家族ゲーム 第4回★櫻井君「ようこそワンダーランドへ」

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    家族ゲーム 第4回
    「弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!」


    なぜか15分拡大。
    この拡大した22:50ころから後だけ見れば済むような回だったかも・・・。

    内容の善し悪しは別にして、濃いのはラスト15分。
    −◆−

    毒々しい色使いの『吉本荒野を訴える会』というサイト。
    <完全犯罪者の吉本荒野を追放せよ!>と大きな赤い文字。

    重箱の隅をつつくようだけど、吉本をどこから追放するの?
    日本社会から??

    『訴える会』なんだから<完全犯罪者の吉本荒野を「断罪」せよ!>の方がドラマが写実的になるのになぁ・・・。

    そもそもサイトのデザインが、『訴える会』というより『吉本荒野を呪う会』みたいな禍々しさだしねぇ。

    細かい部分を精緻に描くと、作り話でも現実味や説得力が出てくるんだと思うけど、このドラマに限らず最近のドラマの多くは細部が粗い。(細部どころか全体に粗くて雑なケースも少なく無い・・・『ガリレオ2』でもじっくり見ると”粗”が見えちゃう。)
    −◆−

    慎一(神木隆之介)がサイトに茂之(浦上晟周)の件を書き込み、サイトの管理人「マキ」とメールのやりとりが始まりました。

    慎一<沼田慎一16歳。私立高校2年です。 弟の茂之は2歳下の中学3年生です>

    何の気なしに見ていたけど、神木隆之介君は16歳・高2やったんやねぇ・・・。
    雰囲気は大学生やけど・・・。

    『みんな!エスパーだよ!』なんてのは、徹底して高校生役に染谷将太、夏帆らオーバーエイジの役者を充てていて、これがなかなか上手く機能してるし、なにしろ”35歳の高校生”が居るくらいだから神木隆之介君が16歳・高校2年でも仕方ない!?


    で、<孤独を味わわされた弟は自分に理解を示す吉本を勘違いして頼るようになりました><僕はそんな弟が心配でなりません>などなど、現況を管理人・マキに伝えた慎一(神木隆之介)。

    管理人・マキは<あなたは私に嘘をつきました。一つは貴方に信頼が出来る人間があるということ。もし貴方に頼れる人間が居るのなら私に相談などしないはずです。><二つ目の嘘は貴方が弟の心配をしてるということ。貴方の本心は別にあるように思えます。貴方は信頼できる相手を見つけた弟に嫉妬してるんではないですか。本当に孤独なのはあなたなんじゃないですか。>

    ドラマではマキの回答を1行テロップで流し、無感情で機械的に読み上げる音声を被せます。
    (誰の声ともつかない音声は、マキの正体を隠すための演出かな?)

    さらに管理人・マキが<貴方の回答からは人間性が伝わってこなかったのでメッセージはこれで終了いたします>

    管理人・マキ、なかなかシビア。
    これが就活の面接でなくてヨカッタ。(就活より重大事か・・・)

    慎一<もう一度自己紹介させて下さい。沼田慎一16歳、優等生を演じている高校2年です。親も友達も彼女も本当の僕を知りません。僕は自分以外、誰も信じていません。むしろ皆を見下しています。吉本荒野のことを知りたいのは、弱みを握られているからです。あいつの存在が邪魔だからです。>

    見事に慎一の本音を引き出した管理人・マキ・・・。

    で、慎一が心の中をさらけ出した文面には、建前や綺麗事を取り去った人間の内面や本質が良くでてる。

    こうなると、櫻井翔君はピエロで、神木隆之介君が主役に見えてきました。
    −◆−

    サウナで会話する一茂(板尾創路)と櫻井翔君。

    一茂が、誕生日会用のスライドショーに舞香(忽那汐里)の会話が混じっていて、佳代子(鈴木保奈美)に聞かれてしまった件に言及すると、吉本(櫻井翔)はタオル掛けにかかったタオルに首に掛けて「死なせて下さい。」

    テープがリビングに落ちていただけで自分が盗聴したわけではないという吉本(櫻井翔)は「僕の操作ミスです。」「捨てました。お母さんにバレたらまずいと思って。」などと釈明し、責任を痛切に感じてるフリをして「死なせてください!」とタイルで首つり。

