空飛ぶ広報室 第9話★F15ボールペンを持って号泣の稲葉(新垣結衣)
- 2013.06.10 Monday
- 14:14
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秋恵 (南明奈) を起用したハンドメイドのプロモーションビデオが好評で空幕広報室メンバーが大喜びしている最中、とある囲み記事が彼らに冷や水を浴びせます。
『戦争賛美に他ならぬ 姑息なイメージ戦略に疑問符』かなり極端な論調のように見えるけど、戦後左翼の全盛期を知る世代にとってお馴染みのロジックで、一時より下火になったとは言え、今でもこの手の思考形態は生き残ってますよね。
就職説明会に持ち込まれた航空自衛隊のPRビデオを観て愕然とした。若い女性を主人公に、その入隊の経緯はまるで父と娘の感動的な話であるかのように紹介されていた。しかし、やっていることは戦争賛美である。今にも世間に軍靴の音が聞こえてきそうである。経済の疲弊は就職難にあえぐ若者を搾取する構造を作り上げ・・・・
カテゴリで括ると、09年の国会で「北朝鮮の弾道ミサイル」が日本領内に落下する場合、これを迎撃する方針の政府を批判したり、政府昨年のテレビ番組で「自衛隊の置かれた状況は違憲状態」だと述べたりした、2003年からその地位に座り続けている某政党の女性党首(参院選が近づいてきたから実名はひかえておこうかな。)だとか、「日の丸が揚がったら戦争が起きる」と言いたげなコアな日教組の方々だとか、例の田嶋陽子氏らと概ね同類かな?
《阪神淡路大震災》を経験した者の一人として申し上げると、甚大な震災被害が起きていても貝原俊民・兵庫県知事からの災害出動要請が出るまで自衛隊が待機せざるをえなかったのは、上記の記事と同じような思想を持つ方が自衛隊を鬼子扱いし「動いてはイケナイ組織」として中二階に置いていたことが大きな要因だったんだと思っています。
だから、ドラマの中のことであっても不愉快な思いが湧いてきます。
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帝都テレビの『NEWSピープル』という報道番組の「就職氷河期が示す日本の未来は」というコーナーに出演しているNPO法人「はたらく市民の会」代表・小日向耕三(中村ゆうじ)を男性アナウンサーが紹介。
空幕広報室で何気なくテレビ音声を耳にしていた空井二尉(綾野剛)がハッとします。
例のプロモーションビデオを『姑息なイメージ戦略』だとこき下ろす記事に署名されていた名前こそが小日向耕三だったことをと思い出したのです。
派遣切りの話題が議論されていて、アナウンサーが求人状況について小日向耕三に問いかけますと「まともな求人なら良いんですが、先日は自衛隊が来まして、そのPRビデオが父と娘の美談。さも良い話かのように作ってる訳ですよ。ドキュメンタリー風に。ああいう手法ってのは便利なもので、創作でも本当のことかのように見える。」と発言。
別のコメンテーターが反論すると、イラついてヒートアップした小日向耕三が「資格が取れる、安定してるという美辞麗句や感動を煽る”姑息なイメージ戦略”職が無い人を徴用するようなマネが問題だと言ってるんですよ。」
故・三宅久之氏がこの番組の出演しておられたら「馬鹿者!!」と一喝するところですが、スタジオには”小日向耕三”の勢いを止められる者がおらず、調整室のディレクターが駄目だと判断してCMを挿入して流れを止めるのが精一杯。
空井二尉(綾野剛)は、稲葉(新垣結衣)が居る帝都テレビだから何らかのフォローが入ると信じたのですが、小日向耕三が言いたいことを言ったままで、司会者のフォローアップもなく、CM明けは事務的に天気予報のコーナーに・・・。
ここで”気象予報士・晴子(武井咲)”が現れたら面白いんだけど、局が違うし出てくる訳がないのであります。
(朝日系のCS放送でやってた愛川欽也の『パックインニュース』なんかは、小日向耕三的な雰囲気を漂わせるときがあったなぁ・・・)
