ドラマ10「ガラスの家」最終回(第9回)★斎藤工と井川遥がペニール岬で抱擁

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    ドラマ10「ガラスの家」
    最終回「決意」:作・大石静


    薄いのか濃いのか微妙で、ツッコみどころ満載の「痛い脚本」でしたが、とりあえず大団円・・・。
    ひたすら井川遥が綺麗だわ。
    −◆−

    ある日、憲司(永山絢斗)が一成(藤本隆宏)に「お父さんってさ、何で役人になったの?」

    いい大人になって、父親を「お父さん」と呼ぶ憲司(永山絢斗)って---甘えん坊ね!

    一成「改まってどうしたんだ?」
    憲司「何か他になりたいものとか無かったのかなぁと思ってさ。」

    一成「なりたいものはあったよ。」
    憲司「何?」

    「ミステリー作家だ。財務省に入った頃は、まだ新人賞に応募したりもしてたんだ。」

    (重箱の隅をつつくけど、一成が入省した頃は大蔵省であります。)

    憲司「そんなこと初めて聞くよ」

    一成「なし得なかったことを語っても意味は無い。」

    一成が小説家志望だったことは、このドラマにとってほとんど意味が無いような・・。
    脚本家・大石静さんには何か意図があったんでしょうか?
    −◆−

    一成(藤本隆宏)があらゆる人脈を使って、日本改革党・村木陽介(片岡愛之助)へのバッシングを広めたことが選挙に反映されて村木は選挙区で落選。

    菅直人・元総理みたいに、かろうじて比例区で復活当選・・・。

    この結果を受けて仁志は<僕は父の力の前に何一つ成し得なかった。 31年も生きてきて何をやってきたんだろう・・。どうしたらいいんだ。>と心の中で呟き、暗〜〜〜い表情。
    −◆−

    自宅で憲司が「もう離婚届出してもいいんじゃないの? その方がお父さんも楽になるんじゃないかな。」と一成に語りかけます。

    一成「そういう指図は受けない。お前は判事を希望してるそうだが、果たして向いてるのかな? 罪は罪としてクールに見つめることができなければ、人に判決など言い渡すことができない。」

    憲司「黎さんと兄貴に罪があるなら生きてる人はみんな罪人だよ。」

    人と人とのリアルな会話に聞こえない・・・。

    こんな硬くて重くて作り物めいたセリフをならべても、辛気くさいだけで黎を巡る愛憎劇は盛り上がらないんじゃないかな・・・。
    −◆−

    柳原課長(阪田マサノブ)から在イギリス大使館への人事異動を告げられた仁志。

    この人事に父・一成が絡んでいることを瞬時に悟った仁志は主計局長室へ・・・。

    「これは、村木さんを支持した事の懲罰人事ですか? それとも黎さんを愛したことへの復讐ですか? 局長は一体何をしたいですか! 人の人生無茶苦茶にして、誰のために何のために働いているんですか! 誰を見つめて生きてるんですか!」

    一成はいつもの険しい顔を仁志に近づけて「この国のため、国民の為だ。わかりきったこと聞くな。 」

    仁志と一成のセリフ、大仰過ぎてパッとしませんねぇ。

    仁志は「財務省をやめます。」と啖呵を切って局長室を後に・・・。


    その後、村木に財務省を辞める旨を電話し「村木さんの秘書にして頂く事は出来ないでしょうか?」

    村木は快諾し「殺伐とした世の中なのに君のようにまっすぐな心を持った青年は実に貴重だ。今度の選挙のあれこれで誰を信じていいのか分からなくなった。だが、君だけは信頼できる。一緒に日本改革党を再生しよう!明日から来なさい。我々の道は必ず開ける。」

