信長のシェフ 第8話★壮絶討ち死に可成(宇梶剛士)がコーヒー豆料理を希望
- 2013.03.02 Saturday
- 11:41
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前回のラストシーンの続きから・・・。
夏(志田未来)とともに近江に向うケン(玉森裕太)の前に瑤子(香椎由宇)が現れて抱きついてくる。
「ケンイチロウ」
夏(志田未来)=ケン(玉森裕太)=瑤子(香椎由宇)の「戦国三角関係」か!!
女同士がケンを巡って修羅場かぁ!?
しかし修羅場になる前に、ケンが「瑤子さん、俺は一体何者で、なんでこんな時代に来る事に??」
瑤子が怪訝そうに「あなた一体 どうしたっていうのケンイチロウ?」
瑤子さん、目つきが怖い!!
まるでケン(玉森裕太)を責め立ててるような顔つき。
(香椎由宇はそういう顔だから仕方ない。)
夏(志田未来)がとりなすように「ケンは平成ってとこにいた時の事ほとんど覚えてないんだ。あんたも平成から来たんだろ?」
こどもみたいな志田未来ちゃんと、子供がいる香椎由宇・・・。
ケンはどちらの女性がお好き??
−◆−
比叡山の僧兵の追跡を受けましたが、“顕如の女"である瑤子(香椎由宇)が「私が行くわ。私なら大丈夫。その隙に逃げて。」とケンと夏だけで逃げるように言います。
反対するケンは「君はまだ俺の質問に何も・・」
夏「教えてやれよ。」
女の勘で夏(志田未来)の心の内に気づいた瑤子(香椎由宇)は「あなたは知りたいの? 平成での私と賢一郎の関係。」
エロ坊主・顕如(市川猿之助)に囲われてる愛妾に成り果ててることもあって、ケンを夏(志田未来)に譲るって感じ??
瑤子は「さようなら、ケンイチロウ」と言い残して僧兵の元へ・・・。
瑤子さんは顔はきついけど、切ないなぁ。
−◆−
浅井・朝倉軍に、石山本願寺と手を組んだ比叡山の僧兵、一向宗の一揆勢ら、総勢3万が森可成(宇梶剛士)が陣取る宇佐山城を包囲。
可成(宇梶剛士)の手勢は十分の一の3千・・・。
石山本願寺の蜂起で信長(及川光博)が摂津に釘付けになっていることを踏まえた可成(宇梶剛士)は「このまま浅井・朝倉を行かせれば、織田軍は全滅する。よって、打って出る!」と10倍の敵勢を足止めすることを決意。
可成(宇梶剛士)らの自殺行為を止めたいケン(kis-My玉森裕太)が口を挟みますが、信長(及川光博)を守り切りたい可成(宇梶剛士)は聞く耳持たず「料理人が軍議に嘴を挟むものではない!」

可成「農民からもらった茄子しかないぞ。」
こうしてケンが茄子料理を作る流れになって、「いざ参らん!戦国のキュイジーヌ!」
早くも決めゼリフが出てきました。
−◆−
石山本願寺では、帰ってきた瑤子(香椎由宇)に顕如(四代目・市川猿之助)が「見知らぬ女が現れた。」「お前は一体誰だ!、たった一晩で見た事もない女の顔になってしまった。教えてくれ、お前を、こんな妖艶な顔にした男は誰だ?」
瑤子の顎を掴んでパワハラ発言をする顕如のオーラがエロいぞ!!
瑤子「そんな者はおりません。私はあなた様のもの・・・。」
かなり気の毒な瑤子さんです。
−◆−
ケン(玉森裕太)は夏の助けを借りてひたすら茄子料理。
『茄子のキャビア風半熟卵のせ』『茄子と梅干しの冷たいスープ』『茄子のパスタミートソース風芥子風味』
ナス嫌いのウチの長男だったら顔が蒼くなりそうな料理です。
これらを食べた可成が感心して「とても茄子とは思えん。」
(ナスに失礼かも・・・。)
可成「よくぞここまで茄子を使いきったものだ。」
夏(志田未来)が器に載ったお焼香の時のお香のようなものを可成に差し出します。
これが『茄子のヘタの黒焼き』
ケン「これは薬として虫歯や口内炎に効果があります。」
トリビアやわぁ。
口内炎になりやすい体質なので、”茄子のヘタ”をいっぺん試したくなるわぁ。
ナスの全てを使い切ることで、何ひとつ無駄に出来るものはない、つまりは人の命だって無駄には出来ないと言うことを可成(宇梶剛士)に示し、無謀な戦いをやめさせようというケンの思いが籠もっておりました。
−◆−
可成「これと同じ料理を、皆に振るまってやってくれ。」
ケンの思いが通じたのかと思いましたが、茄子料理に舌鼓をうった部下たちに可成は「これは、お館様の料理頭が作ったもの。つまりこの中には、お館様のご意思が込められておる。雑兵一人とっても無駄な命はないとおっしゃっておられる。この茄子が我らの血肉となるように、我らの命も、お館様の中で生き続けるのだ!!! 力の限り浅井・朝倉を食い止めるのだ〜〜っ!!」

