NHKスペシャル「いのちの記録"を未来へ〜震災ビッグデータ〜」感想

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    NHKスペシャル「いのちの記録"を未来へ〜震災ビッグデータ〜」を観ました。

    NHKやGoogle日本法人、Twitter Japan社、(株)ゼンリンデータコム、本田技研工業(株)など8社・団体が膨大なを持ち寄って「震災ビッグデータ」としてとりまとめ、東日本大震災発災に際しての人の動きを解析し、震災の全貌を解き明かすプロジェクトが紹介されました。
    −◆−

    元データは、携帯やスマホによる位置情報、カーナビの走行記録、1週間に投稿された1億7000万のツイートなど・・・。

    地図上にポイントとして示され、時間軸に沿っての人々の動きが軌跡として示され、一目瞭然です。


    このように、『東日本大震災』を教訓とする防災・減災の観点が中心なのですが、一方でビッグデータとして人々の動きがここまで把握されていることに驚かされます。

    ジェフリー・ディーヴァーの『ソウル・コレクター』で、ビッグデータを解析してマーケティングなどに利用する「データマイニング」について空恐ろしさを覚えたこともあって、多少はビッグデータの観念について理解してるつもりでしたが、それでも小説世界ではなくリアルな世界でビッグデータが活用されてる様子をテレビ画面を通じて目の当たりにしますと、思ってる以上に『情報化社会』が進んでいることを思い知らされました。

    いまごろネット選挙の解禁を議論し、消極的な議員が存在する国会が、いかに原始的か!?
    −◆−

    家族などをピックアップするために、津波で浸水してしまう地域に向かっていった人々の位置情報が地図上に軌跡として示されました。

    青や緑で示されたポイントの軌跡が まるで生きているように動くのですが、生還できた人も居れば、津波に攫われた人も居るのだと思うと、何とも言えないものがあります。

    家族や知人を助けようという人々の気持ちが染みてきます。
    −◆−

    発災直前からの道路の渋滞情報もカーナビのデータなどから解析され、1時間に数100メートルしか進まない超渋滞(グリッド・ロック)に巻き込まれる内に、津波が押し寄せた様も解明されていました。

    阪神淡路大震災を体験したのですが、神戸・阪神間も山を背にして狭い平野部を川で分断されたたこともあって、震災直後は『時速700メートル』という有様で二進も三進もいきませんでした。

    交通工学の先生が橋の車線を増やすなど、発災時の渋滞を緩和する手法を行政に提案する旨述べておられましたが、これが実際に道路整備に活用されることを願うばかりです。
    −◆−

    人々の救助や道路復旧においてもビッグデータを活用できることについて、国土交通省東北地方整備局の職員が「便利になります」「情報の共有が重要」だなどと答えていたのですが、本当に行政に反映する気があるのかが不安になるような役所的答弁だったことが気になりました。(官僚への偏見が強すぎ?)
    −◆−

    福島県の人々の行動の軌跡と、福島第一原発から漏出した放射性ヨウ素(半減期約8日)の拡散データをマッチングさせたことで、これまで分からなかった被爆の実態が解明できる可能性も出てきたそうです。

    シミュレーションでは、人々の軌跡の上に、放射性物質が伸びていってました。
    −◆−

    被災地で取り残された福祉施設の方がイギリスに居る親族にメールで状況を伝え、これを受け取った方がイギリスでTwitterに助けを求めるツイート。

    これが次々と拡散されるうちに消防が気づき、取り残された施設の人たちをへりで救助したという実例が紹介されました。

    善意の拡散が感動的でもあります。

    しかしながら、膨大なツイートの中で、重要情報が全て拾われた訳では無く、危急の情報を拾い出す新たなシステムが検討されているそうです。


    この前の判決の時にも思いましたが、2001年の『明石歩道橋事故』のときにTwitterがあったら、歩道橋で動きが取れなかった人々がツイートして、状況を知った人々から救いの手をさしのべることが出来たかも・・などと考えてしまいました。
    −◆−

    首都圏直下地震等を想定して、関係省庁や自動車会社などが集ってビッグデータの活用について検討会が開かれていました。

    お役所仕事ではなく、心の通ったプロジェクトとして人類が新たに手にしたツールであるビッグデータが活かされることを心から願うばかりです。
    −◆−

    この番組の取材映像で今の被災地が映し出されたのですが、津波に押し流され更地にされたままなんですね。

    高台移転もままならないなか、考えれば分かることですが、改めて町全体が更地のままである映像を目にしますと生々しく伝わってくるものがありました。

    阪神淡路大震災でも、年数を経ても国道沿いに更地が点々と残る有様があったのですが、まるまる町ごと更地である様は無情です・・・。

    民主党政権が野に下ったこともあり、何とか復興への取り組みが力強くなることを願います。


    とりとめの無い感想になりましたが、色々と感じるものがあったNHKスペシャル「いのちの記録"を未来へ〜震災ビッグデータ〜」でした。





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