ドラマ10「ガラスの家」第7話★菊池桃子「私をなめたら あきまへんで」

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    ドラマ10「ガラスの家」
    第7回「許して‥」:作・大石静


    黎(井川遥)のアパートで鉢合わせになってしまった一成(藤本隆宏)と仁志(斎藤工)

    このことについて一成は仁志にむかって「お前たちのお母さんがフランスで死んだと知らせがあった時より驚いた。」

    奥さんを飛行機事故で突然失った惨事よりも、ドロドロ三角関係での鉢合わせの方が驚きだってのは酷いですねぇ??

    亡くなった奥さんが草葉の陰で泣いてるぞ!!

    父子で口論になりかねない雰囲気を察した黎が「悪いのは私なんです。仁志さんを誘惑したのは私なの。仁志さんが好きだったからではありません。ただ、救いが欲しかっただけなんです。みんな私が悪いんです。」

    仁志(斎藤工)、心の中で<黎さんは嘘を言っている。>

    「イギリス大使のパーティーであなたのレベルについていけない自分が情けなくて私はあの場を逃げ出しました。あの時 仁志さんが目の前に現れなかったら、私は見知らぬ男にだって救いを求めていたかもしれません。恥知らずなのは私なの。」

    旦那の息子と関係を持つよりは、いっそ他人の方がマシだったような気もする・・・。


    「私はあなたを愛し抜くことができなくて、あなたの力にもなれなくて、我慢もできなくて、最後は仁志さんがもっと素敵なところに連れて行ってくれるかもしれないって馬鹿な夢を見て・・渋沢家をバラバラにしてしまったんです。本当に私が最低なんです。」

    仁志「なんでそんな嘘を言うんだよ!」

    「嘘じゃないわ。私あなたのこと好きじゃない。利用しただけなの。」

    一成「目を覚ませ! お前はまだ私の後ろ盾が必要だ。青臭い主張など霞が関では通用しない!このままでは仁志の将来もダメになってしまうぞ。」

    「私は誰のもとにも戻りません。」

    黎は自分が居ない間に出て行って欲しいと言って外に行っちゃいました。

    アパートに残された父子。
    仁志「僕は諦めませんよ。」
    一成「だったら役所もやめるんだな。」

    仁志「やめません。村木政権ができたとき政策を立案する人間が役所の中に必要です。」

    自分以外の官僚は全員が既得権で汚れた悪党みたいな口ぶりが独善的で青臭いですわ。

    一成「村木政権はない。」
    仁志「村木さんを陥れる計画を進めているからですか? 国民の思いは実現します。黎さんも俺が守ります。

    「国民の思い」と「親子での女の取り合い」を同列に語るな!!
    脚本の大石静さん、ポリティカルな部分を入れたいから、要らないセリフが混じっちゃう!?

    そもそもこの場面は、一成と仁志は黎のことで言い争うべきで場面で、政治の話しはしない方が”ドロドロ劇”らしくなるのになぁ・・・。
    −◆−

    テレビに村木陽介が映っていて「日本改革党が政権をとれば、公務員制度改革を即時に実行し政治主導のもとに霞が関の幹部人事を行う。そして省益ではなく国益を考える人材を吸い上げて、日本の改革をやり遂げます!!」と述べております。

    内閣人事局制度など、今でも公務員制度改革は政治課題なんだけど、09年の政権交代の頃みたいな新鮮味はなく、4〜5年前の古新聞を切り貼りしたようなセリフです。

    で、怖い顔でテレビ画面を睨みつけていた一成(藤本隆宏)が手に取った新聞に後藤菜々美の連載小説『ガラスの家』が載っています。

    <今日も陽射しが強く洗濯物は庭に干した途端にすぐさま乾いてゆく。重村家の男家族はシャツはTシャツ、パンツはトランクスだ。フェルトペンでそれぞれの下着にイニシャルが書いてある。>
    −◆−

    財務省では、村木の後援会長の会社に国税調査が入ったことを仁志たち吏員が会話しています

    上司の柳原(阪田 マサノブ)は「いい流れなんじゃないか?霞が関としては。」

    仁志(斎藤工)はくそ真面目な顔つきで「そうでしょうか? 我々は保身に走っている時ではありません。官僚の本望とは何なんでしょうか? 霞が関の誇りを守り、日本が破綻したんでは意味がありません。既得権を打破し歳出削減と経済成長を成し遂げるためにも公務員制度改革は必要です。そしてそれを理念とする村木さんの足を引っ張ってはならないと思います。」

    相変わらず政治部分が生硬で、政治に目覚めた学生みたいなフレーズ。
    (大石静氏さん、視聴者をバカにしてわざとレベルを落としてるの??)
    −◆−

    脱税事件への関与が新聞沙汰になって、記者に取り囲まれて身動き取れない村木陽介(片岡愛之助)を仁志のマンションで一時かくまいます。

    村木は「私は脱税など至難した覚えは無いわよ。」と言いそうなんだけど、正確には語尾の「わよ」は付いておりません。オネエじゃないから。

    一緒に部屋に来ている毎朝新聞の森田(鈴木裕樹)が「先生は僕らは守ります。」

    新聞記者ってこういう言動をするの??
    なんかリアリティが欠けている感じがするんだけど・・・。

    仁志(斎藤工)は心の中で<村木さんも黎さんも父から守らなければならない。絶対に・・・黎さんも。>
    目の前に村木が居ても黎のことが頭から離れない・・・色ボケ状態。

