ガリレオ(第2シーズン)第5話★吉高由里子が2時間かけて消した計算式
- 2013.05.14 Tuesday
- 12:04
- フジTV系ドラマ、番組
磯谷若菜(桐谷美玲)が自宅に侵入した何者かにハンマーで頭部を殴打され昏睡状態に・・・。
警備会社のステッカーが貼ってあったけど、在宅中だから解除してるわなぁ・・・。
東京で若菜が襲われたとき、長野に住む若菜の双子の妹・春菜(桐谷美玲)が姉の窮地を察知するとともに頭部に激しい痛みを覚えた・・・。
今回は、双子の不思議なコミュニケーション能力がメイン(?)の物語。
双子の名前、若菜と真弓にしてほしかったなぁ。(クラウンライター・ライオンズのファンか!!)
−◆−
岸谷(吉高由里子)が双子の能力について湯川(福山雅治)に相談を持ちかけますが、食いついてこない湯川。
岸谷はこのことを予想していたのか、同じ日に熱が出てニキビも同じ場所に出るという少し面倒くさそうな双子の姉妹だとか、下着の好みがシンクロして今日も紫のをつけてるというオバサン双子、ジャンケンして22回連続あいこの双子少年だとか、北海道とハワイで出会った双子と双子のカップルなど数組の双子を研究室に連れてきて双子シンクロについて例示。
「こんな双子を探してくる暇があったら、ちゃんと地道な捜査をしろ!!」とクレームをつけたいところですが、第2シーズンはこういう感じだから仕方が無い。(重箱の隅をつついてしまった)
吉高カラーが出て楽しいんだけど、一歩間違うと陳腐になる”危険な路線”だとは思いますけど・・・。
−◆−
面倒くさい双子ショーを見ても、まだ食いついてこない湯川。
ふて腐れ気味の岸谷(吉高由里子)が「見えたんだって、犯人の顔が。」
湯川がようやく食いついて「何故それを早く言わない。実に面白い。」
湯川のスイッチが入る基準が定かじゃない気もするけど、スイッチが入らなきゃ番組が進まないから仕方ない。
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妹・春菜(桐谷美玲)と面会する湯川。
春菜「今も自分と若菜の心は繋がっています。意識不明でも若菜の脳はちゃんと活動していて、私にメッセージを送ってきているんです。」
湯川は春菜(桐谷美玲)が見たという犯人の似顔絵を描かせますが、思いっきり下手くそな絵でモジャモジャ頭に髭の男。
これ、春菜に書かせずに、彼女に特徴を語らせて警察の似顔絵を書く人に描かせたらヨカッタのにね。
一般的には目撃者自身に似顔絵を描かせたりしませんでしょ。(また重箱の隅をつついてしまった)
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若菜(桐谷美玲)の夫・知宏(桐谷健太)が病室に来ていて、看護師が居なくなって一人になった途端「なんでまだ生きてんだよ、お前。」と意識不明に妻に悪態をつきます。
若菜が襲われたとき、夫・知宏はビジネスコンサルタントとしてインチキ臭い講演の真っ最中でしたから、実行犯は別に居る。
とはいえ、首謀者はこれで判明してしまったので、今回は『コロンボ』あるいは『古畑』方式で犯人を追い詰めるパターンってことであります。
で、知宏(桐谷健太)は妻・若菜にトドメを刺そうとしてバイタルサインを示すモニターのスイッチを切ったり、点滴のノズルをいじったり、挙げ句の果てには医療機器のコンセントを抜いたり・・・。
警報音が鳴ってしまったので犯行を諦め、アラームで駆けつけた看護師には「なんか、急に音が鳴って?」と知宏。
看護師「なんでもなさそうですね。」
おい! 簡単に判断しすぎやろ!!
人命がかかってるのに!!
キチンとチェックしないと、医療過誤で訴訟になるぞ!!!(また重箱の隅をつついてしまった)
それはいいとして、知宏(桐谷健太)って知能犯ではないですね。
知宏が病室にいたことは看護師に知られている上に、バイタル・モニターにも、点滴器具にも、コンセントにも指紋ベッタリですから、あのまま若菜が死んでいたらすぐに犯人だとバレちゃってますもの。(また重箱の隅をつついてしまった)
こんなおバカ犯罪者は、湯川が相手にするほどの相手じゃないですわ。
きっと太田川刑事(澤部佑)だけでも十分に対処できます。
双子の能力がメインだから、事件に関する細かいことは気にしないでいいのかな??
