「書店員ミチルの身の上話」第4話★宝くじ読本を読む戸田恵梨香
- 2013.01.30 Wednesday
- 13:12
- NHKドラマ・番組
銀行の個室で当選金2億円(非課税!)が記帳された通帳を眺めてボ〜ッとしてるミチル(戸田恵梨香)。
9桁だもの・・・小生は、一生見ること無いわ。
だいたい、銀行であんな「個室」に案内して貰うことも無いわ。
せいぜいが銀行の2階の住宅ローン窓口が限界で、VIP室にはお呼びがかからない・・・。
2億円入金したら、粗品は何をくれる??
バブル期までは少額の定期預金を開設してもサランラップぐらいはくれたけど、21世紀に入ってからは何にもくれないもんなぁ・・・。
ドラマの中の2億円なのに、色々考えちゃうなぁ・・・。
−◆−
入金手続が済んだら、メガネの銀行員・山本トキ子(堀杏子)が『宝くじ読本』なる冊子をミチルに手渡し「何と言っても高額でございます。くれぐれもお間違いのないよう1000万円以上の高額当選者には そのような手引書をお渡ししております。」
さらに「興奮に任せて当選した事をアチコチで触れ回ったり 大盤振る舞いをされたり、お仕事を辞めたりは 決してなさらないよう。当選は古川様を”人生の勝利者”にした訳では ありませんから。」
それじゃあ”人生の勝利者”って何なのか教えて欲しくなっちゃうなぁ・・・。
銀行員・トキ子は続けて「極力以前と変わらない生活を心掛けて頂きますよう。それから当選の事を誰にお伝えするかは、くれぐれも慎重に・・・。」と懇切丁寧に語りかけてきます。
そう言うのが仕事なんだとは思うけど、なんか微妙に上から目線で”説法”を聞かされてるみたい・・・。
銀行員・トキ子「人間というものは秘密を守れない生き物なのです。どなたに当選をお伝えするかは少し落ち着いてお考えになった方がよろしいかと。」
丁寧な口調ながらも、どことなく差し出がましい。
本物の大手銀行の行員さんみたいに洗練された感じが無くて、微妙に怪しい雰囲気さえする山本トキ子(堀杏子)です。
−◆−
長崎では、久太郎(柄本佑)が初山春子(安藤サクラ)にミチルのことを尋ねています。
久太郎「初山さんミチルちゃんと最後に話したのいつ?」「もう20日も僕の電話には出てくれないんだよ。」「ミチルちゃん何か絶対僕に怒ってるんだよね。」
蒸発したミチルに非があるとは言え、久太郎も鈍感というか・・・・。
ええ加減に気付けよ、悟れよ。
その後、わざわざ立石武子(濱田マリ)からも情報を得ようとした久太郎は、光潤社という出版社の営業さんがなかなかいい男だという話を聞いて、ようやく何か引っかかるものを感じた様子・・・。
久太郎は純粋だと言えばそうですが、総じてパッとしない男ですねぇ・・・。
−◆−
さて、銀行から出てきたミチル(戸田恵梨香)は、竹井(高良健吾)の後輩・高倉恵利香(寺島咲)とバッタリ出会います。
ミチルは軽く言葉を交わしただけで立ち去ろうとしましたが、恵利香は「ミチルさん。お昼済ませましたか?」とランチの誘い。
人懐っこいというよりは、ベタベタと馴れ馴れしい。
竹井とミチルのことが気になってるからだろうけど・・・。
この子も、銀行員・山本トキ子(堀杏子)と同様に少し変わったオーラを漂わせてるわ。
面倒くさそうな女・・・。
で、お店に入った二人は竹井の話題を・・・。
ミチル「竹井って転んでばっかりいてさ。バランスが悪いっていうかね 何か弱々しいのよ。よく泣いてたわ。」
「熊本から長崎に転校してきたからかもだけど、あの子 私の後ろばっかりついてきて・・・『骨ま〜で溶けるような テキーラ みたいな キスをして♪』って知ってる? 松任谷由実。」
恵利香「『真夏の夜の夢』でしたっけ?」
こんな若い子も知ってるんやねぇ・・・。
ミチル「竹井のお気に入りだったの。」
なになに? この歌、なんか伏線??
で、恵利香が「ミチルさん今日 ずいぶんテンション高いですね。何かいい事ありました?」
ドキッ!!