    アホな一茂(板尾創路)は見事に騙されて「もとはと言えば俺が悪いんだし。」

    櫻井君の勢いに誤魔化されて、盗聴テープがリビングに落ちていたというあり得ない状況を突き詰めることも出来ない一茂(板尾創路)。

    間抜けな一茂が、コント・シーンみたいな首つりや陳腐な嘘にだまされるって、コメディなのかシリアスなのか!?
    −◆−

    今度は佳代子(鈴木保奈美)と会話してる櫻井君が「これでお父さんと浅海さんの会話を盗聴してテレビに流しました。」「許せなかったんですお父さんが。お母さんが家族のために頑張っているのに外で浮気なんて。」と、一茂(板尾創路)に語ったこととは大違いのことを言っています。

    佳代子の味方のふりをして彼女を籠絡すと同時に、一茂(板尾創路)と佳代子(鈴木保奈美)の仲がこじれるように仕向けてる。

    舌先三寸で一茂と佳代子をだまくらかす吉本荒野から悪魔的な嫌らしさが醸し出されたらドラマのクオリティが高まるんだろうけど、櫻井君からはそこまでのものは滲んできません。
    −◆−

    さて、女子生徒・真野さくら(有川結女)から茂之(浦上晟周)が手紙を受け取ります。
    (さくらが茂之に手紙を出す動機が理解できなかった。)

    吉本(櫻井翔)は真野さくらの好みなどを調査し尽くした上で手紙の返事を書いたり、あれやこれやと手を尽くして茂之(浦上晟周)と真野さくらのデートの段取りを進めます。


    その後、真野さくらからデートの約束を取り付けた茂之(浦上晟周)でしたが、吉本の脅しの効果が薄れたのかイジメ・グループから暴力を振るわれちゃってます。

    そのせいで帰りが遅い茂之を待ってる櫻井翔君は本棚から参考書を取り出して「満州事変」「5・15事件」「真珠湾攻撃」「終戦」の項目をつらつらと音読しはじめます。

    そして「1947年には教育基本法が制定され個人の尊厳を重んじ平和かつ民主的な人格の形成を目指す教育が目的とされた。」

    一通り読み終えて満足したのか「いいねぇ・・・」と決まり文句。

    (小生は櫻井君の「いいねぇ」より、能年ちゃんの「じぇじぇじぇ」の方が好きだわ。)

    で、吉本に我が国が不幸だった時期の歴史を音読させて何やら含意ありげに見せたこの場面では、「戦後教育」のことに触れることと、彼の「心の闇の一端」を映し出すことを狙ったのかもしれないけど、強烈な個性を持つわけではない櫻井君に、《横ならびの食卓に家族が一列にならぶシーン》の中心にいた松田優作のような特異なムードを求めるのは酷。
    −◆−

    管理人・マキ<私が留学している間に、吉本は弟の家庭教師になりました。そしてあいつは弟だけじゃなく家族までボロボロにして一家心中まで追い込んだんです。だから貴方の家族に吉本が介入してきたら気を付けて。あの男を止めないと取り返しの付かないことになる。>

    場面は吉本が居る夜の学校に切り替わり、気色の悪い雰囲気。
    さらには櫻井君が男子生徒と会話している回想シーンに切り替わります。

    櫻井君「きっとお前の思い過ごしだよ。」
    男子生徒は必死に追いすがり「違います。お願いです、助けて下さい。」

    ワケありの過去。
    吉本の兄ではなく、櫻井君本人が教師だったの??
    −◆−

    吉本(櫻井翔)が、茂之(浦上晟周)の初デートを見に行こうと佳代子(鈴木保奈美)を誘います。

    当日になって、逡巡する佳代子に櫻井君は両腕を広げて「ようこそワンダーランドへ。参りましょう。」

    こういうのが吉本の”不可思議感”につながると良いんだけど、櫻井君が番組を仕切ってるときのセリフに聞こえちゃうんです・・・。

    で、普通はいくら誘われても母親が中学生の息子のデートを見に行ったりしないだろうにね、スタイルは良いけど難儀なお母さんです。
    −◆−

    初デートでインラインスケートを楽んだ茂之(浦上晟周)とさくら(有川結女)は、海が見下ろせる少しリッチな感じのレストランに入って、窓辺のテーブルに・・・。

    中学生には酷く不似合いですが、これも吉本の思惑が絡んだプランの一つでした。

    一茂(板尾創路)にプロポーズされたときのことが脳裏に蘇る佳代子(鈴木保奈美)。

    櫻井君「昔のご主人見てるみたいですか?」

    佳代子は「ここ、お父さんにプロポーズされた場所なの。」と慎一(神木隆之介)に解説。

    テーブルの茂之は、コーヒーが苦手だったり、ストローでジュースをブクブクさせたりする仕草や癖が一茂(板尾創路)と同じ。

    よく分からなかったんだけど、「コーヒー苦手」「ストロー・ブクブク」はDNAの為せる技なのか、吉本が茂之(浦上晟周)に仕込んだストーリーの一つなのか??