    ここまでは、村木は「良い人」に描かれております。
    −◆−

    財務省に退職届けを提出した仁志。
    何度も村木に連絡しますが、村木は一向に電話に出てきません。

    仕方なく、議員会館の村木の部屋まで足を運びますが、秘書が不在を告げます。

    この時、奥の部屋には村木と一成が 越後屋と悪代官みたいな顔つきで息を潜めておりました。


    どうしても村木とコンタクトをとりたい仁志は彼を探して地下駐車場に足を運びますと、見事に遭遇。

    しかし仁志の顔を見た村木は、あろうことか「誰だね?君は。」

    ガビ〜〜ンとなった仁志は「ちょっと待ってくださいよ!村木さん!どういうことですか!」

    村木は無視して去って行ってしまいました。

    仁志を無視したり「もう君とは会わないことにした」とか言うならまだしも「誰だね?君は。」ってセリフは極端ですねぇ・・・。
    −◆−

    花を届けにやってきた黎を尾中寛子(菊池桃子)が呼び止め喫茶室で村木のことを語り始めます。
    「この前、支援者と村木先生の小さな会があったの。そしたら選挙でヨレヨレになっているはずの村木先生が、やたらと元気なのよ。」

    居酒屋での村木の様子が回想され、少し酔った村木が「今一度政権交代の風を吹かせま〜〜す。今度はいける!財務省が味方だ!乾杯!」

    回想シーンが終わって、尾中寛子が黎に「村木先生は財務省に潰されたはずなのに、今度は財務省が味方だって言うのよ。おかしいと思わない? 。その上、公務員制度改革を旗印にするのをやめるって言ったの。すごいマニフェスト違反じゃない。だから私 飲み会の後で村木先生に聞いたの。『その話を持ちかけたのは財務省の澁澤一成ですか?』って。どういうことだかわかる? 澁澤一成が村木先生と仁志さんを切り離しにかかったの。復讐よ復讐!あなたを奪った仁志さんへの復讐。財務省っていうか澁澤一成は村木先生に公務員制度改革をして澁澤仁志を切ると約束すれば、野党の再編に力を貸すって言ったんですって。栗山政権も、そう長くないはずだろうから、政権交代目指せるように力になってあげるって。」

    極端な官僚支配の構図と、澁澤一成の復讐話や、大掛かりな寝技・裏技はそれなりにゴテゴテしていて面白くないわけでもないけど、あまりに嘘っぽくて残念過ぎます。

    ここまで話しを広げたら、財務省はほとんど秘密結社のレベルで、ポリティカル・ストーリーではなくファンタジーみたい・・・。

    あと、村木が支援者に「今度はいける!財務省が味方だ」とあからさまな発言をしたり、ごくごく最近になって後援会に入ったばかりの尾中寛子に政治の舞台裏をぺらぺら喋るってのもリアリティーを欠きますねぇ。

    どんだけ口軽いねん、って感じ。

    百歩譲って そういうことがあったのだとしたら、こんなおバカな政治家を信じた仁志がもっとバカだったっていう身も蓋もない話になっちゃいます。
    −◆−

    村木に裏切られて絶望し家で引きこもってる仁志のもとに黎(井川遥)が来訪。

    「仁志さんのことが好きよ。もう一度あなたを愛するチャンスを頂戴。私と生きていくことを考えてほしいの。」

    無表情な仁志は「やめてください。今の自分に誰かを愛する力はありません。」

    「今度こそもう仁志さんのそばを離れないから。今度こそ私が仁志さんを守ってみせる!」

    「誰がいても、もうダメなんだ。自分が何をしたかったのか。どんなふうに生きたかったのか、もうわからない。そんな自分に、人は愛せない。」

    「これからまた新しい生き方を探せばいいでしょう? ねえ、一緒に探そう。」

    仁志「帰ってください。 1人にして下さい。」

    「じゃ、帰るね。でも、あなたを愛すること、もうやめないから。 フランスのペニール岬で起きた事故は仁志さんや私やみんなを不幸にしたけど、でも、何もかもあれが始まりだったよね。あそこが生まれ変わる場所だったんだわ。また来る。あなたは何度も私のアパートを訪ねてくれたみたいに。」

    ん〜〜??
    この会話の流れで前後の脈絡と関係なくフランスのペニール岬の話しが出てきたのはなんか異様に不自然!?

    大石静さん強引やなぁ・・・。
    −◆−

    仁志と会いたくて電話しても通じず、マンションに行っても不在。

    仁志にフランスのペニール岬の話しをしたことをふと思い出した黎は、もしやと思って一か八かフランスに飛びペニール岬へ・・・。

    居ました!!
    仁志がフランスの東尋坊みたいなペニール岬に居ました!!

