あまちゃん 第76回★「スケバン刑事」のオーディションに落ちた春子(有村架純)

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    連続テレビ小説「あまちゃん」第76回(6月27日)

    竹の子族、一世風靡セピア(哀川翔とか柳葉敏郎とか)が映って、能年ちゃんナレーション<1984年 夏 路上ではとんでもない格好で若者が踊っていたり、『ソイヤ!ソイヤ!』と叫んだり、いろいろと、やがましかったようです。>

    アキちゃんから<いろいろと、やがましかった>と言われちゃって、あの時代を生きてきた身としてはやや気恥ずかしい感じ・・・。


    で、原宿の『純喫茶アイドル』で時給550円で働く春子(有村架純)。

    夜になるとアルコールを提供する『スナック梨明日』に変身しちゃう『喫茶リアス』とは違い、ひたすら硬派にコ−ヒーなどを提供するのが純喫茶。

    大吉が飲んでるウーロン杯がノンアルコールであっても、やっぱり純喫茶とは違うのだ!!

    とにかく、北三陸の『喫茶リアス』と、原宿の『純喫茶アイドル』は「純」の一文字で大違いで、微妙にでクドカンの計算が入ってるのかな??


    春子を娘のように可愛がってくれている店主の甲斐さん(松尾スズキ)が「昨日のオーディションどうだった? スケバンがヨーヨーで戦うやつ。」

    春子「駄目だったみたい。」

    春子が東京へ出てきてから1年が経った頃で、テレビから『セーラー服を脱がさないで』が聞こえているから、時期的に見て『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』のオーディションかな?
    春子(有村架純)は、南野陽子、吉沢秋絵、相楽ハル子らに負けたんかぁ・・・のっけから昭和人間の心をくすぐってくるなぁ・・・。


    甲斐さん「残念だったねぇ、ピッタリだと思ったんだけどな。」

    速いクルマに乗せられて急にスピンかけられても泣かない「北の冷血女」と呼ばれた北三陸高校のスケバン・春子だとはいえ、スケバン刑事にピッタリだと言われたら微妙な気分かも・・・。

    (『君でもスターだよ。』で「魅せられて」を唄っていた前チャンピオンを演じた渡辺万美はマジで元ヤンだとか・・・。)

    おニャン子クラブが出ているテレビを眺めた甲斐さん「こいつらが出れて、なんで春ちゃんが出れないんだろうねぇ?」「6番(樹原亜紀)とか9番(名越美香)とか微妙だろう。歌だって4番(新田恵利)より春ちゃんのほうが上手んだしさぁ。ま、そこそこ可愛いんだけどね。

    たしかに言えてる・・・ポイントをついてくるなぁ。


    能年ちゃんナレーション<1985年、秋元康が手がけたおニャン子クラブがブレーク。素人全盛時代が来ました。>

    甲斐さんが言う所の”そこそこの子”がアイドルになり始めたのがこの時代かな。

    とても手が届きそうにない存在で「菩薩」とまで言われた山口百恵の時代と違って、手が届きそうな子がアイドルになり始めた時代・・・。

    『海女〜ソニック』でオタク軍団がアキに「アキもそこそこ、じぇじぇじぇじぇじぇ。」と合いの手を入れていたことを思い出しちゃった。
    −◆−

    オーディションに落ち続ける春子(有村架純)。

    純喫茶アイドルでは甲斐さんが「『もったいないから〜〜 あげない♪』 俺の方が上手いよねぇ、可愛いんだけどね。

    さっきまで「そこそこ可愛い」と言っていたのに、徐々に秋元マジックにハマりかけているのか「可愛いんだけど」に評価が上がってる。

    その時入ってきた客が「レスカふたつ。」と注文。

    能年ちゃんナレーション<レモンスカッシュを「レスカ」と略すのが既に少しダサかった昭和60年。青年は『純喫茶アイドル』にやって来ました。>

    トシちゃんのバックで踊っていたという青年(古田新太)は連れてきた少女に「今いくつに見える? 46? あぁ惜しい、26。 ウっハハ。」

    1965年生まれの中年顔・古田新太が26歳を演じてることを逆手にとったギャグが可笑しい!!