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広報室の面々と供に『NEWSピープル』を見ていた鷺坂室長(柴田恭兵)は、PVがねつ造であるかのような印象を視聴者に与えたこと、隊員募集活動が経済的弱者の搾取であるという極めて一方的意見が語られたことの2点について帝都テレビに抗議文を送致するよう指示。
この時点で、早くも小日向耕三の言葉を真に受けた視聴者からの苦情電話が空幕広報室にわんさかと入り始めます。
『NEWSピープル』は、最後まで小日向耕三の一方的な発言へのフォローがないまま番組終了。
空井二尉(綾野剛)、悲しくて切ない表情を浮かべています。
会津藩は「朝敵」とされ、自衛隊まで「鬼子」扱いでは、綾野剛が涙目になるのも仕方ありません。
−◆−
帝都テレビでは、抗議を受けて編成と報道で会議し、帝都テレビとして謝罪も訂正も行わないことを決定。
空幕広報室にその旨が記された回答書が届き、イラついてる空井二尉(綾野剛)が「抗議した意味がないじゃないですか。」と不満を露わに・・・。
鷺坂室長は「抗議を表明することに意義がある。」と空井二尉を諭します。
最近で言うと、中国共産党の機関紙・人民日報が「琉球(沖縄)の帰属は歴史的に未解決」だとして、あたかも中国の領土だと言わんばかりの論文を掲載した問題で、日本政府が「断固として受け入れられない」と抗議したことを連想します。
抗議された中国が「はい、スミマセンでした。」と素直に謝罪するはずがないのだけど、抗議したという事実を残して日本の立場を内外に明らかにしたことと、鷺坂室長のお考えは同じなんだと思います。
得心できない空井二尉(綾野剛)は「これがもし、警察や消防、他の職業ならあんな言われ方しませんよね! あのビデオだって本当のことなのに、どうして自衛隊だって言うだけで・・・」
鷺坂室長が「やめなさい」と空井を遮り「他の仕事と比べることに意味はない。」
鷺坂室長(柴田恭兵)の言葉には、毎度毎度、懐の深さが滲んでいて敬服しきりであります。
そんなさなかも、苦情がどんどん増えてきて電話が鳴りっぱなし。
鷺坂室長「いいね、いいねぇ、素晴らしい! これだけの人が直接電話をして下さってる。ありがたく対応させてもらおうじゃないの。みんな、誠実に。」
『ラストシンデレラ』の三浦春馬に女性視聴者がキュンキュンしてるんだろうけど、長く宮仕えしてきた人間からすると「理想の上司・鷺坂室長」にキュンとしちゃう。(ゲイじゃありませんけど)
クレーム電話が鳴りっぱなしで、ささくれ立ちそうな部下の心を穏やかな言葉でリードする鷺坂室長サイコー。
(渋谷の《DJポリスり》さんも将来は鷺坂室長みたいになりそうな気がするなぁ・・・《DJポリスり》は機動隊広報所属だそうですから、どこか共通点があるのかも。)
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稲葉(新垣結衣)が阿久津(生瀬勝久)に噛みついていますが、「番組としての発言ではない、ゲストの発言だ。」「一ゲストの発言に正式な謝罪なんかで競る訳ないだろ!!」と、けんもほろろ・・・。
埒が明かないと思った稲葉(新垣結衣)は、室崎報道局長(新井康弘)に会って《意見書》と、ミニ番組『あしたキラリ』で放映予定で、空自PVと同じく秋恵(南明奈)を題材にした「父への想いを胸に〜輸送機に乗せた夢/26歳・航空自衛隊整備員」が焼き込まれたDVDを手渡し、「見ていただければ(空自PVが)創作ではないとハッキリ分かると思います。」と伝えます。
「一方的な意見を放送に乗せたという責任はあると思います。」「謝罪するなりフォローするなり、そういった対応があってしかるべきだと思います。」と主張を結んだ稲葉。
最初の頃の彼女だったらトゲトゲしく抗議したんだろうけど、丸みの出てきていている稲葉は報道部時代に迷惑を掛けたことを謝罪するなど、かなり穏やかに申し入れしていました。
