あまちゃん 第55-56回★「ばばあレス」で血液さらさらの吉田君
- 2013.06.04 Tuesday
- 16:24
- NHKドラマ・番組
55話。
海女クラブのおばちゃんたちを、影で公式に「ババア」と呼ぶことにした大吉(杉本哲太)、菅原(吹越満)、吉田くん(荒川良々)。
かつ枝(木野花)さんのことは「メガネ会計ばばあ」
弥生(渡辺えり)さんのことは「騒音ばばあ、ダンプ」
喫茶リアスでは、ウニ取りの手数料に文句をつけてるかつ枝(木野花)さんに賛同した弥生(渡辺えり)さん「んだ、んだ、んだ、んだ、んだ、んだ、んだ!!!」と、「騒音ばばあ、ダンプ」を体現しております。
観光協会では、どこかで聞いたリズムをつけて「んだ、んだ、んだ、んだ、んだ、んだ」と、口マネしてる吉田くんが「1の2面でコイン集めてんのか!」とマリオ・ギャグ。
美寿々(美保純)さんのことは「フェロモンばばあ。」
美保純は小生より年下なので、ばばあと呼ぶのは気が引けるな・・・。
珠子(伊勢志摩)さんは「白ばばあ。」
喫茶リアスで珠子(伊勢志摩)さんは「下の娘は花粉症なんです! 上の娘は夜尿症なんです!!」と言ってプンプンお怒り。
観光協会では菅原(吹越満)がいつも怒ってる珠子さんについて「何に怒ってるか分からない。」
このくだり、弥生(渡辺えり)さんも面白かったけど、珠子(伊勢志摩)さんの「花粉症&夜尿症」発言に爆笑。
存在感が不条理でたまらない!!
−◆−
アキ(能年玲奈)が帰宅すると、ハガキが届いていて春子(小泉今日子)から手渡されました。
アキ「じぇじぇ、じぇじぇじぇじぇ!」
種市先輩からの便りでした。
「やった〜〜〜!」
クリスマスプレゼントを貰った6歳児のような歓声を上げるアキ(能年玲奈)ちゃん、めっちゃ可愛い。
翌日、そのハガキをユイ(橋本愛)ちゃんに見せびらかしてるアキちゃん。
ユイが音読「天野も立派な南部ダイバーになれ。」
アキは嬉しそうに「さすが先輩らしい直球メッセージだ。」
そして「ユイちゃんには?」
ユイ「届いてない。」
一瞬、ニンマリするアキ(能年玲奈)。
しかしユイちゃん「メールは毎晩してるよ。」とサラリ。
ガッカリ顔のアキは「聞かなきゃよかった・・・」
能年ちゃん、可愛らしい。
−◆−
ユイ(橋本愛)ちゃん「もし万が一、『二人でデビューしないか』って言われたらどうする?」
食いつかないアキ。
水口に連絡先を書いて渡したのにレスポンスがないために、ユイちゃんは「私一人じゃ駄目なんだよ。アキちゃんも一緒じゃ無いと!」
焦りからか、『黒ユイ』が顔を出しています。
気に病んでるせいか、ユイちゃん顔色も悪い。(そう見えるのは、橋本愛ちゃんの演技力!!)
