ビブリア古書堂の事件手帖 第8話★「ごりおし娘」と「たんぽぽ娘」

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    「ビブリア古書堂の事件手帖」第8話
    真犯人はビブリアにいる


    ドラマの中身は病院食よりも薄味ですが、唯一『たんぽぽ娘』には心が反応。
    (ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』は、奇しくも5月に河出書房新社の奇想コレクションとして復刊される。)

    で、『たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2(集英社文庫 コバルトシリーズ)』は、アマゾンでは今49,800円で手に入る・・・高っ!

    小生は、ロバート・F・ヤングでは30数年前に読んだ『ジョナサンと宇宙クジラ』がお気に入り・・・っていうか、小生にとってはリアルタイムだった『たんぽぽ娘』が、時を経た希少本扱いになってることに加齢を感じちゃう・・・トホホ。

    ああ懐かしいSF黄金期!!
    −◆−

    お約束の《ごりおし娘》のナレーション「人の手を渡った古い本には、中身だけではなく、本そのものにも”物語”があります。しかしその”物語”は持ち主以外の人間に知られることはあまりありません。では、その本に込められた思いとは、果たしてどのようなときにひもとかれるのでしょうか?」

    相変わらずのサ行の発声の他に、『八重の桜』で中途半端な会津弁を喋ってるからか「物語」という部分のアクセントがおかしい。

    開始1分経たずに興ざめしちゃう。
    −◆−

    五浦(AKIRA)が甘庵で栞子(剛力)との仲を散々冷やかされて、その後、志田(高橋克実)とともに「ビブリア古書堂」に帰ってきました。

    書棚の前には常連客の吉見(大倉孝二)。
    今まで見たこと無いけど、常連客なのである!!
    番組がそう設定してるんだから、それでいいのだ!?


    店の奥では古書店仲間の滝野蓮杖(柏原収史)と、透き通るような美貌の持ち主・栞子(剛力彩芽)が会話。

    滝野「君は僕が好きなんだろ?」「それじゃ結婚してもいいんだね?」
    五浦(AKIRA)が、やや驚いていましたが、川端康成の『むすめごころ』について論じ合っていただけでした。

    で、朝ドラ『てっぱん』の岩崎っぽい雰囲気を漂わす滝野(柏原収史)を交えて、店の新人・五浦のことや、鎌倉の古書会館で翌日開催される古書交換会に栞子(剛力彩芽)は参加しないことなどを話します。

    本物の古書会館は横浜・・古書会館って全国各地にあるんやね。

    で、突然変なことを思い出したけど、今は無くなった大阪球場(南海ホークスのホームグランド)には、スタンドの下に古書店があったなぁ・・・。

    古本屋がある球場って他にある??

    ドラマに集中できないから、つい余計なことが頭をよぎっちゃうわ。
    −◆−

    例の常連客・吉見(大倉孝二)が陰気顔で「絶版文庫は棚に並んでるだけですか?」「ちょっと良い本が少ないなと思っただけで。」と痛いことを指摘。

    吉見が去ったあと、透き通るような美貌の持ち主・栞子(森四中・剛力)は「確かに今のお客さんの言うとおりですね。売れているのは最近補充した本だけで、棚の中身は以前とあまり変わっていないんです。そういえばさっきの人が買われた『年刊SF傑作選2』と『奇妙なはなし』も最近補充した本でした。」と五浦(AKIRA)に話しかけます。

    わざわざ書籍名を口にしたのは犯人当てのヒントなんですが、それ以上に”大倉孝二”の出番が途絶えたまま終盤までドラマが進んじゃったのが一番のヒントになっちゃった・・・。

    どう考えても、”大倉孝二”が最初の場面だけで終わりってことはないから、吉見(大倉孝二)が怪しいことに誰でも気づいちゃう。

    ちなみに『年刊SF傑作選2』(創元推理文庫)』はロバート・F・ヤング、カーティエ・ハールバット、ジョージ・P・エリオット、ロバート・ビバリー・ヘイル、デヴィド・ローム、ジュリアン・F・グロー、R・ブレットナー、J・F・ボーン、マック・レナルズ、F・ポール & C・Mコーンブルース、キット・リード、ジョン・ハース、フリッツ・ライバー、コードウエイナー・スミス、ジョン・ウィンダム、レイ・ラッセルというラインナップ。
    (ポール&コーンブルース、フリッツ・ライバー、ジョン・ウィンダムとかが堪らない!!)

