家族ゲーム 第9話★忍成修吾の「悪の教典」--櫻井君が作った呪いの人形

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    家族ゲーム 第9話
    「吉本の衝撃の過去!崩壊の先に…」


    佳代子(鈴木保奈美)が割った食器が散乱し、一茂(板尾創路)のゴルフクラブと慎一(神木隆之介)のナイフと茂之(浦上晟周)のペンキで無茶苦茶になった沼田家では、家族4人が一言も話しことなく沈黙に包まれちゃっていて、佳代子(鈴木保奈美)は荷物をまとめて出て行き、一茂(板尾創路)は背広に着替えて出かけ、茂之(浦上晟周)は友人からのメールに反応して登校。

    退学した慎一(神木隆之介)だけが引きこもってナイフを取り出して見つめてる・・・。

    セリフが全くないままOP曲が流れるまで約7分間経過。

    嫌味抜きにして、桜井版『家族ゲーム』が始まってから一番良くできた場面だった気がしました。

    現実世界の普通の家庭に見える家でも、「見えない落書き」「見えないガラス片」で破壊された心の通わない家庭・・・・仮面家族、仮面夫婦、仮面親子が存在することをシンボリックに描いたような印象があって、登場人物が能弁にセリフを口にする場面より随分深みがあるように見えました。
    −◆−

    慎一を心配した飛鳥(SKE48ではなくなった北原里英)が沼田家にやってきました。

    ブルース・ウィリスが大暴れしたあとみたいな家の中を見ても、さほど驚いていない飛鳥(北原里英)は肝が据わってるなぁ。

    で、桜井君から手渡された《万引き写真》を教師に渡さなかった飛鳥は、今でも慎一のことが好きだからだと理由を述べます。

    さらには「試したんじゃないかな、それを見てもまだ好きでいられるっかって。」「きっと吉本には、吉本の考えがあって・・・。」

    『家族ゲーム』の脚本と小生との相性の悪さのせいか、吉本(櫻井翔)とは大して面識もない飛鳥がそこまで吉本の思考を深読みすることに、かなりの違和感を感じちゃいます。

    キレ始めた慎一(神木隆之介)が飛鳥の言葉を遮りますが、彼女は「認めたくないだけでしょ吉本のこと。自分の欠点を言い当てられて、何も言い返せないから反応するように高校までやめて・・・。」

    面識のない吉本をそんなに信用してることにも、かなりの違和感を感じちゃいます。

    キレた慎一が飛鳥をソファに押し倒し、「あいつは関係ないんだよ!!!」と叫んでから強引にキスしに行って、さらには着衣もはぎ取ろうとしちゃいます。

    秋元さんに怒られるぞ!!

    飛鳥(北原里英)が、なんとか慎一から逃れた時に、一茂(板尾創路)が帰宅。
    −◆−

    佳代子(鈴木保奈美)は海沿いを走る電車に乗ってポッキーを食べてます。

    じぇじぇじぇ! 海が見えるから北鉄みたいな・・・(岩手までは行ってない。)
    −◆−

    慎一(神木隆之介)が真希(忽那汐里)の居場所を探し出しました。

    浅海舞香でも真希でもない彼女は本名が水上沙良という劇団員でした。

    全然悪びれた様子もなく、あっけらかんとした水上沙良(忽那汐里)は、慎一(神木隆之介)と食事しながら8年前の出来事を語り始めます。


    水上沙良(恒松祐里)は田子雄大(櫻井翔)の教え子。

    その中学校に赴任してきた吉本荒野(忍成修吾)は、教頭先生の甥っ子で、見た目も格好良く東大出身でスポーツも万能。そして口癖は「いいねえ。」

    あるとき、約束していた旅行のお土産を変えなかった田子雄大(櫻井翔)は、麻紐みたいな素材をより合わせた”お守り人形”を自分で作り、沙良に渡そうとしますが彼女は「恋愛成就どころか縁起悪そうだし」と言って遠慮します。

    しかし沙良の幼なじみ真田宗多(吉井一肇)は、田子(櫻井翔)の気持ちが嬉しかったのか受け取ってしまいます。

    これが悲劇の始まり・・・不幸を引き寄せる『呪われた人形』だったのです。(そういうホラーじゃない。)
    −◆−

    下校中の真田宗多が《櫻井君お手製の人形》を学校に忘れたことに気づいて学校に戻ると、通常時間帯とは違う裏の顔を見せている吉本荒野(忍成修吾)が、手下の教師・丸川と西口と供に教科書を刃物で切り裂いたりしてるところを目撃。

