「真夜中のパン屋さん」第2話★小さなパン泥棒と育児放棄

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    ドラマ10「真夜中のパン屋さん」
    第2回「小さなパン泥棒」


    「ブランジェリー・クレバヤシ」にある日、とても小さな客が現れる。次々とパンを手づかみにし金を払わずに店から出て行ったので希実(土屋太鳳)が「泥棒!」と叫びながら後を追い少年を確保。

    店に連れ帰ると、こだま(藤野大輝)と名乗るその少年は「お姉ちゃんがパンは好きなだけ持ってってイイって」と暮林(滝沢秀明)らに証言

    希実「はぁ? 、何言っちゃってんのそんなこと一言も言ってませんけど。」

    この時点ではウソつき少年だと思ってたんだけどなぁ・・・。
    −◆−

    保護者に支払いを求めるためにこだまを連れて彼の家に行った希実。

    幼い息子が万引きしたことを聞いたこだまの母・織絵(前田亜季)は、土下座して謝罪し1万円支払って警察沙汰だけは回避してもらえるよう懇願。

    母子が家の中に入り、希実が帰路についた途端 家の中から何かが壊れて割れるような音がして、さらに「ごめんなさい。もう二度としません。ごめんなさい、ごめんなさい・・・・」とこだまが泣き叫ぶ声が聞こえてきました。

    虐待!?
    何かハッとするようなシーンです。
    −◆−

    そのまま「ブランジェリー・クレバヤシ」に帰って来た希実が暮林に「あの子ぶたれてた。何度も。泣いて謝ってた。しょうがないよね、あんなことしちゃったんだし。」と、やるせない様子。

    暮林「ごめんね、なんか嫌な役目させちゃって。」

    希実「昔ね、母親によく言われてた。親は子を選べないけれど。子供は親を選んで生まれてくるんだって。」

    暮林「それ聞いたことある。確か、子どもたちは生まれてくる前、雲の上から見て、あの女の人の子供になりたい。そう決めて生まれてくる。だから、お母さんはそうやって自分を選んでくれた子どもたちを大切に大切に感謝を込めて育てなさいっていう・・・。」

    希実「それ違うよ。その人の子供になろうって自分で決めて生まれてきたんなら、その子はどんなことがあっても耐えなさい 我慢しなさいっていう自己責任ってやつ? だからしょうがないんだよね あの子も・・・。自分で選んで決めて、あの母親の子になったんだから。しょうがないんだよ。」

    悲しそうな顔で希実の話を聞き、否定も肯定もしない暮林(滝沢秀明)・・・

    複雑な家庭環境が背景にあるから、希実は”生まれてきた子供の自己責任”なんて風に考えちゃってるんでしょうね・・・。

    で、自室に帰った希実(土屋太鳳)は、こだまの泣き叫ぶ声を思い起こして物思いにふけっています・・・。

    この時の土屋太鳳ちゃんの表情・・・若いのにシブい演技をしますねぇ。
    心の内を滲ませる感情表現が巧いなぁ。
    −◆−

    ベッドにいるこだまに母・織絵が「ごめんね、さっきはぶったりして。お母さんね。なんだか嫌なことばっかりなの。朝起きるのも夜寝るのもご飯食べるのも全部辛い。ごめん・・・。」

    抱きついてきたこだまの手を振り解くようにして離れていった母・織絵・・・。

    織絵の鬱々としたセリフが重苦しくて、何とも言えないシーン。
    余程の事情を抱えて精神的にギリギリのところに居るようですねぇ。
    −◆−

    織絵がパン代と迷惑料として1万円を支払ったんだけど、キッチリしておきたい暮林は、お釣りを希実に持たせます。

    こだまの家に着いた希実は、庭で遊んでいるこだまと遭遇。
    彼は、さっきまで降っていた雨でびしょ濡れのままカエルや猫と遊んでいます。

    希実が「早く家に入って着替えたほうがいいよ。」
    こだまは「鍵かかってる。お客さん来てる。お客さんいるときは俺外になきゃいけないんだ。」

    はっとした希実は、子供の頃、大雨なのに家の外に追い出された自分の姿を思い出します。
    繰り返しになりますけど、土屋太鳳の表情がシブいです。(褒めてるつもりなんだけど、若い女子に対して「シブい」ってのは褒め言葉になってるかな?)

