「ダブルス〜二人の刑事」と「潜入探偵トカゲ 」第1話★ボストンは対岸の火事!?
- 2013.04.19 Friday
- 13:39
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「ダブルス〜二人の刑事」第1話
連続爆破事件が発生!!
いきなり新宿中央署刑事課特殊係の日下涼子(内田有紀)と宮田亜紀(夏菜)が爆風で吹っ飛ばされて負傷!!
夏菜が<おじい、吹っ飛ばされてもみんなを笑顔にするよ>なんてことを心の中で言うことはありません。
で、負傷した亜紀(夏菜)が顔に絆創膏を貼っているのですが、夏菜は『純と愛』でも鼻とかに絆創膏貼ってることが多かったですよね。
絆創膏女優!?
彼女のグレーのスーツ姿も、なんとなく『純と愛』で目にしたような感じ・・・。
夏菜のメガネは『メガネの愛眼』のステマか!?
人物造形としては、勝ち気で独善的な熱血女・純とは随分違っていて、おとなしい性格なのかな・・・。
『純と愛』のせいで”夏菜”を激しく苦手に感じるようになったので、意味も無く亜紀(夏菜)に異物感を覚えました。
(なんで主役の二人より先に夏菜について感想を書いてるのかな?)
−◆−
連続爆破事件に巻き込まれた幼い女の子が重傷。
CNNとかを観てると、少年が犠牲になった『ボストンマラソン爆発事件』でアメリカは凄い騒ぎになってるけど、これがもしも日本で起きていたら今回のエピソードは放映できなかったろうなぁ。
あれやこれやで犯人は工藤(青木崇高)。
工藤が新宿中央署の中で腹に巻いた爆弾を爆発させようとしますが、あぶない刑事状態の山下(伊藤英明)と田代(坂口憲二)がその場に残って説得。
しかし工藤(青木崇高)は起爆スイッチをオンにしちゃい、タイマー表示が進んでいきます。
自爆する気ならタイマーを付けても意味ないだろうに・・・。
普通、スイッチ押したらドッカンでしょ。
爆死するまでのカウントダウンを待つ時間帯は本人が一番怖い思いをするだけですわ。
こういう簡単なツッコミどころを残していると、緊迫感のある刑事ドラマにはならないかも・・・。
しかし、すぐにドッカンではドラマが終わっちゃいます。
亜紀(夏菜)が機転を利かせて爆弾を凍らせて爆発阻止。
メデタシ、メデタシ。
とりあえず、山下(伊藤英明)と田代(坂口憲二)はまだキャラが立っていなくて、「二人ともフジテレビの匂いがするなぁ」なんてつまらない感想が頭に浮かぶ程度でした。
むしろ犯人の青木崇高の方がエッジの立った演技を見せていて、魅力的でした。
−◆−
話は前後しますが・・・。
誤認逮捕の件で前川署長(橋爪功)が謝罪会見。
横山秀夫の『64』からすると、マスコミ対応や署内の力学などの面で物足りなく感じちゃった・・・。
−◆−
『あまちゃん』の杉本哲太と平泉成が出ていて思い出し笑い。
『おひさま』のオクトパスで『純と愛』の迷惑客だった近藤芳正も・・・。
脚本は『梅ちゃん先生』の尾崎将也。
夏菜も居るし、朝ドラ・シフト・・・。
今後は回を重ねて山下(伊藤英明)と田代(坂口憲二)の人物造形がクッキリしてくることを期待。
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「潜入探偵トカゲ」
トカゲって、今野敏の小説かと思うような題名。
で、織部透(松田翔太)は、子供の頃から警察官の父・道男(光石研)に鍛えられて超人的な映像記憶能力と身体能力を身につけてる。
警察版・星飛雄馬!?
なんかしらんけど箱詰めにされた織部(松田翔太)がへりで海上に投下され、海底に沈む場面が・・・。
箱は二つありましたが、織部の箱だけが壊れて脱出できた様子で、どうやらワケあり。
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厚生労働大臣・柏原(升毅)が病気の娘・春菜を助けたいが為に臓器売買を企てております。
トカゲ(松田翔太)は、取引が行われる予定の大型フェリーに乗り込んで・・・。
フェリーには東京都児童福祉課長・村井(竹中直人)、児童養護施設理事長・伊坂(鈴木一真)、NPO法人代表・片山(デビット伊東)が乗っていて、どう考えてもこの3人が怪しいわけです。
まず伊坂(鈴木一真)が犯人かとトカゲが当たりをつけると伊坂は殺されて鈴木一真が消えます。
こんどは村井(竹中直人)が怪しくなって寺島(松岡昌宏)が確保するも、真犯人は片山(デビット伊東)。
で、寺島(松岡昌宏)がピンチになってトカゲ(松田翔太)が階段室の吹き抜けを数デッキ分飛び降りるという神業を披露して登場。
片山(デビット伊東)がピストルを撃ちまくりますが、トカゲ(松田翔太)には皆目命中しません。
昔ながらのパターンです!!
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犯人・片山(デビット伊東)をやっつけたあと、大臣秘書になりすましていたトカゲに村井(竹中直人)が「あなた、刑事だったんですか?」
トカゲ「いえ、潜入探偵です。」
わざわざ正体を自己紹介するなよ!!
黙って立ちされよ!!
−◆−
悪事を暴かれた厚生労働大臣・柏原(升毅)。
自分の臓器が適合するのに、大臣の地位を守りたくて人様の臓器を手に入れようとしたのでした。
トカゲ(松田翔太)や槙原(ミムラ)に追及されて「分かった私がドナーになる。」
我が子が一番大事だと思うけどなぁ・・・。
娘に臓器移植したら、一時的に入院することにはなっても政治生命が絶たれるわけでもないじゃん!?
かえって美談として集票できるかもしれないのに、どうして犯罪のリスクを冒しちゃうのかなぁ・・・。
根本の部分で脚本に説得力が無いわ。
ストーリーでいうと、斉藤実里という同姓同名(読み方は「みさと」と「みのり」)の女の子が同じ児童施設に居て、二人が入れ違ったことで事件がややこしくなる部分も無用だった気がしましたし・・。
偶然にも同姓同名の子が居たという御都合主義的部分だけが印象に残っただけ・・・。
脚本、充分練られてない?
−◆−
事件が解決して、ヤナギ探偵事務所の柳田所長(伊東四朗)のもとに警視庁・岸森刑事部長(遠藤憲一)がやって来て謝礼とお土産を手渡します。
あれれぇ!?
これって『ドクターX〜外科医・大門未知子』で毒島院長(伊東四朗)が名医紹介所所長・神原(岸部一徳)に謝礼を支払うのとほぼ同じパターンじゃんか!!
−◆−
以上、『潜入探偵トカゲ』第1話は、脚本に難ありでした。
伊東四朗、遠藤憲一、吹越満、ミムラらを揃えても、今回レベルの脚本では満足のいくドラマにはなりそうにないかな・・・。
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