    このことを田子に相談しようとする真田宗多を見つけた吉本荒野(忍成修吾)が、真田君を殴るの蹴るの痛めつけて口止め・・・。

    エスカレートする暴力は体育倉庫で毎日遅い時間まで続き、吉本荒野(忍成修吾)は傷に気づいた者には、父から暴力を受けていると言うように真田宗多に念を押します。

    第2話のイジメ・エピソードと同様に反吐が出るような陰湿なシーンです。

    こんなドラマを作る人は、病んでるんじゃないかと思うほどの執拗で陰湿な暴力。
    −◆−

    田子(櫻井翔)が真田宗多のアザを見つけて異変の気付きました。

    真田君は吉本(忍成修吾)の指示通り父から受けた傷だと言いますが、真実を見抜いた田子(櫻井翔)は吉本(忍成修吾)と話しをしに行き、「教師が生徒にいじめなんて。」と非難。

    全然堪えた様子も無くヘラヘラしてる吉本(忍成修吾)は「ただのストレス解消じゃないですか。よかったら先生もやりますか?」として、暴力行為に誘う有様。

    田子「あなたには生徒の痛みが分からないんですか!」

    吉本(忍成修吾)は田子の問い掛けに対して「僕は生まれてこの方、挫折を知らないんです。親の期待に応えて、常にヒエラルキーの頂点に君臨してきた。だから弱者の気持ちなんて分かるわけがない。」

    「ヒエラルキーの頂点に君臨」って、若いくせに大仰で古くさくて現実離れした言葉の選び方をするヤツやなぁ。(現実じゃないもの、ドラマだもの。作りものだもの。)

    田子「それが教育者の言うことですか?」

    うわっ、田子(櫻井翔)までもが古典的なセリフを口にしちゃったよ〜〜。
    吉本(忍成修吾)「僕は人間を支配したいんです。僕にとって教育とは実験なんです。意のままに操れる人間を育てるにはどうしたらいいか。つまり生徒はモルモットってわけです。」

    鈴木先生(長谷川博己)も実験的な授業をするけど、吉本(忍成修吾)とは大違い!!
    −◆−

    吉本(忍成修吾)と話を終えた田子(櫻井翔)は、あれで解決したと思い込んだようで、真田宗多に向かってアフラックのCMみたいな口調で「吉本先生には話しておいたから。何でも一人で背負い込むな。」と笑顔を見せます。