    能年ちゃんナレ<この老け顔の青年が、のちに秋元康に憧れ数々のアイドルを輩出する辣腕プロデューサー、あの荒巻太一になろうとは・・。>

    太巻青年(古田新太)が「今はスカウトやってる。」と少女に語ってるのが耳に入った春子は思わずお盆を落としちゃってます。

    名刺を渡そうとした太巻青年に、少女(神定まお)が「ゴメンなさい。親が厳しいので裸は無理なんです。」

    そのまま純喫茶アイドルから立ち去っていく少女(神定まお)に太巻青年は「裸なんて言った? 俺、裸とか・・・。」

    言ってなくても、言ってそうな顔つきなんだわぁ・・・。
    やらしそうなんだもの・・・。(可笑しい!!)

    太巻青年(古田新太)がスカウトしようとしていた少女(神定まお)のショートボブ系の髪型と少し猫背な感じがアキ(能年玲奈)を彷彿とさせるの。

    太巻が求めるアイドル像がこの少女なんだとしたら、アキは彼の基準にピッタリかも。

    で、太巻が店を出ていったあと、春子(有村架純)はテーブルに残されていた太巻の名刺をこっそりポッケに・・・。


    この経緯が書かれた手紙を読んでいるアキ<え! ママと太巻さん知り合いだったの?>

    続きを読もうとしたら、次の一枚には「以上。春子」とだけ書かれてます。

    アキ<「以上」って、手紙ここで終わってるし、唐突! 「身体に気を付けて」とか、そういう母親らしい言葉も一切ない。>

    こういうセリフも、能年ちゃんが読むと独特の可笑しさが出るなぁ。
    クドカンが書くセリフも、リアルに今の若い子が喋りそうな「口語」だから良いわ。

    下手な脚本家さんの「書いた言葉」ではなく、クドカンの場合は「口から自然に出てきたような言葉」に聞こえるから大したものです。
    −◆−

    手紙を読み終えたアキに、水口(松田龍平)が話しかけてきて「会いに行ってきたよ、ユイちゃんに。まぁ、会えなかったんだけどね。」

    弥生(渡辺えり)さんの”ブティック今野”で買った新作パンツを北三陸土産としてアキに進呈する水口。

    派手な柄の”もんぺ”みたいな感じだけど、ファッションセンスゼロの小生は山本寛斎が作ったと言われたら、そうなのかと納得するかも知れないし、エスニックパンツだと言われたらそうなのかなあとも・・・。

    水口によると、ユイの父・功(平泉成)は手術が成功して意識が戻って盛岡の大学病院に転院するのだけど、後遺症が残って介護が必要になる見込みなんだそうです。

    回想シーンでは水口がよしえ(八木亜希子)さんとお話ししていて、ヒロシ(小池徹平)もそばに居たから、ユイ(橋本愛)ちゃんはきっと父・功(平泉成)に付き添ってるんでしょうね。


    で、水口は「どうする? 岩手に帰ってもいいんだよ。もともとはユイちゃんの方が積極的で、君は付き添いみたいな感じだったし。」「今変えればまだ潜れるだろ。海女の皆さんも帰ってきて欲しいんじゃないかな。」

    水口は、アキに将来性や商品価値を感じてないからそう言ってるのか、上京するまでの経緯や北三陸の人たちの気持ちを知ってるからそんなことを言うのか・・・・?

    アキは「SHADOWに選ばれたんです。」と太巻がマメりんのSHADOWになるように言ったことを説明。

    水口「ただの気まぐれだと思うけどね。やるんだよたまに、人気も実力も無い新人をいきなり抜擢して、メンバーに危機感を持たせる。噛ませ犬だよ。」

    ストレートに言うなぁ。

    もしかして、水口はアキを思いやってわざとキツいことを言って生き馬の目を抜くようなアイドルの世界から遠ざけようとしてるのかな?
    北三陸で暮らした方がアキの為だと思って言ってる??

