あまちゃん 第121回★母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい
- 2013.08.19 Monday
- 15:02
- NHKドラマ・番組
夏ばっぱ(宮本信子)が倒れて春子(小泉今日子)は北三陸へ・・・。
アキ(能年玲奈)はオーディションを受けるために上野アメ横へ・・・。
アメ横ビジョンに太巻が作る映画の告知映像が流れています。
荒巻太一初監督作品『潮騒のメモリー〜母娘の島〜』2011年春公開。
前作の15年後の物語になり、主人公ひろみ(鈴鹿ひろ美)のその後が描かれるそうなのですが「2011年春公開」ってのが気になるところ。
東日本大震災前に封切りになるのか、3.11以降なのか・・・。
あとサブタイトルの『母娘の島』
『あまちゃん』が「アキと春子」「春子と夏ばっば」の”母娘の物語”であることが垣間見える題名ですね。
−◆−
アキが劇場前で「やっぱ、怖えぇな。」と顔がこわばり気味。
水口「俺もクビになって以来だよ、ここ来るの。」
父・正宗が「やめるか、アキ?」
お父さん、いつになくシリアス。
春子が居たら正宗はこんなコトは言えないだろうなぁ・・。
アキは「今更ビビってても仕方ねえ、おらには夏ばっぱがついてる。」と、かっけー返事。
手には北の海女の手拭い。
−◆−
緊張気味に控え室に入ったアキ。
先日のNHKの生放送番組『しあわせニュース2013』に出演していた能年ちゃんほどはカチカチではないけど・・・。(初々しく緊張していて可愛らしかった!)
小野寺(優希美青)ちゃん、しおり(松岡茉優)、真奈(大野いと)も会場に来ています。
アキ「じぇじぇ〜〜、GMTも一般も一緒か。」
小野寺ちゃん「お互い頑張っぺ。」
離れていった小野寺ちゃんを見つめて「あいかわらず、めんこいなぁ。」とアキ。
そういうアキちゃんこそ口調が可愛らしくて、めんこい。
で、先日 河島(マギー)が、一般公募に見せかけてるけど出来レースだと仄めかしてたでしょ。
太巻は小野寺ちゃんを”ゴリ押し”するつもりだから、気の毒なことに本気で参加してるしおり(松岡茉優)、と真奈(大野いと)も”噛ませ犬”なんですよねぇ。
GMTも一般応募者と横並びだと見せかけるためだけの存在。
太巻、悪い奴です。
(大野いとちゃん、『あまちゃん』では「虜の能力」を使えないし・・・。)
で、課題のセリフは「母ちゃん、親孝行、できなくてごめんなさい。」
−◆−
夏ばっば(宮本信子)が心臓のバイパス手術を受けてる病院を訪ねます。
待合室には弥生(渡辺えり)さん、かつ枝(木野花)さん、美寿々(美保純)、花巻(伊勢志摩)さん、組合長(でんでん)に加えてユイ(橋本愛)ちゃんまで・・・。
弥生さん「急に東京さ行きたいって言ったのも、今思えば虫の知らせだったかもしれねえな。」と、フライング気味で振り返っちゃってます。
かつ枝さん「もうやり残したことないっていってたもんなぁ・・。」
組合長「やめろって、この眼鏡会計ネガティブばばあ。」
ユイちゃん「だから橋幸夫に会いに行ったのかぁ。」
春子「橋幸夫って? 何、橋幸夫って?」
ユイちゃん「春子さん知らないの?」
春子「知らないよぉ、何それ?」
橋本愛ちゃん魅力的で演技も上手いんだけど、なんてったってアイドル・小泉今日子と並んで座っていると存在感で負けてる。
一世を風靡したアイドル・キョンキョンのオーラは並みじゃない。
そんなこんなで、夏ばっばが春子には秘密にしていた”橋幸夫”との再会がばれちゃいました。
46年前に橋幸夫が北三陸でリサイタルを開いて、吉永小百合の代わりに夏ばっばデュエットしたことを弥生さんとかつ枝さんが説明。
春子「えっ!? え! え〜〜!?」
勉さんが残していた写真を見て「可愛いね夏さ〜ん。ちょっとアキに似てる。」と春子。
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オーディション会場ではアキが「238番、天野アキ18歳です。」
んん? アキちゃん18歳だったっけ? 年齢サバ読んでないか??
「素潜りには自信あります。尊敬する人は、おばあちゃんと鈴鹿ひろ美さんです!」
参加者のセリフ読みに段取りが進みます。
229番の子が「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい。」
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北三陸の病院待合室。
春子「私、娘なのに何にも知らないわ。笑っちゃうぐらい知らないわぁ。18で家出るまでの夏さんのことしか知らない、いや、それも怪しいな。何が好きかとか何が嫌いなんだとか全然知らないんだわ。」
小生も母親の葬儀で親戚とかから話を聞いて初めて知るようなこともあったものなぁ・・・。
春子「私が知ろうとしなかったんだね。自分のことばっかでさぁ。」
横で聞いてるユイちゃんも春子の言葉に思うところがあるかもしれないね。
春子「口やかましい母親としか見てなかった。夏さんの母親じゃ無い部分、見ないで来ちゃったんだね。」
春子に限らず、子供にとって親は親でしかなくて、親のプライベートな部分って意外と知らないものじゃないのかなぁ?
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上野のオーディション会場。
小野寺ちゃんが「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい。」
真奈「母ちゃん、親孝行できなくて、ごめんなさい。」
しおり「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい!」
春子の今の心情とシンクロするようなセリフ・・・。
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北三陸の病院待合室。
海開きの日に漁協の割れた音のするスピーカーから流れてくる『いつでも夢を』が大嫌いだったという春子ですが「でも、今聞いたら違うんだろうね。夏さんがさぁ、橋幸夫のファンだって知ってたらさぁ、ちょっとニヤニヤして聞けた気がするの。」
「なんかそういうのいっぱい有るんだろうなぁ、と思ったら何か悔しくなってきちゃった。どうしよう・・もし、ここまま目覚めなかったら 私、夏さんのこと知らなすぎて泣けないわ。情報料少なすぎて涙も出ないわ。」
ひとごとじゃなくて、身につまされるようなセリフ。
クドカン、良いセリフ書くなぁ。
ベタだって言う人が居るかもしれないけど、小生にはリアルで核心突いたセリフに聞こえた。
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いよいよアキの番。
涙目をキラッキラさせて「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい!!」と迫真のセリフ。
夏ばっばのこと、春子と夏ばっばのことに思いを巡らしていたからセリフに魂が籠もった??
過去に思いを馳せながら夏ばっばの手術が終わるのを待っている春子の気持ちが乗り移った??
とにかく、NG40回のアキちゃんに、普段以上の力が出てた!!!
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北三陸の病院。
外科医(田中要次)が手術室から出てきて・・・次回へ続く。
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待合室で『いつでも夢を』をみんなで歌ったり、課題のセリフが「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい。」だったり、普通に考えると赤面モノの場面を連ねた『あまちゃん』第121話。
ベタで良い。
特にアキが頑張って口にした「母ちゃん、親孝行できなくてごめんなさい!」というセリフには言霊が宿ってた。
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