しかし、小声で「皆、すまぬ。」
森可成(宇梶剛士)、シブい。
−◆−
出陣した森可成(宇梶剛士)は、長槍を振るい弁慶もビックリの戦いぶり。
獅子奮迅!!
しかし多勢に無勢の中、矢を受け、背中からブスリと槍を刺され崩れ落ちます。
1話に数千万とも億とも言われる予算を投じた『平清盛』で弁慶(青木崇高)が多数の矢を受け立ち往生(戦死)した場面なんかより、可成(宇梶剛士)のエピソードの方が感情移入しちゃいそう・・・。
時代も性格も違う『平清盛』と『信長のシェフ』を比較しても詮ないことですが、コストパフォーマンスからすると『信長のシェフ』の圧勝・・・。
大河ドラマなのに1桁視聴率の『平清盛』と、深夜枠のB級ドラマなのにほとんどの回で二桁台をキープする『信長のシェフ』の違いを精査して、テレビ局は今後の番組作りに活かすと良いかも・・・。
−◆−
瀕死の重傷を負った森可成(宇梶剛士)が、信長から貰ったコーヒー豆をさして「ケン、料理をしてくれぬか。」
信長の長大な夢を象徴する異国の豆。
横たわった可成を励ます夏(志田未来)とケン(玉森裕太)。
可成が虫の息で「夏殿は、優しく強い女子だ。」
夏が女子だと気づいていたのね。

夏、涙ポロポロ・・・。
可成「ケン、お館様を頼む。」
ううっ、可成さんらしい言葉・・・。
森可成、享年48歳でありました。
−◆−
京に入った信長に、ケンはコーヒー豆を使ったソースによる『ツグミのロワイヤル風』を作りました。
今は亡き森可成の甲冑にも『ツグミのロワイヤル風』を一膳供えさせた信長。
信長「奇天烈な味よの。」
個性的な味なのね・・・。
ケン「ロワイヤル風とはフランスという国の国王のために考えられた古典料理です。ロワイヤルとは国王王家という意味です 可成さんが最期にこの豆を、世界の果ての味を望んだのは、そこへ導いてくれる王の姿を望んだからじゃないかと思ったんです。」
たしかに信長は日本の王になりたいんだろうなぁ。
悲しみを浮かべる信長は「大うつけよの可成。死ぬのならこの味を知ってから死ね!」
そして、泣き顔を見せた信長・・・。
ここはどうなんやろ??
小生が抱く信長のイメージだと、信長は簡単に人前で泣き顔を見せないように思うんだけど・・・。
−◆−
信長(及川光博)が将軍・足利義昭(正名僕蔵)を呼びつけます。
土下座した信長は「将軍殿のお力で朝廷から勅命を引き出して頂きたい。」との調停を依頼。
双方の条件のすり合わせを自分に一任するよう言う義昭(正名僕蔵)に、信長は「御前試合で決めたい。帝に勝敗を決めていただき、負けた者が勝った者の定めた条件をのむというのはいかがかと。」
オモシロ顔の義昭が「面白い。何で勝負する。弓か剣か、それとも相撲か?」
信長「料理で。」
出ました、戦国の『アイアンシェフ』対決・・ケン出番だ!!!
石山本願寺の料理人と言えば瑤子(香椎由宇)でありますから、平成料理対決で雌雄を決することに・・・。
なかなか上手いこと考えるなぁ・・・。
−◆−
以上、信長のシェフ第8話。
適度な軽さとサクサク感が爽快。
最初はある意味バカにして、キャスト面からしても『大奥〜誕生[有功・家光篇]』あたりよりレベルの低いドラマになると思っていましたが、案外バカに出来ないドラマになりました。
テレ朝の勢いですかねぇ・・・。
−◆−
ついでに日テレの『チープ・フライト』
それなりだったんだけど、気になったのが桐谷美玲。
『あぽやん〜走る国際空港』ではCAではないとはいえ、航空関係ドラマにダブって出演するのはどうなんやろ??
あと『最高の離婚』の真木よう子の衝撃の青森方言に比べると、加藤あいのズーズー弁は、取って付けた感が強かった印象。
−◆−

北乃きい版の前作『ダブル・ミーニング・二重定義』から時間があきすぎていて、なんか山路(寺島進)との関係性とかに関して記憶が薄れちゃってシックリきませんでした。
基本的には、冒頭に身代金受け渡し場所で、変装した望月(北乃きい)が単独行動して犯人を逮捕し、同僚たちがドン引きする場面でシラケました。
『残酷な動画とアニメ声の二者択一クイズ事件』も、塩梅が微妙。
全体に『ダブル・ミーニング・二重定義』の方が印象が良かったです。
北乃きい、もう一踏ん張りかな・・・。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
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★「書店員ミチルの身の上話」第10回(終)感想>>
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◆映画「ストロベリーナイト」
◆映画「クラウドアトラス」感想
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◇◆◇ 大河ドラマ『八重の桜』感想 ◇◆◇
★第10回「池田屋事件」
第9回「八月の動乱」 第8回「ままならぬ思い」
第7回「将軍の首」 第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」
第4回「妖霊星」 第3回「蹴散らして前へ」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
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