橋本愛「ハードナッツ!」第5回★ワイン方程式と不倫と毒ワイン

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    ドラマ10 ハードナッツ!
    数学girlの恋する事件簿 第5回

    「ワインと殺意の方程式」


    『ハードナッツ!』第5回は、「数学とワイン」の関連づけと、探偵モノとして良い意味での「定番的な展開」があって、分かっていても面白かったです。
    −◆−

    <世界中の誰も気づいていないけれ、この世の中を動かしているのは、いくつかの数式だ。料理だってそう。例えば肉に焦げ目をつけるのは、こんな数式で表せるし、状にゼリー状にするにはこの数式になる>と、エプロン姿のくるみ(橋本愛)が宙に浮かんだ数式を指します。

    <どうして料理なんかしてるのかって? ふふふ。男の心をつかむには、まずは美味しいご飯。人類創造の瞬間からそう決まってるのだ。それではレッツ・クッキング。>

    映画『アメリ』のオドレイ・トトゥみたいな表情で料理について語るカメラ目線の橋本愛ちゃんの仕草や口調がキュートで、且つ面白い。

    さらに、頭に三角巾を付けたくるみ(橋本愛)が料理番組みたいな感じで<牛肉の赤ワイン煮。まずは下ごしらえ。ジャガイモは90°に4等分し、人参は60°に6つ割にして面取りをする。玉ねぎは2 mm幅に薄切りをし、マッシュルームは石づきを取っておく。>

    やっぱカメラ目線の橋本愛ちゃん可愛らしいわぁ。
    宙に浮かぶ数字や図もオシャレ。

    <フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れて熟し香りが出てきたら牛肉を片面30秒ずつ熱して鍋に移す。同じフライパンで玉ねぎをしんなりするまで炒め、鍋に入れる。ブーケガルニごと水400 cc。そして最後に赤ワインを600 cc入れてじっくり煮込むのだ。後は美味しくなるのを 待・つ・だ・け。>と、滝川クリステル風に締めたくるみちゃん。


    奈津子(岡野真也)を招いて「お待ちどうさまです。牛肉の赤ワイン煮。どうぞ召し上がれ」と、自信満々で料理を勧めるくるみ。

    奈津子「いただきます。」
    くるみは「どうかしら?」と、可愛らしい顔で問いかけながらも腹のなかでは<もちろん完璧な味だということは分かっているけど>と自身の塊。

    ところが奈津子は浮かぬ顔で「微妙。」

    冒頭からここまでだけでも十分に面白い。事件がなくても面白い。橋本愛ちゃんだけで充分面白い。
    大したヒロインであります。
    −◆−

    ワイン評論家の夏目(小須田康人)が自宅で階段から転落して死亡する事件が発生。

    まだ事件を知らないくるみは、数学を料理に応用した料理研究家・里中舞(能世あんな)がレシピ本の出版を記念して開催した「サイン&握手会」で順番待ち・・・。

    くるみ(橋本愛)に順番が回ってきて「こんにちは。あの 私 別にサインが欲しくて来た訳じゃないんです。もちろん くれると言うんなら頂きますが。」

    変人女子大生・くるみの不躾さが可笑しい!
    大人にタメ口でズケズケとものを言うアキ(能年玲奈)ちゃんと良い勝負です。

    くるみ「本題です、あなたの言う通りフーリエの法則に基づいて料理をしてみたんですが、ちっとも美味しくなかったんです。」

    くるみが細かく記録したノートを一読した舞は「ねぇ、煮込むのに、このワインを使った? シャトーマルコーはワインの風味が強すぎて料理の子素材が負けてしまうわ。でも大丈夫? マルコーの1982年ものなんて軽く20万円はするわ。」

    <あのワインは森崎教授の部屋から勝手に持ち出したけど、まさかそんな高級品だったとは・・・まずい。>

    というわけで、今回は『ワイン』が事件のキーワードになります。
    なかなか巧い導入部であります。
    −◆−

    サイン会をしていた里中舞に、夏目の転落死について話を聞きに来た伴田刑事(高良健吾)。

    くるみはニコニコ顔で「奇遇ですねぇ。」
    伴田はくるみに聞きたいことがあるようだったので、研究室へ・・・

    料理した痕跡が残ってる研究室に入ってきた伴田が絶句。

    くるみ、心の中で< うふふ 驚いてる。私が料理するなんて訳ないって思ってるからギャップにやられてる。ラブレターはちっともなびかなかったけど、今回は成功。男なんて単純>

    作戦成功を信じて疑わないくるみの心の声と仕草が面白過ぎ。

    ところが伴田は「汚い。ちょっとは片付けろ。」
    くるみ、フリーズ。

    で、夏目が死亡した事件で気になることがあるという伴田。

    階段から落ちたときに割れたと思われる瓶の破片が写った写真を見たくるみは「破片が不自然ですね。普通階段からワイン瓶が落ちて割れたのなら、瓶の破片は”べき分布”に従います。」

