あまちゃん 第93回★清楚ユイ(橋本愛)と美空リハビリと前田リハビリ
- 2013.07.17 Wednesday
- 13:13
- NHKドラマ・番組
海女カフェでまた働き始めちゃってるアキ(能年玲奈)。
さすがに地元では断トツの人気。
店内ではかつ枝(木野花)さんが「抹茶カフェのお客様・・・」と客対応。
カタカナ言葉が苦手な弥生(渡辺えり)さんは「ペペペペ、ペロペロロロロ・・・。」
アキが「ペペロンチーノだべ。」
この様子を覗いていた菅原(吹越満)が「こりゃ”掃き溜めに鶴”だべ。」
組合長(でんでん)が「んだ、昨日までは鶴のいねえ掃き溜めだった。」
菅原「掃き溜めカフェか。」
ここ何回か同じことを思うけど、やっぱり北三陸は楽しい!!
海女カフェは照明が明るめで、GMTの合宿所は仄暗い感じがするとか、北三陸と東京を対比させてるクドカンの意図は分かっていても、それでもやっぱり北三陸は楽しい!!
アキの心の中と、見てるこっちがシンクロしちゃってるわ。
−◆−
スナック梨明日
勉(塩見三省)さんが磨いてる琥珀を見てユイ(橋本愛)が「それキレイ。」
「貸して、やりたい。」と言って横に座り琥珀を磨きはじめるヤンキー・ユイちゃん。
春子は今夜も友達の家に泊まるというユイに「ホントに友達?」
ユイ「いやいや、友達っすよ。」
春子「いいけど別に、あんたの親じゃないしさぁ。」
この場面。琥珀は勉さんが水口に言った「宝石の原石を磨く話し」と通じてるような気がしないでもないし、「あんたの親じゃない」ってのは本当の親・よしえ(八木亜希子)と通じるし・・・。
行間に意図が詰まっていそうな脚本。
で、おそらくブティック今野の服だと思われるダサダサ・ファッションの春子が「アキが気にしてたよ。『ユイちゃんのこと傷つけた』って。」
琥珀を磨きながら上目遣いで春子を見つめるユイちゃん。
春子「あの子ね、だいぶ凹んでるみたい。こっちに来て随分鍛えられたと思ったけど、東京行くと駄目ね。慰めてやってよ。」
大吉たちには海女カフェの”笑顔のアキ”しか見えていないけど、母・春子はアキが落ち込んでることに気づいてる。
「アキ」と「東京」という単語を含む春子の言葉は、ユイちゃんへの刺激でもあるのかな・・・。
返事はしませんが、化学反応が起きた気配のユイちゃん。
−◆−
閉店後の海女カフェでユイちゃんが荒れるまでの経緯をアキに説明するヒロシ(小池徹平)。
回想シーンになって、観光協会でぬるーい会議をしているヒロシのところに飛び込んできた清楚ユイちゃんが「お兄ちゃん、お兄ちゃん! 歩いた、お父さん歩いたよ!」
やっぱりヤンキーじゃないユイちゃん可愛いなあ!
ユイ「しかも喋ったの。ダジャレ言ったんです。『美空リハビリ』って言ったんです。そして、看護師さんが『えっ』て聞いたら『前田リハビリ』って言ったんです。被せてきたんです。」
”被せ”のテクニックで笑いを取りに行った父のことを喜び、輝くような笑顔で高揚してるユイ(橋本愛)ちゃんは、やっぱりもの凄く可愛い!!
可愛いユイちゃんが記憶から薄れかけてたけど、清楚ユイちゃんの好感度は半端ない!!