    これまたかなり強引な流れで、待ち合わせしたわけでもないのにタイミング良く遭遇できちゃいました!!!
    さすがドラマです!!!

    取って付けたような場面だけど、風景は綺麗です。

    船越英一郎や片平なぎさが居そうな岬の絶壁で抱き合う二人。

    昭和の”よろめきドラマ”を豪華にしたような海外ロケでの抱擁!!

    <お母さん。ぼくはお父さんの良い息子でいられなかった。だけど、ここからまた生まれ変わるよ。黎さんも言ってた。「ここは生まれ変わる場所なんだ」って。>
    −◆−

    ひなびた港町で新しい生活を始めている仁志(斎藤工)と黎(井川遥)。

    街の本屋さんには菜々美(梅舟惟永)の著書『ガラスの家』が飾られていて、帯には「愛は人を傷つける。傷つけてはならない人を傷つける。 後藤 菜々美」と記されています。

    これも今一つパッとしないフレーズ・・・・。


    、西野カナのテーマ曲をバックに、笑顔の仁志(斎藤工)と黎(井川遥)が手を繋いで道を歩いて行って全9話完結・・・「井川遥が綺麗だったことが全て」みたいなドラマでした。

    質が良く、そこはかとないエロスが漂う『よろめきドラマ』を期待しましたが、ハラハラ・ドキドキすること無く終わっちゃいました。
    −◆−

    「どこか謎めいている魔性の女性」だという設定だった黎については、中盤では「一緒に暮らす人間が早死にする」とかの話も出てきましたが、この脚本だと結局のところは嫉妬深いオッサンと結婚したのが失敗だった綺麗なお姉さんでした。

    だから、黎の謎めいた部分を解き明かす役目があったであろう後藤菜々美(梅舟惟永)も、劇中小説『ガラスの家』も中途半端な存在になっちゃいました。

    中途半端と言えば、尾中寛子(菊池桃子)も思いっきり中途半端な存在で、情報通のオバサンでしかなかった印象さえあります。
    −◆−

    政治パートの出来が残念すぎました。

    「省益優先の縦割りはやめて、政治主導で取り組まなければ大胆な歳出削減は出来ません。」「彼(村木)のような日本のことを考えてる政治家は、今はいない・・」など、仁志(斎藤工)の青臭すぎるセリフが痛かったです。

    表面的には「政治パート」と「黎を巡る愛憎劇」が併走したために、焦点がぼけて散漫になってしまいました。

    片岡愛之助も、あのオチでは気の毒な・・・。


    番組HPには大石静さんが<普段の生活の中では味わえない官能とスリル、常識とタブーを超えて求め合う力強い愛を、ドラマの中でお楽しみいただけたら、うれしいです。>と文章を寄せていられますが、「官能とスリル、常識とタブー」ってほどヒリヒリする物語ではなかったです。

    大石静さん『セカンドバージン』の再現とはなりませんでした。
    −◆−

    こんな肩すかしのドラマでしたが、男前・斎藤工美女・井川遥の存在に救いがあったって感じ。

    これが万が一キャストを間違えて黎(剛力彩芽)仁志(キスマイ玉森)の力強い愛を描くドラマだったら悪夢ですもの・・・。



    ◇◆◇ NHK『ガラスの家』感想 ◇◆◇
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    • 2020.07.15 Wednesday
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      継母黎@井川遥に心を奪われ、 公務員制度改革を訴える政治家村木@片岡愛之助に心酔、 父一成@藤本隆宏と対立した澁澤仁志@斎藤工は 村木の総選挙惨敗ですべてを失うが、 黎とのささやかな幸せは手に入れることができたと 初回は面白く感じたものの二話以降はグダグ
      • まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)
      • 2013/11/01 1:49 AM
      恐ろしいことって何でしたか?一応ハッピーエンドのようですね。
      • エリのささやき
      • 2013/10/30 5:19 PM
      『ガラスの家』は、2013年9月3日から同年10月29日まで、NHKのドラマ10(22:00〜22:50)で放送された。全9回。 概要  井川遥と斎藤工が、禁断の愛に目覚めていく連続ドラマ「ガラスの家」。2人の成人した息子を持つ年の離れた夫のもとに嫁いできた若く美しい女性の登
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/10/30 5:12 PM

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