「書店員ミチルの身の上話」第9回★自転車を磨く父・継徳(平田満)

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    よる☆ドラ「書店員ミチルの身の上話」
    第9回〜放浪


    竹井(高良健吾)をフライパンで強打しマンションを飛び出したあと、わざわざ長崎から駆けつけてきてくれた初山(安藤サクラ)と再会して、抱きついて涙するミチル(戸田恵梨香)。

    カラオケ店に落ち着いて話を始めた二人。

    ミチル「私って、いつもいつも人の決めたことに従って来たんだよ。就職にしたってさ、お父さんの口利きだったし、千秋には風任せのミチルなんて言われてさ、上手く言えないけど、風任せじゃ無いまた違うものがあるんじゃ無いかと考えて・・・。」「一樹・・・豊増さんが違う世界に連れて行ってくれる気がしたのかな。」などと、胸の内を親友・初山(安藤サクラ)に吐き出しています。

    会話する内に初山が「どうしてタテブーに東京で宝くじ買ったなんて嘘言ったの? あそこで自分の分も買ったの?」

    ミチルは「買ってない。」
    初山「2億円なんて空恐ろしいよね。」

    「うん、恐ろしい。恐ろしい。」と返事するミチル(戸田恵梨香)は、竹井(高良健吾)が「ミチルちゃんを守るためなら、何だってやってあげられるよ。」と言ったことが頭をよぎり、山林に捨てられた久太郎(柄本佑)と豊増(新井浩文)の遺体が目に浮かびます。

    ミチルの口調や表情から初山(安藤サクラ)は何かを察した様子です。

    ミチル「母が祈ってた姿を最近思い出すの。娘が悪の道に進まないようにって祈ってたんだと思う。」
    久太郎と豊増の死体遺棄事件が頭にあるから、余計にそういう風に思えるんでしょうね。

    ミチルは子供の頃、文房具店で消しゴムを万引きしたことを母が気に病んでたのだと初山に話します。

    初山「出来心でしょ。」

    ミチルはすすり泣きながら「でも、犯罪者の烙印は、あたしのこころに押されたままだから。」

    初山には”万引き”のことを言いながらも、やはり心の中では久太郎と豊増の死体遺棄事件が重くのしかかってるんだと思うなぁ・・・。

    初山「久太郎は何処行っちゃったんだろう?」
    ミチルの様子から不穏なものを感じて、かまをかけたんだろうか??
    −◆−

    長崎に帰る初山が、ミチルの経済状況を案じて「お金は大丈夫?」

    2億円あるから余裕なんだけど、そんな事実はおくびにも出さずにミチルは「うん。」と空返事。

    大森南朋のナレーション<故郷から駆けつけてくれた親友。初山春子を前にしてもミチルは真実を打ち明けることが出来ませんでした。その罪深さを、妻は後に悔いていました。>

    心の拠り所としての初山に色々語りながらも、宝くじ当選のことも、久太郎と豊増のことも、肝心なことは何一つ口にしないんだもの・・・。

    まあ、久太郎と豊増の件は、口に出来るはずもないか・・・。
    −◆−

    ミチル(戸田恵梨香)は高速バス乗り場で、東京に着いたばかりのタテブー(濱田マリ)を目撃。

    悪夢の中でタテブーが「上林君もあんたが殺したんでしょ!」と迫ってきたことを思い起こしたミチルは、ビビって京都行きのバスに駆け込みます。

    長崎から出てきたときも、何の気なしに豊増と共にバスに乗っちゃったように、行き当たりばったりな性格ですねぇ。
    −◆−

    久太郎(柄本佑)の実家「上林宝飾店」を訪ねたミチルの父・継徳(平田満)が、久太郎の父に警察に相談してはと言うのですが、久太郎の父は警察沙汰は商売に触るとして、継徳の提案を却下。

    思うに任せず、気落ちしてる継徳(平田満)さんは自宅に戻って「俺は駄目だな。ミチル、元気にしてるんか。せめて声だけでも聞かせてくれ。帰らないのは俺のせいなのか。許してくれ、ミチル。」

