世事熟視〜コソダチP

今週のゲートは晴人の小学校時代の恩師でルパン三世みたいな赤いジャケットを着た熊谷(山崎銀之丞)。

病気で息子を亡くした熊谷は形見である飛行機のおもちゃを仏壇に飾っていたが、何者かに盗まれてしまったという。

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この宮崎アニメに出てきそうな飛行機のオモチャが絶望のガジェット。

エキストラさえ居ない寂しい公園で、いきなりウイザードとファントム・セイレーンが戦闘開始。

ピンクのアフロ・ヘアの店長(KABA.ちゃん)が、かわいこぶってウイザードを応援してるのが面倒くさい。
ウイザード、気が散って戦いに影響が出ないか！？

互角か優勢な戦いを展開したセイレーンは「先を急ぐの。あんたなんかと遊んでる暇はない。」と失礼なこと言って、どっかに行っちゃいます。

ウイザードを倒すことは優先順位の２位以下かぁ！？


セイレーンが去ってから時を置かずにコヨミ(奥仲麻琴)が魔力切れでガス欠状態に・・・。
コヨミ「昨日魔力もらったばかりなのに。」

地べたにへたっているコヨミが膝をついている晴人(白石隼也)のドライバーに手をかざして魔法注入。

見る角度によっては、コヨミが晴人の股間に手を伸ばしてるみたいに見えなくもないけど、良い子が見てる番組でそんなエロいことが描かれるはずありません。

魔力が入ってきて、『スタートレックＤＳ９』の流動体生物オドーが溶ける時みたいに琥珀色に全身が輝くコヨミ。

これを見ても無反応な恩師・熊谷(山崎銀之丞)は腹が据わってるなぁ。

くだんの盗品・飛行機がたまたま面影堂に流れてきて、最近売っちゃったのでした。

面影堂に現れた美脚の女ファントム・静音(太田彩乃)。

その声を聞いた男を魅了して望む通りに行動させる特殊能力に輪島(小倉久寛)がイチコロ！！

絶世の美女って訳でもないし、壇密みたいにエロい訳でもないんだけどかつて”桐島かれん”と噂があった小倉久寛が背が高い女に弱いせいか、耳元で「教えて欲しいな」と囁かれた輪島は《飛行機購入者・酒井保》の情報を簡単にバラしちゃいました。

(『あまちゃん』好きの---いわゆる「あま中年」の小生は、小泉今日子に耳元で”潮騒のメモリー”を歌われたら、輪島みたいにボーーっとしちゃうかも知れない。)

譲(相馬眞太)の実家を訪ねようとした仁藤(永瀬匡)は、玄関先で凛子刑事(高山侑子)とバッタリ。

ここは国安に任せてと言う凛子刑事に促されて立ち去る仁藤。

二人で公園みたいなところまでやってきて仁藤が「ダメな俺、何にもしてやれねえ。魔法使いって案外無力なんだな。ファントムをやっつける以外、人のためにしてやれることが全然浮かばねぇ。」

仁藤の言葉を聞いた凛子刑事が微笑みながら「仁藤君、ちょっと変わった。その気持ちがあればきっと譲君のこと救ってあげられると思う。」

なんて爽やかな会話でしょう！？
突然『月９』にでもなったような雰囲気。
主人公・晴人はどんどん陰が薄くなってるのに、二人でこんな会話してぇ・・・。

アジトでワイズマンとミサ(中山絵梨奈)が会話。

ミサは「ここのところずっと嗅ぎ回っています。おそらくワイズマンに関する何かを・・。」とソラ(前山剛久)のことをワイズマンにチクっています。

ワイズマン「そうか、報告ご苦労。ゲート探しに戻れ。」と、ミサの言ったことを完全スルー。

ミサが激して「ワイズマン、なぜグレムリンを重用するのです！　あれほど胡散臭く信用ならない奴を。」

ファントムは全員胡散臭いと思うなぁ・・・。

ワイズマン「お前は知らずとも良いことだ。」

ミサ「賢者の石とやらに関係あんのが？　私にもおしえっぺ？」
ミサがアキ(能年玲奈)ちゃんみたいに訛るはずがないけど、訛ったら可愛いかなって・・・『あまちゃん』にハマりすぎてる！？

ワイズマン「魔法石の一種だ。秘められた膨大な魔力は世界の全てを呑み込むほどだと言われている。現存するのはただ一つ。この私の持つ石だけだ。」

石を持ってるって言うと”胆石”みたいに聞こえるけど、そうじゃありません。

「グレムリンはそれを寄越せと言ってるのだよ。」

ミサ「まさか、そんなものを奴に？？」

ワイズマン「お前の言うとおりグレムリンは面倒な奴だ。今は賢者の石を餌に従わせておくのが賢明というもの。メデューサ、私は信用してるのはお前だけだ。」

この会話を物陰で盗み見してるソラ(前山剛久)。

『半沢直樹』か『７つの会議』なみに組織内のイヤらしい部分が出てきたぞーーー。


内容がチョー薄い『仮面ライダーウイザード』にあって、今週はこのワイズマンの場面が一番の見所だったかな・・・。

晴人(白石隼也)たちが飛行機のオモチャを買った酒井保のお宅訪問。
けっこう立派な家に住んでるなぁ・・。

美脚ファントム静音(太田彩乃)が先に来ていて遺品の飛行機を手にしてます。

そんな余裕かましてる間があったら、さっさと壊しちゃえよ・・・別に悪者の味方をしてるんじゃありませんけど。

セイレーンと晴人(白石隼也)が交錯して家のバルコニーから落っこちたりして、手から離れた飛行機が吹っ飛びます。

セイレーンが熊谷(山崎銀之丞)に「絶望しなさい！」

魔力の衝撃波で飛行機のオモチャを破壊しようとした瞬間、仁藤(永瀬匡)の使い魔が飛行機を救出。

で、晴人と仁藤が変身。

セイレーンやグールと戦っていたウィザードが、白い魔法使いの使い魔ケルベロスを目撃。

「あいつを追えば、笛木がいる。」
ウィザードはビーストたちをほったらかして、ケルベロスを追って森の中へ・・・。

一人残されて難儀してるビーストでしたが、セイレーンが「このままじゃ消耗するだけね。また出直すわ」と言って姿をくらませます。

客観的に見ると、消耗していたのはビーストの方だったから超ラッキーだったかも。


一方、ケルベロスを必死で追跡するもこれを見失ったウイザードは、ハアハア言って肩で息をする有様。

仮面ライダーのくせにケルベロスを追うくらいで息が上がるなんて・・・。

それもプロのサッカー選手を目指した男なのに・・・。
これではピッチで90分走りきれないぞ。

面影堂の扉が開いたかと思うと、コヨミがどさっと倒れ込んできました。

驚いて駆け寄る輪島(小倉久寛)。

コヨミの右手にハマってるデッカい右手のプリーズウィザードリングのすぐ下あたりが、ジュグジュグに赤くただれております。

絶望の紫のヒビとは違うこの赤いのは、「霜焼け」かエグい「水虫」か！！(そんなはずがない。)

次回へ続く・・・・。


44話まで見てリタイアするのも勿体ないから見続けていますけど、テンションが上がらないです。

ここまでダラダラと引っぱられると根気が失せて「賢者の石」も「ワイズマン」もどうでも良くなってきました。

最終局面なんだから、もっと畳みかけてきてよ！！！