ユイちゃんはアキの興味を惹きたそうですが、アキは「おら、ユイちゃんとは違う、潜りたくて潜ったり、歌いたくて歌ったり、それしかできねぇ。プロじゃねぇから、自分のためにしかできねぇ。」
ユイ(橋本愛)ちゃん憂い顔・・・。
ドラマの中の人物を心配しても仕方ないんだけど、自分の娘みたいな年頃だから、陰が差した顔をしてるユイ(橋本愛)ちゃんのことが心配になっちゃう。
親世代としては、天真爛漫のアキ(能年玲奈)の方が心配しないで良いタイプかな・・・。
−◆−
『海女カフェ』に銀行の融資が下りることになって56話へ・・・。
洞窟で琥珀を掘ってる水口(松田龍平)を訪ねるユイ(橋本愛)ちゃん。
しらばっくれてる水口(松田龍平)に、ユイちゃんは”暴走モード”のスイッチが入って「デビューしたいんです! 東京行って、アイドルになりたいんです!! こんな田舎で終わりたくないんです。どうしたらいいですか?」
ユイ(橋本愛)ちゃん、思い詰めております。
水口はぼそぼそと「それは君次第でしょ。」「君の覚悟が見たいって言うか、本気が見たいって、もしオレが業界の人間で、そういう立場の人だったら思うと思うけどね。」「フツーにそこそこ可愛くて、『アイドルになりた〜い』なんて言ってるちょっと痛い子と何が違うのか、知りたいと思うけどね。」
追い詰められているような表情がかすかに垣間見えるユイちゃんは、水口の言葉に黙って聞き入ってました。
やっぱり心配だわ。
−◆−
ユイとは対照的に海女カフェの計画が日の目を見て笑顔一杯のアキ(能年玲奈)。
海女の《ばばあ》たちもノリノリ!!!!
漁協を改装してカフェにすることなったんだけど、《アキ with ばばあ》がロココ調のアンティークだの、ドイツ製の冷蔵庫だの、アキがウニ採りを実演できるデッカい水槽だの、好き勝手なプランを口にしはじめます。
開口部は南がいいなんて話になると、《騒音ばばあ》こと弥生(渡辺えり)さんがポンチョみたいな服をジュディ・オングみたいにヒラヒラさせて「南さ向いてる窓を開け♪」と、昔懐かしいヒット曲を披露!!!(歌詞が訛ってる!)
(こういうオバハンが親戚に居て、結婚式の披露宴で芸を見せると堪んない!!)
《ばばあ》たちの好き勝手なプランを持ち帰ったヒロシ(小池徹平)が精査したところ、融資額2千万円に対して見積額は2億4千万円!!
この額を聞かされた一同、そろって「じぇじぇじぇ!」
2億4千万円というフレーズに過敏に反応した弥生(渡辺えり)さんが、今度は「億千万、億千万♪」と郷ひろみをはじめちゃう始末。
ヒロシが予算削減を宣言し、夢みたいなプランは却下。
さらに人件費節減のため海女クラブの《ばばあ》たちも内装作業を行うことを宣告。
で、内装工事の場面になって、『大改造ビフォーアフター』のBGM♪
(遊んでるなぁ・・・。)
−◆−
喫茶リアスでは、ユイちゃん(橋本愛)がレポーターとして出演しているローカル番組を見ながら大吉(杉本哲太)たちが談笑。(暇人か!!)
大吉「あ〜〜〜〜平和だ!!!」
菅原「ホンットに良いねぇ。海女クラブのばばあが、こっちさ出てこなくて静かで。」
春子(小泉今日子)「ばばあ?」
吉田君「『ばばあ』で行くことに決めたんです。”毒蝮三太夫”みたいに言い続けたら気にならなくなるから。」
毒蝮を持ち出す吉田君。可笑しい。
大吉「最近すっかり”ばばあレス”で身も心も軽いもんね。」
吉田君「血液がさらさらになったし、背も伸びた気がする。」
春子「ちょっと言いすぎじゃないの。」
菅原が「愛があるから良いの。」と、『TAKE FIVE』の唐沢寿明みたいなことを言ってはぐらかします。
−◆−
吉田君が鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)主演の映画『潮騒のメモリー』(1986年)のVHSテープを取り出して、店で見られるか尋ねます。
海女さんに扮してる薬師丸ひろ子のポスターは綺麗に写ってるわ。
夏さんがナレーションで映画が公開された1986年のヒット曲を解説。