室崎報道局長「貴方の意見はよく分かりました。(意見書を)よく読ませて貰いますよ。」
報道局長室を出たとき空井から着信。
しかし稲葉は電話には出ずに<ごめん、もうちょっと待って。>
もうちょっと待ったら、意見書が上層部に伝わって偏向報道の件を帝都テレビ側から謝罪すると稲葉は考えてるのかなぁ・・・。
後日、グルメ番組の取材時に、カメラマンアシスタントの大津(前野朋哉)が次に空自を取材する時に「どんな顔して会えば良いんですかねぇ。」と心配顔を見せたときも、稲葉は「大丈夫。何とかなる。」と太鼓判。
硬直化した大きな組織がそう簡単に舵を切って個別案件で謝罪したりしないんだと思うけど、稲葉(新垣結衣)は「組織の論理」より「正義」が優先されると信じてるんだろうなぁ・・・。
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ある日、稲葉(新垣結衣)を別室に呼んだ阿久津(生瀬勝久)が、例の意見書を取り出して「会議の決定が、一社員のこんなもので覆る訳ないだろう。」
怖い顔になった稲葉が「なら、編成局長に出します。」と反抗しまと、阿久津は彼女を空自担当から外し、空自密着取材も白紙にすることを宣告。
その上で「お前の視点は空自に立ちすぎだ!!」「一方的な批判をしたゲストの意見も、一方的に庇うお前の意見も、極端なことに変わりはない。」「お前の作った『あしたキラリ』、お蔵入りになるかもしれん。」
稲葉「納得できません!」
阿久津「出来なくてもやれ!」
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ロビーを歩いている加藤ディレクターが「報道局長に直談判なんて非常識もいいところだよ。自衛隊の連中の肩なんか持って、あの女マスコミの自覚あんのかな?」と言ってるのを稲葉(新垣結衣)が耳にしちゃいます。
「『自衛隊の連中なんか』ってどういう意味ですか!」と、かつて『そこまで言って委員会』で「たかが自衛隊ごとき」云々と述べた田嶋陽子氏と同じような発言をした加藤に歩み寄って声を荒げた稲葉(新垣結衣)。
稲葉は加藤を真っ直ぐ見据え「あそこで働いてるのは普通の人達です。ただ一生懸命、自分の仕事をしてるだけです。誇りを持って働いてるだけです。良い企画をってことばっかり考えてる人達もいます。自分達が盾になるんだって頑張ってる人達もいます。つらい過去があっても、笑って、それが仕事なんだって言う人もいます。みんな、ただそこで働いてるだけの人達なんです!」
加藤「だから何? イイ人たちだから認めろって言うの? イイ人たちだから謝罪しろって言うの? お前何なの、自分の思い通りに世の中が動かないと我慢ならない訳?? 肯定する人も居る、否定する人も居る、それじゃイケない訳?? お前は一体どの立場でものを言ってんの!!」
偏向報道で秋恵(南明奈)を傷つけていることを稲葉が指摘しかけますが、加藤は「ホントにそれだけなのかよ!!」
口がたつ加藤の逆襲に遭って、稲葉押され気味。
藤枝アナ(桐山漣)が見かねたのか、稲葉をその場から連れ出し、稲葉が空自の男に入れあげているから自衛隊を庇っているんだと局内で噂されていることを説明。
さらには稲葉を気遣い「お前、今度異動になったら二度と番組制作に戻れないぞ。」
頑なになっている稲葉(新垣結衣)は「それでも良い。ホントのことを伝えられないなら、この仕事をしてる意味がない。」
香塚(三倉茉奈)が我慢できなくなって、今朝がた情報局長が稲葉を外そうとしかけていたのを阿久津(生瀬勝久)が抑えたことを伝え「阿久津さんにまで泥を被せるつもり? リカに非がないって言えるの? 実際にそういう関係になっちゃってるなら、リカが何言っても聞いてはもらえない。」
稲葉の顔に苦悩の表情。
そこに珠輝(大川藍)がやって来て「空井さん来てるんですけど。」
−◆−