    こうして数学的アプローチからくるみは「何者かが手を加えた可能性が高いということです。」として、単なる事故死では無いことを伴田に示唆。

    ”難波くるみ”になりきってる橋本愛ちゃんの表情の豊かさが好きやわぁ。
    「役作り」だとか「演技プラン」がシッカリしていて素敵です。

    さらにくるみは、死亡した夏目の部屋に書かれていた方程式がワインの品質をはじき出す「アッシェンフェルターのワイン方程式」であることに気付き、伴田に教授・・・・。

    このドラマの軸となる「数学」とワインが絡んできて良い感じです。
    −◆−

    自転車に乗ったくるみが夏目の妻・里花子(原沙知絵)が運転する自動車にわざとぶつかって行って、1982年もののシャトーマルコーをせしめたくだりもメッチャ面白かったけど、書き切れないからパス。(宙を飛ぶくるみの表情とか可笑しかった)

    話しを端折って、死亡した夏目を『送る会』がパーティ形式で執り行われます・・・・。

    くるみ(橋本愛)のほか、青山捜査一課長(矢島健一)の人脈で伴田刑事(高良健吾)たちも参加。

    会場の舞台に里花子(原沙知絵)が登場して挨拶を述べた後「実は、夫が残したワインカクテルのレシピがあるんです。今日は感謝の気持ちを込めて、皆さんに飲んでいただきたいと思っています。ですが、そのカクテルにはまだ名前はありません。まずは夫の盟友である里中さんに飲んでいただき名前を付けてもらえればと思ってるんです。」

    舞台上のテーブルでバーテンダーがシェイクし始めます。

    里花子「ちょっと味見させてくれる? 冷え加減が重要なの。」

    試飲して「ちょっとシェイクが足りないみたい。」

    この時点で、なんか『名探偵コナン』っぽい雰囲気が充満し始めています。

    お約束のパターンなら里中(岡田浩暉)がワインを飲んで死んじゃう流れかぁ??

    で、いよいよワインカクテルが出来上がって里中がこれを口にします。
    「なかなかイケてる。さすが夏目くんのレシピだ。」

    直後。案の定 口から血を吐き床にぶっ倒れる里中・・・。

    先に飲んだ里花子は平気なのに、後から飲んだ里中が死んじゃうという王道のパターンで、コナン君だったら小五郎に麻酔針を発射しそうな場面。

    どうなるか分かっていても面白い。(人が死んで面白いってのも恐縮だけど。)

    警察が会場を封鎖し、全員の身体検査・持ち物検査・

    順番が回ってきて伴田の前に出たくるみは「伴田さんがするんですか? 何も出なかった場合。私の純潔を汚した責任は・・・。」

    言い終わらないうちに婦人警官がやって来て純潔問題には発展しませんでした・・。

    やっぱ、くるみオモロイ。
    −◆−

    肝心の事件解決部分を省略するのも気が引けるけど、書き切れないから仕方ない。

    とにかく くるみが「あの時、里中さんを殺すことができたのは、ただ1人。里花子さん、あなたです。」
    こういうストーリーになくてはならない「犯人はお前だ!」的なセリフ。

    動機はと言うと、舞子と夫・夏目が不倫をしてたこと・・・。
    浮気を知りながらも耐えていたんだけど、ある日堪忍袋の緒が切れて階段方突き落としちゃったのでした。

    そのきっかけは・・・。
    2人が初めて出会った記念日に、夏目が「今日の為にとっておきのワイン。君が生まれた年の・・・。」と言って里花子(原沙知絵)に差し出したワインが『1984年もの』(春子=有村架純が上京した年やね・・・関係ない。)

    だけど、里花子が生まれたのは1981年。
    1984年生まれなのは、浮気相手の舞子だった・・・・。

    これで里花子は「ブチンと何かがキレた」のだそうです。

    こうして今回もくるみの推理のお陰で事件解決。
    −◆−

    後日。伴田刑事(高良健吾)にくるみからメール。
    <今夜豪華ディナーにご招待。森崎研究室までお越しください>

    くるみが準備したご馳走はチキンのグリル。ゴルゴンゾーラとクルミのソース。野菜グラステリーヌ クルミのソースを添え。

    一口食べた伴田が「まずい! これは理論云々というより、センスの問題だぞ。」

    伴田が料理してみせることになり、手際よくオムライスを作りました。

    くるみ「ポーカーといいワインといい、なんでそんなことしてるんですか? 伴田さんて何者なんですか?」

    伴田「ただの刑事だ決まってるだろ。」

    伴田の裏の顔は今日は出ませんでしたねぇ・・。
    あと、くるみの子供時代に起きた「何か」も未だに明かされませんしねぇ・・・。
    −◆−

    以上、橋本愛ちゃんの演技と、如何にも探偵モノって感じだったエピソードが面白かったハードナッツ!第5話でした。

    小生の好みに合うので、今期ドラマの中で一番面白いです。

    「クールな美少女」ってイメージを突き破って変人になりきってる橋本愛ちゃんの演技への取り組み方が素敵です。

    あらら、BSで『はつ恋』の再放送してる・・・16歳だった頃の橋本愛ちゃん、めっちゃ美少女!!



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