    シドロモドロで会話しいてる茂之は「真野さんって手汗すごいですよね。あっ、いや、そのぅ、僕が乾燥肌なんですよ。だから、2人合わせてちょうどイイっていうか、そのぅ、僕の手をずっと握っていてくれませんか?」

    これがどういうわけか、一茂(板尾創路)のプロポーズの言葉と同じ。

    茂之「僕と付き合って下さい。」
    さくらは「いいよ。」

    レストランから出て、おずおずと手を繋いで歩き始めた茂之とさくら。

    これを見た佳代子は、夫への心が冷める前の気持ちが蘇ったのか、わざわざ帰宅してくる一茂(板尾創路)を迎えに行って、夫と手を繋いで夜道を帰ってきます。

    メデタシ、メデタシ、な訳が無い。
    −◆−

    慎一(神木隆之介)が帰宅すると、部屋のPCの前に櫻井君が座っていて、例の『吉本荒野を訴える会』というサイトを眺めています。

    腹をくくった慎一が「あなたの目的は母さんだった。茂之のように取り込むために。」

    盗聴テープを用いて夫との仲を冷え込ませておいて、今度は吉本の計らいで夫との仲が修復されたように思い込ませて佳代子(鈴木保奈美)から感謝までされるよう仕向けたのだと慎一が分析して見せました。

    櫻井君「50点かな、模範解答教えてあげるよ。」

    そのころ家の外では、佳代子(鈴木保奈美)が近所の主婦仲間へのメールに添付されていた一茂(板尾創路)と舞香(忽那汐里) がキスしてる写真を見せられてます。

    再び櫻井君「浮気相手が匿名で主婦仲間にメールを出したみたいでねえ。」

    送信者は、主婦仲間のアドレスをどうやって調べたんやろうか!?
    (細かいことは気にしない、気にしない・・・)

    吉本は、この”路チュウ写真”で受ける佳代子のダメージを大きくするために、一茂に対する佳代子のへの情熱を再燃させたのだと言います。

    慎一「そうやって俺たち家族を崩壊させるつもりか?」

    吉本「学校の教師じゃできないからねえ、生徒の教育のために家庭環境を変えるなんてさ。」
    慎一「正気の沙汰じゃない。」

    吉本「この国自体が歪んでるんだからしょうがない。今の時代にまっとうな教育なんか通じるわけがないんだよ。」

    慎一「勝手なこと言うなよ。オレたちは、この国も、今の教育も間違ってるなんて思っちゃいない!」

    吉本「ホントにそう思ってるのか。考えることを放棄して、周りの意見に流されてるだけじゃないのか。歴史の授業を例に取ってみよう、俺たちに身近で重要なはずの”近代史”は何故か3学期に駆け足で終わらせる。100年もたっていない首相の暗殺事件でさえ教科書ではたった数行しか語られない。」「でも誰もそれをおかしいとは思わない。なぜなら、そんな詰め込み式の教育でも社会がそれなりに機能していたからだ。だがその歪みはアイデンティティーの喪失として表れた。自分のルーツを曖昧にしか理解できていない俺たちは自分に自信が持てなくなり、戦うことを怖れて他人と同調するようになった。」「俺たちはいつの間にか個性を奪われて誰かに依存しなければ生きていけない骨抜きにされているんだよ。」

    そして「そんな教育を受けて平和ボケしている人間が、無意識のうちに悪意だと感じない悪意で、汚れなき弱者を追い詰めているんだ。」

    吉本の”青年の主張”でした。

    メッセージ性を籠めたセリフなのかもしれないけど、「3学期の近代史」「平和ボケ」「アイデンティティーの喪失」とか、これまで散々耳にしてきた手垢の付いた要素を繋いだだけの青臭くて薄っぺらい作文でした。

    新しい視点が全く入っていない!!