    『奇妙なはなし(文春文庫)』はロバート・F・ヤング、トルーマン・カポーティー、カレル・チャペック、福島正実、谷崎潤一郎、キプリング、香山滋、津山紘一、つげ義春、江戸川乱歩、豊島与志雄、伊藤人誉、澁澤龍彦、中山義秀、芥川龍之介、夏目漱石、半村良、葉山嘉樹、夢野久作というラインナップ。

    『奇妙なはなし』はシブすぎて、本が読めない五浦(AKIRA)でなくても、なかなか手に取る気にならないような・・・。
    ラノベ全盛の今では考えられないアンソロジーですわ。
    (それをラノベ『ビブリア』がネタにしてるから面白い。)
    −◆−

    吉見(大倉孝二)の言葉を踏まえて古書交換会に足を運んだ美人店主・栞子(剛力彩芽)と五浦(AKIRA)。

    現地で池谷というオジサンが五浦を見て「この人 噂の新人さんでしょ。昨日も来てたよね?」と、やや取って付けたような発言。

    これも犯人捜しのヒントだから仕方ない。
    (まだ事件は起きてないけど)
    −◆−

    「ヒトリ文庫」店主の井上太一郎(佐野史郎)が、「ビブリア古書堂」にやってきて「本を返せ! 市場で盗んだだろ。俺が落札した『たんぽぽ娘』を!」と怒鳴り込み。

    そんなにヒートアップしたら血管切れるよ。

    五浦が抗議するも井上(佐野史郎)は「どう考えても犯人はこいつしかいないだろう。あの母親と同じで 欲しい本のためなら何をするか分からないからな!」

    母・智恵子(安田成美)に絡む因縁がありそうな・・・。

    しかし、井上の言い分は、思いっきり感情的で根拠の薄い決めつけですねぇ。

    井上は「3日やる。篠川が”ゴリ押しタレント”じゃないと言うならその証拠を持ってこい・・・」などとは言わず、「犯人じゃないと言うならその間に真犯人を見つけてこい。もしそれができなかった場合は容赦なく警察に通報する。」

    五浦(AKIRA)は売り言葉に買い言葉で「分かりました。必ず犯人を見つけてみせます。」

    いやいや、篠川が犯人じゃ無いという確信があるなら、出るところに出て決着つけたら良いのに・・・。

    しかし志田(高橋克実)が「井上が警察に行けば、当然 栞子は警察に疑われる。そしたらこの狭い業界だ。あっという間に悪い噂が広まる。その結果客足が一気に遠のいて売り上げがさらに落ち込み、ビブリアは・・。」と訳知り顔で警察沙汰回避をお勧めします。

    「当然 栞子は警察に疑われる」って、けっこう変だと思うけど、ここで”お上”に訴えたら話しが続かないから仕方ない。
    −◆−

    奈緒(水野絵梨奈)が来店し、文也(ジェシー・ジャニーズ事務所)に「今日はずっとあんたが店番してんの?」

    店の経営が必ずしも順調じゃない「ビブリア古書堂」において、弟・文也が店番できるなら男手が必要だとして五浦(AKIRA)を雇う必然性が無いような気がしないでも無いけど、原作本ではジャニーズ事務所の弟は存在せず「妹・文香」しか居ないから仕方ない。
    −◆−

    「ビブリア古書堂」で『たんぽぽ娘』が売られているのをたまたま目にした宅配便のお兄さんが、たまたま井上の「古書店・ヒトリ文庫」に配送に行くと、たまたま店の従業員とかが『たんぽぽ娘』が盗まれた話をしていて、宅配便のお兄さんが「ビブリアで、さっきたまたま見掛けた。」と話しちゃいます。

    どんだけ”たまたま”が重なるのか!?

