あまちゃん 第113回★アキ(能年玲奈)「盛りの付いた猫背の雌の猿なんです」
- 2013.08.09 Friday
- 12:20
- NHKドラマ・番組
『見つけて こわそう』で人気に火が付きつつあるアキ(能年玲奈)ちゃん。
『神技ゼミナール』という予備校のイメージキャラクターとなり、大きな看板にセーラー服のアキと詰め襟のアキ。
幼児がアキに気づくと「逆回転!」などといいながら握手攻め。
『見つけて こわそう』のアキちゃんは可愛すぎて”神領域”だったから、街で見かければ小生は大人げなく幼児を押しのけ、アキちゃんに握手してもらいに行くでがす。
−◆−
ハートフルでは太巻(古田新太)が雑誌でCDランキングをチェック。
1位は”GMT5”の『地元に帰ろう』
2位が”ZOO SOUL BOYS”の『She's the lovely』
「Zoo」と「J Soul Brothers」とをかけ合わせたか!?
3位は”fragrance”の『ぱっしょん☆ふるーつ』
これは何か元ネタがあるの??
クドカンとステージで共演したことのあるフジファブリックの『パッションフルーツ』?
はたまた、松田聖子の最初のベスト盤『聖子fragrance』?
よく分からんわ・・・。
で、この雑誌の裏表紙が『神技ゼミナール』の広告で、アキちゃんの顔がバッチリ印刷されてます。
太巻がこれに気付きはしないかと河島(マギー)がオロオロ、ビクビク。
今度は芸能人の「出来婚」が報じられているスポーツ新聞を手に取った太巻。
裏1面が、全面広告で『神技ゼミナール』のアキ(能年玲奈)ちゃん。
河島、目を剥いてビビってる。
必勝鉢巻きに詰め襟のアキちゃん可愛い。
事務所の廊下を歩いてる人があおいでいる団扇にも『神技ゼミナール』のアキ(能年玲奈)ちゃん。
ビックルとマミーを足したような感じの乳酸飲料のペットボトルにまで『神技ゼミナール』のアキ(能年玲奈)ちゃんがプリントされてる。
これらアキが印刷された物が太巻の目に入らないようにあたふたと事務所内をウロウロする河島。
挙げ句の果てには事務所のテレビで『見つけて こわそう』が始まりかけて河島が身を挺してテレビの前で太巻の視野を遮ります。
太巻「なんだ、お前はさっきからアメリカのコメディアンみたいに・・・。」
河島が取り繕うとして「ティッシュ無いですかね?」
太巻が取り出したポケットティッシュにも『神技ゼミナール』のアキ。
遂に気づいた太巻が「なんじゃこりゃぁぁ!」と、水口(松田龍平)のお父さんの伝説の名セリフを口にしちゃいました。
太巻、アキちゃんが売れ始めてることを知ったら、圧力掛けて潰しに来るのかなぁ??
−◆−
街でも『神技ゼミナール』のポケットティッシュが配られてます。
ビニール傘を差した一人の女性がこれを手に取り、アキの写真に気づいたのか一瞬足が止まります。
ユイちゃんママ・よしえ(八木亜希子)さんです。
一時は蒸発したままにするのかとも思ったんですが、忘れた頃に現れました。
−◆−
『無頼鮨』に大きなマスクと帽子を被って顔を隠しているアキがやってきました。
種市先輩「いらゃっしゃい。」
アキが目線を外して「うっす。」
ふたたび恋愛御法度になって難儀してる様子のアキちゃん。
顔をほとんど隠して「うっす。」と言うだけなのに可愛らしいのはなぜ!?
『無頼鮨』でアキちゃんを待っていたのは鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)。
地下鉄の”中吊り”が全部『神技ゼミナール』のアキだったことに触れた鈴鹿ひろ美は「便利よね。運転手さんに行き先言わなくても上野まで来られるなんて。」
45歳での地下鉄デビューの鈴鹿ひろ美、浮き世離れしていて可笑しいねぇ。
大将(ピエール瀧)がいつになく愛想よく「アキちゃん、お腹すいてる? ヒラメの良いのが入ったんだよ。」
可愛らしい笑顔を浮かべてアキちゃんが「じゃあ、ウニ。」と、平気でチグハグな注文。
さらに鈴鹿ひろ美も「カッパくださ〜い。」
変女2名相手にヒラメ空振り!!!
クドカン、お寿司屋さん並みにネタ満載!!
