「家族ゲーム」と「雲の階段」第1回★Why櫻井君〜日テレ陰気
- 2013.04.18 Thursday
- 10:41
- フジTV系ドラマ、番組
「家族ゲーム」と「雲の階段」第1回
フジテレビは不審の日曜9時枠を廃止して、近年『クレオパトラな女たち』を筆頭に日テレがほぼ転け続けている水曜10時枠(『家政婦のミタ』は奇跡の例外!)にドラマを新設して第1弾として83年に森田芳光監督、は松田優作主演の映画版が印象的で、テレ朝の鹿賀丈史版やTBSの長渕剛版などでお馴染み(お馴染み過ぎる?)の『家族ゲーム』をなぜか櫻井翔君主演で放映開始。
迎え撃つ日テレは長谷川博己の『雲の階段』で水曜10時枠の低迷脱出を図る。
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昭和人間の小生は、どうしても1980年代の『家族ゲーム』のイメージがあるものだから、松田優作、長渕剛というエキセントリックで尖った面を持つ人間と、背広を着てニュース番組にも出演しているアイドル・櫻井翔君を比較せずには居られませんでした。
平素は”品行方正”なイメージでポジショニングされている櫻井翔君が、なぜ”家庭教師・吉本”なんだろう・・・。
嵐を使わざるを得ない事情があるのなら、まだ二宮君の方がマシな気がするなぁ。
狙って”逆イメージ”の櫻井君を充てたのか・・・。
で、多少の先入観も持ちながら拝見しましたが、剛力彩芽が演じた人見知りで透き通るような美人店主・篠川栞子のように「目を覆いたくなるようなイメージ破壊」ってほど酷いわけでもないけど、かといって櫻井君がピタッとハマってる感じでもありませんでした。
眉のメイクとかで危ない雰囲気は見せてますけど、如何せん「家庭教師・吉本荒野」ではなく「嵐・櫻井翔」に見えちゃいます。
リメーク版の『宇宙戦艦ヤマト2199』が地上波でも放映が始まりましたけど、オリジナルの『宇宙戦艦ヤマト』に比べると古代進や島大介たちの顔がマイルドに変化していてシックリこないのですが、松田優作や長渕剛から櫻井翔に代替わりしたことでも同じような小さな違和感を覚えます。
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沼田家の次男で、家では優秀な兄と比較されて、現在は家に引きこもっている中学3年生・茂之(浦上晟周)
どこかで観た子やなぁ----『ボーイズ・オン・ザ・ラン』のあの子か・・・。
ワケありの子供を演じさせたら天下一品ですね。
目の芝居が良いわ。
茂之へのイジメが始まった原因は、彼が教室でウンコを漏らしたこと・・・。
吉本(桜井翔)によって自室に軟禁状態に置かれた茂之(浦上晟周)は、トイレにも行かせてもらえず便意に襲われて・・・。
阿久津真矢(天海祐希)のせいで神田和美(志田未来)がお漏らししたエピソードが頭をよぎったせいもあるけど、櫻井版『家族ゲーム』は『女王の教室』とか『家政婦のミタ』的なテイストを狙ってる??
阿須田家に三田(松嶋菜々子)という異物が混入して生じた化学反応を描いた『家政婦のミタ』と、沼田家に吉本(桜井翔)という男がやって来た『家族ゲーム』は、因数分解できる気がしますしね・・・。
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浅海舞香(忽那汐里)がランチを済ませてお勘定に行ったら財布がなくて、無銭飲食扱いされて店員が警察を呼ぶと言ってる。
たまたまお会計で並んでいた沼田一茂(板尾創路)が「一緒に支払います。」として舞香を助けてあげます。
”怪しい女”かもしれないのでありますが、少し大人っぽく見えた忽那汐里ちゃんは大きな目が可愛らしいね。
オスカープロモーションの『ゴリ押し3人娘』の一人ではありますけど、剛力彩芽、武井咲とは違う匂いがするなぁ・・・。
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かつてのフジテレビの栄華を象徴する山口智子は『ゴーイングマイホーム』が思いっきり転けちゃいましたけど、『家族ゲーム』には鈴木保奈美。
母・佳代子(鈴木保奈美)はお嬢様育ちで浮き世離れしていて、天然というかズレてるというか浮いてるというか・・・。
佳代子の人物造形と鈴木保奈美は案外フィットしていて面白かったです。
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なんか良く分からん場面なのですが、吉本(桜井翔)が夜の教室で一人しゃがみ込んだりしていて、手には血がべたっと付いてる・・・・。
理由は不明ですが、この場面を見ていて生理的に胸が悪くなりました。
映画版『悪の教典』ほどのエグい場面じゃないのに、なぜか不快。
なんでやろ!?
(櫻井翔くんのファンは、胸が悪いどころかワクワクなんでしょうね・・)
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以上、『家族ゲーム』第1話。
面白いのか面白くないのか、エッジが立ってるのか二番煎じなのか・・・よく分かりません。
初代・吉本を”鹿賀丈史”が演じた『家族ゲーム』を30年も経ってリメイクした櫻井版。
同じく”鹿賀丈史”の『料理の鉄人』をリメイクした『アイアンシェフ』が轟沈したことがあるから、鹿賀丈史つながりで不吉な感じがしないでもないなぁ・・・。
とにかく『イケ・パラ』『料理の鉄人』『GTO』をはじめ、『鉄人28号』までリメイクしたけど、ことごとく上手くいかないフジテレビ・・・斜陽!?
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無資格なのに手先の器用さを変われて医療行為を行う診療所の事務員・相川三郎(長谷川博己)の物語。
陰鬱なムードやねぇ・・・・。
ここまでジメジメした感じにしなきゃイカンのかなぁ??
この内容だったら火曜日の『NHKドラマ10』の枠で作った方が上手く行きそうな感じ。
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島に遊びに来ていた女子大生・亜希子(木村文乃)は、何やらワケありな雰囲気。
港の岸壁で一人佇んでいた亜希子(木村文乃)は、今にも海に飛び込んじゃいそうな・・・。
きっと海女になりたいんやね・・・・それは『あまちゃん』じゃ〜〜!
能年ちゃんが海に飛び込んだのとは意味が違うぞ!!!
亜希子(木村文乃)はウニを捕りに島に来たのではないのだ!!
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ろくな感想が浮かばんのですが、看護師の明子(稲森いずみ)が事務員・三郎(長谷川博己)を「若センセイ」と呼ぶときのスケベな雰囲気が何とも言えないわ。
なにしろ”渡辺淳一”原作だもんなぁ・・・。
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総じて『雲の階段』ではなく『雲の怪談』にしたほうが良いかも。
そんなこんなで、ひたすら陰気で気が滅入る『雲の階段』でした。
クオリティの善し悪しではなく、暗くて重苦しいのが、しんどいの・・・
精神を破壊されそうなのでギブアップ・・・撤退。
尚之助様、ごめんなんしょ。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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◇◆◇ 大河ドラマ『八重の桜』感想 ◇◆◇
第18回 「尚之助との旅」 第17回「長崎からの贈り物」
第16回「遠ざかる背中」 第15回「薩長の密約」
第14回「新しい日々へ」 第13回「鉄砲と花嫁」
第12回「蛤御門の戦い」 第11回「守護職を討て!」
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