満島ひかり「Woman」第2回★切ない激安ワインと偽トトロ 「ショムニ」は挫折

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    満島ひかり「Woman」第2回
    「母が母であるための間違った選択?」


    チョー軽い『ショムニ』と超重い『Woman』の究極の対決(ともに15分延長)

    最初は本田翼が好きだから『ショムニ』を観てたんだけど、高価なが割れるドタバタの顛末あたりからアホらしくなってきて視聴中止。

    森本レオを含む、旧作メンバーのカメオ出演もあってフジテレビが視聴率獲得に躍起な感じなんだけど、イマイチ引かれるものが無かったんです。

    旧メンバー・リエ(高橋由美子)と新メンバー・麗子(安藤サクラ)が霊感対決したり、それなりにくすぐられる場面もあったし、安田顕や鈴木浩介ら面白いメンツが揃ってるのに、どうしてか締まりの無い印象。

    だから、満島ひかりの”神演技”を継続視聴。

    初回が重すぎて心身ともに付いていけないかと危惧していたんだけど、やっぱり《ドラマの質》には惹かれます。
    −◆−

    望海(鈴木梨央)が小春(満島ひかり)に「百円ショップって花火売ってるかな?」

    小春「花火したいの?」
    望海「直人君の家、今日花火やるんだって。でも花火ってさ、火傷とかするから危ないよね。」

    生活困窮のことや、クリーニング工場と居酒屋を掛け持ちパートしてる母・小春の多忙ぶりを理解してるから、望海はシンプルに「花火をしたい。」と言えない・・・・子供なのに、気を遣うことが染みついてしまってる。

    子供は天真爛漫で無邪気なアキ(能年玲奈)みたいに伸び伸びとしていて欲しいけど、家庭の事情からは逃れられない。

    小春「うちも花火しようかぁ。今度しようよ。」
    −◆−

    小春(満島ひかり)のアパートのすぐ近くで火事があって、仕事から帰ってくるとサイレンや回転する赤色灯で辺りは騒然。

    子供が小さい時って、サイレンの音が聞こえたら自分の子供が巻き込まれていないかと、過剰に不安な気持ちになりますよね・・・。

    で、アパートに入ると廊下に児童相談所の職員が二人。
    仁村という男性職員が陸(盒勤)の足のアザを差して「この怪我どうしたの?」

    虐待を疑ってる??
    陸(盒勤)の保育所から通報でもあったのか?

    部屋に入ってテーブルで小春と向き合う三澤という女性職員が「母親にはスイッチがありません」

    小春「スイッチ?」

    三澤「スイッチを入れたり切ったりができないんです。一度母親になると、それからず〜っと母親として生きてしまう。趣味も時間の使い方も変わり、それまでどんな人間だったのかに関わらず、『母親』という人格になってしまう。虐待やネグレクトはその延長線上にあります。」

    夏の間だけでも誰かに預けたほうが良いと勧める児童相談所。

    仁村は「今度通報があれば、緊急保護もあるんですよ。」と半ば脅迫・強要。

    そんなこともあって、再婚して地方で暮らす由季(臼田あさ美)のログハウスに望海と陸を預けることに・・・。
    −◆−

    広々としたログハウスの2段ベッドや、ウォシュレット。

    貧困生活の望海(鈴木梨央)には目新しいものばかり・・・。

    夜になって花火をすることになりました。

    小春と話していたときは花火を楽しみにしていた望海(鈴木梨央)ですが、なぜか浮かぬ顔で花火を手にしませんし、花火をしてる由季の息子たちから目を背けるようにしてます。