−◆−
岸谷(吉高由里子)は、春菜が書いた下手くそな似顔絵を知宏(桐谷健太)に見せますが「そんな人が居るんですか、世の中に。」
似顔絵が使い物にならないので、若菜と接点のある関係者の写真を全て集めて妹・春菜に照合させることにした湯川は、岸谷を通じて知宏(桐谷健太)に写真収集を依頼。
視聴者は、似顔絵を見た知宏が実行犯の写真をバカ正直に持ってくるはずがないことをこの時点で把握してドラマは進行。
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知宏(桐谷健太)が集めてきた紙ベースの写真を湯川が一枚一枚掲げて春菜(桐谷美玲)に確かめさせますが、該当者無し。
湯川は追加写真を知宏(桐谷健太)に依頼。
知宏を見つめた湯川の目が意味ありげだったかも・・・・。
で、研究室から辞去した知宏は、キャンパス内で実行犯に電話して「帝都大学物の准教授が出てきてテレパシー解明するとか言いだしたぞ。」云々と焦ってる様子。
若菜さえ殺せば済むというモジャモジャ頭の実行犯に対して「お前は何も知らねぇから言えるんだよ。オレは何回も見てきてるんだよ。あいつらの間には気色が悪いとしか言いようのないテレパシーがあるんだよ。」と知宏(桐谷健太)。
それが分かってて、ハンマーで殴り殺そうという雑な計画を進めた知宏は、やっぱり頭が良くないわ。
−◆−
検死室横の部屋でトムヤム・ヌードルを食べてる岸谷に監察医アイザックが「警視庁の方が首をかしげていました。岸谷刑事は暴走刑事、迷走刑事・・・とにかくテレパシーで目撃した証言で捜査するなんて何を考えているんだと。あ、思い出した妄想刑事。」
(「オカルトちゃん」という呼び名は定着せずに、こんどは「妄想刑事」かぁ・・・。)
妄想刑事だと烙印を押されて気持ちが萎えた岸谷(吉高由里子)は、更に集まった写真を病室の壁一面に貼り付けてる湯川に「もうやめましょう。やっぱり無理があるんです、テレパシーを実証するなんて。」
それでも写真照合を押し進める湯川。
春菜に昏睡状態の若菜と手を繋いで心を通わせる試みまでしますが、目撃した顔と一致する写真は出てきません。
妄想刑事だと思われたくない岸谷が必死のパッチで「ああ、ごめんなさい。私が悪うございました。お願い、やめて、やめて・・。」
毎回同じようなことを書くけど、第1話に登場したときの岸谷の高飛車で居丈高なキャラはほぼ消えていて、せいぜい太田川(澤部佑)にタメ口をきき、栗林(渡辺いっけい)をぞんざいに扱うくらいしか原型が残ってない。
高飛車と言うより、オッチョコチョイな色合いが濃くなってるような・・・。
初回の岸谷はウザかったから、性格が変わったことは歓迎ですけど。
−◆−
照合は成功せず、湯川(福山雅治)が「実験は終了だ。双子のテレパシーは否定せざるを得ません。」
さらに湯川は病室の外で「やはり物理学者が首を突っ込む問題ではなかったんのです。お姉さんのご回復を心よりお祈りします。」
すると春菜(桐谷美玲)は、若菜が死んだら後を追うことまで示唆して、双子の繋がる能力は「どんなに偉い先生でも理解できない」のだと言います。
春菜の必死さに心を動かされたのか、湯川は「今までの人生であなたが理解できなかったお姉さんの言動、そういったものは 一つもないと言い切れますか?」と問いかけます。
春菜は、唯一理解できなかったのは姉が知宏と結婚したことだと返答。
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病室に来ていた知宏(桐谷健太)は、余程焦っているのか若菜の鼻と口を手でふさいで窒息死させようとしています。
皮膚からも指紋を検出できるのに、思いっきり素手のままです。
やっぱりバカ犯人です。
そこに春菜(桐谷美玲)と湯川(福山雅治)が入ってきて、慌てて取り繕う知宏はキスをしていたのだと釈明。
湯川「なるほど、眠れる森の美女は王子様のキスで目覚めた。」
『純と愛』を思い出すから”眠り姫”の話しは、やめて!!
知宏が露骨に嫌な態度でウジャウジャ言ってると、壁一面に貼った写真のうちほぼ中央にあった1枚がはらりと床に落ちます。
(昏睡状態の若菜の念動力で写真を落としたのだったら”後編”まで続いちゃいそうですが、そこまで突き詰めたエピソードではありません。)
写真自体は犯人特定と関係は無く、写真が1枚抜け落ちている状況が真相を暗示。
その一点を見つめていた湯川のスイッチが入って「デケデケデケ♪」とお馴染みのBGM『vs. 〜知覚と快楽の螺旋〜』が流れ、病室廊下側の大きな窓ガラス一面に方程式を書きまくり!!!
前回、マンション前のタイル貼りの地べたに方程式を書きまくった場面で、一部視聴者から不興を買ったようですが、今回もヤバイかぁ!?
