あまちゃん 第97回★おら ママみてえな歌手になりでえ

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    連続テレビ小説「あまちゃん」第97回(7月22日)

    鈴鹿ひろ美の影武者であることに限界を感じた春子(小泉今日子)が、太巻と決別し、東京を後にしようとする前週の回想からスタートし、アキ(能年玲奈)のナレーション。

    <え〜、今週は割とヘビーな幕開けですが、じょじょに いづものバカみてえな感じに戻ると思います。>

    ナレーションで重苦しさを一気にガス抜き。
    能年ちゃんの口調も可愛らしいわぁ。

    いまさらだけど、東京生まれのアキ(能年玲奈)に訛らせるという”結構とんでもない設定”は本当に正解だったと思いますわ。
    −◆−

    正宗(森岡龍)が運転するタクシーに春子が乗った場面から、そのまま正宗(尾美としのり)のマンションに画面が移って、アキと正宗(尾美としのり)の会話になります。

    1989年の回想ばかりでは、くどくなるから、マンションでの会話がちょうど良い塩梅です。

    タイガースが負けたときの甲子園球場周辺で耳にしそうな えげつない関西弁でまくし立てる太巻にビビっていたことを話す正宗は「苦手なんだよ関西弁。全部脅し文句に聞こえるでしょ。だいたい英語に『YOU』に相当する単語が多すぎる。『われ』とか『おんどれ』とか『あほんだら』とか『自分』とか。自分は『YOU』じゃなくて『ME』でしょうが!」

    大阪生まれの小生はなんだか申し訳ないようでもあり、関西人への誤解が可笑しくもあり・・・。

    一応申し添えますけど、確かに相手のことを「自分」(関西だから「ずぶん」ではないよ)とは言うけど、町中の人が『われ』とか『おんどれ』とか『あほんだら』とか言ってる訳じゃないですからね。


    そんな風に話しをする正宗(尾美としのり)に、アキが「懐かしい。」「パパのそう言う理屈っぽい、学級委員っぽい、近所のオバチャンぽい感じ、久しぶりだ。」と可愛い笑顔。

    小さく照れる父・正宗が「フフ、たまには良いもんだろ。」

    アキ「うん、イラッとくる。」
    いちいち可笑しくて、いちいち可愛らしいなぁ。
    −◆−

    さて、平成元年。
    タクシーで春子(有村架純)を上野まで送った正宗(森岡龍)が、世田谷へ引き返そうとして車を走らせていたら、道ばたで手を挙げる客。

    また春子(有村架純)。

    このことをアキに語る正宗(尾美としのり)は「二度あることは三度あるだよ。なんか運命感じちゃってさぁ、『もう東京湾沈んじゃってもいっかぁ』なんて。」

    春子にビビッと来て、太巻に沈められても本望ってか!?

    アキが正宗の話しにのめり込んじゃっていて「いいから、はやく声かけろよう!!」とアクションの遅い正宗(森岡龍)をせき立てます。

    アキちゃん、メッチャ面白い。

    正宗(尾美としのり)「急かすなようアキ。デザート食べなさい。」

    怒った顔のアキが「要らねえ!! だって、パパとママがくっつかねえと、おら この世さ生まれてこねえべ!」

    現に生まれてるからここに居るのに、過去の正宗にはやく声を掛けるようイラついてるアキちゃん面白ろすぎる!!
    −◆−

    タクシーの中で会話も途切れていたとき、原宿だか表参道で奇跡が起きたという正宗(尾美としのり)。

    ラジオで「潮騒のメモリー」がかかったんです。

    「来てよ その火を 飛び越えて〜♪ 砂に書いた アイ ミス ユー♪」
    (何度聞いても柔らかいメロディが心地よいなぁ・・・。)

    正宗(森岡龍)がラジオに合わせて「北へ帰るの・・ふふふんふんふん」と鼻歌。
    そして「懐かしいなぁ、この曲」

    正宗が曲と鈴鹿ひろ美について話しをし始めると、春子が「止めて。降ろして、っていうか戻って上野に。やっぱ帰る。」

    正宗「いや・・・。」
    春子「とーめーて!」

    正宗「これ歌ってるのお客さんですよね。」
    春子「え!?」

    車を止めた正宗「知ってますよ。覚えてませんか? あのときの運転手です。」
    春子「どのときの?」

    「あのとき・どのとき」が微妙に可笑しい。
    退屈な会話なんかさせないクドカン。

    正宗「ほら、あのときの”あほんだら”です、わたし。」
    これで思い出した春子。
    −◆−

    その後、純喫茶『アイドル』で会話する春子と正宗。

    影武者であることを明かすことも出来ずに抱え込んでいた春子は「しゃべったら楽になりました。」と、真実を知る正宗(森岡龍)と話ができて肩の荷を降ろした様子。

    春子「もう思い残すことはないです。帰ります。上野まで送って下さい。」

    引き留める正宗が「ずっと応援してたんです。ファン第1号なんです、あなたの。だけどあなたは表に出てこない。絶対出てこれない。しょうがないからレコード買いましたよ。鈴鹿ひろ美の『潮騒のメモリー』も『縦笛の天使』『DON感ガール』も。あなたが歌ってるあなたの歌声だと思いながら。リクエストハガキも送りましたよ、あなたの声が聞きたくて。」