局内で会うことを憚った稲葉(新垣結衣)は、局外の公演のベンチで会話。
それも、同じベンチではなくて、隣り合った別のベンチに座って会話。
空井二尉(綾野剛)は『NEWSピープル』について稲葉(新垣結衣)と話したかったのだと言うのですが、表情を曇らせた稲葉(新垣結衣)は「一ゲストの一発言です。」などと通り一遍のテレビ局的な解答。
空井への恋心と、マスコミで働くプロフェッショナルとしての立場とに板挟みになって、稲葉は心の底でもがいてるんだろうなぁ。
空井二尉が「稲葉さんはどう思ったんですか。」と繰り返し尋ねると、空井に視線を合わさないままの稲葉が空自担当を外れたことを明かし「もう関係ないんです。」
稲葉、表情が切ない。
挨拶をして立ち去ろうとする稲葉の両肩を掴んで押しとどめ「何でも先に行かないで下さい。説明して下さい、聞きますから。」と空井二尉(綾野剛)。
憔悴気味の稲葉(新垣結衣)は視線を落として「間違えたんです。間違えました。間違いでした。」
最後に空井二尉(綾野剛)の目を見つめ「間違いだったんです。」
悄然と立ち尽くす空井(綾野剛)の横を通り抜けて局に帰っていく稲葉(新垣結衣)。
稲葉は、空井に恋して仕事での立ち位置や進むべき方向を間違ったと考えてるのかな・・・。
空井は、稲葉が自分に恋したことが間違いなんだと言われたような気持ちなんだろうか・・・。
恋と仕事の狭間で苦悶する若者2名・・・。
空井二尉(綾野剛)の背中が尋常なくやる瀬ない。
それほど稲葉(新垣結衣)のことが好きなんや・・・。
架空の人物なんだけど、オジサンは二人を早く幸せにしてやりたいわ。
−◆−
空幕広報室に帰庁した空井二尉(綾野剛)は、心の中を隠して鷺坂室長(柴田恭兵)に稲葉が空自担当を外れたことを報告。
本人は感情を隠したつもりだけど、鷺坂室長以下、仲間のみんなは異変に勘付いてる様子。
で、阿久津(生瀬勝久)に「ゴンドーフ」と名乗る男からアポをとる電話が入り、その男と会議室で会うことに・・・。
やってきたのは鷺坂室長(柴田恭兵)でした。
阿久津「ゴンドーフ、どこの豆腐かと思いました。・・・ポール・ニューマンですね?」
鷺坂室長「はい、『スティング』 伝説の詐欺師。あの映画大好きでして。」
詐欺師・鷺坂との異名を逆手に取った小洒落た会話。
鷺坂室長「今、自衛隊を名乗ってアポを取るのは野暮かと思いまして。」
精神的にオシャレな人やなぁ。
阿久津が機先を制して『NEWSピープル』への抗議の件について「何も申し上げることはありません。」
ところが鷺坂室長は「稲葉さん、大丈夫ですか?」
うっ、この一言で鷺坂室長の”情の深さ”が滲んできてウルっときちゃう!!!
鷺坂室長「あの人のことだ、なにか拙い立場になってるんじゃありませんか?」
自分の部下でもないのに、なんという気配り!!!
鷺坂室長「稲ぴょんには、大変お世話になりましたから。」
阿久津「イナピョン?」
鷺坂室長「稲ぴょん。」「そんな風に私どもが近づきすぎたせいで稲葉さんが困った立場になったのだとしたら・・・」
地位のある社会人同士の会話で相手側の社員を「稲ぴょん。」とニックネームを口にしたのは、少しマナーにもとる・・・。
鷺坂室長は普段は軽妙な語り口の人だけど、相手社員をニックネームで呼んだりするはずがない。
しかし、敢えて「稲ぴょん。」と口にしたのは、空幕広報室一同が稲葉を信頼し愛すべき存在だと認識してることを遠回しに阿久津に伝える戦略的な言葉の選び方だったんでしょうね。
鷺坂室長がゴンドーフたる所以かな・・・。
で、阿久津(生瀬勝久)は「稲葉自身の問題です。むしろ上司としてお礼申し上げます。稲葉はいいものを作るようになりました。」
大人と大人、上司と上司、鷺坂室長と阿久津の会話が沁みてきます。
そんな答えを予期していなかったのか、やや戸惑った様子の鷺坂室長は「だとしたら、それは、空井の力です。」
情緒に響く良い場面でした・・・。
−◆−