    田子雄大って、楽天的な男ですね。

    翌日、<田子雄大は女子生徒と性行為に及んだ>という怪文書がまかれ、教頭から呼び出しを受ける田子(櫻井翔)。

    吉本(忍成修吾)の見え見えの陰謀ですが、怪文書なんて手垢のついた古くさい手でも、この中学では有効で、疑うことを知らない教師たちが田子に冷たい視線。

    吉本は田子を捕まえて「熱血教師、今度オレに楯突いてみろ、お前の人生台無しにしてやるからな。」

    忍成修吾、半端なくムカツク男です。
    −◆−

    田子(櫻井翔)が真田宗多への暴力をやめるように言ったことが逆効果となり、さらに「殴る、蹴る、水攻め」とエスカレートしていく虐待・・・。

    真田宗多が再び田子(櫻井翔)に相談しに来ますが、精神的に吉本(忍成修吾)に支配されはじめている田子は「きっとお前の思い過ごしだよ。」

    尚も懇願する真田宗多に「問題は解決したんだよ。俺の立場も分かってくれよ。」

    田子(櫻井翔)は我が身可愛さから、見て見ぬ振りをすることにしたようです。
    −◆−

    体育倉庫に沙良(恒松祐里)がやってきて入り口を開くと真田宗多(吉井一肇)が椅子に拘束されています。

    吉本(忍成修吾)が戸惑う沙良に「君 俺のこと好きなんだよね、だったらその証しに ここで脱いでみてよ。」

    真田君「沙良ちゃん 逃げろ!」
    吉本が真田君のストマックにパンチ。

    吉本(忍成修吾)がニヤリ顔で「君が脱がなければ彼が傷つく。」

    沙良(恒松祐里)が嫌がると、ナイフを取り出した吉本(忍成修吾)が真田宗多の右腕にグサリと突き刺します。

    真田君、耐えきれずにうめき声。

    沙良「もうやめて!」
    吉本「おお、いいねぇ。」

    こうして沙良(恒松祐里)は裸の写真を撮られ、さらにはこの写真を田子(櫻井翔)が撮影したように見せかけて社会から葬り去ろうとする吉本(忍成修吾)。

    最低最悪の陰湿エピソード。

    要するに、貴志祐介の小説『悪の教典』に出てくるハスミンこと蓮実教諭が、銃を持ってないだけみたいなのが吉本(忍成修吾)。

    悪い言い方になるけど『二番煎じ』かな。
    −◆−

    で、後日、歩道橋で田子(櫻井翔)に話しかけた吉本(忍成修吾)に真田(吉井一肇)君が駆け寄って、沙良の写真が入ったカバンを奪い去ろうとします。

    はずみで吉本(忍成修吾)が歩道橋を転げ落ちます。

    田子(櫻井翔)は歩道橋の上にいる真田宗多(吉井一肇)に向かって「何やってんだ、真田!!」

    ここで「何やってんだ。」って言うかなぁ??

    「待て真田!」とか「真田!!」と名前を呼ぶだけの方が自然だと思うけど、まあ脚本と小生の相性の問題だから仕方ないです。
    −◆−

    吉本の転落事故を受けて職員会議になって、同僚教師が「おかしいでしょ!?」と見晴らしの良い場所で足を滑らすはずがないことを指摘し、その場にいた吉本が突き落としたのではないかと疑いを掛けてきます。

    疑っていてもなかなか口に出来ないのがリアルな人間の心理だと思うけど、このドラマはリアルに拘るタイプじゃないようですし、そもそも普通は警察が先やろ。

    会議の最中に真田宗多(吉井一肇)から「来てよ その火を 飛び越えて〜 来てよ タクシーつかまえて」と電話が入ったかどうかは知りませんけど、とにかくタクシーを拾って真田宗多の潜伏場所に向かいます。
    −◆−

    どうやって行ったのか、真田宗多(吉井一肇)は山林の小屋にいる模様。

    田子(櫻井翔)と電話で通話しながら、沙良と田子の為に写真を奪い取ろうとしたことを説明。

    吉本(忍成修吾)の転落で動転している様子の真田宗多は「怖いよ。」と不安を口に。

    森の中を捜し回る田子(櫻井翔)ですが、なかなか真田が隠れている小屋を見つけられません。

    不安が増長して精神的に不安定になった真田宗多が電話越しに「先生、もういいよ。僕が死ねば全部解決する。僕が生きてたら洗いざらい話さなきゃいけなくなる。そしたら 先生や沙良ちゃんに迷惑が掛かる。」

    田子「俺は自分の立場を守るために。ボールが飛ぶようになったのを隠していたんだ!!」
    間違った、これは日本野球機構(NPB)の話しだった。

    本当のセリフは「俺は自分の立場を守るためにお前を裏切ったんだ。お前の気持ちを踏みにじったんだ。」

    真田と通話しながら嗚咽する櫻井君。
    熱演ではあるけど、本職の俳優ではないことを痛感する演技。

    真田君は「先生にもらったお守りを握り締めてるんだ。このお守りにお願いしてもいいかな? もう二度と、僕みたいな 弱い人間が生まれませんように。もう二度と、吉本みたいな”怪物”が生まれませんように。先生、僕、強くなりたかったよ。」