    水口(松田龍平)って態度が飄々としてるから、真意が分からんわ。

    水口は、マメりん(足立梨花)が天狗になってたことを指摘した上で「明日から気合い入れてくると思うよ。絶対休まないだろうねぇ。それでもSHADOWやる?」

    マメりんが休まなかったら、舞台に上がれないかも知れないんだけど、アキは「はい、もうちょっとやります、ユイちゃんと約束したから。ユイちゃんをここさ呼ぶために、もうちょっと頑張ります。」

    明るく返事しようとしたアキですが、目に浮かんだ涙が光ってます。
    能年ちゃんの素敵な涙。
    重すぎず、ウエット過ぎることもなく、ちょうど良い感じの澄んだ涙。


    水口「そっか。分かった、じゃあ俺もそのつもりで手抜かずにやるわ。」
    水口の心を動かしちゃった。
    −◆−

    ユイちゃんからメール。
    最後に一文は「Catch a dream ユイ」

    <もうすぐ東京へ行くことを知らせるとてもポジティブなメールでした>とアキは言ってたけど、とても楽観視できないですよねぇ。

    橋本愛ちゃんが1秒たりとも画面に出てこないのがある意味効果的で、「ユイちゃんはどうなってる?」って心配になります。


    でもバックに流れる『暦の上ではディセンバー』はアキがユイちゃんのメールに感じたままに明るくポップ。

    「師走は忙しい〜 町は慌ただしい〜
    だ〜けど♪ 果てしなく〜、ラ〜ララ、貪欲〜貪欲♪
    クリスマスを過ごす・・・
    あて〜〜どなく ラ〜ララ・・・
    お正月まで・・・暦の上ではディセンバー
     でもハートはサバイバー♪♪」

    (全部は聞き取れないよ〜〜〜)

    これが、けっこうマジなアイドルソングだべ。

    「暦の上ではディセンバー♪」って部分が脳に焼き付いちゃって、脳内ウォークマンがリピートしまくり。

    『OP曲』『潮騒のメモリー』『暦の上ではディセンバー』・・・どれも耳に残るわ。
    −◆−

    ある日、町を歩くアキの耳に屋台から「そばですか、うどんですか、まめぶですか?」という声。

    「次の方、そばですか、うどんですか、まめぶですか?」

    アキがハッとして屋台の暖簾をあけると、安部(片桐はいり)ちゃん!!!

    北三陸のローカルアイドルより先に、まめぶ汁が東京に進出してた!?

    アキに気づいた安部ちゃん「じぇじぇ!」
    アキ「じぇじぇじぇじぇじぇ。」

    安部ちゃん、アキを指さし「じぇじぇ?」
    アキ「じぇじぇ。」

    安部ちゃん「じぇじぇじぇ じぇじぇじぇ!?」
    この二人、なんか「じぇ」だけで会話が成立してる!!!

    『北三陸編』の明るさが感じられてほっとするわぁ・・・・。
    −◆−

    こんな感じの『あまちゃん』第76話。

    舞台から早着替えのために下りてきたチア衣装のマメりん(足立梨花)が、奈落であたふたしているアキに「どけ! 奈落 邪魔!」と怒鳴るシーンがありましたでしょ。

    あのバタバタした感じは”北三陸”には無かったですもんねぇ。
    都会はせわしなくて、ウニよりトゲトゲしてるから嫌ですねぇ。

    アキの転校先・朝比奈学園(芸能コース)に、磯野先生(皆川猿時)みたいなタイプが居たら、たぶん弾かれる・・・・。
    (実際には都会でしか暮らせなくて田舎は無理なんですけど、テレビの中では北三陸の大らかな感じが大好き!)


    『北三陸編』はストレス・フリーだったんだけど、『東京編』は精神的にも物理的にも圧迫感が出ちゃうので少しストレス・・・。









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