ドラマ10「ガラスの家」第3話★菊池桃子「思い出すと胸キュンしちゃいます。」

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    ドラマ10「ガラスの家」
    第3話「曖昧なキス」:作・大石静


    好みの問題なのかもしれませんが、ますます”痛い”作品になってきてツッコみ甲斐のあるドラマに仕上がっております。強烈です。
    −◆−

    仁志(斎藤工)が仕事を終えて夜遅くに財務省から退庁。

    外で新聞記者の森田(鈴木裕樹)が待ち受けていて「今日の佐野の動き知りたくない? 佐野は午後3時、泉平のオナカ・スポーツに入っていった。」云々と結構大きな声で話しかけてきます。

    誰に聞かれてしまうか分からない財務省前なのに平気でヤバイ話をする新聞記者・森田、そうとう頭悪そうに見えちゃう。

    細かいことはさておき、例の謎の女・尾中寛子(菊池桃子)と関係があるオナカ・スポーツというフレーズに反応した仁志(斎藤工)はそのまま森田とオシャレなバーへ・・・。

    ワインを飲みながら森田は「俺はこの女社長は政治家とか官僚に人脈持ってるんじゃないかと思うんだよ。」

    スポーツジムの客に政界などと繋がりのある人物がスポーツジムに通っていて、その人物に佐野大臣官房参事官(小野了)が会いに行ったのかもしれないのに、いきなりスポーツジムの社長・尾中寛子(菊池桃子)に的を絞っちゃうって、森田の推理はけっこう短絡的やね。

    仁志(斎藤工)と森田がそんな会話をしてると、たまたま偶然通りかかった後藤菜々美(梅舟惟永)が店の中の二人を見つけて入ってきました。

    よう見つけたなぁ・・・こんな偶然があるって、案外東京って狭いんやねぇ。
    −◆−

    バーからの帰り道、仁志が「俺たち分かれよう。」と菜々美に切り出します。

    このまま曖昧な関係でいるのはよくないという仁志に「曖昧がイヤなら結婚すればハッキリする。」と菜々美。

    良い反応を示さない仁志に菜々美は「ジッ君(斎藤工)は、あの女にヤラれたんだ・・・。」

    仁志「あの女?」
    菜々美「美しき魔物よ。澁澤家にやって来た。私はそこいらの女の子じゃないのよ。芥川賞作家なの。誰も感じないような人の心の機微に敏感だから小説書いてんのよ。」

    このセリフ、どうなんですかねぇ・・・。
    冴えたセリフだと思います??

    小生は寒くなりました。「美しき魔物よ」などという作りすぎたセリフは苦手。

    あと、感性が鋭い芥川賞作家であることを自分で強調した菜々美は、凡人とは異なるキャラクターとして描かれてるんだとは思うけど、単にがさつで下品で無神経で押しの強い女にしか見えない。感性が鋭敏で知的ってふうに思えない。

    で、開き直った菜々美は「あの人が好きでも良い。それ認めるから結婚しよう。そしたらジッ君の秘密もお父さんの誇りも澁澤家の平和も守られる。ジッ君と一緒に秘密抱えて生きていく。それが私の宿命だわ。」

    芥川賞作家という設定の菜々美に「私の宿命・・」なんてカビ臭いセリフを言わせるかぁ!?
    なんかトホホです。
    −◆−

    翌日、菜々美は仁志の弟・憲司(永山絢斗)を呼び出して「出て行くように言ってよジッ君に・・・。」

    仁志と黎(井川遥)が同じ屋根の下で暮らしてることを怖れての発言。

    さらに「ジッ君、黎さんのことが好きなの。昨日告白したの。」

    菜々美は「一緒に秘密抱えて生きていく、それが私の宿命」と言った翌日に、早くも秘密を暴露しちゃった!?