−◆−
ドラマのオファーは全部断ってると鈴鹿ひろ美に話すアキ。
春子(小泉今日子)が急に主役にこだわりだして、端役・脇役は断ってる様子。
春子が持論を述べる場面が回想されます。
「脇はダメよやっぱり、下手なのバレちゃうから。主役が一番バレないのよ。なぜだか分かる? 周りが助けてくれるから。」
ペーペーの能年ちゃんが主役で、周りに宮本信子やら大人計画の面々やらを配してる『あまちゃん』もかぁ!?
(『町医者ジャンボ』は主役でも大根がバレまくってるぞ。)
春子「昔のアイドルなんか大根ばっかりよ。だからいきなり主役でデビューさせるのよ。あれだってそうよ、『潮騒のメモリー』の、鈴鹿、ひろ美ぃ。」
『無頼鮨』に画面が戻ると鈴鹿ひろ美が「私が、大根!? 大根!? 信じられない!」と憤慨。
「確かに主役デビューだけど、新ヨコハマ映画祭新人賞もいただきました。」と鈴鹿ひろ美は主張するけど、演技が上手い訳では無い剛力彩芽でも2012年の『日本映画批評家大賞 新人賞』をゲットするんだから、新人賞なんて事務所の押し次第だわさ。
鈴鹿ひろ美が興奮して「お母さん呼んできなさい! 詳しくお話伺いたいわ!」
薬師丸ひろ子、オモロイ。
『野生の証明』の美少女がこんなオモロいオバサンになるなんて!?
アキは「やめた方が良い。毒しか吐かないから。」と鈴鹿ひろ美を諭します。
アキの方が大人みたいで可笑しい。
何か今日は、一言一言 全部が可笑しいぞ!!
−◆−
春子のことで鈴鹿ひろ美に相談があるというアキが、開店準備してる種市先輩に「出前、いがねえんですか? いつもだいたい話の途中で出前行くベ。今日は?」
面白いとしか言いようがない!!
種市先輩「いや、開店前だから。」
仕方なく種市先輩をスルーすることにしたアキは「ママのプレッシャーがもの凄いんです。」と鈴鹿ひろ美に相談をもちかけます。
アキが初めてバラエティ番組に出て帰ってきたとき、春子が「ねえ、ちゃんと品川に拾ってもらった? ちゃんと庄司の筋肉見えてもらった? ちゃんと有吉にあだな付けてもらったの? ちゃんと竹山にキレてもらったぁ!?」と猛烈なプレッシャーを掛けてきた様子が回想されます。
絶妙な面々の実名4発!!
特に、仕事急減が話題で自虐ネタにしてる品川庄司が、朝ドラで「名前だけの仕事」をしたのが可笑しいわぁ!
『無頼鮨』に画面戻って、アキが立ち上がり「無理です!! 一度に色々出来ねえです! だいたい芸能人が100人も居て、前さ前さ出ようとしてワサワサしてる番組で、何が出来る・・・」
オールスター感謝祭みたいな??
そう言いながら種市先輩に顔を向けたアキが「なあ、先輩、出前は!?」と、ぞんざいな口調。
アキちゃん、またまたオモロイ!!
大将が「行ってこい。何となく行ってこい。」
鈴鹿ひろ美「そうよ、頼まれなくても行きなさい。不景気なんだから。」
不景気と言われた大将の表情が可笑しい。
やっぱり今日は、一言一言 全部が可笑しいぞ!!
クドカン、全力疾走!?
−◆−
種市先輩が不承不承”出前”に出かけました。
鈴鹿ひろ美が”春子のプレッシャー”について考えを述べていたら、アキが突然「欲求不満なんです。」
小さくのけぞる鈴鹿ひろ美。
アキ「あっ、すいません。本題入ります。」
鈴鹿ひろ美「じゃ、今までの話しは?」
何食わぬ顔でアキが「どうでもいいです。」
アキちゃん、可笑しすぎる!!!
アキ「GMTやめて『ようやく恋愛できるベ』つうことで、勢い付いて種市先輩に告白したんです。そしたら『つきあうべ』って、つまり、”両思い”だったんです。」
目をキラキラさせて話しをするアキちゃんの可愛らしさ、あり得へん!!!
ヤバイくらい可愛らしい!!
アキちゃんはCM契約期間の1年間”恋愛御法度”になったことを説明し「1年なんか無理です! もう走り出した恋の夜汽車は止まりゃしねえです。もう盛りの付いた猫背の雌の猿なんです。」
《盛りの付いた猫背の雌の猿》って、形容のしようがないほど面白い。
「盛り」「猫背」「雌の猿」、一々可笑しい!!
”可笑しさ”と”可愛いらしさ”の奇跡のコラボ!