    だいたい「戦うことを怖れて他人と同調する」と表現された日本人の国民性なんかも今に始まったことではなくて、「横並び」に安心を覚える社会にあって小生が若かった頃には「赤信号、皆で渡れば怖くない。」というフレーズが流行し、さらに昔から突出したものについては「出る杭は打たれる」とか「村八分」だったんだもの。

    あと、細かいことを言うと「今の時代はまっとうな教育が通じない」のか「今の教育がまっとうじゃない」のか、脚本が整理できていない。

    この程度の演説を主人公にさせたらドラマを安っぽくしちゃうわ。
    早口の長ゼリフなら古美門(堺雅人)に任せておいた方が良い。
    −◆−

    吉本が狂ったように主張を述べ立てたあと、またフラッシュバック。

    櫻井君「問題は解決したんだよ、少しはさ俺の立場も分かってくれよ」
    男子生徒「ですよね、迷惑掛けてごめんなさい。」

    現実に戻ってきた櫻井君が、サイトの管理人と連絡を取っていた携帯を渡すようにゴルフクラブで慎一(神木隆之介)に殴りかからんばかりの有様。

    櫻井君”「俺がお前たち家族を崩壊させるか、それともお前たちが持ちこたえるか。これはゲームだよ、家族ゲーム。」

    思いっきり『家族ゲーム』って宣言しちゃいました。
    −◆−

    管理人との連絡に使っていた携帯を取り上げられたかと思われましたが、外出した慎一が別の携帯を取りだし「マキさんの忠告どおり別の携帯を用意しておいて正解でした。吉本は気付いていました。」

    で、慎一が管理人・マキとの約束の場所に到着。
    マキと名乗る若い女性は、忽那汐里ちゃんでした。

    ん? この子は、敵か味方か?
    なんで一茂(板尾創路)に近づいてるのか・・・。
    −◆−

    ウチの子供は、昔の『家族ゲーム』を知らないし、嵐のファンだからシンプルに「『家族ゲーム』は面白い。」と高評価。

    小生は『カイジ』と『ライアーゲーム』のネガティブな部分だけを取り出して生硬にしたような脚本が大いに不満。

    興味は、どういうオチが用意されてるのかの1点のみかな・・・。






    ◇◆◇ 「あまちゃん」感想 ◇◆◇
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    • 2017.09.19 Tuesday
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      浮気相手の彼女、来たー!! 「吉本荒野被害者の会」と連絡をとって、きれいごとは見透かされて拒否られたので自分は優等生を演じていて云々と本音も書いて、荒野にバレて殴られ ...
      • ドラマでポン
      • 2013/05/13 4:42 PM
      GW後の処理でみなさん、とんでもウィークだったのではありませんか?
      • エリのささやき
      • 2013/05/11 3:27 PM
      『弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!』
      • ぐ〜たらにっき
      • 2013/05/09 7:53 PM
       慎一を待っていた管理人のマキは、一茂を誘惑した舞香(忽那汐里)でした。 わたしゃ、彼女は吉本(櫻井翔)とグルだと思ってたんだけど、予告見ると、本気で吉本とやり合って ...
      • トリ猫家族
      • 2013/05/09 5:28 PM
      マキは舞香???(; ̄ー ̄)...ン? それとも似た顔の別人??? 舞香もてっきり吉本の仕込みなのだと思ってたけど、こうなるとも訳わからん・・・ 吉本を訴える会の管理人のマキが舞香なのだとしたら、一茂に近付いたのも、そもそもは 吉本に接近するのが目的だったのか
      • あるがまま・・・
      • 2013/05/09 4:31 PM
      第4話 5月8日(水)の第4話は、15分拡大! よる10時〜11時9分放送です。  吉本荒野(櫻井翔)への疑いを拭えない沼田慎一(神木隆之介)は、インターネットに『吉本荒野を訴える会』というサイトを見つけた。慎一がサイトの管理人に相談があるとメールを送ると返事が来
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/05/09 4:21 PM
      自分のルーツを曖昧にしか理解できていない俺たちは、 自分に自信が持てなくなり戦うことを怖れて他人と同調するようになった。 メディアに踊らされて一方的な意見で物事を括りたがるのがその最たる例だ。 ...
      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2013/05/09 3:14 PM
      正体不明の登場人物のことをあれこれ考えるゲームである。 推理するというのは古典的なゲームなのだ。 もちろん、ゲームで推理力が要求されるという考え方もある。 たとえば、サッカーで言うと、一点リードしているチームがもう一点獲りに行くか(攻撃的)、一点リード
      • キッドのブログinココログ
      • 2013/05/09 3:05 PM
      フジテレビのドラマ『家族ゲーム』(公式)の第4話『弟にラブレター??家庭教師強引にデートを仕込む!』の感想。なお、森田芳光監督・松田優作主演映画『家族ゲーム(1983)』、と長渕剛主演ドラマ(1983...
      • ディレクターの目線blog@FC2
      • 2013/05/09 1:45 PM

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