「ハードナッツ!」第2回★橋本愛ちゃん 役作り完璧! 高良健吾もシブい

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    BSプレミアム ハードナッツ!
    数学girlの恋する事件簿
    第2回
    天才数学科女子大生VS爆弾テロリスト(後編)


    湯沢(嶋田久作)の協力者であろう滝田(森下能幸)が経営する工場に向かった伴田刑事(高良健吾)とくるみ(橋本愛)。

    閉まった門扉を飛び越えて中に入っていく伴田は、くるみにここで待ってるように言いますが、じっとしてられないくるみ。

    <世界中のほとんどの人は気づいていないけれど、この世の中を動かしてるのはいくつかの数式だ。例えばこの門の高さは1.5M。重力加速度を9.8と置くと、ここから飛び降りたときの着地スピード・・秒速5.422176684690348>

    門扉を超えて着地失敗。地べたにバッタリ・・・。

    <つまり、かなり痛いと言うことだ。>

    こういう小っちゃい場面に数学要素をぶち込んで、なおかつ ”数学オタク・くるみ(橋本愛)”のでドジな部分も描くのはドラマとして効果的。

    あと、暗い夜の工場と くるみ(橋本愛)の天然系の振る舞いが良いコントラストになってます。
    −◆−

    工場内で伴田刑事に追いついたくるみ。

    伴田「外で待ってろっていったろ!」

    くるみ「すみません。一人じゃ怖くて〜〜〜。」
    コントでの志村けんみたいに、くどい口調の橋本愛ちゃん面白い。

    で、暗い工場の中で死体を見つけて、子供みたいに泣きべそかいてるくるみ(橋本愛)も面白いし、小林管理官(勝村政信) から事情を聞かれる段になるとケロッとして屈託のない表情を見せる子供みたいなところも面白い。

    泣いたり笑ったりの橋本愛ちゃん、すでに難波くるみのキャラを確立してる!
    −◆−

    伴田の運転する車で家まで送ってもらってるくるみは、元来惚れ症なので、伴田との別れが惜しくなって「伴田さん、私がどうして数学なんかやってるのか不思議に思ってたでしょ。」と話題を振って、免許証の”黄金比”など数学ネタで気を引こうと必死・・・。

    これまた橋本愛ちゃんの豊かな表情が面白くて魅力的。

    『貞子』や『Another』みたいな感じから、清楚・ユイちゃん、腹黒・ユイ、ヤンキー・ユイ、震災に遭ったトンネルでのユイちゃんまで、橋本愛ちゃんは演技の幅が広い。

    まだ若いのに、お芝居の引き出しをいっぱい持ってるから感心しちゃう。

    あと、くるみの周りにフローチャートや数字が浮かぶ映像も可愛らしくてイイ感じです。
    −◆−

    15年前に、独自の微分方程式を解くことにより金融の不健全な発達が人類を奴隷化するとし、金融機関をターゲットに3件の爆破事件を起こした湯沢(嶋田久作)の論文を検討しているくるみ。

    「初期値をほんのわずか変えただけで得られる数列は大きく変わる。だとしたらこれはランダムじゃなくカオスだ。この論文は間違ってる。」

    くるみのセリフを聞いてる小生の脳みそもカオスじゃ〜〜数学苦手!!

    とにかく、天才数学者・湯沢(嶋田久作)の誤りを発見しちゃったんだから、くるみは輪を掛けて天才なのであります。
    −◆−

    くるみが初音寮の自室に戻ると、子供の頃に両親と写った写真が水槽に放り込まれるなど、部屋を荒らされた様子・・・。

    慌てて外に出て伴田に電話を掛けてる最中に湯沢に拉致されてしまったくるみ。

    廃工場みたいな場所で椅子に拘束され、首と鉄枠をロープで繋がれちゃってます。

    湯沢が出てきて「メッセージを解読したのがあなたのような女子大生だったとは。」
    嶋田久作ってだけで、横溝正史や江戸川乱歩的なおどろおどろしい雰囲気が滲みます。

    さらに湯沢は「留守の間にあなたの部屋を見せてもらいました。書きかけの論文 面白く読ませていただいた。私と手を組みませんか。あなた、ある人間たちに復讐してやりたいと思っている。数学者を志したのはそのためですね。次はその人たちを爆破して差し上げても構いませんよ。」

    セリフの途中、子供の頃のくるみ(甲斐恵美利)が高層ビルを見上げる映像が挿入されました。
    子供時代に何かが起きた様子・・・。

    くるみは「私はなく段で復讐したいなんて思ってません。それに、私もあなたの15年前の論文読ませてもらいました。あなたは間違っています。」

    相手が魔人顔の湯沢なのに反論するなんて、怖いもの知らずですねぇ・・。

    論文の誤りを微に入り細に入り指摘したくるみ。

    湯沢「悪いがもう行きます。明日は大きな仕事があるものですから。」

    一人残されたくるみは、バッグの中に残っていた携帯で伴田にSOS。

    伴田に居場所を聞かれて「潮の匂いがする」「窓からは北極星は見えない」と古典的な推理小説での場所探しみたいなことを電話で告げるくるみですが、伴田は「携帯にGPSついてるだろ。」

    科学技術の進歩は、古典的な場所探しを駆逐してしまいました。
    −◆−

    伴田が到着し、縛めを解こうと奮闘。

    くるみが「解こうとすればするほど強く締まるようになってるんです。見事なトポロジーですね。」と他人事のように笑みを浮かべながら解説。

    不思議ちゃんキャラが面白い。

    くるみがふと気づいちゃいます。
    湯沢がわざわざ携帯を残していったのはトラップではないかと・・・。

    案の定、湯沢が仕掛けた罠で、伴田が部屋にやって来たときに針金に足がかかって爆弾のタイマーが作動するよう設定されていました。

    必死のパッチで縄を解いて建物から逃げ出しますと、ほどなく大爆発!!