    村木「ここで、ひるんでは負けだ。ピンチこそチャンスだ。必ず私の時代が来る。その時は真っ先に、君たちに報いるよ。」

    会話の中で、自分で「私の時代が来る」なんて言う??
    普通ならせいぜい「必ず政権を取る。」とか言うんじゃないかなぁ・・・。

    リアルに生きている人間が会話で話すようなフレーズではないように感じました。
    −◆−

    一成(藤本隆宏)が、ふと気まぐれで尾中寛子(菊池桃子)に電話。

    尾中寛子「あらまぁ、奥様と喧嘩でもなさったの?」
    薄ら笑いを浮かべながら一成を小馬鹿にしたような話しっぷり。

    尾中寛子「仁志さんからお聞きになってません? 私ね、日本改革党の村木陽介先生の講演会に入りましたの。この前『村木陽介くんを励ます会』って言うのがあって、仁志さんにお目にかかりましたわ。村木先生は政権交代もできそうな勢いですけれど日本改革党が政権を取るようなことになったらあなたの事務次官昇進も なくなりますわよね。」と言いたい放題。

    一成「日本改革党が政権を取る事はない。」

    尾中寛子「それはわかりませんわよ。この私が応援しているんですから。私が入れこんだ男は必ず伸びるんです。あなたがそうだったように。」と上げマン宣言。

    そして最後に突然関西訛りっぽい口調で「私をなめたら あきまへんで。」

    なんじゃそりゃ!?!?

    謎の女なんだけど雰囲気的にはミステリアスではないオバチャン尾中寛子って・・・。
    −◆−

    仁志(斎藤工)が自室で <父の姿に、「官僚の使命とは何なのか?」と震えるような気持ちになります。黎さんに会いたいです。>と、心の中で呟いています。

    アパートでお料理をしていた黎の耳に<黎さん・・>
    仁志の思いが強くて黎に”禁断愛テレパシー”が届いちゃった!?

    黎が心の中で<誰かが・・私を呼ぶはずないのに・・・>

    こういうのってドラマとして効果的なのかな??
    キュンと来ます??
    −◆−

    憲司(永山絢斗)が風呂掃除していたら澁澤家に菜々美(梅舟惟永)がやって来て会話を始めました。

    まだ仁志(斎藤工)のことが吹っ切れていない様子の菜々美に憲司は「俺はもう吹っ切ったよ。兄貴と菜々美ちゃんが付き合ってたこと。」

    菜々美「じゃ、今日はついにエッチするか!」

    女性的な魅力が薄くて面倒くさい菜々美が言っても全然エロチックではありません。

    黎(井川遥)を巡るあれやこれやで”ちょい・エロ”なセリフをぶち込んできた方が もっと効果的だと思うなぁ。


    そうこうしてると一成(藤本隆宏)が帰宅してきました。

    一成は菜々美に「私のパンツはブリーフだよ。『ガラスの家』に書いてあっただろう。『重村家の男家族はシャツはTシャツ、パンツはトランクスだ』って。だけど、私はブリーフなんだ。」

    澁澤家のプライバシーを小説で暴露されてるんだから、ここは怒る場面ちがうの!?

    一成の性格からしたら激怒してもおかしくないと思うなぁ・・・。

    で、菜々美は小さく笑顔を浮かべ「お読みくださってるんですか? ありがとうございます!」

    一成「評判でなによりだね。」

    澁澤家をモデルにした連載小説のことで会話が膨らむことはなく、菜々美が唐突に「実はわたし、今憲ちゃんと付き合ってるんです。」

    一成「うちの息子達は揃いも揃ってなんでそんなふうに無節操なんだろうか? 後藤君、私は2人の付き合いには反対だ。」

    菜々美「ダメだと言われて引っ込むくらいなら最初から付き合いません。」

    憲司オロオロ・・・

    菜々美「今思えば私 ジックンの顔が好きだったと思うんですよね。でも今回は憲ちゃんの心に感じました。憲ちゃんは人に優しいです。おじさまのことだって1番心配してるし、心を砕いているのがよくわかります。」

    一成「仁志は顔しかないということだな、それはまぁ そうかもしれないなぁ。」

    仁志は「顔だけ」だというこの会話の趣旨が理解できません。

    菜々美「ジックンは昔からモテモテでしたけど、あの人に出会うまで自分から真剣に女を愛したことがなかったんだと思います。だから私にも中途半端な感じでした。きっと今はジックンも違うと思いますけど。」