    望海は由季から花火を手渡されて、しぶしぶ花火を始めた感じなんですが、いざ手にすると感動した様子で「きれい。」と呟き、笑顔に・・・。


    その後、夜遅く小春(満島ひかり)から電話。

    由季が望海にかわろうとしますが、ベッドで寝たふりして起きません。
    由季が立ち去ると、ベッドからむせび泣く声・・・。
    −◆−

    医師の良祐(三浦貴大)と藍子(谷村美月)夫妻。
    不仲。

    子供の相手をせず、買ってきた弁当を一人で食わせていて状態の藍子に「母親のくせに。」

    生活困窮の小春(満島ひかり)と違って何不自由なく暮らしている医者夫婦、冷え切ってる。
    −◆−

    スーパーで買い物する小春(満島ひかり)が1本525円のワインに目をやりますが通り過ぎます。

    今度は315円のワインがあって、買うか買うまいか躊躇して、いったんは手に取ります。

    525円の安物のワインにも手が出なくて、315円という超安物でも迷ってから買おうとするこの時点で既に充分切ない。

    ユニクロの服でも高く思うことがあるデフレ中年の小生に、小春(満島ひかり)の生活感覚が沁みます。

    やっぱり買うのをやめてワインを商品棚に返そうとしたとき、良祐(三浦貴大)とバッタリ。

    子供を友人宅に預けてると聞いた良祐が「預けて、それで ワインですか。」

    妻・藍子(谷村美月)との揉め事が胸にあるから、ついつい言葉がささくれ立つのかな?

    ワインを戻してスーパーを出た小春(満島ひかり)。
    追いかけてきた良祐がさっきの言葉を謝罪して、自分で買ってきたワインを小春に渡そうとしますが、拒む小春。

    弾みで瓶が落ちて割れちゃいました。

    二人でカケラを拾ってるとき、小春がポツリと「母親失格ですね。」
    そして「ワイン 買おうとしたんです。ワイン飲んで本でも読もうかなって思ったんです。」

    シングルマザーで全て一人で背負っている小春でなくても、自分の時間を取れない子育て中に羽を伸ばしたくなる時もあるんだけど、小春は自分に100%母親であることを強いていて、だから子供を預けている間に315円のワインを飲もうというささやかな願望を抱いただけで自分を罰してる。

    自分を追い詰めてる。
    こういう親の心理も分かる気がするなぁ。

    315円のワインはドラマ的に凄く効果を持っていました。
    −◆−

    ログハウスでは、由季の息子が捨て置いたチューインガムの噛みかすが望海(鈴木梨央)の髪の毛に引っ付いてしまい、取れなくなりました。

    散髪が上手いという由季(臼田あさ美)が望海の髪を5センチほど切ってガムを取り去ります。

    素人シャギー的にハサミを入れられているときの望海(鈴木梨央)の切なそうな顔が何とも言えません。
    鈴木梨央ちゃん巧い。

    この出来事をきっかけに望海(鈴木梨央)は陸(盒勤)を連れてログハウスから逃走(?)し、二人で駅に向かいます。

    (雄大な富士山をバックに二人が向かってくる映像・・・『スターマン』でも富士山が出てきた。さすが世界遺産。)

    で、望海(鈴木梨央)があれほど髪を切られたことを不快に思ったのは、もしかしたらだけど、母・小春以外の人間に切られたことが嫌だったんじゃないかなぁ。
    −◆−

    三つ峠駅で発車直前の電車に乗り込もうとした望海(鈴木梨央)と陸(盒勤)。

    ところが陸がワニの縫いぐるみを落としたことに気づいて「トトロ?」

    これって、安物のオモチャのワニのことを小春が”トトロ”だと言って陸を得心させてるってことかなぁ。(ミカンのことをメロンだと言うような感じ?)

    苦しい生活状況が滲みます。

    で、陸が”トトロ”を拾いに電車を降りたときに二人を探しに来た由季(臼田あさ美)がやってきて陸を抱きしめます。

    ちょうど電車のドアが閉まり、望海(鈴木梨央)を乗せて発車。
    −◆−

    そのころ小春は病院で検査していて、採血跡から血が出てるのを澤村医師(高橋一生)が発見。

    澤村の診察室で問診を受ける小春は、机の上に何冊もある白血病の専門書を目に・・・。

    このドラマの”満島ひかり”は、役作りが行き届いているせいか頬が削げていて白血病でもおかしくないような顔つきしてます。

    脚本家・坂元裕二さんは、子供たちから小春(満島ひかり)を奪う気??

