あまちゃん 第112回★『見つけて こわそう』のアキ(能年玲奈)ちゃんメッチャ可愛い!
- 2013.08.08 Thursday
- 11:48
- NHKドラマ・番組
恐怖の女社長・春子(小泉今日子)に台本で頭を叩かれたアキ(能年玲奈)。
春子とアキの口論がエスカレート。
正宗がかけた”赤いヤカン”も徐々に温度上昇。
正宗(尾美としのり)がおずおずと「やめましょ、春子さん。」
それでも春子がアキ(能年玲奈)に大声をあげると正宗が「やめなさい!!」と怒鳴り声!
春子とアキと水口(松田龍平)がギョッとなってOP曲へ・・・
OP曲明け<楽しげなタイトルバックを挟んでもなお、事態は何も解決していませんでした。ただ一つだけ、お湯が沸きました。>
タイトルバックの北鉄、川、海、灯台を「何度見ても不思議と飽きないなぁ」と思って見ていた直後に、「楽しげなタイトルバック・・」云々というアキちゃんの語りが入ってきたから吹き出しちゃった。
ちなみに小生は”綾瀬はるか”が好きだから『八重の桜』にも好意的なつもりなんだけど、『八重の桜』のタイトルバックが異様に長いせいもあって辟易とするんですけど、『あまちゃん』のタイトルバックでは川が流れてるだけでも心が和みます。
(前回の『八重の桜』からタイトルバックに、深い森の中に大型液晶テレビみたいなものが映るシュールなカットが挿入されて、なんか不気味・・・。)
−◆−
ヤカンが「ピュー」と沸騰を知らせてるなか、正宗が「ごめん。自分が思ってたより1.5倍くらい大きな声が出た。ごめん、うん、発声ミス。」
沸騰したヤカンは春子の内面を象徴したのかと思ったけど、正宗さんの内面だったかな。
けっこう、腹の中にため込んでる??
とにかく春子たちを落ち着かせたい正宗さんが話を続けます。
「ぼくは運転手だし、芸能界のことは分からない。”みのもんた”を赤坂まで乗せたことがあるくらいだ。」
TBSやね。『朝ズバ』だったら早朝やね。
正宗「あと、おねえのメークさん。よくテレビに出ている『どんだけ〜』の人。おかっぱの『どんだけ〜』のガタイの良い『どんだけ〜』の人。匂いの良い『どんだけ〜!』の人。」
(特に”ガタイがいい”って部分がウケる。)
最後の「どんだけ〜」は当の”IKKO”くらい大きな声。
(”IKKO”がこの場面を見ていたらテレビの前で絶対に「どんだけ〜〜!」って言うんだろうなぁ。)
『あまちゃん』名物、芸能人実名シリーズ(三又又三は実名+実物)、今回は”みのもんた”と”IKKO”のツープラトン攻撃!!
春子はうんざり顔、アキちゃんも冷たい目線。
正宗「せっかく久しぶりに3人揃ってるのに、ギスギスして欲しくないんだ。」
言いたいことの核心は「ギスギスして欲しくない」ことのみで、”みのもんた”と”IKKO”は余計だった正宗さん。
ヤカンがピーピー鳴り通し。
春子「お湯、湧いてますけど。」
まさに社長と運転手みたいな家庭内ヒエラルキー!!
好きで”北の冷血女”と結婚したのだから、これも仕方ない!?