    息子に妻を寝取られた一成の前でよくもまあそんなことを言えるなぁ・・・。

    一成から「どうなんだ、お前は?」と問われた憲司(永山絢斗)が優柔不断な態度を見せると菜々美が「憲ちゃんもお兄ちゃんみたいに女愛して強くなんなさいよ!!」と一喝。

    菜々美が”仁志の方が強い”って思ってることが言葉に出ちゃってる??
    −◆−

    官邸に行った一成(藤本隆宏)が栗山総理(国広富之)「補正予算の準備はお任せ下さい。」

    脚本家・大石静氏は、総理大臣は”お飾り”で官僚が政治を仕切ってる様子をこのセリフで滲ませております。

    栗山総理は「よろしく頼むよ」と丸投げ発言をしたうえで「澁澤君、村木の逮捕はあると思うかい?」

    一成「それは総理が法務大臣にお尋ね下さい。」と、とぼけて見せますが「逮捕されてもされなくても村木陽介のイメージはこれで落ちると思われます。総理が長期政権を目指すのであれば、今 総選挙というのもあるかと存じます。」と政治的なアドバイス。

    栗山総理「解散? 村木の力が落ちれば、わざわざ解散する必要もないだろう。」

    この総理大臣はかなりの政治音痴なのか、あるいは分かっているのに とぼけているだけなのかよく分かりません。

    一成「人の噂も七十五日といいます。村木の逮捕がなければ世の中の矛先は再び栗山政権へ向けられると思われます。そうなりますと追い込まれての解散となり、野党へ転落する可能性もございます。」

    天皇の国事行為で、事実上は内閣総理大臣の専権事項である衆議院解散にさえ財務省主計局長・一成が口をはさむという官僚支配の構図。

    官僚、それも財務次官よりまだ下の主計局長が総理に解散を促すなんてのは、いくらなんでも話を作りすぎてる気がします。

    毎度申し上げますが、このドラマの政治・行政部分のエピソードが嘘っぽくていけません。
    −◆−

    運送屋さんのお仕事をしてる黎(井川遥)さん、偶然にも尾中寛子(菊池桃子)が経営するジム「オカナ・スポーツ」への配送の仕事が回ってきました。

    帽子を目深に被っていたんですが、尾中寛子に気づかれちゃいました。

    すると、たまたま仁志(斎藤工)が村木陽介を探しにオカナ・スポーツにやって来て黎と鉢合わせ。
    (勤務時間中と違うの??)

    目が合ったのですが黎(井川遥)は無言のまま階下へ駆けだしていきました。

    この様子を見ていた尾中寛子は「そういうことだったのね。」

    ジムを出たところで黎に追いつき「元気なの?」と仁志。

    そのとき、たまたま偶然、菜々美(梅舟惟永)が通りがかって、歩道で向き合ってる仁志と黎の姿を目撃。

    黎は何も答えずトラックに乗り込んで去って行きました。

    <やっぱりこの町は私の鬼門だった。>

    で、走り去るトラックを見つめる仁志に「ジックン」と声を掛けてきた菜々美が「幸せにやってんじゃなかったの!?」


    この場面、黎がオカナスポーツに配送で行くことになったのも偶然。タイミングバッチリで仁志が現れたのも偶然。さらにタイミングバッチリで菜々美が通りがかったのも偶然。

    過去6話の中でも何度もドラマみたいな偶然が出てきましたが、同じ場面で偶然3連発は新記録!?

    偶然を多用すると物語が嘘っぽくなるのに、大石静氏さんは偶然を畳みかけてきます。
    小生はあまり感心しません。
    −◆−

    こんな感じだった『ガラスの家』第7話。

    期待してるほどドロドロしてきません。
    あんがい淡白で起伏も乏しい印象です。


    それと、菜々美(梅舟惟永)が黎の過去を調査して分かった「黎と一緒に暮らすと早死にする」という祟りみたいな話しは立ち消え??

    連載小説『ガラスの家』のことも今のところ扱いが薄いですねぇ。


    で、黎(井川遥)を巡る愛憎劇のほかに政治と官僚、尾中寛子、菜々美と憲司など、色々からめちゃうから焦点が定まらず、肝心のドロドロ愛憎劇がユルユルになってし、官僚の問題について本気でメッセージ性を持たせるにしては中途半端だし・・・。

    あと、BGMの使い方が好みに合いません。
    少しくどいように思います。



    さて、残り2回で愛憎劇や村木陽介の件などが巧く収束していくんでしょうか???


    ◇◆◇ NHK『ガラスの家』感想 ◇◆◇
    #9(終) #8 #6 #5 #4 #3 #2 #1






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      あの手切れ金には驚きました。一成の品性を心底嫌いになりましたわ。
      • エリのささやき
      • 2013/10/16 7:27 PM
      『ガラスの家』は、2013年9月3日からNHKのドラマ10(22:00〜22:50)で放送中。全9回。 概要  井川遥と斎藤工が、禁断の愛に目覚めていく連続ドラマ「ガラスの家」。2人の成人した息子を持つ年の離れた夫のもとに嫁いできた若く美しい女性の登場で、男所帯の家庭に波
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/10/16 6:14 PM

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