    おもむろに希実は「行こうか。」とこだまに声を掛け、手をつないで門から外に出ます。

    手を繋いで並んで歩く希実の後ろ姿に、こだまを庇護してあげたいという気持ちが滲み出ています。
    −◆−

    「ブランジェリー・クレバヤシ」に帰って来た希実とこだま。

    びしょ濡れのこだまをお風呂に入れてあげます。

    浴槽に浸かって楽しそうに「線路は続くよ、どこまでも♪」と歌ってるこだま。

    更衣室から希実が「あのさぁ こだまさ、あんまり我慢とかしなくていいと思うよ。言いたいことがあればもっと言っていいと思うし。」と声をかけます。

    自分自身が家庭のこととか学校のこととか色々と我慢してるから、そういう声かけをしたのかな・・・。
    希実には こだまの心の痛みが分かるんですねぇ。
    −◆−

    風呂から上がってきたこだまは、柳弘基(桐山照史)がパン生地をこねるのを見よう見まねでお手伝い。

    家族的雰囲気に飢えているせいか、4人での作業をとても楽しそうにして屈託のない表情を見せるこだま。

    で、焼き上がったパンを家に持って帰らせることにした柳は「おかあさんにちゃんと言えよう。今度は勝手に持ち出したんじゃないって。」

    するとこだまは「この前の本当は違うの。本当にパン好きなだけ持ってってイイってお姉ちゃんに言われたもん。」と万引きを否定。

    希実はそんなこと言ってないと否定・・・

    こだま「希実ちゃんじゃなくて・・・」
    別のお姉さんから去年の夏休みの終わり頃に幾らでもパンを持ち帰って良いと約束したというのです。

    真実に気づいた柳・・・・。
    こだまが言うお姉さんの正体は、事故で亡くなった美和子(伊藤歩)。
    彼女が店がオープンしたのちには、パンを持ち帰って良いと指切りしていたのでした。

    こだまがウソつきではなかったことが分かったこのくだり、亡くなった美和子との関わりがホッコリとイイ感じに描かれていて素敵です。
    −◆−

    夜も更けて、暮林と希実が付き添ってこだまが帰宅。

    電気が消えて誰もいない様子。
    机の上に置き手紙があって<お母さんはしばらく帰れません。>と書かれています。

    こだまは咄嗟にこれをくしゃくしゃに丸めて、暮林たちに「ちょっと遅くなるんだって。送ってくれてありがとうございました。」

    「大丈夫。 一人で?」
    「だいじょぶです。すぐ帰ってくるし。」

    小学校3年生で親にホッタラカシにされてるこだま。気丈に振る舞ってるけど、不憫で切ないなぁ・・・。
    −◆−

    開店準備を手伝う希実が柳に「あんたも誰か好きな人に食べさせたいって思ってブランジェになったの?」

    「俺はまぁ始めた動機は純愛だよ。中学の頃から、ずっとあこがれていた人がいてな。」

    希実「年上の人?」

    「うん、で、その人がパン屋さん始めたいって、パン教室通い始めてな。」

    ピンときた様子の希実・・・。

    柳「だったら俺も俺はブランジェにパン職人になれればもしかすればずっとその人のそばにいられるかなって思ってな・・・。で『いつか俺のこと振り向かせてやる。』なんて思ったわけさ。」

    柳も美和子(伊藤歩)のことが好きだったんかぁ・・・。

    亡くなっている美和子と、こだまや柳が繋がってるエピソードがうまく作れています。
    −◆−

    またパン作りの手伝いに来ているこだま。

    柳「そっか、お母さん美味しいって言ってくれたか。」
    こだま「うん、世界一おいしいチョコパンだって。」

    本当は母親が帰って来ていないわけですから、かなり切ないです。

    こだま「てもね、織絵ちゃん(母)は少しだけ楽しいが足りないの。だから俺は楽しいをいっぱい、いーーぱい作ってあげるの。」
    −◆−

    以上、ゆったりした雰囲気の中で、心に染みる話しをさりげなく積み重ねた『真夜中のパン屋さん』第2話でした。

    派手さはないですけど、温かさが良い塩梅。

    ドラマの雰囲気と土屋太鳳ちゃんの個性が見事にマッチしてるのも良いですねぇ。

    厭な感じが全然しない良質のドラマです。






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      ブランジェリークレバヤシのパンを勝手に持ち去ろうとした上、 「お姉ちゃんが好きなだけ持って行っていいと言った」と言い訳した少年水野こだま@藤野大輝、 そんなことを言った覚えのない篠崎希実@土屋太鳳は嘘つき少年と決めつけるが、 こだまに以前その話をしたの
      • まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)
      • 2013/11/16 1:03 PM
      2013年4月28日から6月16日までNHK BSプレミアムのプレミアムドラマ日曜22:00 - 22:49(JST)枠で放送された。また、2013年11月からNHK総合テレビジョン「ドラマ10」枠内で放送中。主演は滝沢秀明。 キャッチコピーは「あたたかい食卓や家族がなくても、パンはいつでも
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/11/13 10:21 PM
      今週は遺棄児童のお話でしたが、これは流せないですね・・。こだまくんどうなるんでしょう?
      • エリのささやき
      • 2013/11/13 8:16 PM

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