「あまちゃん」第4回★じぇ! じぇ! クドカン オモロイ
- 2013.04.04 Thursday
- 10:59
- NHKドラマ・番組
前作の「信じていればきっと伝わる〜〜♪」ではじまる”メッセージ性”のあるテーマ曲とは真逆で、人を食ったようなお気楽な調子のOP曲からして気持ちが軽快になりますねぇ。
とりあえず『あまちゃん』オモロイです。
−◆−
夏(宮本信子)さんに船縁から海に突き落とされ「何すんだこのババア!」と空中思ったアキ(能年玲奈)でしたが、海面に浮き上がってきたときは意外に爽やか気な顔つき・・・。
夏は「どうだ、しゃっこいとが足が着くとか着かねえとが考える暇無かったべ!」「飛び込む前にあれこれ考えたって、どうせその通りにはなんね。だったら何も考えず飛び込め、なんとかなるもんだ。」
小生なんかは、石橋を叩いてなお渡らないような考えるタイプなのですが、宮藤官九郎は若者にとにかく飛び込めとして《チャレンジの勧め》を夏のセリフに込めました。
『純と愛』では遊川和彦氏が脚本に色々詰め込んで、押しつけがましいほどに思いをぶつけてきたのですが、クドカンは軽快にメッセージを投げてきますねぇ。
海面のアキ(能年玲奈)が「ああ気持ちいい めちゃ気持ちいい!」
能年ちゃんの無邪気な表情が可愛らしい。
夏「やっぱすおらの孫だ。」
これを見ていた春子(小泉今日子)が激怒し「アキに変な事教えないで!」
−◆−
海から帰ってきたアキ(能年玲奈)が、弥生(渡辺えり)、かつ枝(木野花)、美寿々(美保純)らと、春子(小泉今日子)が”海嫌い”であることについてお話しています。
かつ枝が「いわゆるその、積み木くずすだべっちゃ。」と若き日の春子のことを”長嶋さん風”に切り出します。
アキ「積み木くずす?」
彼女の歳では、『積み木くずし』を知らないから、訛りのまま『積み木くずす』
美寿々「反抗期だべっちゃ、グレて髪の毛くるくる巻いて。」
80年代アイドル風のヘアスタイル如きで、パーマをかけてグレてると言われるんだから、時代や文化のギャップがデカい。
大吉(杉本哲太)が春子を騙して呼び戻したことを知らない”かつ枝”は「なすて、まだひょっこり帰ってきたのか?」
夏「どうせ旦那とうまくいってねんだべ。」
可愛い顔を少し曇らせたアキ(能年玲奈)が「私のせいかも。地味で 暗くて 向上心も 協調性も 個性も 華もないパッとしない子だから。」
おばさん達一同が「誰が言った、そんな事?」
アキ「ママ。」
母親が娘をそんな風に評価しちゃってることに呆れたり驚いたりのおばさん達一同が「じぇ、じぇ、じぇ!」
あーーーオモロいぃ!!!
アキ(能年玲奈)に、自分の性格に関するネガティブな評価を7つも続けっぱなに言わせたクドカンはやっぱり面白いし、『じぇ×3』も堪らん!!!
オモロ過ぎる!!
そういえば、昨日(第3話)の話しの中で、アキの性格が旦那に似て暗いと言ってた春子(小泉今日子)が「(家の中が)あんまり静かで床に”もやし”が落ちる音が聞こえたのよ。」とこぼしていたけど、あれもクドカン炸裂で面白かったわぁ・・・。
『もやしが落ちる音』なんて、普通思いつかんでしょ・・・。
凡人では出てこない発想が可笑しいのなんのって。
−◆−
大吉(杉本哲太)と春子(小泉今日子)の噛み合わない会話も面白い。
春子「偉いよ大吉さんは。こんな残念な町の残念な電車のためによくそんなに必死になれるよね。」
けっこう酷い言い方をされたのに、人の良い大吉は「やめでよ、照れくせぇべ。」
春子「全然褒めてないし。」
クレヨンしんちゃんの「いやぁ、それほどでも」と同じパターンだから、大吉(杉本哲太)って”野原 しんのすけ”を大人にしたような男なのかぁ!?
この会話のくだりででてきた、大吉(杉本哲太)の「おら三半規管弱えがら船は医者に止められてんだ。船酔いで5分ともたねえ。」というセリフも、なぜか面白かったぁ・・・。
で、乗り物酔いする大吉が三陸リアス鉄道で働いてることを春子にツッコまれた大吉は「レールの上を走るなら比較的安定してんだ。」と釈明。
これ、人生のことかな??
敷かれたレールの上を進むだけの安定した人生のことを暗喩してみせたんじゃないかなぁ。
−◆−
なんだか知らんけど大相撲の中継が聞こえていて、「東方大関琴欧州ブルガリア・ベリコタロノボ市出身佐渡ヶ嶽部屋」と”呼び出しさん”の声がテレビから流れてきて、意味もなく笑いのツボにハマっちゃった・・・。
だってベリコタロノボ市ってね、現地の人には申し訳ないけど響きが可笑しいもの。
−◆−
なんだか、急に地元訛りで話しするようになったアキ(能年玲奈)は、夏(宮本信子)のお手伝いでウニ弁当の車内販売に・・・。
ホームに綺麗な女子高生(橋本愛)が立っていて、電車に乗ってきました。
ナレーション<その少女は畑野駅から乗ってきました。「この子普通の子じゃない」アキは直感的にそう感じたのです。>
ドラマ『初恋』や何本かの映画で頭角を現しつつある”橋本愛”ちゃん登場です!!!
”橋本愛”ちゃんが映ったのはほんの短い時間だけでしたが、事務所のゴリ押しではなく、美貌と実力で魅力や才能が開花しつつあるだけあって、目が引き寄せられます。
(目が引きつけられる実力派・橋本愛ちゃんとは逆で、目を背けたくなるのは、タカラcanチューハイ『すりおろし』のCMで赤い服を着てヤマサキパンと同じような手の動きのダンスを見せる剛力彩芽・・・。)
そんなこんなで、クドカンは面白いし、宮本信子やキョンキョンらのベテラン俳優達は良い感じだし、そこに可愛らしい”能年ちゃん”とキュートで魅力的な”橋本愛”ちゃんが加わるとウキウキ、デレデレであります。
能年玲奈&橋本愛の取り合わせは、ちょっとシャレにならないくらい良いわ。
(これが武井咲&剛力彩芽だったら目も当てられない)
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
★「女信長・第一夜」と「妻はくノ一」第1話
★「でたらめヒーロー」#1
★GTO 完結編さらば鬼塚!卒業スペシャル
★リッチマン、プアウーマンinニューヨーク
★仮面ライダーウィザード第29話感想 >>
★「純と愛」第151回(終)>>
★傑作NHKドラマ「ラジオ」感想 >>
★瑛太のNHK「極北ラプソディ」後編
★瑛太のNHK「極北ラプソディ」前編>>
◆映画「ストロベリーナイト」
◆映画「クラウドアトラス」感想
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◇◆◇ 大河ドラマ『八重の桜』感想 ◇◆◇
★第13回「鉄砲と花嫁」
第12回「蛤御門の戦い」 第11回「守護職を討て!」
第10回「池田屋事件」 第9回「八月の動乱」 第8回「ままならぬ思い」
第7回「将軍の首」 第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」
第4回「妖霊星」 第3回「蹴散らして前へ」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
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