あまちゃん 第135回★ミズタク感涙--某局の『私らの音楽 our songs』で地元へ帰ろう♪

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    連続テレビ小説「あまちゃん」第135回(9月4日)

    寝室で猫みたいにゴロゴロしながら北三陸の誰を思い出せないのか考えてるアキちゃん。
    机の下に置いてある段ボール箱に目が行きます。
    ストーブを仕舞ってある段ボール箱。

    「あっ、ストーブさんだ。」
    やっと思い出せたアキちゃん。

    段ボール箱には『しっとり暖』という文字が大きく印字されていて、これは恐らくヒロシ(小池徹平)の人間性を表したのかな・・・。
    −◆−

    春子(小泉今日子)と水口(松田龍平)は純喫茶『アイドル』。

    映画は打ち切り、CDは宣伝自粛で、アキちゃんが大ブレークとまで行ってないし、鈴鹿ひろ美は震災で気鬱になって仕事できなくなってるし、スリーJプロダクションはあまり忙しくない状況で、社長とマネージャーは開店休業状態?

    で、春子が唐突に「やっぱり帰りたいのかしら?」と呟き、事務所の春子の椅子の肘掛けにアキが座ってきて、春子「何か言いたいことあんの?」、アキ「いや、特にねえです。」と短い会話をしたときのことを思い浮かべます。

    今日あの場面を見直すと、心の中にモヤモヤをため込みながらも春子には言い出せないアキちゃんの微妙な表情が良い。
    能年ちゃん、巧く表現してる。


    春子は水口に「あの子、岩手に帰りたいのよ。」

    <社長の一言が、水口君の背中に重くのしかかりました。>
    −◆−

    2011年5月20日。
    ライター(滝藤賢一)さんから雑誌取材を受けてるアキ(能年玲奈)ちゃん。
    (滝藤賢一さん、視聴率30%の『半沢直樹』と、20%の『あまちゃん』に出演して、合計50%超えだぁ!!)

    水口君は自分を責めました。「タレントが今 何を考え、何を欲しているのか、先回りして考えるのがマネージャーの仕事なのに、何をやってるんだ俺は!

    絵本を読み聞かせするような、相手を包み込むようなキョキョンの語り口調が、何とも言えず良い感じ。

    ナレーションに宮本信子、能年ちゃん、小泉今日子と、母娘三代を「見事に使い分けたなぁ」と、つくづく感じさせられちゃう。
    −◆−

    取材で「ハマってるもの」について尋ねられたアキ(能年玲奈)ちゃんは考えあぐねた末に右腕を差し出して「ホクロから生えた毛を伸ばすことですかねぇ。」と、あり得ない回答を笑顔で口にしてる。

    <「違う、俺は目を背けていたんだ。」>
    『八重の桜』なんかで時々気になるんだけど、登場人物が考えていることを声に出して”独り言”を言うんです。

    心の中を”独り言”として声に出すパターンは下手すると不自然で嘘っぽく見えちゃうときがあるんですよねぇ。

    そのことを思うと、ミズタクの心の声を春子がつらつらと語るやり方はとても良い。
    このあたりに凡百の脚本家さんとクドカンの違いが出てるんでしょうねぇ。

    −◆−

    引き続き取材を受けてるアキは「あと、”より目”にハマってます。やりましょうか。」

    屈託のない笑顔で”より目”をして見せて、表面上は、鬼可愛らしいアキ(能年玲奈)ちゃん。
    そこいらのアイドルみたいに可愛い対応をするアキちゃん。

    アキちゃんらしい天然ボケに見えるけど、いつものアキちゃんとはどこか微妙に雰囲気が違うアキちゃん。

    <「アキちゃんが岩手に帰ると言いだしたら今までの苦労が水の泡。だから気づかないふりしてたんだ。もともとユイちゃんに誘われて芸能界を目指した彼女に野心はなかった。もう思い残すことはない。岩手に帰って大好きな海に潜ってウニを獲りたい。その気持ちを誰にも打ち明けられず、カメラの前で健気に笑顔を作っている。」>

    取材が進んでスチール撮り。
    笑顔のアイドル顔や変顔や真顔など撮影されたアキちゃんの顔がコマ送りのように映ります。

    ライターさん「そういえばアキちゃん、実家は大丈夫でした? 岩手の、確か海沿いだったよね。」
    とたんに営業顔から「素」の表情になるアキちゃん。

    「あ、はい、祖母が一人で暮らしてて・・・」
    ライターさん「帰ったりしないんですか?」

    アキちゃんの視線が逸れて無邪気さが消えます。
    心に何かを抱えてることが顔に出ています。

    アキちゃんのスチール写真がストップモーションで映るのが凄く効いてる!!
    彼女の心を映す見事な造りです。


    ミズタクが「アキちゃん、笑顔、笑って。」
    我に返ったアキちゃん、笑顔を作ります。
    −◆−

    <水口、お前はどうしたいんだ。夏が近づいている。このままアキちゃんを東京砂漠に繋ぎ止めておくつもりか、水口!!!>

    今度は、画面には映っていない春子のナレーションで春子の思いを語らせた。
    語りの使い方が自由自在で、ドラマ時味わいを付加する上で実に効果的!! 凄い!
    (『純と愛』も夏菜が”心の声”で語りをしていたんだけど、『あまちゃん』ほど効果的ではなく、むしろ暑苦しかった・・・残念)


