あさきゆめみし 八百屋お七異聞 第9話★前田敦子、セリフが少ない

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    あさきゆめみし 〜八百屋お七異聞
    第9話「恋の罪」


    前回は、あまりにも辛気くさくて感想を書く気にならなかったけど、気を取り直して今週は感想を書くことに・・・。
    −◆−

    お七(前田敦子)が奉行所に出向き、大円寺に火をつけたのは自分だと申し出たことを知った勘蔵(平岡祐太)は奉行所に出頭して真の火付け犯は自分だと証言。

    やっぱりあんたは、吉三のことをチクっただけじゃなくて放火の真犯人だったのね・・・。

    大老・堀田正俊(中山城治)は「筋道を立てて考えれば誠の火付けはどうやら勘蔵じゃな。・・・とはいうものの、今更 勘蔵を罪には問えまい。火付けはお七でよい! 勘蔵の訴えはなかったことにせい。」と南町奉行・甲斐庄正親(篠井英介)らに指示。

    一旦方針決定したことを曲げようとしない官僚主義であります。

    で、官僚とヤクザを足したような振る舞いに及ぶ奉行所は、首つり自殺に見せかけて勘蔵を始末しちゃいました。

    「始末」って言葉は意味が広いですねぇ。

    『ごちそうさん』のめ以子(杏)が苦労している”始末”は「無駄遣いしないこと。倹約すること。」を表し、『あさきゆめし』は殺人。『八重の桜』の時栄(谷村美月)の不倫は「不始末」と表現されるし・・・・。
    −◆−

    お七(前田敦子)に対する最後の吟味(最終弁論?)。

    温情のある与力・中倉頼母(矢島健一)が「これまでの申し立てに付け加えることはないか?」

    お七「ございません。」

    中倉「取り消すことはないか?」
    お七「ございません。」

    「これが最後の吟味だぞ。」
    お七「はい・・・」

    大円寺に火を放ち、江戸に大火事を起こしたかについての罪状確認にも「間違いございません。」とお七。

    中倉「仕置きの申し渡しは7日後 お白州にて執り行う。」

    お七「かしこまりました。」

    中倉「お前はいくつか?」
    お七「16でございます。」

    中倉「では火をつけたときには15じゃな」
    お七「はい。」

    中倉「15ではまだ子供じゃ。お白州でお奉行様にとわれたらそのように申し上げるが良い。」

    青田源之丞(高橋和也)も「さるお方のお計らいじゃ。子どもであれば、死罪は免れる。」と、お七に声を掛けます。

    お七「はい。」

    この場面、主人公のお七のセリフは、ことごとくワンセンテンスで終わっていました。
    この場面に限らず、異様なまでに主人公のセリフが少ないドラマも珍しいですねぇ。


    セリフを付けられないようなヒロインをわざわざ使ってドラマ作りしないでも良いのに・・・。
    それでもNHKは「前田敦子」という知名度・ネームバリュー・話題性が欲しかったのかなぁ。
    −◆−

    牢獄の廊下を移動中すれ違うお七(前田敦子)と吉三郎(池松壮亮)

    心の中で互いを呼び合う2人。
    ただそれだけ・・・・。
    心の奥深いところにある激情が伝わってこないのが残念。

    お七と吉三の苛烈なまでの恋心がこのドラマの前提なんだから、表情や仕草などの演技によって命がけの恋を表現して欲しいものです。
    −◆−

    吉三(池松壮亮)は火付けについては無罪になりましたが、虚偽証言の咎で「百叩き」の刑と向こう5年間の「江戸所払い」に処せられました。

    百叩き、痛そうですね。
    でもね、痛そうなだけではダメなんだと思います。

    例えば『龍馬伝』の獄中の武市半平太(大森南朋)や拷問を受けている岡田以蔵(佐藤健)あたりからは、痛みだけではなく固い信念や怒りや諸々の感情が滲みだしていましたでしょ。