あと、ユイちゃんが普通に父の回復を喜ぶシーンにしても済むのに、『美空リハビリ』『前田リハビリ』を突っ込んでくるクドカンのサービス精神が凄い。
小ギャグを入れるから、余計にユイちゃんの高揚感も表現できてるしねぇ。
そんな風に父が回復して前向きだったユイが母親の失踪で完全に道が途絶えたと思った様子。
アキが「おらが待っててやれば良かったんだ。二人で行ったら百人力だったのに、おらが抜け駆けしたから・・。だからパットしねえんだ。」
自分を責めて切ない顔の能年ちゃん・・・。
水口から電話が入ってますけど、「ああん、もううるせえ!」と言って携帯をパチンと閉じちゃいます。
−◆−
離れでタコを生け捕りにする仕掛けを作ってる忠兵衛(蟹江敬三)さんに「じいちゃんはさあ、漁さ出たくねえなあって思ったことないの?」「『やんだなぁ、行ぎたぐねえなぁ』って思わねえが?」とアキ。
厚手のマフラーを巻いてる能年ちゃん可愛らしい。
忠兵衛さん「今がそうだべ。」
組合長からイカ釣り船の手が足りないので声を掛けられたのに断ったんだという忠兵衛さんは「今、激しく後悔してる。アキもか?」
アキ「んだ。海女カフェでバイトしてるのも現実逃避だぁ。」
忠兵衛「おらも現実逃避中だ。今の季節、タコなんか居ねえのに。」
アキ「現実はつれえなぁ。」
忠兵衛さん「お互いになぁ。」
忠兵衛さんみたいな”カウンセラー”が身近に居ると良いなぁ。
話を聞いてもらうだけで軽くなるんですよねぇ・・・。
あれ、窓の外に人影・・・戸を開けて入ってきたのは水口(松田龍平)。
アキ「じぇ!」
−◆−
水口「いつまでいるの?」
アキ、つっけんどんに「分がんね。」
水口「みんな待ってるよ。」
アキ「おらの代わりなんていくらでも居るベ。」
たまたまやってきた組合長が「忠兵衛さんよう、いつまで陸さいるつもりだぁ!?」
忠兵衛さん、アキと同じく「分がんね。」
組合長「そろそろ船さ乗ってもらわねえと。」
忠兵衛さん、またまたアキと同じく「おらの代わりなんぞ、なんぼでも居るべえ!」
水口がアキに「馬鹿なこと言ってんじゃないよ。」
すると自分に言われたと思った忠兵衛さんが「あっ、いや、すみません。」と頭を下げます。
「忠兵衛ー組合長」「アキー水口」が交錯する勘違いコントの要素が蟹江敬三の味のある雰囲気と相まってメッチャ可笑しい。
−◆−
頑ななアキは「わざわざ来たんだからおらじゃなくてユイちゃん連れてったらどうだ。かわいい方がお目当てなんだべ。だったらかわいい方連れてって可愛くプロデュースすればいい!」
拗ねて意地張ってるアキが可愛らしい。
もしかして、拗ねてると同時にユイちゃんへの”気遣い・心配り”もあるのかな?
水口が留守電を聞くように言います。
組合長「直接しゃべったらいいべぇ」
水口「ヤダ!もう一回 同じことなんか言えない。昨日のテンションに到底持って行けないし。」
留守電<ここ数日君のことを考えてる。正確には君の居ないGMTの未来を考えて激しく落ち込んでいる。俺はずっとユイちゃん派というか、ユイちゃんをセンターに抜擢しようとしてきた。でも、そんな逆風の中で君は、4ヶ月掛けて君の立ち位置を獲得した。もう君はユイちゃんの相方じゃないよ。GMTの天野アキだよ。>
アキを認め、力づける言葉である一方、「もう君はユイちゃんの相方じゃないよ。」って部分はユイちゃんには可哀想な言葉かも・・・。
留守電<なまってるけど、40位だけど、最下位だけど、それがどうした。誰がなんと言おうと君の代わりは君しか居ないんだよ。>
続く留守電にはGMTのメンバーも「早う帰ってきて!」などなどのメッセージを入れてます。
なぜか大将・梅頭(ピエール瀧)と種市先輩(福士蒼汰)も留守電に登場。
種市先輩<天野、みんな待ってるぞ。頑張れよ!>
『スターマン』の福士君より100倍カッコイイ。
さらには、まさかの安部(片桐はいり)ちゃん。
最後は鈴鹿ひろ美が<あなた、田舎帰っちゃったんですって? はっ、ちゃんちゃらおかしい。ハハハハ。>
水口「ね、俺だけじゃないんだみんな君の帰りを待ってる。」
そのとき緑のダウンのヤンキー・ユイが姿を見せました。
あわてて離れに飛び込んだアキは、中から”つっかい棒”で戸が開かないようにして籠城!?
体育座りして固まってます。
水口「えっ、何だよう・・もう少しだったのに。」
北三陸の方が面白いから、アキにはこのまま居て欲しいけど、そうもいかないわなぁ・・・。
−◆−
こんな感じのあまちゃん第93話。
たった15分だけど『スターマン』より内容があるかも。
で、アキに対して熱意を持ってくれてる水口・・・これってもしかすると若き日の春子(有村架純)と太巻(古田新太)に被ってるのかなぁ・・・。
◇◆◇ 「あまちゃん」感想 ◇◆◇
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