    純喫茶『アイドル』のカウンター席の水口が、テーブル席のアキちゃんをじっと見つめています。
    さすがに視線を感じたアキが「何ですか?」

    「あ、いや、なんかゴメンね、変に時間空いちゃって。」

    アキ「お構いねぐ、ゆっくり考え事したかったんで。」

    <「ゆっくり考えごと、岩手のことか!?>と、春子がミズタクの心の声。

    アキ「マイブームは何ですかとか、ハマってるものはとが、アイドルらしい答えって何なんですかねぇ?」

    <「違ったぁ」> 

    アキ「やっぱり、編み物とか、雑貨集めとかですかねぇ?」
    アキちゃんの話す内容が、妙に上っ面っぽい。
    何かを覆い隠そうとして表面的な話しをしてる感じ・・・・。

    アキ「ホクロの毛伸ばすのは拙かったですね。パブリックイメージがありますもんね。」

    春子の椅子の肘掛けに座った時に「いや、特にねえです。」と言ったときと同じような口調。
    どことなく言葉に魂が籠もってない。

    余談ながら「パブリックイメージ」というフレーズ。
    5月下旬に番組ホームページに載った橋本愛ちゃんの文章を思い出しました。
    ・・・“足立ユイ”というキャラクターを演じながら感じるのは、宮藤さんに遊ばれているなってことです。“橋本愛”というパブリックイメージごと遊ばれている。 だったら私は私で遊び返してやろうと(笑)・・・・。

    この文章と今回のセリフに関係があるかどうかは当然ながら不明ですけどね。
    −◆−

    純喫茶『アイドル』のテレビに被災地を慰問するGMT5の映像。

    セカンドシングル『地元サンバ』を披露してます。
    (喜屋武ちゃん、沖縄舞踊とサンバをフュージョンさせてる!!)

    甲斐さん「熱いよねぇ。どうせ売名行為だろうけどさぁ、日本を元気にしてるよね。」
    売名行為だろうと、なんだろうと、現実として支援になれば世のため人のためになるってことかな・・・。

    ああいうのを「売名行為だ」とネットに書き込んでも、日本を元気には出来ないってことかな・・・。

    テレビをじっと見つめるアキちゃんをじっと見つめたミズタク(松田龍平)。
    小泉今日子の語りで<「岩手め!」>
    −◆−

    種市先輩が無頼寿司の裏に出てきてゴミ出し。

    突然、自販機みたいなものと物置棚の間の狭い場所から声。
    「俺は今、岩手と戦ってる。なかなか手強い。」
    物陰で座り込んでブロック塀にもたれかかるようにしていたミズタクです。

    種市先輩「大丈夫ですか?」

    「お前はどうなんだ種市浩一。戦ってるのか?」

    ミズタクの真意を深読みしたりしない純朴好青年・種市先輩は「戦ってはねえです。仕込み中です。」

    精神的に追い詰められつつあるミズタク、イラッときて「アキちゃんとどうなってんだと聞いてんだよ。それぐらい分かれよ。」

    「1回キスしただけです。」と純朴回答。

    ミズタク、掴みかからんばかりの勢いで「そんなこと聞いてない! 自慢すんじゃねえよ、っうか、自慢すんじゃねえよ。」
    ミズタクの個人的な感情もない交ぜになってる??

    凡百の脚本家さんが書くと、人が話す言葉なのにリズム感のない文章みたいだったりしますけど、クドカンとか『Woman』の坂元裕二氏が書くセリフには活き活きとしたリズム感がありますねぇ。
    −◆−

    後日、ミズタクが歌番組『私らの音楽 our songs』の仕事を取ってきました。
    (企画書表紙のロゴが、フジテレビ金曜夜『僕らの音楽 our music』とよく似ています。)

    相変わらず”潮騒のメモリー”は歌詞に差し障りがあるとしてNG。
    『潮騒のメモリー』以外に持ち歌はないので顔を曇らせるアキちゃん、企画書を開いて「じぇ!」

    (地震が起きて以降、アキちゃんの口から「じぇ」が出たのは初めてじゃない??)