    申し訳ないけど”池松壮亮”君の演技は痛そうにしか見えないです。
    −◆−

    百叩きを執行されて見るも無惨な有様で大乗寺に引き取られた吉三。

    松尾芭蕉(平田満)が見舞いにやって来て「芭蕉野分して 盥に雨を 聞く夜哉」と一句詠んじゃいます。

    このシチュエーションでこの歌を詠んだことの意味が高尚すぎて理解できません。
    なんとなく場違いな気はしますが・・・。

    その上で芭蕉は吉三を東北行脚に連れて行こうかと提案し「わびさびの境地を深め、また違った心持ちになれるかも知れん。」と述べます。

    しかし住職(田山涼成)が吉三は西国行脚をすることになってる旨を告げて場所の申し出を辞退します。

    せっかくの芭蕉の申し出なのに、どうして西国行脚に拘るんだろうか??

    芭蕉、今度は「寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき」と一句披露して帰っちゃいました。

    これまたこの歌を詠んだ意味が高尚すぎて理解できません。

    って言うか、お七へが仕置き(火あぶり)になるであろうという切迫した状況にあって、わざわざ芭蕉を登場させて悠長に俳句を詠ませた制作者側の意図が読み取れません。

    これ、最終回に繋がる何らかの伏線なの???
    まさか無駄なシーンじゃないよね??
    −◆−

    1683年3月28日 お白州で刑の申し渡し。

    南町奉行・甲斐庄正親(篠井英介)が「仕置きを申し渡す。神妙にせい!」「申しつくるは死罪。江戸市中を引き回しの上、火あぶりの刑に処す。仕置きは3月29日品川鈴ヶ森の刑場にて行う。」

    中倉が「なんぞ申しあげることはないか?」とお七に問い掛け、事件当時15歳であったことを述べさせようとします。

    しかしお七は無表情なまま「ございません。」

    「火を放った大晦日は、まだ15じゃな? 答えよ。まだ子供であったな?」

    お七「いいえ。大人でございます。私は、恋をしておりました。逢いたくても会えぬお方にひたすら恋い焦がれ、火事を起こせば 、また会えると思いたい大罪を犯しました。」

    やっとワンセンテンスで終わらないセリフが出てきた!!

    中倉「火あぶりになってもよいのか?」

    お七「もとより覚悟いたしております。」

    少年法を盾にして死罪を免れることも出来たのに、敢えて火あぶりを選んだのは、死ぬことで吉三への愛を貫き初恋を完結させようと考えているのかなぁ・・・・。

    で、この場面ではようやくワンセンテンスではないセリフはあったけど、前田敦子の表情から伝わってくるものが希薄でした。
    −◆−

    以上、クライマックスが近づいているというのに視聴率が4.1%だった『あさきゆめみし』第9話。

    ヒロイン・お七(前田敦子)が、やってもいない放火の罪で「火あぶり」になるかどうかでヒヤヒヤ・ドキドキしそうなところまで来てるんですけど、一向に感情が反応しません。

    残念なことに前田敦子と池松壮亮の演技力・表現力では、命を賭けてでも完結させたい恋に見えていないからドラマが空虚なんですよねぇ・・・・。

    物語のど真ん中に居るはずのヒロイン・前田敦子のセリフが少なくて、たまにあるセリフもワンセンテンスで終わっちゃうことがほとんどって有様は残念すぎます。(時代劇の悲恋モノだから”古美門”ほど喋りまくらなくてもイイのだけど)

    ヒロインたるものは『ハードナッツ!』の橋本愛ちゃんくらいの存在感や表現力を見せて欲しいです。




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      『木曜時代劇 あさきゆめみし 〜八百屋お七異聞』(もくようじだいげき あさきゆめみし やおやおしちいぶん)は、NHK総合テレビで、2013年9月19日(毎週木曜日20:00 - 20:43)から同年11月21日まで放送中。全10回。 木曜時代劇25年度新シリーズ(新作としての)第一弾
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      • 2013/11/15 5:15 PM

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