    吉井一肇君は、なかなかの好演でした。
    派手すぎず、地味すぎず、感情を出しすぎることもなく抑制の効いた良い演技でした。

    −◆−

    ようやく田子(櫻井翔)が小屋を見つけて足を踏み入れますと、手首から大量の血を流した真田宗多(吉井一肇)が倒れています。

    思わず携帯が手から落ち、真田君に駆け寄ります。

    なんとなく台本に<携帯を落とす>と書かれていることが目に見えるような演技・・・。

    真田宗多(吉井一肇)の手には、血でぐっしょり濡れた《櫻井君ハンドメイドのお守り人形》

    やっぱり、結果的に”お守り”どころか『呪いの人形』になっちゃってた。

    真田君が、この気色の悪い人形を学校に置き忘れさえしなければ、吉本荒野(忍成修吾)に目を付けられることもなかったのに・・・・。

    この”呪いの人形”のくだりを短くまとめてタモリの『世にも奇妙な物語』で放映したらよかったのになぁ・・・。
    −◆−

    さて、沼田家に佳代子(鈴木保奈美)も帰ってきて4人揃っています。

    やっと豪華すぎる家を売る気になった一茂(板尾創路)に、佳代子は離婚届を差し出し、茂之(浦上晟周)は「そんなのだめだよ。」とサインしないように制止。

    そのとき「呼ばれてないのにジャジャジャジャ〜ン!」と、クシャミもしないのに櫻井大魔王がハイテンションで出現し「いいねえ。」だって。

    ドン引き。

    以上、『家族ゲーム』第9話は、陰湿で執拗な虐待エピソードで、生理的に不愉快でした。

    再々申し上げますが、第2話と同様の反吐の出るようなエピソード・・・。
    ドラマの内容が病んでますわ。

    −◆−

    刺激を強くして『女王の教室』みたいな”高視聴率”を稼げるのが理想ですが、なかなか上手くいきませんね。

    結果的に、設定や前提、周りの人間の思惑や心理などの書き込みが足りない『悪の教典』モドキになってしまいました。


    あと、忍成修吾があまりに濃いから、櫻井翔君が霞むようなところもあったかな・・・。


    で、この陰惨すぎる事件で真田宗多(吉井一肇)を救えなかったことと、櫻井君が沼田家に入り込んで色々やらかしたことがどう繋がるのか??

    説得力があって得心できる答えを提示してくれるのか否か・・・・・。













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    • 2020.09.30 Wednesday
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      沼田家は、吉本荒野(櫻井翔)によって完全に崩壊します。 家族の間には会話のひとつもなく、佳代子(鈴木保奈美)は雑誌で見た風景を見に行くために、スーツケースに服を詰め込んで出て行ってしまいます。...
      • ぷち丸くんの日常日記
      • 2013/06/14 4:29 PM
      本家吉本荒野、マジキチ(><) ここで吉本荒野が小物では、こんな奴にやられちゃったのかーとなりますよね。でもあんまり常軌を逸したキチガイでも現実味ゼロというか。ドラマ ...
      • ドラマでポン
      • 2013/06/13 11:55 PM
      フジテレビのドラマ『家族ゲーム』(公式)の第9話『吉本の衝撃の過去!崩壊の先に…』の感想。なお、森田芳光監督・松田優作主演映画『家族ゲーム(1983)』、と長渕剛主演ドラマ(1983)は鑑賞済。 な...
      • ディレクターの目線blog@FC2
      • 2013/06/13 8:45 PM
      「吉本の衝撃の過去!崩壊の先に...」 第9話の視聴率は、前回の12.6%より少
      • ショコラの日記帳・別館
      • 2013/06/13 8:40 PM
      『吉本の衝撃の過去!崩壊の先に…』
      • ぐ〜たらにっき
      • 2013/06/13 7:34 PM
       壊れるべくして壊れたんだよ---。 誰もかたずけようともしないリビングは今だめちゃくちゃのまま--。 ソレはまさに崩壊した田沼家の象徴。 沼田家を去った吉本。彼の名は田子雄大。やはり優しい教師だった。 そんな彼がなぜ吉本荒野と名のっているのか? 吉本
      • shaberiba
      • 2013/06/13 6:24 PM
      第9話「吉本の衝撃の過去!崩壊の先に…」2013年6月12日(水)  吉本荒野(櫻井翔)によって沼田家は完全に崩壊した…。あくる日になっても家族の間には会話ひとつなく、家の中も散らかったまま誰ひとり片付けようともしない…。それぞれが吉本が消えてしまった心の穴を
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/06/13 5:55 PM
      「ハアーーーイ!! 呼ばれてないのに、ジャジャジャジャーーン!」  解散寸前の沼田家に舞い戻ってきた吉本荒野・・ したたかで、ずる賢そうで、強靭な精神力を感じさせるそ ...
      • トリ猫家族
      • 2013/06/13 5:28 PM
      冤罪を示す言葉として誰もが知る「濡れ衣」は語源が定かならない言葉である。 民間伝承として、九州地方には「後妻が先妻の娘を汚すために潮吹いた漁師の装束を娘の寝床に隠しておいた」という話が流布しており、これが語源だとする説がある。 「伊勢物語」や「源氏物語
      • キッドのブログinココログ
      • 2013/06/13 4:56 PM
      今、先生にもらったお守りを握り締めてるんだ。 このお守りにお願いしてもいいかな? もう二度と…。 僕みたいな弱い人間が生まれませんように。 もう二度と…。 吉本みたいな怪物が生まれませんように...
      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2013/06/13 4:52 PM

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