    ストーカーみたいに勢い込んじゃった正宗は水を飲んで少し心を落ち着かせ「ファン第1号として一言だけいいですか。あのね、ここで諦めるなんて勿体ないですよ。あなたの歌に励まされて僕はここまで頑張ってこられたんです。横柄な客に罵られても、酔っぱらいに絡まれても、後部座席ガンガン蹴られても、あなたの歌を聴いて、彼女も頑張ってるんだからって。僕だけじゃない、タクシー業界のみんなあなたのファンですよ。」

    春子「鈴鹿ひろ美のファンでしょ。」

    正宗「だけど歌ってるのはあなたです。日本全国のドライバーがあなたの歌に癒やされて安全運転心がけるから事故が減る。春子さんの歌声にはそう言う力が有るんです。」と熱弁。

    で、支払いを済ませて純喫茶『アイドル』を出ようとする正宗が「送りますよ世田谷まで。行きましょうよ。歌いましょうよ。東京にはあなたの歌 必要としてる人がいっぱい居るんですよ。」

    目が涙で潤んでる春子が笑顔で「ありがとう。」
    −◆−

    マンションでは正宗の話しに聞き入るアキ。

    正宗は、おとぎ話をするような口調で「春子さんは歌手にはなれなかったんだけど、僕のお嫁さんになったんだ。」

    アキが目をキラキラさせて「かっけぇ。かっけえよパパ。」

    正宗「そうか」
    アキが興奮気味に「はじめて かっけぇと思ったよパパのこと。マジ リスペクトだよ。」

    過去十数年間はリスペクト・ゼロだったのね。父親は辛い・・・。

    こんな過去があったから、スナック梨明日で潮騒のメモリーを入れたんやね・・・。
    −◆−

    一旦、上野まで行きながら、また世田谷に戻ろうとした春子の行動を疑問に思ったアキ。

    正宗が「それはママに聞いてみないと分からない。」というので、アキは早速 春子(小泉今日子)に電話。
    手紙の感想を問われたアキは「『じぇ』が10個では足りねえほどビックリで、理解するには時間かかると思う・・・でも、一つだけ言わせて。ママ かっけぇーーーー!

    能年ちゃん、可愛らしい顔!!

    まんざらでも無さそうな春子は「アハハ、アハハ、あ〜、ありがとう。」

    アキ「『潮騒のメモリー』がママの歌だったなんて。」
    春子「ママの歌じゃないけどね。」

    アキ「ママが歌ってるんだからママの歌だ。」

    そういえば、ずっと前に水口が春子が歌った『潮騒のメモリー』について「驚きました。あんな場末のスナックで聞く歌じゃない。うまい下手じゃなくて説得力というか、本物感があった。」と言ってたけど、本物感どころか本物だったんだものね・・・。

    春子「パパ元気?」
    スナック梨明日に来ていた大吉(杉本哲太)が反応。

    アキ「相変わらずイラッとくるほど元気だ。」
    可笑しい。

    アキ「あのさ、おら目標が出来た。今まではユイちゃんがこっちゃさ来るまでとか、鈴鹿ひろ美みてえになりたいと思って頑張ってきたべ。でも、もう一つ新しい目標が出来た。おら、ママみてえな歌手になりでえ。

    春子「だめよママなんて。顔も出せない影武者だよ。」

    アキ「んだけど、ママの心がパパの心さ響いて、それで二人が結婚して おらが生まれたんだもん。ママの歌がねがったら、おらこの世さ生まれてねえんだぞ。だから、おら、そういう人の心さ響く歌っこ歌いてえ。何万枚も売れなくてもいい、そのかわりちゃんと一人さ遠く歌ったママみてえな歌手になりてえんだ。」

    アキの言葉が春子に沁みた様子。
    母親冥利に尽きるわなぁ。

    歌っても居ない大吉の『GHOSTBUSTERS』のせいで聞こえなかったからもう一度言ってとせがむ春子。

    アキ「やんだ。」
    春子「ケーチ。」

    この様子を見ているユイ(橋本愛)ちゃんが笑顔。
    アキも「エヘヘ」と笑顔。
    春子も「ウフフ」と笑顔。

    正宗は微笑みながらアキのお宮参りの時の写真を見つめてる。

    みんな柔らかい笑顔で次回へ続く・・・・。

    今週の『おら、悲しみがとまらねぇ』というサブタイトルが想像できないほどみんな笑顔。
    −◆−

    こんな感じの『あまちゃん』第97話。

    父と娘、母と娘の会話の場面で、良い意味で子供っぽいアキ(能年玲奈)ちゃんが凄く可愛らしかった・・。

    親って、子供の成長は嬉しいんだけど、一方ではいつまでも子供のままで居て欲しいって気持ちもあるから、そう言う意味では子供のままみたいな清潔感と無邪気さ持ってるアキちゃんはひとつの理想型ですわ。




    ◇◆◇ 「あまちゃん」感想 ◇◆◇
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      • 2013/07/22 2:32 PM

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