    ミズタクが取ってきた仕事はGMT5と一緒に『地元へ帰ろう』を歌うという企画でした。

    ミズタク「GMTの出演が先に決まってて、向こうが共演したいって。」

    太巻と春子のことを気にしてるアキちゃんに、3月12日のコンサートが「中止ではなく延期だ」と言った太巻のことを思い出させ、「(太巻が)約束を果たそうとしてくれたんだ。もちろん君のお母さんもやらせたがってる。」とミズタク。


    <彼は、所々嘘をついていました。本当は水口君の持ち込み企画で、自ら太巻さんに直談判して頭を下げ成立させたのです。アキのために。>

    岩手と戦っていたミズタクが、彼女を東京に残したいという思いを捨ててアキちゃんに『地元へ帰ろう』を歌わせようと考えたんですね、きっと。

    それまで硬い表情だったアキちゃんが笑顔になって「分かった。やるべ。」
    −◆−

    『私らの音楽 our songs』の収録日

    リボンだけ変えたお座敷列車の時の衣装のアキちゃんとGMT5。

    音符「地元に帰ろう 地元で会おう あなたの故郷 私のぉ地元 地元 地元 地元に帰ろう♪ 好きです 先輩 覚えてますか♪ 」

    涙目で収録の様子を見つめているミズタクが種市先輩との会話の続きを思い起こします。
    「アキちゃんを繋ぎ止めるためには種市浩一とのラブが必要なんだよ。」

    種市先輩「いや、でも、CMの契約があるから恋愛御法度・・・。」

    「しょうがねえ解禁だ。俺一人じゃ岩手には勝てねえ。」

    種市先輩「でも天野は岩手に帰りてえんじゃないでしょうか。寝る前にみんなの笑顔思い浮かべるんだそうです。でも、ユイの笑顔だけ思い出せないって言ってました。」

    ミズタク「それ・・それメチャクチャ帰りたがってるよ!」

    このとき、ミズタクはアキちゃんを引き留めるのをやめることにしたんやね・・・。

    音符「地元に帰ろう〜(好きよ♪) 地元で会おう〜(先輩〜♪)」
    アキちゃんの今の心境そのもの歌詞。

    音符「あなたの故郷(がばい♪)」
    いかにもダンスが苦手そうでリズム感もヤバい真奈=”大野いと”ちゃんが逆に可愛らしい。

    音符「私の地元(で〜じ♪)」
    今回の『地元へ帰ろう』は随分と”完成してる感”が出てるなぁ。

    音符「駅前 コンビニ 駐車場♪」

    太巻「水口、泣くんなら外で泣け。」

    音符「地元〜 地元〜 地元に帰ろう♪」

    調整室の外に出たミズタク(松田龍平)、感涙にむせびます。
    ミズタク萌え!!
    −◆−

    録画して何度も聞くんだといってた甲斐さん(松尾スズキ)、純喫茶『アイドル』のテレビで”アキ&GMT5”の歌を再生してます。

    音符「 地元に帰ろう〜(埼玉!)  地元で会おう〜(仙台) ♪」

    春子と正宗も並んで画面を見つめています。

    音符「あなたの故郷 (佐賀)  私の地元 (沖縄) 私の〜地元(ブラジル) ♪」

    春子「岩手〜〜」

    テレビの中のアキ、両手をメガホンみたいにして元気いっぱい「岩手〜〜!!」

    曲が終わって、正宗「ねえ春子さん、僕の考えすぎかもしれないけど、もしかしてアキは岩手に帰りたいんじゃないかな。」

    甲斐さん「今頃!?」

    甲斐さんはアキやミズタクの会話を常に耳にしてるけど、正宗さんは蚊帳の外なんだもの・・・ツッコまないであげて。

    正宗「君はどうなの? 帰りたいんじゃないの?」
    春子の内心にまで思いが至っていた正宗さん、さすが。

    春子が返事できないで居ると、ちょうどアキちゃんが店に駆け込んできて「ママ! おら、岩手さ帰りでえ。北三陸さ帰りでえ!」

    次回へ続く。
    −◆−

    震災後、自分は何をすべきか、何が出来るか、何をしたいのか、色々考えてモヤモヤして、内心を表に出さず、身体は東京に居るけど魂は岩手に行っちゃってる感じのアキちゃんが不憫だったけど、ミズタクが『地元へ帰ろう』を歌わしてあげて、アキの気持ちに整理が付いて決心できた様子の『あまちゃん』第135話。

    ミズタクも種市先輩もアキちゃんには東京に居て欲しいだろうにね。

    切ない男子2名も含めてアキ(能年玲奈)ちゃんや、出番がなかったユイちゃんたち、登場人物に対してリアルに心配したり感情移入したり・・・。

    10月からの『あまちゃん』のない朝が怖い。






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      震災に合わせた曲だったんですね〜。あれはお盆の時期で…「地元へ帰りたくなる」って視聴者の声を聞き、そんな頃にピッタリな歌を作ったんだと感心してたんですけど、またしてもヤラレましたわ。当時、『地元に帰ろう』の発売にあたって、ロボットみたいな宇宙人みたい
      • 美容師は見た…
      • 2013/09/04 4:04 PM

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