流石の大女優も返事に窮し「どうしたらいいかなぁ・・大将?」
大将(ピエール瀧)も困り果てて「あ、確か出前が・・。」と店をほって出て行きました。
−◆−
アイドル時代にやがり恋愛御法度だった鈴鹿ひろ美に「どうしてたんですか? その、欲求不満の方は?」とアキ。
鈴鹿ひろ美「まず、『欲求不満』って言葉やめよう誤解されるから。女子はあんまり使わない方が良い。」
たしかに「性欲が強くて困ってる」と言う大久保佳代子(マンションのバスローブの女)みたいなタイプだと誤解されたら『27時間テレビ』みたいな仕事しか来なくなるかもしれない。
で、アイドル時代に「適当にやってたわよ。」と鈴鹿ひろ美。
アキ「その『適当に』ってのが分がんねえんだ。どういうこと? 隠れて会ってたってことか? 帽子かぶってマスクしてデートしてたってコトか? それは、つきあってると言えるのかぁ?」
可愛らしいタメ口!!
鈴鹿ひろ美がおもむろに「じゃぁ、つきあうって何?」
アキ「鈴鹿さん やめでよ。女子中学生でもあるめえし。男とつきあったことねえのか!!」
女子中学生みたいに”あどけない”アキちゃんが、急に恋愛通みたいに偉そうにするのが超絶可笑しい!!!
鈴鹿ひろ美も大人げなく「あるわよう!! 太巻さんと!」と声を張って言い返します。
<うわ〜、すっかり忘れてた。この人、太巻さんの元カノだった。>
鈴鹿ひろ美の結論は「仕事も恋愛も」「バレなきゃいいのよ。」
−◆−
種市先輩が”出前”から帰ってきますと、鈴鹿ひろ美が気を遣って先に帰っていき、アキと種市先輩が二人きり。
さっそく鈴鹿ひろ美のアドバイスを活かそうとしたのか、アキが種市先輩に「この間頂いたお話し、の、返事ですけど、前向きに検討します。‥という方向で。」
そして目がキラキラして真面目顔のアキは「お願いします」と頭を下げます。
先輩が「やったーー。」
アキは「ただ、くれぐれも、1年間はママに内緒でお願いします。」
先輩に背中を向けて「大事な時期なの。ごめんね。」と”普通の女子”みたいな口調。
種市先輩「どうした天野。」
アキ「えっ?」
種市先輩「なまってねえぞ。」
アキ「あっ、ホントだ。なんでだろう?」
北三陸に行って、なまるようになってから色んな経験をして「地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華も無いパッとしない子」ではなくなったアキちゃんが、なまらなかったワケってなんだろうか??
アキちゃんの魔法で逆回転して”なまっていない訳”を調べる訳にもいかないね。
−◆−
目が合って良い雰囲気になって、種市先輩が身を寄せてきます。
種市先輩の顔が近づいてきて、よけちゃうアキ。
バツの悪そうな種市先輩が「あ〜まだ早いよな。あ、ゴメン。ゴメン、ゴメン、ゴメン」
なぜかアキちゃんプンプン顔で「早ぐねえ。おらもうすぐ二十歳だ。遅いぐれえだ!!」
この前は自分で告って自分で断るし、今度は自分でキスを避けておいて、種市先輩に文句。
桁違いの天然!!
気を取り直して種市先輩が近づいてこようとすると、思いっきり目をつぶって待ち受けるアキちゃん。
唇と唇が5センチくらいまで近づいたときにアキの電話が着信音。
お邪魔虫は春子からの電話。
「え、え、じぇじぇ!」
キスはお預けで純喫茶『アイドル』に向かったアキ(能年玲奈)ちゃん。
そこでは春子とユイちゃんママ・よしえ(八木亜希子)さん・・・。
夏ばっばとユイちゃんの上京を前にして、よしえさんが現れて、どうなるどうなる??
ユイちゃん、アイドルに再チャレンジできる??
−◆−
こんな感じの『あまちゃん』第113話。
アキ(能年玲奈)ちゃんが今までに増して、可愛らしさと可笑しさ増大!!!
怖いくらい愛くるしい。
色気のカケラも無い少年みたいな女子なのに、メッチャ可愛らしい。
でね、昨日図書館に本を借りに行ったら、雑誌コーナーに『雑誌愛読月間』のポスターが貼ってあって、能年ちゃんがイメージキャラ。
雑誌架に置かれている『ダ・ヴィンチ』の表紙も能年ちゃん。
なんとなく、今回ハートフルの事務所のあちこちにアキちゃん(能年玲奈)の顔が出てきたのと同じような感覚でした。
(『雑誌愛読月間』のポスターの前で立ち止まって、まじまじと見つめてしまい、我に返ったとき少し恥ずかしかったぁ〜〜いい年して)
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
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