    突然そんなことを言われてもピンとこない憲司(永山絢斗)に「愛は困難な状況ほど燃え上がるの。黙ってても着いてくる私より、お父さんの嫁の方が刺激的だしエロいでしょうが! あり得ないことが起きるのが人生なの。」と芥川賞作家ではなく三流の官能小説の作家みたいなことを必死のパッチで言う菜々美。

    百歩譲っても、芥川賞作家ではなく直木賞だわ。

    で、弟・憲司「信じられない」
    菜々美「あの女は存在自体に罪がある。」

    ますます芥川賞作家らしくない作為的セリフ。寒い・・・。
    −◆−

    黎(井川遥)がオナカ・スポーツに乗り込んで尾中寛子(菊池桃子)と直談判。

    尾中寛子はあっさりと過去を認め、「あんな良い男に誰も居なかったはず ないじゃないです。」と笑みを浮かべます。
    若い黎をいたぶって楽しんでるような雰囲気さえ・・。

    過去のことについて「懐かしいわぁ。思い出すと胸キュンしちゃいます。」

    むしろ”胸キュン”という言い方の方が懐かしいわ。

    尾中寛子が、80年代アイドル風の笑顔で「あなたに、かっさらわれました。」

    2回ほど菊池桃子の顔が急に迫ってくるようなズーム。
    この演出、小生は効果的だとは思わなかった。

    「今でも澁澤とお会いになってるんでしょうか?」

    尾中寛子「そうだったら、どうします? 離婚します?」
    「しません。澁澤にあなたときちんと別れて欲しいと言います。」

    尾中寛子、笑顔で「恐れ入りました。」と、全然堪えていない様子で大仰に頭を下げて見せます。


    「どうかもう澁澤に関わらないで下さい。」
    やはり笑顔の尾中寛子は「はい。あの人、あなたに会って私のことを捨てて出直そうと考えたんですね。負けました。」

    『美しい妻 vs 奇妙な愛人』という構図。
    この役、菊池桃子で正解なのかなぁ??
    なんか違う感じがするんだけど・・・。

    笑顔の裏の怖さとか、ドロドロした妖しさが伝わってこないんですよねぇ・・・。
    小生が若かった頃、結構好きだった菊池桃子、今では”良いオバサン”って感じなんだもの。
    −◆−

    一成(藤本隆宏)と憲司(永山絢斗)の帰りが遅くなると言うある日のこと・・・。

    仁志(斎藤工)が帰宅してきて黎(井川遥)と二人きりでワインを飲んで歓談。

    仁志の心の声 < 黎さんは、親父が居ないと伸びやかだ。>

    たしかに黎(井川遥)は、あざといほど楽しげで、笑顔が美しい。

    「ねえねえ仁志さん、公務員制度改革って何? 教えてよ、私にも分かるように。」
    取って付けたような唐突な質問。

    仁志「僕たち役人は日本をよりよい国にしたい。みんなそう思って官僚を志すんです。でも、長くやってると国家のことより自分の働いてる役所の方が大事になってしまうんですよ。そして各省庁は自分の省の権力やメンツを守るために仕事をしてしまう。」

    学生の作文みたいな型どおりのセリフで味も素っ気もない!

    「だからまず役人こそが公務員制度改革で自分の身を削り、生まれ変わる必要がある。そして志の高い政治家をリーダーにして税金を無駄遣いしている既得権益を抑え込まねばならないんです。」と、今では懐かしい民主党のマニフェストみたいなことを言う仁志。

    その意中のリーダーが村木陽介(片岡愛之助)なのかと尋ねる黎。

    仁志「あの人が総理大臣になれば、この国は変わるかもしれません。もっというと、父が目指している事務次官というポストも僕は要らないと思ってます。」

    『ガラスの家』ではお馴染みになってきた青臭い政治論・制度論。

    政治家が無能で官僚が国の進路を決めちゃうのは宜しくないんだけど、単に組織の事務方トップである「事務次官」というポストが要らないという仁志(斎藤工)の理屈はまったく意味不明!?