    くるみを庇うように伴田が覆い被さりますと、くるみはうっとりしたような顔でフリーズ・・・。


    その後、危険から逃れ警察で一夜を明かすくるみ。
    夢の中で伴田と戯れて顔がニヤけています。

    この子はホントに面白い登場人物です。
    −◆−

    前回、協力者から湯沢に差し入れられた暗号本を再確認した くるみは、数字の中から素数による暗号を発見。

    湯川(福山雅治)みたいに黒板や壁に数字を書きまくって湯沢の次のターゲットを見つけ出しました。

    チョークで数字を書いた壁の色が赤(えんじ色)なのが映像的に良い・・・。
    −◆−

    くるみの発見により、国際金融シンポジウムが開かれる大崎スカイホールに伴田たちが到着。

    舞台裏で伴田が湯沢を発見し「もう逃げられないぞ。」

    ところが後方から鈍器のようなもので殴られ気絶し、目が覚めると舞台上の椅子に拘束され、周囲にはパソコンと繋がった爆弾。

    一方くるみは必死で伴田を探して会場内を駆けております。
    肘を突き出すような走り方まで個性的!!

    椅子に縛られた伴田を発見したくるみに湯沢から電話。
    「あなたが来ることは分かっていました。ここを爆破するついでに、今日はあなたを使って実験をしてみようと思いましてね。そのパソコンは刑事さんの周りにある爆弾に繋がっています。その爆弾がいつ爆発するかは秘密です。だが、もしあなたがそのパソコンに正しいパスワードを打ち込めば爆発を止めることができます。」

    くるみはワイヤーに引っかからないようにしながら匍匐前進でパソコン前に・・・。

    くるみ「ちょっと待って下さいよ。さっき湯沢はなんて言いましたっけ。」

    携帯を手に持つ仕草をしながらさっきの通話内容を脳内でリピートするくるみ。

    伴田が逃げろと強く促しますと、仰向けになって後ろ向きにパソコンから離れるくるみ。
    ひょいと立ち上がったくるみは「もし生きてもう一度出会えたら、私の言うこと何でも聞いてくれますか?」

    立ち上がり方だとか、場違いな喋り方だとか、天然系の不思議キャラを見事に醸し出してる橋本愛ちゃん!!

    素晴らしい演技。

    で、何故パスワードを解かずに言っちゃったかというと、湯沢が何か一文字でも入力した瞬間に爆破するよう仕組んでいることにさっきの通話内容から気づいたから・・・。

    橋本愛ちゃんの魅力をたっぷりと堪能したから、以下省略で、会場の警備員と滝田が湯沢の協力者だと見せかけながら、実は湯沢に恨みを抱いていて、最後は湯沢が乗った自動車が爆発・・・・。

    湯沢(嶋田久作)、ホントに死んだ???
    −◆−

    事件が解決して何日か痕に伴田にお電話しちゃうくるみ。

    「ポーカーの新しいイカサマの方法見つけたんですよ。」

    「やめろ、賭け事は犯罪だ。」

    笑顔で「ウフ、ウフ はい。」

    電話を切った伴田が入っていったのは賭博場、ポーカーをやらかしております。

    伴田、悪徳刑事??
    潜入捜査??

    −◆−

    前回、くるみがポーカーをしたキング(森田 甘路)、ヤス(藤村 直樹)、レイジ(北代 高士)が逮捕されたニュースがテレビで流れてびびりまくりのくるみ。

    「わ〜〜わ〜〜捕まりたくない。捕まりたくない!」


    こんな感じで、橋本愛ちゃんが見事に登場人物に息吹を吹き込んでいる『ハードナッツ!』第2話でした。

    このぐらいエッジを効かせた役作りをしてくれたら得心がいきます。

    『あさきゆめみし』の前田敦子なんて、お七の感情をまったく表現できてないし、登場人物の個性どころか発声・発音の段階で既に物足りないんだけど、橋本愛ちゃんは ちゃんとキャラクターの人物設定を噛み砕いて表現してるから素晴らしい。

    良健吾君もシブい演技をしてるし、映像の質感も良く、軽快でイイ感じに仕上がっています。



    ◇◆◇ 橋本愛『ハードナッツ!』感想 ◇◆◇
    #8回(終) #7 #6 #5 #4 #3 #1

    ◇◆◇ 花子とアン感想 ◇◆◇
    #80 #79 #78 #77 #76 #75 #74 #73
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