『八重の桜』第33回「尚之助との再会」★再会後、即オダギリジョーに切り替わり

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    『八重の桜』第33回「尚之助との再会」

    大河のノベライズとは別の八重に関する小説を読んでいましたので、唐突に京都編が始まっても戸惑うことはないんですけど、会津戦争までは異様に時間を割いて無駄とも思えるエピソードも加えて30話ほど作りながら、鶴ヶ城籠城戦が終わってからは部分的にごっそりとスルーして進んじゃうから、なんとなく変な感じです。
    (紙芝居で時々1,2枚飛ばして話が進むみたいな感じ。)

    ヒロイン八重の居ないところでの出来事はドラマ的に描きにくいから、ピースの足りないジグソーパズルみたいな部分が出来ちゃいます。

    で、あれよあれよという間に八重(綾瀬はるか)が女紅場の舎監に・・・・。

    29話までが演歌のテンポだとしたら、30話以降はかつての小室哲哉の曲調みたいな・・・。
    −◆−

    女紅場の運営予算が不足して、これまで無料だった月謝を徴収せざるを得ない状況になり、それだと女紅場をやめなければならなくなる女子が結構居ます。

    で、どことなく『極道の妻たち』みたいな佇まいの八重が立ち上がり、府庁に出向きます。

    下っ端のオジサン二人が八重を引き留めようとすると、ミスター・スポックのヴァルカンビンチみたいな感じでオジサンを倒して強行突破して槇村(眦萓宏)に直談判する八重。

    八重の勢いに押された槇村は体調不良で早引きするのだと言って逃亡!?

    しかし八重(綾瀬はるか)は槇村の自宅まで押しかけて持ち前の突破力で槇村を圧倒。

    難儀した槇村は「山本せんせ〜〜い、妹御をなんとかしてくれ〜〜、せんせ〜〜い!」と覚馬に大声で救いを求めております


    堂々たる八重の佇まいから「会津の八重」と「京都の八重」、「幕末の八重」と「明治の八重」のキャラの違いが垣間見えて、主人公らしい力強さが滲みます。

    一方、槇村(眦萓宏)という人物の滑稽なまでの所作って、どうですぅ??

    デフォルメしすぎじゃないのかと思うのですが・・・。

    弟・高嶋政伸が『DOCTORS 最強の名医』で漫画チックな演技をするのは面白いんですけど、兄・眦萓宏が演じる槇村正直の滑稽な動きには戸惑います。

    槇村正直は軽薄そうな動きばかりが目だってしまって、覚馬がわざわざ上京して救出しようと思うほどの人物なのかどうか、いまひとつストンと胸に落ちません。
    −◆−

    デフォルメされた人物と言えば太政大臣・三条実美(篠井英介)。

    太政官(内閣府みたいな感じ?)で征韓論について会議。

    征韓派と征韓反対派の板挟みになってる太政大臣・三条実美が、板垣(加藤雅也)、江藤新平(山崎銀之丞)西郷(吉川晃司)に詰め寄られて「わしはやな、わしは、この国を・・この国を・・・う、うう、うう〜〜」と悶絶して気ぃ失っちゃいます。

    吉川晃司、加藤雅也らがシリアスで重々しい芝居を見せる中、篠井英介だけが「TRICK」の”ミラクル三井”を思い出すような滑稽な所作。

    ある意味、シュールな演出ですわ。


    そんなこんなで西郷が参議を辞職・・・・。
    怒った板垣(加藤雅也)がテーブルを拳でガツン!

    『半沢直樹』から机を叩くのが流行ってる。机受難の時代であります。

    こうして新政府は分裂。
    板垣は新党『国民の生活が第一』を結党・・なんてことはない。


    覚馬が言ってた「藩を自分たちで壊しておきながら、未だ長州だ佐賀だと拘わられるとは些か滑稽・・・」というセリフが見事に的を射ておりました。
    −◆−

    東京で尚之助(長谷川博己)と再会した八重(綾瀬はるか)。

    あばら屋で寺子屋のまねごとをしているという尚之助は「結局 私はなにも為せなかった、これが私の身の丈に合った暮らしです。」と張りの無くなった声で語ります。

    但馬から江戸に出て学問に勤しみ洋学者となりながらも、これまで社会的には「なにも為せなかった」と感じているから、今は自らの身を投げ出すことで斗南藩に移った人々を救うという大義を為し遂げようとしているのでしょうねぇ。


    で、八重は「そんなことはねえ、尚之助様は藩の皆様の命を守って下さった。ずっと後悔してた、斗南に行けばよがったって、こんなことになっていただなんて。許してくなんしょ。」