    ミチルの実母(鍵本景子)が亡くなった後、再婚したことを後ろめたく思ってるのか、それともミチルへの接し方や育て方への後悔の念なのか、とにかく気落ちしてる様子。

    子を持つ親として、継徳(平田満)さんに感情移入しちゃうなぁ・・・。
    子供が不始末を起こしたら「俺のせいなのか。」って思うもの。

    うつ病でドツボにはまってた小生が、息子達が育つ過程で悪影響を及ぼしたんじゃ無いかと「心痛む」ことがしばしば・・・。

    うつ病の小生の存在は、家の中にブラックホールが生じたような有様だったから、子供に良いはずが無いもの。


    継徳(平田満)さんも、心痛めてるんだわ・・・。
    −◆−

    タテブー(濱田マリ)は、豊増の勤め先である出版社「光潤社」を訪問。
    可愛い受付嬢から、豊増は退職したのだと聞かされ驚いた様子。

    タテブー「一樹さん。一体どこに居るの?」

    その後、豊増(新井浩文)を探してマンションまで足を伸ばしたタテブー(濱田マリ)。

    彼女の背後の物陰に、竹井(高良健吾)!!!
    タテブーをじっと見つめてます。
    黙って立ってる竹井、不気味・・・・・。

    マンションでの短いシーンで、竹井(高良健吾)にはセリフさえありませんが、このあと何が起きるかと想像をかき立てられます。
    −◆−

    京都行きのバスに乗ったミチル(戸田恵梨香)に、初老の大浦杜夫(石橋蓮司)と真知子(梅沢昌代)夫妻が唐突に声をかけてきます。

    和やかな笑みを浮かべる老夫妻は「よかったら、私たちと京都、ご一緒していただけません?」

    怪訝に思ったミチルは「あの〜、もしかして『壺』を買えとか…?」

    目を輝かせて話しかけてくる老夫妻は、新興宗教の勧誘に見えるもの・・。
    (石橋蓮司さんだから、20世紀少年の『ともだち』を連想しちゃうし)

    結局、ミチルは老夫妻の申し出に応じて一緒に京都旅行。

    翌日、薬師如来像、日光菩薩、月光菩薩を見学に行った3人。

    大浦杜夫(石橋蓮司)は菩薩像を眺めながら「ほほえんでいるようにも、泣いているようにも見える。」
    妻・真知子(梅沢昌代)は「見る者の心を映すのかしら。」

    黙ってじっと見つめるミチル・・・。
    見る者の心・・・久太郎、豊増、竹井、高倉恵利香(寺島咲)のことなど、心に後ろ暗いものを持つミチルの内面を仏像は映し出してるんだろうか??

    見る者の心を映す仏像は、闇を宿す者にとっては怖い鏡みたいな感じですねぇ。
    −◆−

    次に長谷川等伯の屏風絵を見学。

    大浦「息子を亡くしたのが54歳。息子を失ってからの等伯の筆には凄みがある。」

    そして自分たちの事情を口にし始めた大浦は「娘に先立たれましてね。交通事故で。いきなり娘が目の前から消えちゃって。娘と一緒に来るはずの京都でした。もういちど親になれたような気がしまして・・・。」

    ミチル「じゃあ、私 娘さんの代わりで・・・」

    大浦「親にとってね、子供を失うってのは心臓をもぎ取られるようなもんなんです。金なんて何の役にも立たない。」

    父・継徳(平田満)と絶縁状態で、2億円を抱え込んでるミチル(戸田恵梨香)には耳の痛くなるような話しです。

    大浦「そんな親の気持ち分かってやって下さいね。」

    子供を持って初めて分かるんですよねぇ。
    先日の北海道での暴風雪の中、小学校3年生の一人娘の命を救うために身体を盾にして凍死したお父様のことを考えれば、大浦杜夫(石橋蓮司)さんが言いたいことは容易に理解できる話しです。

    我が子を失うことだけは避けたいのが親の気持ち。

    さすがにミチル(戸田恵梨香)も感じるところがあったのか、実家に帰る決心をします。
    −◆−

    長崎に到着したミチル(戸田恵梨香)が、小高い場所から実家を見下ろすと自転車を磨く父・継徳(平田満)さんの姿。

    ミチルが戻ることを願って自転車を磨いてるのです。
    愛娘の帰りを待つしか術の無い継徳(平田満)さん・・・またまた、感情移入してしまうではないか〜〜。

    大森南朋のナレーション<実家はすぐそこにあるのに果てしなく遠い。父親に駆け寄る勇気が妻にはありませんでした。>

    娘を思う親心が、敷居を高くしてしまったかなぁ・・・。
    −◆−

    泣き顔のミチル(戸田恵梨香)がトボトボと道路端を歩いていたら車が通りかかってクラクション。

    免許を取った千秋(波瑠)でした。
    「おどろいた。帰ってきたの?」
    「もう帰ってこないと思ってた。風任せのおねえちゃんがさ、風に乗って飛んでっちゃって。」
    「お父さん、だんだん喋らなくなって。なんか気に病んでるんじゃ無いかな。自分がお姉ちゃんを帰れなくしたって、えらく堪えてるみたい。」