本田美奈子『1986年のマリリン』、オメガトライブ『君は1000%』、おニャン子クラブ『じゃあね』。
和暦で言うと昭和61年。
松田聖子たちの昭和50年代から時代が変わりつつあるのが”おニャン子クラブ”に象徴されるかな・・・。
1986年は”松田聖子”が沙也加を産んだ年でもあるし・・・。
テレビから録画した映画なので吉田君は「頭とケツに水野晴郎が入ってますけど。」
昭和人間なので、こういうショート・フレーズにくすぐられちゃう。
「映画ってホントに良いものですね。」なのであります。
ビデオを再生しようとした吉田君でしたが、ユイちゃんのテレビを観てる春子に制止されちゃいました。
テレビの中では、地元のグルメリポーターをやってるユイ(橋本愛)ちゃんが「凄い柔らかいですね。」「凄くニンニクが利いてて・・・」などとグルメコメント。
口元を手で押さえながら喋っていて、一般社会的にはマナーが良い方だと思うんだけど、うちの子曰く「手で口を押さえてるようでは駄目」「グルメリポーターとして声が籠もらないようにした方が良い」なんだそうな。
要は、東京のタレントさんのようにはグルメリポート出来ていないってことじゃな。
そんなユイちゃんを見て「なんか、やつれてない?」と春子。
−◆−
そんなさなか、漁協から帰ってきたヒロシ(小池徹平)が喫茶リアスに入ってきました。
大吉「じぇじぇ! なんだお前、げっそりして」
自虐系お笑い芸人ヒロシのテーマBGM『ガラスの部屋♪』が流れ始め、足立ヒロシが「なにか、すっかり生気吸い取られちゃって・・・身長縮んじゃいました。」
”ばばあレス”で身長が伸びた吉田君と真逆の超常現象!?
げっそり顔のヒロシに吉田君は「イケメンのミイラなんて初めて見たよ。」
菅原「病院さ行った方がいいんでねぇか?」
もしも病院に行って、お医者さんに「どうしました?」と聞かれたら「”ばばあ”に生気を吸われました」と答えるのかな・・・。
ヒロシは菅原に「だったら、代わって下さいよ。朝から晩まで5人のおばちゃんの5種類の愚痴を聞かされて、血液ドロドロです。」
身長と血液のことが、いちいち吉田君と真逆なのが可笑しい。
しかし、ヒロシ本人にとっては観光協会はブラック会社と化してるな・・・。
菅原は「絶対イヤだ。」とヒロシの申し出をもの凄く簡潔に拒否。
イヤだと言える人間は強いんだわ。
ヒロシは文句ばっかり行って作業に加わらない”ばばあ”のことを弱々しく語ります。
「この椅子ケツが痛いなぁ。」
「だから掘りごたつにしようと言ったんだ。」
カフェで「掘りごたつ」って!?
こんなのが朝から晩まで続いたら地獄だわ。
ヒロシ「しかもオバサンたち、もう潜る気ゼロなんです。」
大吉(杉本哲太)や春子(小泉今日子)が口を合わせて「やばい、やばい、やばい。」
で、事態を打開するために若いウエイトレスと海女を募集することに・・・。
−◆−
応募してきた新人海女の指導をしてるアキ(能年玲奈)。
海女カフェ取材の下見に来たユイちゃんに、「見せてえもんがある」と言って店の中に・・・。
そこは小さな舞台がしつらえられていて、アキが「ユイちゃんが歌ったり踊ったりするステージ。テーブル片付けて、椅子の向き変えたら100人は座れるって! デビューしたら、ここで歌ってけろ。」と屈託のない笑顔を見せます。
一緒にデビューはしないけど、アキちゃんなりにユイを一所懸命応援するという意思表示ですね。
ユイちゃん「ありがとう。」
でもね、感謝の言葉に力が無く、顔色もよくない感じ・・・。
やっぱりユイちゃん心配だわ。
−◆−
以上、ひたすら海女クラブの”ばばあ”と、大吉や吉田君のセリフが可笑しく、一方でユイ(橋本愛)ちゃんの顔色の悪さが心配になる『あまちゃん』第55〜56回でした。
(橋本愛ちゃん、熱愛報道でやつれたんだったら余計に心配!!)
−◆−
余談ながら最近流れ始めた能年ちゃんの『カルピスCM』、あきらかにアキの天然キャラが入ってるよね。
『能年ちゃん=天真爛漫』のイメージが定着かな・・・。
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