「純と愛」第125回★普通の子だったらヨカッタのに
- 2013.02.28 Thursday
- 13:29
- NHKドラマ・番組
前週の関西での最高視聴率は15.7%。
ずっと16%台で推移していたけど、やや下降。
関西が舞台なのに、常に関東より視聴率が低目・・・。
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『里や』の、天草蘭(映美くらら)、羽純(朝倉あき)、藍田(田中要次)さんが、生きがいとなる“新しいホテルを探して、また一緒に働こう”と純(夏菜)に訴えています。
藍田「きっと出来ますよ純さんなら」
登場人物たちが、揃いもそろって真っ直ぐな熱血漢・純(夏菜)と共に働けた日々のすばらしさを賛美!?
そんなにヒロインを称えなくても・・・。
しかし純(夏菜)は「わたしはさ、みんなが思ってるような”大した人間”じゃない・・」云々と言って走り去っていきました。
彼女の言葉とは裏腹に「大した人間だとみんなから思われてる」と言ってるように聞こえてしまいました。
あの性格、苦手・・・。
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多恵子(若村麻由美)のもとを訪ねた晴海(森下愛子)が、子供の中で純だけが私をハッキリ責めるから、純の言うことに耳をふさいできたのだと話し始めました。
そして晴海は「ホントはそれがあの子の嘘のない愛情や優しさだのに、昔から本当に不器用で、誰に対しても正直に生きようとするからつい余計なこと言って相手を傷つけたり、情けがあるから困った人を見ると本人以上に悩んだりお節介したりして、昔から損ばかりしてるんです。 母親としては、あの子もっと普通の子だったらヨカッタのにと思ってるんです。もっと自分のことだけ考えて適当に周りの人にも無関心で、人付き合いもうまくいって、どんなことにも真剣になりすぎないで、全力で立ち向かうのもやめて、もっと楽に生きられるような人間だったらって・・・。」と親心を率直に述べました。
純(夏菜)の人間像を母親に語らせたこのセリフが鼻につきました。
前半部分で、純(夏菜)の優しさや、情の深さ、困ってる人を放っておけないことなど長所を述べ立て、後半部分は、今の純(夏菜)が、どれほど周りの人の事を考え、どんなことにも真剣かつ全力で臨んでいるかを強調してるようなセリフ。
中でも「あの子もっと普通の子だったらヨカッタのに」って部分は、”見て見ぬふり”で済ますような普通の人間ではないことを際立たせただけみたいな・・・。
このセリフ、晴海(森下愛子)が言ってるのではなく、脚本家の遊川和彦さんがヒロイン像について演説してるよう印象です。
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今も、愛(風間俊介)と摩擦が起きちゃってる純(夏菜)ですが、ドラマ開始以来、ずっと周囲との摩擦やトラブルが途絶えることがなく、グッタリと心が重くなります。
この不快な展開は前フリで、いつかスカッとする方向に舵が切られると思って食らいついていますが、最後までこのままだったりして・・・。
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ヒロイン像の書き込みがシッカリしすぎており、「純」という登場人物と「夏菜」というタレントが頭の中で融合してしまい、夏菜が出てくる『ゆうパックのCM』を見ても、なんとなく暑苦しく感じてしまいます。
以上、「賛否両論があるドラマ」という”枕詞”がすっかり定着した『純と愛』第125話でした
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第8回「ままならぬ思い」
第7回「将軍の首」 第6回「会津の決意」 第5回「松陰の遺言」
第4回「妖霊星」 第3回「蹴散らして前へ」
第2回「やむにやまれぬ心」 第1回「ならぬことはならぬ」
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