−◆−
水口に「何で行かせたのよ!」とGMT祭りに行ったことを責める春子。
水口「いい刺激になるかなぁと思って。」
春子「そんなポジティブな子じゃないよのアキは! 地味で暗くて・・」
正宗が「春子さん」と言葉を遮り、彼女が「地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華も無いパッとしない子」とフルバージョンでアキをネガティブに形容することを抑止しました。
純(夏菜)と愛(風間俊介)も男女が逆転したような夫婦だったけど、春子(小泉今日子)と正宗(尾美としのり)も逆転夫婦やねぇ。
純(夏菜)は誰もが笑顔になる夢の国を作ることを目指し、アキ(能年玲奈)は周りに自然と人が集まってきて、みんな自然と笑顔になる。
どことなく『純と愛』と『あまちゃん』には共通項があるのに、出来映えは真逆だから不思議です。
あと、男女逆転と言えば、そもそも”尾美としのり”は、春子(有村架純)が上京する2年前に公開された大林宣彦監督の映画『転校生』で小林聡美と男女が入れ替わったんでしたねぇ・・・。
”IKKO”がブレークする四半世紀前に映画で”おねえ言葉”っていうか、女の子だった。
余談が長くなっちゃった。(歳をとると話しが長くなる)
−◆−
あのとき春子がキレてクビにならず、もしGMTに残っていたら・・。
アキの心を乱している”たられば”。
水口がユイちゃんを引き合いにしてアキに語りかけます。
「お父さんが倒れてなかったら、あのタイミングで一緒に東京に来ていたら。あれからもうすぐ1年になるよ。もしとか誰のせいとか言ってたら1年なんかあっという間に過ぎちゃうよ。ズルとかインチキとかアキちゃんも俺もそんなこと言える身分じゃないんだ。切羽詰まってる。」
水口の言葉が胸に響いた様子のアキちゃん。
真面目顔もキュート。
そんなこんなで春子もアキも反省して仲直り。
春子はかき集めてきた仕事の10冊の台本から1つだけ選ぶようアキに提案。
アキは『見つけて こわそう』をチョイス。
たまたまこれは、春子の”影武者レコーディング”のコネクションとは関係なく、水口が取ってきた子供向け教育番組の仕事。
正宗”「いいかもしんない。最近の幼児番組はアバンギャルドだもんね。アキにはピッタリだ。」”
クドカンこそアバンギャルドじゃん。
−◆−
<その選択は結果的に大当たりでした。>
はやくも『見つけて こわそう』にアキちゃん登場。
メインが”さかなクン”で、アキちゃんがアシスタント。
早速「じぇじぇ」と「ギョギョ」
で、左右非対称につなぎ合わされたピエロみたいにカラフルな衣装がアキちゃんにメッチャ似合っていて可愛らしい!!!
帽子とウイッグも似合ってる!!
いかにもNHKの子供番組っぽい明るいセットと相まって、もの凄くフィットしてる!!
番組ロゴからセット、衣装まで良くできてるなぁ!!
アキ「今日は、いらねぐなったずてんしゃを壊します!」
さかなクン「自転車だね」
アキ「んだ。ずてんしゃだよ。」
可愛い!!!!!
ちょっぴり猫背でスタジオをウロウロしてるアキちゃん可愛い!!
シャレにならないくらいキャラがピッタリ番組にハマってる!!!
−◆−
喫茶リアスでもテレビに『見つけて こわそう』が映っています。
黒髪ボブのユイ(橋本愛)ちゃんが笑顔で「受けるぅ。これアキちゃんのキャラにピッタリだよね。」
服装は、もうダサいゼブラ柄ではありません。
橋本愛ちゃん、前のスキャンダルが出たころから痩せた感じがしたんだけど、少し顔がふっくらしたかな・・・ヤンキーメイクをやめたからそう見えるだけかなぁ?
とってもイイ表情でテレビを観ているユイちゃんに、夏ばっば(宮本信子)が「今度おらと東京さいがねえかぁ?」
ユイちゃん「えっ!?」
夏ばっば「お盆休みさ、二人で東京に遊びに行くべぇ。」
「7月にはいっぺえ稼いだし、ちょっくら羽伸ばしてえなぁと思ってさぁ。」と、いかにも軽い動機であるような口ぶりをして見せ、ユイちゃんにガイドとして付いてきてもらう旨を弥生さんたちに説明する夏ばっば。
ユイちゃん「いいけど私も行ったこと無いよ。」
一同「じぇじぇ。」
勉(塩見三省)さんが目を剥いて「修学旅行は?」
ユイちゃんは「怪我して行けなかったの。お風呂で転んで骨折したの。」と、はにかみます。
久々登場の花巻(伊勢志摩)さんが「ジャイアント馬場だな。」
ユイちゃん「え!?」
吉田くん「あれ? ご存知ない?」
18歳の女子が知ってるはずがない。
吉田くん「ジャイアント馬場って、風呂場で怪我して巨人からプロレスに転向したんです。」
馬場正平投手は、ジャイアンツから大洋ホエールズ(今のDeNAベイスターズ)に移籍してから風呂で石鹸で滑って転んで大怪我したんだべ。吉田くんには古すぎるわなぁ。
(こういう小生も、子供のころに「巨人の星」を見るまではジャイアント馬場が巨人軍の投手だったとは知らなかったけど・・・。)
きっちし吉田くんの隣に座っている栗原ちゃんが「プロレスできるなら、プロ野球もできそうなもんですよね。」と素直な意見。
花巻さん「ま、分かるやつだけ分かればいい。」と妙にエッジの立ったコアな発言。
さすがフレディ花巻!!