    病院の窓口で代金2360円を請求されて、ほんの少しおののいた表情を見せる小春。

    病院職員にとって何でもない金額かも知れないけど、小春の財布は悲鳴をあげてます。
    −◆−

    終点の大月駅に降りた望海(鈴木梨央)は、手持ちの10円玉を取り出して公衆電話で小春に連絡を取ろうとします。

    しかし小春は病院に居て留守電設定。
    留守電に繋がるから10円は帰ってこない。

    少し焦ってる望海は、電話を切るやいなや再度小春に電話・・・。
    お金無くなるから、少し間を開けて電話した方が良いぞぉ・・・という小生の言葉は届かず、数回同じことを繰り返す望海。

    70円ほどあった10円玉が最後の一枚に。
    この時閃いたのが”円居せん”の怠け者のオジサン(小林薫)。

    テーラーウエスギに電話しますと、電話口に出たのは栞(二階堂ふみ)。
    −◆−

    由季(臼田あさ美)から望海が電車に一人で乗って言ってしまったことを聞いた小春は「あの子シッカリしてるの。心配してない。あの子は大丈夫。」

    電話を切った途端に走って近くの駅に向かい、電車に乗って終点の大月駅へ。
    −◆−

    望海の電話を受けて外出した栞(二階堂ふみ)の部屋に紗千(田中裕子)。

    筒状のアジャスターケースを勝手に開けて中身をチェック。
    (”おしん”のくせに、なんか感じ悪い振る舞いですね。)

    中に入っていたのはカメラ屋さんに飾られた写真に写っている信(小栗旬)をスケッチした鉛筆画と、新聞紙。

    新聞には『北新宿駅 痴漢で逃走 会社員電車にはねられ死亡』と言う記事。

    栞の部屋は、手首から先と、その手首をつかむ手が描かれたスケッチが貼ってあります。
    痴漢を取り押さえようとして手首を掴むみたいな絵柄!?


    で、大月駅で望海(鈴木梨央)を見つけた栞(二階堂ふみ)ですが、少し様子が変で望海が「寒いの?」と尋ねます。

    「電車の乗ったの4年ぶりだから。」

    ネットの痴漢サイトで女性になりすまして痴漢を呼びかけた大阪国税局海南税務署上席調査官の事件でも、被害者は電車に乗れなくなってるってニュースで言ってたけど、栞(二階堂ふみ)が北新宿駅での出来事の被害者で、信(小栗旬)が痴漢(冤罪も含めて)??

    信が亡くなった原因は紗千のにある??
    −◆−

    小春(満島ひかり)が駅に着いて望海と再会。

    望海は最初に「ごめんなさい。」
    ただ泣きじゃくってもおかしくない年頃の子なのに、まず詫びちゃうのが健気というか不憫というか・・・。

    小春は「お家に帰りたかったんでしょ。淋しくさせちゃったね。」
    しかし首を横に振る望海。

    そして心から申し訳なさそうに「あのね、あのね、花火しちゃったの。お母さんとしようねって約束したのに、花火しちゃったの。今度しようって約束したのに、お母さんごめんなさい。お母さんごめんなさい。」と望海。