    これで再び井上(佐野史郎)が「ビブリア古書堂」に怒鳴り込みをかけ「盗んだ本を堂々と売るとはいい度胸をしている。これで決まりだな。文句はあるまい 警察に通報する。」

    ビブリア古書堂は「PM2.5」が立ちこめているのか、北京から風が吹いてきた福岡みたいにモヤっております。

    感情的になって理屈の通じない井上に対して五浦(AKIRA)が「真犯人はもう分かってますから。あした全て話します。」と、勢いで”その場しのぎ”しちゃいます。

    なんとまぁ軽率な・・・。
    −◆−

    今週も、透き通るような美貌の持ち主・栞子(剛力彩芽)の超・推理が始まります。

    五浦(AKIRA)を古書会館に忍び込ませて、出品したのに売れ残った本である「ボー」の出品登録用紙を確認させた栞子(剛力)は、出品者欄に「ビブリア」と記入されてることを言い当てます。

    化粧で大きく見せた小さな目がつり上がり、怖い顔になった栞子(剛力彩芽)が「これで犯人が分かりました。」

    「犯人は比較的人の少ない市場前日を狙って古書会館に潜り込み『たんぽぽ娘』を盗んだんです。」と説明を始めた栞子は、顔が知られていない五浦(AKIRA)になりすました何者かが『たんぽぽ娘』をパクッたのだと断定!!

    だから、市場前日は古書会館に行ってもいない五浦(AKIRA)に、市場のオジサンが「昨日も来てたよね?」と声をかけてきたのです。

    予定通り話が進みます。

    で、いつもイラついてる井上(佐野史郎)が「そんなこと全部
    お前の妄想だろ! 犯人が分かっていないんだったら約束どおり警察に通報する。」


    安楽椅子探偵を決め込んでる栞子(剛力)に「妄想」だとか「想像」「憶測」という言葉は禁句だよ。
    それを言っちゃあ、お終いだもの・・・。

    「妄想」だとか「ゴリ押し」だとか非難されてもまったく動揺しない栞子(剛力)は「犯人はもう分かっています。五浦さんに成り済まして犯行に及んだ犯人が確実に知っていなければならないことがあるんです。」

    真犯人は、五浦が市場に行ったことがなく顔が知られていない新人店員であることと、五浦が市場の前日に古書会館に来ないということを知っている人物だと、状況証拠になる2点を示した栞子(剛力)。

    栞子「よく思い出してください。あの時、あの場に誰がいたのか・・。」

    そうです、栞子たちが「古書交換会」に行かないことや、五浦が新人であることに聞き耳を立てていたのは、ここまで出番が途絶えていた吉見(大倉孝二)です。

    まさか大倉孝二が犯人だなんて!!(、と驚く人は居ない)

    そのタイミングを待っていたように店の扉が開いて入ってきたのが当の吉見(大倉孝二)。
    栞子(剛力)が事前に呼んでいて、入ってきて良いよと合図でも出したんでしょうか??

    吉見が買った『年刊SF傑作選2』『奇妙なはなし』にもロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』が収録されていることを指摘した美人店主・栞子(剛力)が、何かワケありなのかと吉見(大倉孝二)に問いかけます。

    吉見(大倉孝二)は、離婚した妻とのあれやこれやを話し始め、「『たんぽぽ娘』は幸せだったころの妻との思い出がたくさん詰まった1冊でした。本を取り戻せればあの頃のように戻れるんではないかと。」云々。

    さらには「実はあの本は10年前にこの店で買ったものなんです。あなたのお母さんに薦められて。」

    吉見が婚約者に贈る本を探していて、母・智恵子(安田成美)が『たんぽぽ娘』をお勧めしたようです。

    失踪した智恵子(安田成美)と、栞子(剛力)の父のあれやこれやに絡んでまいりましたが、とりあえず井上(佐野史郎)は『たんぽぽ娘』を奪い取るようにして黙って去って行きました。

    メデタシ、メデタシ!?
    −◆−

    以上、父親が作ったタイムマシンで240年先の未来から来たという「たんぽぽ娘」と、未来日記にも出演していた「ごりおし娘」にまつわる『ビブリア古書堂の事件手帖』第8話でした。
    (伊藤咲子は「ひまわり娘」・・・古い!)

    「PM2.5」のようなスモークと窓からの光りを使って、必死のパッチでビブリア古書堂の雰囲気を演出し、剛力を少しでも可愛く映そうという現場の努力が涙ぐましい!?

    ジリ貧の視聴率もカツカツで二桁維持。

    これで剛力彩芽主演ドラマでは初めて全話通しての平均視聴率「二桁台」になりそう。
    『月9』という看板のお陰で、一桁視聴率女優を卒業だ!!
    (例えば『鍵のかかった部屋』からすると4%ちょい低いけど)

    ちなみに、暗い大倉孝二より、面白い大倉孝二を見たい・・・。












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