<これは夏ばっばの粋な計らいだったのです。東京さ憧れでたユイちゃんをサラっと連れ出すための。>
この前、水口からかかってきた電話に「いいんですよ。とっくに諦めたから。」などと答えていたユイちゃんを見つめていた夏ばっばが、その頃から徐々に考え始めたんだろうなぁ・・・。
アキも周りから好かれる性格してるけど、ユイちゃんも周りの人から愛されるタイプ。
−◆−
アキに電話で東京行きを報告してるユイちゃん。
アキ「ついに東京さ来んのか?」
ユイちゃん「うん、いく。」
もの凄く嬉しそうで上気してるユイ(橋本愛)ちゃん。
こんな感じのユイちゃん初めてじゃないかと思うほど素直に嬉しさをにじませてる。
純喫茶『アイドル』バイト中なのに、ユイちゃんの上京を大喜びしたアキが「やった〜〜〜!!」
テーブルでCMプランナーの萩尾氏と話し合ってる春子と水口にユイちゃんの状況を報告するアキ。
萩尾氏は『神技ゼミナール』という予備校のイメージキャラクターにアキを起用したいそうです。
アキ「じぇじぇじぇ」
お盆を落っことしたアキちゃんの表情の可愛らしいこと!!
<ユイちゃんで思い出した。おら大問題を抱えてたんだ。>
種市先輩に告白したときのことを思い起こすアキちゃん。
CM依頼で驚いたのではなく、種市先輩とのことを思い出してお盆を落っことしたのかぁ!!
<種市先輩さ、告白してしまったんだ。そして・・・自分から告って、自分から断ってしまった。それなのに・・・。>
種市先輩が「ずぶんは天野のことが好きだ。」と言ったことや、自分が「やっぱ、つきあってけろ先輩。」と言ったことを思い起こし、<結局どうなったんだ? おら先輩とつぎあうのか、つきあわねえのが?>
今の今まで種市先輩とのことが頭から飛んでたことも可笑しいし、付き合うのか付き合わないのか自分で脳内が整理できていない天然系のアキがメッチャ面白い。
そのうえアキの思案顔が、またもや可愛らしい!!!
で、CMプランナーの萩尾氏と打ち合わせていた春子がCMの仕事のことをアキ(能年玲奈)に話しかけ「問題ないよね。今の話聞いてたでしょ。」
アキは「はい。全然聞いてないです。」と無邪気な顔で答えます。
授業中にボ〜〜ッとしてた中学生みたいなアキちゃん、めっちゃ面白い。
水口がCMの契約期間は「恋愛禁止」であることをアキに説明。
あちゃ〜〜、せっかく種市先輩と良い感じなのに!!
春子「彼氏とか恋人とかいたらまずいんだって。」
内心ぎょぎょって感じのアキちゃんですが、種市先輩のことを口に出来る状況でもありません。
アキの顔の横に「じぇ!」というコミックみたいな吹き出しが現れますが、一瞬で吹き出しは「・・・・」に変わり、アキが心のなかで<「じぇ」も出ませんでした。>
春子「いないもんね、彼氏とか。」
アキ(能年玲奈)、オロオロ。
水口「じゃ、引き続き恋愛御法度ということで。」
<うわ〜〜〜、どうすべ?>
アキちゃん、可愛らしすぎる!!!
−◆−
こんな感じの『あまちゃん』第112話。
クドカンや古田新太が能年ちゃんのことを「キラキラしてる」と形容し、昨日のスタパでも皆川猿時も同じ事を言ってました。
今週のエピソードで、いつもの「無邪気な笑顔」、「恋に戸惑う表情」、GMT脱退を悔いての「切なげな表情」などなど、様々な顔を見せる能年ちゃんを見ていると、クドカンたちが言う「キラキラしてる」って意味がよく分かる気がしました。
濃厚な共演者たちの存在感に埋もれて霞むかと思われた《アキ=能年玲奈》が、ヒロインとしてどんどん輝きを増してる印象です。
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