で、湯川は「もう一度テレパシーを検証しましょう、科学的に。」と宣言。
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湯川はとある施設にあるエスプレッソマシンとアポロの月着陸船を足したような『脳磁計』という大きな装置で春菜(桐谷美玲)の脳内生体磁気を測定するのだとして、またまた写真照合を開始。
しかし、容疑者を発見することは出来ませんでした。
湯川は国立の高次元マトリックス技術開発センターという、油断すると蓮舫に仕分けされそうな名前の施設の協力を仰いで再度照合すると言い出します。
いつになくネチコイ湯川は「あそこでなら春菜さんの脳内のイメージを映像化することが出来るはずです。」
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先端技術に怯えた知宏(桐谷健太)は「若菜は昏睡状態だから後回しで良い、妹をだまらせるのが先だ。」と、実行犯・後藤(渋川清彦)に電話依頼。
焦ってすぐさま殺害依頼するなんて、つくづく緻密な計画を立てられない男やね。
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湯川の研究室では岸谷が「謝ります、土下座でも何でもして謝ります。だからお願い、許して下さい。」といって高次元マトリックス技術開発センターでの実験中止をお願いしちゃってます。
度々申し上げますが、第1話の高飛車で尖った女刑事・岸谷は死んでも土下座しないタイプだったように思う。
でも、土下座するという岸谷の方が面白いからこれで良い。
湯川が引き下がらないので、遂に机に突っ伏して号泣する岸谷。
岸谷のキャラはブレまくっているけど、嬉しそうにしてる栗林(渡辺いっけい)は可笑しい。
小泉元総理が言ってたとおり”女の涙は最大の武器”なのか、湯川は「分かった岸谷君、君に本当のことを教えよう。」
湯川から話を聞いた岸谷や太田川が地回りをして写真集めを開始しました。
−◆−
ある夜、春菜(桐谷美玲)が病院から逗留先に向かっていますと、人通りの無い寂しい場所で後藤(渋川清彦)がトンカチを持って登場!!!
こいつ、なんで刃物じゃなくて金槌なんだろうか??
春菜が後藤に腕をつかまれて危機一髪のタイミングで太田川(澤部佑)ら貝塚北署の刑事がわんさかと現れて犯行を阻止。
”トンカチ男”ひとりに御大層な動員だこと・・・。
湯川が岸谷に話した場面が回想されます。
湯川「あの実験は茶番だ。」「脳内のイメージを映像化するなんて今の科学では出来るわけがない。」
4月初頭に国際電気通信基礎技術研究所が睡眠中の夢の内容を客観的に高精度で推定できる仕組みを構築する事に成功したことがニュースになって、研究者が「夢の映像化が可能かどうか検証したい」なんてコメントを述べておられたから、”脳内イメージの映像化”は、まんざら絵空事とも言い切れない。
岸谷「先生が病院の壁に書いた長ったらしい計算式は何!!」
窓だけで足りずに壁にまで書いたのか!?
湯川は「あれも何の意味も無い。」「磯谷知宏に対するデモンストレーションだ。」として単なるパフォーマンスだったことを明かします。
先週の方程式もパフォーマンスだったんじゃないかぁ・・・。
で、湯川は磯谷知宏が提出していない写真に映っている知り合いがいれば「その人間が実行犯だ」
−◆−
若菜が目覚めることを察知したという春菜(桐谷美玲)。
彼女がいったとおり昏睡から覚めた若菜が「湯川先生、でしょ。ありがとうございました。」
春菜が「ほらね先生、私たちは繋がってるんです。」
(突然、春菜のキャラが変わって積極的になった印象)
桐谷美玲の二役のはずなんだけど、ヘアスタイルが違うせいか別人に見えちゃうなぁ??
若菜役の桐谷美玲の方が可愛い感じ。
(桐谷美玲って、かなり可愛いのに、いつも何か物足りなさを感じるのは何故かな?)
ということで、双子に同情した湯川が頭を働かせて夫・知宏(桐谷健太)が犯人だと推理し、物々しい装置で彼を動揺させて尻尾を出すよう仕向けたという事件でした。
本来的には、警察が夫も捜査対象の例外とせずに、コンサルタント業のことや交友関係を洗い出していたら犯人に行き着いた気がしないわけでもない事件で、双子のテレパシーが無ければ大したことのない事件だったかも・・・。
天才物理学者・湯川の「脳」がなければ解決できない事件ではないですよね。
第1話から言い続けていますが、第2シーズンは事件部分が淡白になってる気がして仕方ありません。
『ガリレオ2』『ラストシンデレラ』の視聴率が高いと言っても、フジテレビが”回復”したようには思えません。
▼∇▼ ガリレオ(第2シーズン)感想 ▼∇▼
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#3「心聴る」 #2「指標す」 #1「幻惑す」
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