出昌大)も当然駆り出されます。
悠太郎がそのことをヒロインのめ以子(杏)に話しましたら、彼女はあろうことか「断ってよ。市役所は半ドンなんでしょ? 家族みんなでお獅子が来るの待とうって。」
ある意味、衝撃的な発言。
これが現代の”付き合いゴルフ”とかなら「断ってよ!」と文句を言われてもさもありなんだけど、天神祭という「地域の公式行事」の手伝いは仕事以上に外せない業務でしょ・・・。
そもそも、このドラマではめ以子(杏)と悠太郎(東出昌大)の「夫婦の会話」が極端に少ないのに、たまに喋ったらこんな有様・・・・。
こんなにトホホなのに、どうして視聴率24%とれちゃうのか!?!?
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天神祭の日に芸妓として現役復帰するお静(宮崎美子)さんに「そんなぁ、天神祭はみんなでって。」と文句を垂れるめ以子。
お静さん「ごめんなぁ。間ぁ悪うて。」
宮崎美子は関西人じゃないのに、関西独特の はんなりした間合いの取り方が上手いなぁ。
で、め以子は「ああ、いえ・・私が、勝手に突っ走ってただけですから。」
そう、その通り!!!
ちゃんと自覚してるんやんか・・・。
大阪編ではひたすらめ以子が勝手に突っ走って独り相撲を取ってるだけだものねぇ。
−◆−
め以子が希子に「お静さんって、毎年 天神祭はお座敷出てるの?」
希子「いえ・・・。」
め以子「私がうるさいから、うちにいたくなくなっちゃったのかな?」
ホントそう思う。
平素の杏ちゃんより少し高い声の標準語で面倒くさいことばっかり言うから耳がキンキンしちゃう。
お静さんはどうか分からんけど、むしろ悠太郎(東出昌大)はめ以子の面倒くささに難儀して家にいたくないのとちがうかな・・・。
(『平清盛』で北条政子を演じた杏ちゃんは魅力的だと思ったけど、め以子は好きになれないわ。)
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「あっ、あっ、すいません・・・」
「あ、これこれ、しもといて。」
「あ、あの・・・天神祭の献立なんですけど・・・」
「あ、明日のための・・・」
「あ、いや、言いましたけど、それは・・・」
相変わらず言葉が語頭でつまって「あ・・」とか「えっ・・」とかが付くセリフが妙に多く、頻度があまりにも高いから耳障りです。
脚本家さんの「癖」なんでしょうね。
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【 第59話 】
安西先生(古舘寛治)とデートしていた和枝(キムラ緑子)でしたが、天神祭は家族と過ごすように言われて帰宅してきました。
怖いもん知らずの室井(山中崇)が和枝に「どうもどうも、その節はぁ。駆け落ちしてきたときに追い出された。ユニークですよねお姉さん。いける口ですか、僕一度お話ししてみたいと思ってたんです。」
ここで「ユニーク」という外来語を聞くとは思わなかったなぁ・・・。
作家の卵だから語彙が豊富なの??
で、室井は「狭いけどお上がりください。」と、超古典的なギャグまで平気で口にしちゃいます。
それにしても室井という人は、風貌も性格も「如何にも」って感じのキャラクターですねぇ。
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なかなかお獅子が来ません。
待ち疲れたのかめ以子がご飯をかき込んでいて馬介(中村靖日)が「もう5杯目やで。」
子供の頃のめ以子(豊嶋花)を思い起こさせるような表情で がっついてるめ以子は「うん、おいしくって、おいしくって。」
鬱陶しいわぁ・・・。
家族再生のために一人粉骨砕身頑張ってるヒロイン・め以子は「でもみんなで一緒に食べたかったなぁ。」としみじみ語る----そう言いながらもお箸を口に運んでモグモグ・・・。
食いしん坊キャラだから仕方がない・
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お座敷にあがっていたお静=千代菊(宮崎美子)さん。
若かりし日に正蔵(近藤正臣)からハモニカをもらってることなんかを思い出しながらのお座敷。
そうこうしてるうちに三味線を弾いていると弦が切れちゃいました。
三味線を畳の上にそっと置いたお静さんは「もう千代菊は、おらんみたいですわ。」
宮崎美子、味のある芝居してるなぁ・・・。
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源太(和田正人)が包みを手に訪ねてきました。
説明をしたそうなんですが、他のことに紛れてめ以子に話が出来ずじまい・・・。
説明しなくても、全国の視聴者は箱の中身が何か想像が付いております。
ようやく西門家の方に向かってお獅子がやって来ました。
ご機嫌の和枝が「なんや今年のお獅子大きない?」
食中毒か何かで本来お獅子をする人が倒れてしまい、長身の悠太郎がお獅子をやってるのでした。
そこにお静さんが帰って来ました。
お獅子が西門家から離れていって、め以子が目で追っていたら、人混みの中に正蔵(近藤正臣)が立っております。
お静さんも気づいて小さくお辞儀・・・・。
正蔵は立ち去って行きました。
−◆−
家の中に戻った面々。
源太から手渡された重箱をめ以子が開くと、大方の予想通り白いハモニカが10個入ってました。
お静さんがこれに反応。
め以子は「あ、あのすみません。あの、わたしが師匠にお静さんが食べたいかもとか言ってしまって、それで、作って、くれたんだと思うんです・・余計なことだったらゴメンナサイ。」
め以子の言葉が耳に入らなかった様子のお静さんはハモニカを一つ手にしてパクっと一口・・・。
二口目を食べる時にはしゃくり上げるように泣き始めています。
「こんな、こんなんとちゃうねんで。ホンマはもっと綺麗やねんで。こんな不細工ちゃうねん。」
二つ目を手に取り「けど、こんなにおいしゅうもなかったなぁ。こんなにおいしいもんでもなかったわ」と泣きながら微笑みも混ざります。
宮崎美子、なかなかの見せ場であります。
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お台所で洗い物をしているめ以子。
皿を持ってきた希子が「今日、一瞬だけみんなで一緒に過ごしたんちゃいます?」
「え?」
希子「お獅子来たとき、お父さん居ましたよね。」
め以子「あ、あ!! そうよね希子ちゃん。家族みんなで過ごしたのよねぇ!」
ナレーション<天神祭の夜、西門家に起きた小さな小さな奇跡のお話でございました。>
は〜〜〜。
小さなを2回付けてもこれを奇跡と呼ぶのは大仰すぎるベ。
大騒ぎしたハモニカは、源太経由で簡単に手に入っちゃうし・・・・。(食感とか味とかが いまいち想像付かん・・・)
なんとも言えない肩すかしのオチで次回へ続く。
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今週に入って、なんだか和枝(キムラ緑子)は人が変わったように大人しくなってセリフも少ないですね。
ハモニカが入ってる重箱を開けたシーンでも和枝は立って見てるだけでしたものねぇ。
株が暴騰したり、安西先生(古舘寛治)とおつきあいできてご機嫌なんでしょうけど、「超いけず」だった頃とのギャップがデカすぎますわ。
一方、悠太郎(東出昌大)はどんどん影が薄くなってきてるようで・・・・。
こんな感じで『ごちそうさん』は面白くないんだけど、昼放送直前の30秒間、紅白PRのスポットが毎日流れていて紅白PR大使・能年ちゃんの顔を見られるのが救いです
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