    だからログハウスで花火をしたとき、最初は食いつきが悪かったのかぁ・・・。
    だから小春からの電話に出ず、ベッドで泣いていたのかぁ・・・。

    小春が一緒じゃないのに花火を渡されたときに思わず「キレイ」と呟いて喜びの表情を浮かべてしまったことも悔いているんだろうなぁ・・・。

    母親であることを自分に強いてる小春と、母との絆をとにかく最優先に置いている望海は、二人とも自分を追い詰めるタイプ。


    望海は小春に抱きしめられて大泣きしながらもなお「お母さんごめんなさい。お母さん、花火しちゃったの。」

    何度も何度も「ごめんなさい」「お母さん」「花火」という単語を被せてくる坂元脚本が効果的です。


    望海の思いを理解した小春は「帰ったら花火しよ。」「ゴメンね。お母さんいつも今度ばっかだったもんね。」

    今回の前半、花火をしようと話したとき、小春は「・・・今度しようよ。」と言ってましたもんねぇ。

    親が口にする常套句で、小生も同じことを口にした覚えがあります。

    本気じゃなくても、その場しのぎで子供を誤魔化すために「また今度ね。」とか言っちゃうんですよね・・・。

    少し落ち着いた望海(鈴木梨央)は「お母さん一人で淋しかった? もう大丈夫だよ。」と母への気遣いの言葉。

    《子役を出しておけばいい》みたいなドラマも無きにしも非ずだけど、望海(鈴木梨央)にはちゃんとした性格付けが為されてますねぇ。

    『最高の離婚』の時も思ったけど、坂元脚本では人物造形の設計が徹底してる。
    −◆−

    若い女性に気づいた小春(満島ひかり)が謝意を述べて自己紹介。

    すると女性は小春に「植杉です。植杉栞です。おねえちゃん。

    その言葉が意味するものを瞬時に理解した小春の顔から表情が消えました・・・。

    前髪パッツンで不思議な笑みを浮かべる栞(二階堂ふみ)って雰囲気あるなぁ・・・。
    ナイスキャスト。
    −◆−

    概ねこんな感じの『Woman』第2話。

    『ショムニ』や『SUMMER NUDE』と対極にあるドラマ。

    演技面では『町医者ジャンボ!!』の眞木大輔満島ひかりが対極かな・・・。

    視聴率が『ショムニ』の半分程度だとしても、良くできた小説のようにここまでシッカリ作られたら観ないわけにいかない。

    こうなったら、意地でも『ショムニ』を無視して『Woman』推しじゃ。

    (今期は『月9』も無視)

    満島ひかりの芝居を観るだけでも値打ちがあるし、鈴木梨央ちゃんも大したものだから・・・。




    ◇◆◇ 満島ひかり『Woman』感想 ◇◆◇
    #11(終)  #10 #9 #8 #7 #6 #5 #4 #3 #1


    ◇◆◇ 「半沢直樹」 感想 ◇◆◇
    #8 #7 #6 #5 #4 #3 #2 #1








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      信の死因が梨ではなくて、痴漢を疑われてと言うのも出てき、小春の難病も加わりそうだし暗さがさらにひどくなりそうです。気も重くてちょっと書くのが嫌でした。 小春一家は、友達の由季の家に行った。田舎で、空気だけは澄んでいて、由季も引っ越しておいでと言って
      • まぁ、お茶でも
      • 2013/07/20 11:18 PM
      頻繁に起こる貧血、原因不明の痣、出血が止まり難い…やっぱり、小春は白血病でしょうかね。 せっかく倒れる前に大野君にお皿を預けたのに、それをまた落すってww 使えない奴…って、そういうことではなく。笑...
      • ドラマ de りんりん
      • 2013/07/12 11:21 PM
      …き、気の毒すぎる… 大恋愛の末、結ばれたものの、夫に先立たれ、仕事をかけもちし、シングルで懸命に幼い子を育ててる奮闘ぶりと、それでも冷たい世間のリアルと子供の健気さが「これもか!」に描かれ、思わず、うるうる… だったけれど、 今回は、公からは虐
      • のほほん便り
      • 2013/07/12 4:48 PM
      公式サイト ある日、仕事を終えた小春(満島ひかり)が帰宅すると、望海(鈴木梨央)
      • 昼寝の時間
      • 2013/07/11 10:10 PM
      「Woman」第2話は小春はアパートに帰宅すると児童相談所の職員が来ていて虐待の疑いを掛けられた。しかし事情を話すと誰かに預かってもらう事を勧める。小春は仕事仲間だった由季 ...
      • オールマイティにコメンテート
      • 2013/07/11 8:19 PM
      『母が母であるための間違った選択?』
      • ぐ〜たらにっき
      • 2013/07/11 7:53 PM
      第2話「母が母であるための間違った選択?」 2013年7月10日放送 ある日、仕事を終えた小春(満島ひかり)が帰宅すると、 望海(鈴木梨央)と陸(?橋來)を心配する近所の女性と児童相談所の職員が来ていた。 近所の女性は、毎晩、子供たちだけで過ごしている望海と陸
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/07/11 5:45 PM
      子供たちを家に残し働きに出る。そうするしかない小春に心配して声を掛けるでもない隣人。子供って迷惑なんだなぁ。。。「子供は犬や猫じゃないのよ」って怒鳴ったおばさん。児童相談所に通報したのも、心配したと言うより…小春が誰とでも打ち解けられるような、要領の
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      • 2013/07/11 3:10 PM
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      • 2013/07/11 2:48 PM

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