カメラマン・坂手(渋川清彦)が市ヶ谷の防衛省前にやって来て、ぶっきらぼうな態度で1枚のDVDを空井に手渡し「うん、自慢の飛行機、いつかまた撮らしてくれ。」とだけ言って帰って行きました
坂手(渋川清彦)がくれた映像を再生すると、テレビ局のロビーで加藤に対して「あそこで働いてるのは普通の人達です・・・・。」云々と、自分が肌で感じた自衛官の真実の姿を熱く語る稲葉(新垣結衣)が映っていました。
あのとき、ロビーに居た坂手(渋川清彦)は、様子見してるだけだったのかと思っていたら、いつの間にかカメラを回してた様子。
坂手(渋川清彦)は、気に入らないものは映さない頑固なカメラマンなのに、稲葉(新垣結衣)の主張を映してくれていたってことは、彼も”自衛隊・自衛官”に対して稲葉と同レベルの熱い思いを抱いていてくれたんですね。
決して出番もセリフも多い訳ではない”カメラマン・坂手(渋川清彦)”でさえ、こんな風にキャラがちゃんと立ってるからこのドラマは出来が良いのだと思います。
−◆−
稲葉はデスクから筆立てを落とし、黄色いF15が付いたボールペンを拾い上げます。
脳裏に浮かぶのは「F15ボールペン」をくれたときの空井(綾野剛)が「存在を意識しながら同じ場所を目指して飛ぶ。それがエレメント。僕と稲葉さん。」と語っていたときのこと。
次々と蘇ってくる空井(綾野剛)の姿・・・。
戦闘機が人を殺す機会だと言った稲葉(新垣結衣)に猛烈に言い返してきたときの空井。
つっぷして号泣してる空井の頭を撫でたときのこと。
朝焼けを見ながら「色んな人がいて色んな気持ちがあって、綺麗な朝焼けを一緒に見たいと思える人がいたりして。」と語った空井(綾野剛)。
「稻ぴょ〜〜ん」と叫んでいた空井。
そして北海道で「2秒キス」した時のこと・・・。
出会いからのことが全て蘇ってきて涙が止まらなくなった稲葉(新垣結衣)。
安室奈美恵の歌と重ねるから、余計に沁みるではないか!!
−◆−
一方、DVDを見終えた空井二尉(綾野剛)は、いてもたってもいられなくて空幕広報室から駆け出します。
交通事故で傷めた膝のことを忘れて全力疾走で帝都テレビに向かって走ります。
途中で膝が悲鳴を上げ、足を止めざるをえない空井。
振り返ると、市ヶ谷の防衛省庁舎。
古傷が限界に達したのか、膝を落とす空井二尉(綾野剛)。
何を思ってるんだろう・・・・。
稲葉もデスクのそばで正座するようにしゃがみ込み、「F15ボールペン」を手にして泣き続けてる・・・。
心が焦げそうな二人が供にしゃがみ込んでいて、そのまま次回へ続く
−◆−
以上『空飛ぶ広報室 第9話』
前回は「2秒キス」で一歩進んだ恋でしたが、今回は仕事との兼ね合いで足踏みすることになって前に進むことができず切なさが募る回になりました。
でも、立派な大人で、立派な上司の鷺坂室長(柴田恭兵)や阿久津(生瀬勝久)が陰になり日向になり若い二人をフォローしてるから、それが救い。
人生経験を積んだ鷺坂室長(柴田恭兵)たちも素敵だし、若々しく悩んでいる稲葉(新垣結衣)と空井二尉(綾野剛)も素敵です。
アッキーナも可愛いけど、柚木三佐(水野美紀)も「可愛い」とボソッと言った槙三佐(高橋努)もヨカッタし、寝癖が付いてる比嘉一曹(ムロツヨシ)も可笑しかったし、隅から隅までワクワクしたりキュンキュンしたり、あるいはハラハラしたりジリジリしたり・・・。
こうやって情緒を刺激してこそ面白いドラマになるんだと痛感します。
心の機微がちゃんと描かれてるドラマは大好きです(^◇^*)/
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第25回「白虎隊出陣」 第24回「二本松少年隊の悲劇」
第23回「会津を救え」 第22回「弟のかたき」 第21回「敗戦の責任」
第20回「開戦 鳥羽伏見」 第19回「慶喜の誤算」 第18回 「尚之助との旅」
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