    綾瀬はるかの声や滑舌が気持ち良くて、会津言葉も素敵です。

    やつれ気味の尚之助が「私こそ、あの時、猪苗代に行こうと命懸けで私の隣に立ったあなたの誇りを踏みにじりました。許してください。」

    目を涙でいっぱいため、こめかみに青筋が浮かんだ八重が「謝んで。何も悪ぐねえ。尚之助様に甘えで、意地張って、私はばかだ。ばかだ!」

    そっと八重に近寄り、指で人差し指で彼女の涙を拭う尚之助。
    綾瀬はるかにあんなこと出来ていいなぁ・・・。

    八重が尚之助をじっと見上げて「私をおそばに置いてくなんしょ。夫婦でなくて構わねえ。尚之介様のお役に立たせてくなんしょ。お願いしやす。お願いしやす!」

    女紅場のことなどは頭から消え、感情があふれ出している八重。

    尚之助が静かに八重を抱きしめます。
    「八重」
    八重「尚之助様」

    しかし尚之助は腕から力を抜いてそっと身体を離し「がっかりさせないで下さい。あなたには京都で生徒たちを助ける舎監の仕事があるんでしょう。」
    「私の妻は鉄砲を撃つおなごです。私の好きな妻は、”夫の前を歩く凛々しい妻”です。八重さんの夫になれた事が私の人生の誇りです。もう二度とここに来てはいけません。あなたは新しい時を生きる人だ。生きなさい。

    八重「待ってっからし。前を歩いで京都でずっと待ってっから。」
    尚之助「それでこそ八重さんだ。」

    自分の運命を悟っていそうな尚之助は、ただ八重の新たなスタートを願ってる雰囲気です。


    こうして後ろ髪引かれる思いで尚之助宅を後にした八重、が溢れます。
    尚之助も涙。

    病に冒されているのか枯れ草のようになっている尚之助(長谷川博己)と、八重(綾瀬はるか)の見せ場(「濡れ場」じゃないよ)でした。

    長谷川博己にとっては、ある意味クライマックスだったかもしれない場面。

    この場面だけを切り取ると、なかなか美しい場面でした。
    創作部分として潤いが出ました。


    なのに、なのに、いきなりアメリカの教会で人々に語りかける新島襄(オダギリジョー)の場面に切り替わります・・・・。

    先ほどの尚之助のセリフが”切り替えスイッチ”として使われて、これからは新島襄との「新しい時」を迎えるんだぞって感じがありあり・・・。

    予告編でも、いよいよ八重と新島襄が知り合うくだりが出てきてたし、あざといほどの切り替え方!

    尚之助と八重の再会と別れの余韻をぶち壊し。
    無粋です。


    30話まではこういうザックリした進め方でもヨカッタのにダラダラと描かれ、『京都編』になった途端にワープ航法!?
    −◆−

    とにもかくにも”ニュー八重”発進。

    主人公が主人公らしく物語の中心に居られる展開になりそうです。

    (脚本が山本むつみから吉澤智子に交代?? 既定路線なのか、更迭なのか??)





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      大河ドラマ「八重の桜」。第33回、尚之助との再会。 八重は女紅場で働きながら勉強する。 京都改革の要・槇村を助けるために向かった東京で 尚之助様が再登場。
      • センゴク雑記
      • 2013/08/21 11:25 PM
      公式サイト 覚馬(西島秀俊)の仕える槇村正直(?嶋政宏)が、業務妨害の容疑で捕ま
      • 昼寝の時間
      • 2013/08/20 11:13 PM
      尚之助との再会
      • 悠雅的生活
      • 2013/08/20 7:05 PM
      今日から脚本が変わるのだと思ってましたが、少し前から脚本は変わっていたようですね。そこまで違和感はないですけど。 ただ展開はとても忙しくなっている感じ。 八重が勇ましくやってきて、男どもを振り...
      • 青いblog
      • 2013/08/20 11:07 AM
      大河ドラマ「八重の桜」第33話は八重が1年で英語を習得し先生として生徒たちに教えていた。しかし生徒数が増えた事により授業料の資金が必要となり八重は槇村正直に資金の支援を ...
      • オールマイティにコメンテート
      • 2013/08/20 6:22 AM
      女紅場で、はりきって働いている八重さん。英語も流暢に話せるようになっています。え〜、いつの間に そんなに上手になったの?働きながらでも、こんなに上達する英語学習法!というのを、ぜひとも教えていただきたいです!
      • 風のうわさ
      • 2013/08/19 9:49 PM
      第33回「尚之助との再会」 第33回の視聴率は、前回の13.9%より上がって、1
      • ショコラの日記帳・別館
      • 2013/08/19 9:08 PM
      第33回「尚之助との再会」尚之助さんと八重の再会、八重とあまりの格差で切なかったです。3千両の詐欺容疑の裁判、まだ続いているようです(汗)第33回の視聴率は、前回の13.9%より...
      • ショコラの日記帳
      • 2013/08/19 9:07 PM
      大参事の槇村が商人の業務を妨害したとして捕まり、東京に拘留された。 覚馬は槇村の後見人である木戸に釈放を願い出るために八重を伴い東京に赴く。 覚馬の願いは聞き入れられな ...
      • 宴の痕
      • 2013/08/19 8:44 PM
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      • 2013/08/19 8:18 PM
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