    千秋(波瑠)の言葉が染みすぎてしまったのか、ミチルは「ねぇ、千秋ちゃん。私が来たことお父さんには言わないで。」

    父の気持ちを忖度すること無く東京に出奔し、犯罪に巻き込まれているミチルは、自責の念を抱いている父に顔を合わせられないのでしょう・・・。
    −◆−

    初山(安藤サクラ)からの留守電メッセージ。

    <今度はタテブーが東京に行ったきり帰ってこないんだよ。噂ではさ、タテブーと久太郎が駆け落ちしたんじゃないかって・・・。>

    久太郎(柄本佑)と豊増(新井浩文)とタテブー(濱田マリ)が山林に並んで遺棄されてる様子が頭をよぎります。

    そして竹井(高良健吾)が「ミチルちゃんを守るためなら、何だってやってあげられるよ。」と言ったことを思い出すミチル・・・。

    思わずミチルは「竹井・・もうやめてお願いだから」と口にして嗚咽・・・。

    小生がミチルの立場だったら、久太郎、豊増、タテブーが毎夜、夢枕に立って眠れなくなり、心が壊れるわ。
    −◆−

    22時すぎ。とあるバスターミナルのベンチで魂が抜けたようにぼんやりしてるミチル(戸田恵梨香)。

    実母が「私が死んだあともこの子をお守り下さい。どうかこの子が幸せになりますように。」と祈る記憶が脳裏に浮かんでます。

    たまたま通りかかった男の人(大森南朋)が「お嬢さん。どうかしたんですか?」と声をかけてきました。
    (大森南朋が小野ゆり子とか蒼井優とかの若い子が好きだから声をかけてきたんではありません。)

    大森南朋のナレーション<これが、妻ミチルとの出会いでした。その時のミチルには若い女性特有の晴れやかさも、健やかさもありませんでした。あったのは。心ここにあらずといった虚ろな視線と、曲がった背中でした。手招きすれば何処にでも付いてきそうな危うさを私は放っておけませんでした。>
    −◆−

    以上、「書店員ミチルの身の上話」第9話。
    セリフの無かった竹井(高良健吾)が、けっこうヤバい気配を漂わせたのが事件部分。

    そんな事件パートもさることながら、今回は『子を思う親の気持ち』が意外とビシビシ来ました。

    父・継徳(平田満)さんの思い。
    娘を亡くした大浦夫妻(石橋蓮司・梅沢昌代)の気持ち。
    ミチルを残して死んでゆく実母(鍵本景子)の祈り。


    親目線でとらえた部分が、一々染みます。
    かなり染みます。

    で、予告編・・・最終回はかなり起伏が激しそうな気配。
    「起承転結」の結びは、かなりヤバそうです。
    (とても、あと1回で終わるとは思えん!)



    ◇◆◇ 「書店員ミチルの身の上話」感想 ◇◆◇
    #8 #7 #6 #5 #4 #3 #2 #1


    ◇◆◇ 「ごちそうさん」不定期感想 ◇◆◇
    #77 #75 #73 #71 #70 #69 #68 #66







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    • 2017.08.22 Tuesday
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      あれから2ヶ月になるんですねぇ。。。ミチルの父親は捜索願を出そうと言うものの、久太郎の父親は2人が一緒だと思い、客商売としての恥を心配。一樹の失踪も使い込みが原因で、会社も離婚した妻も行方を気にすることもない感じで…このタイミングが事件の発覚を遅らせる
      • 美容師は見た…
      • 2013/03/08 10:16 AM
      高額当選おめでとうございます。 当選金があなたを幸せにするか思いがけない不幸をもたらすかは、 あなた次第だということを決して忘れてはなりません。(宝くじ読本) 書店員ミチルの身の上話 第9話「放...
      • ドラマ@見取り八段・実0段
      • 2013/03/07 7:42 PM
      視聴率は 6.6%・・・前回(6.9)より 放浪
      • ドラ☆カフェ
      • 2013/03/07 5:49 PM
      第9回「放浪」 竹井(高良健吾)の恐るべき正体を知ったミチル(戸田恵梨香)は、竹井をフライパンで強打しマンションを飛び出す。放浪の旅に出たミチルは、京都で出会った初老の夫婦に心を動かされ長崎に帰るが、父・継徳(平田満)の思いに触れ、黙って故郷を後にす
      • ドラマハンティングP2G
      • 2013/03/06 8:05 PM
       ミチル、ついに未来の旦那様と遭遇! でも、この方、刑事でもなきゃ、駅員でもなく、郵便局員でもなかった! 予告でバスみたいの運転していたような気がするから、運転手さんな ...
      • トリ猫家族
      • 2013/03/06 2:29 PM
      「私の妻ミチルは・・・」(大森南朋)が聞けるのも今回を入れて二回か・・・春が来るのだなあ。 現実の世界でもいたるところで人は死んでいく。 なにもフィクションで人を殺さなくてもいいのではないか・・・という考え方もある。 しかし、豪雪で死ぬ人も中国の半日映画
      • キッドのブログinココログ
      • 2013/03/06 2:04 PM

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