    「組織論」と「行政の在り方」を混同してしまって主張が壊れてるぞ〜〜。
    −◆−

    楽しく歓談するウチに、ワインを飲み過ぎたのか黎(井川遥)さん泥酔。
    家の中で千鳥足。

    夜が更けて寝室で横になっていた黎は、1階に降りて水でも飲んできたのかな、2階に上がってきて間違えて仁志の部屋に入ってきてベッドにゴロリン。そのまま爆睡。

    仁志が声を掛けても起きる気配がありません。
    どんだけワイン飲んだんや!?

    で、一成(藤本隆宏)が帰宅してきて仁志のベッドで寝ている黎に気づいて一悶着・・・・。

    あのね、一成が泊付きの出張で家を空けるとかなら泥酔するほど飲むことにも得心がいくけど、関白亭主が夜遅く帰宅してくることが分かっていて意識が飛ぶほど深酔いするのは拙いわ・・・。

    これが菜々美(梅舟惟永)ならやらかしそうだけど、黎(井川遥)が泥酔ってシックリこないなぁ・・・。

    仁志と気軽に話しながら飲んだのが余程楽しく開放感もあったのかなぁ・・・。


    で、帰宅してきた憲司が仁志に「黎さんは魔物だよ。」

    今まで憲司は黎に好意的だったのに、突然「魔物だよ」って・・・。
    菜々美に洗脳されたかぁ・・・。

    仁志は、黎の温もりが残るベッドに手を当てて・・・・。
    −◆−

    寝室に戻ってすっかり酔いが覚めた黎。

    <私が一緒に暮らすと、その家族は崩壊する。あの時もそうだった・・・。>と思わせぶりなモノローグで次回へ続く。
    −◆−

    小生が何か見落としてるのだろうとは思いますが『曖昧なキス』というサブタイトルがピンとこなかった『ガラスの家』第3話。

    恐縮ながら”菜々美”という人物のキャラ造形をミスってる感じがしますし、尾中寛子役に菊池桃子はフィットしていない気がして仕方ないです。


    そもそも、物語の軸であるはずの黎(井川遥)を巡るドロドロ愛憎劇は大きく動かないし、エロさも半端以下。

    財務省・澁澤(藤本隆宏) vs 政治家・村木陽介(片岡愛之助)のポリティカルパートも半端だし、仁志(斎藤工)の行政・政治論は鼻につくし・・・。(ついでに言うと、斎藤工の入浴シーンまでもが半端。)


    第3話は半端のオンパレードで散漫の極み。

    中身は半端だけど、BGMは御大層だったり、黎(井川遥)がオナカ・スポーツのパンフレットをペチカに投げ入れたときのガラスが割れる音のような効果音が仰々し過ぎたりしたのも好みに外れます。

    9話もあるから余裕こいてるのかもしれないけど、そろそろアクセル踏んでも良い頃合いだったと思いました。

    こんな感じでツッコみどころ満載なのが面白い・・・・。


    3話までの感触からしますと、大石静作品だから『セカンドバージン』の再来を期待したら、打ち切りになった大石作品『クレオパトラな女たち』の再来だった、みたいな・・・。




    ◇◆◇ NHK『ガラスの家』感想 ◇◆◇
    #9(終) #8 #7 #6 #5 #4 #2 #1






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    • 2020.02.27 Thursday
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      突撃レビューです。井川遥さんがめっちゃキレイ。
      • エリのささやき
      • 2013/09/25 5:00 PM
      『ガラスの家』は、2013年9月3日からNHKのドラマ10(22:00〜22:50)で放送中。全9回。 概要  井川遥と斎藤工が、禁断の愛に目覚めていく連続ドラマ「ガラスの家」。2人の成人した息子を持つ年の離れた夫のもとに嫁いできた若く美しい女性の登場で、男所帯の家庭に波
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/09/18 5:36 PM

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