『宝くじ読本』を踏まえて、興奮状態にあるという自覚をもつべしなのに、恵利香みたいな小娘にテンション高いなどと言われる〜〜〜。
−◆−
コンビニでプリンを買おうとしたミチル(戸田恵梨香)は、上の段のショートケーキに変更。
ベンチで『宝くじ読本』を読みながらケーキを食べていたら、「衝動的に贅沢な買い物をしてはいけません。」という一文が目にとまり、思わずケーキに蓋をしたミチル。
昼間から有名シェフの店でランチとかならヤバいけど、慎ましく「プリンよりケーキが贅沢」だと思ってるうちは大丈夫じゃないのかな・・・。
−◆−
しゃぶしゃぶ店で豊増(新井浩文)と不倫デート。
豊増が「ミチルちゃん話って何、何か心配事?」
ミチルは『宝くじ読本』の「ひとりでも人に話せば秘密が知れ渡ることを覚悟しなければなりません。」という文章を思い出しました。
さらには春子(安藤サクラ)が「豊増さんとタテブー(濱田マリ)、噂がある事知ってるよねぇ。」と言ってたことも思い出します。
そしてミチルは頭の中で、豊増が立石武子(濱田マリ)に2億円当選の話しをバラし、武子が沢田(浅田美代子)に話しを広げる姿を思い描いちゃいます・・・。
2億円の話しはしないことに・・・。
で、豊増の方から煮え切らない口調で「しばらく会えなくなるかな。」云々・・・。
ミチル「ねえ、一樹さん私の事どう思ってるの? 私は心配事だらけよ。」「一度でも奥さんと別れて、私と一緒に暮らす事考えた事ある?」
眉間にしわを御寄せてグラスワインをグイッとあおるミチル・・・。
鼻から不倫なんだから、分かっていそうなものなのに・・・。・・・。
自分自身も、恋人・久太郎(柄本佑)が居ながら豊増を責めるってのは、矛盾した恋愛感覚だわぁ・・。
大森南朋(夫)のナレーション<真っ先に秘密を打ち明けたい相手が信用できないというジレンマ。2億円の事は誰にも話せない。>
豊増の煮え切らない態度と、2億円のことを話せないことが重なってミチル(戸田恵梨香)はイラついてるのかぁ・・・。
大森南朋のナレ<秘密を分かち合えない男との関係の虚しさと、苛立ち。心の空洞を埋めてくれるのはお金だけ。そんな思いに囚われたのだと、妻は後に話しています。>
−◆−
ランチ帰りの銀行員・山本トキ子(堀杏子)とミチルが偶然バッタリ・・・。
そのままミチル(戸田恵梨香)も銀行に・・・。
前の時と同じ個室。
銀行員・トキ子「当選の事どなたかに?」
ミチルが首を横に振ります。
(まったく関係ないけど、何かの番組でインドでは首を横に振るのは「YES」の意味だと紹介されてた。)
トキ子「賢明です。たとえ一人にでも秘密を打ち明けたら『人の口に戸は立てられず』って言いますから。」
若いのにババ臭いことを言う。
トキ子「銀行員の私が言うのもおかしな話ですが、心機一転思い切って引っ越すとか、この際 東京で”新生活”を始めたらいかがですか? 幸せをつかむ絶好のチャンスですもの。こんなチャンスを逃す手はありませんわ。」
本当に銀行員らしくないことを言う変な女子!?
「幸せをつかむ絶好のチャンスですもの」って気色悪すぎ!!
銀行員なら、手堅い金融商品を紹介して運用のことを話せよ!!
オセロ・中島知子だったら、山本トキ子の言いなりになって2億円渡しちゃうんじゃないかと思えちゃう・・・。
どうも山本トキ子って行員さんは苦手なタイプだわぁ・・・。
小生なら銀行を変える。
−◆−
部屋に竹井(高良健吾)が帰ってきてミチルの分と合わせて食事の準備・・・。
なんだかんだ会話があってミチルが「いつまでも竹井の家に居候も、どうかって感じだし。」
竹井「僕は構わないよ。」
彼は、どういう気持ちでそう言ってるのかなぁ・・・。
何か胸の内に秘めていそうなんだけど、掴み所がないんですよねぇ。
部屋を借りると言い出したミチルは「骨ま〜で溶けるような テキーラ みたいな キスをして♪」と鼻歌。
そして「竹井、お気に入りだったでしょ?」
「夜空も むせかえる 激しい ダンスを 踊りましょう わたし〜〜♪」
子供の頃の回想・・・・竹井とミチルらしき子供が川で遊びながら「最後は〜〜も〜っと 私を見て 燃えつく〜すよ〜うに♪」
ユーミン祭り!?
やっぱり『真夏の夜の夢』に何か意味がありそうな・・・。
−◆−
部屋探しを始めたミチル(戸田恵梨香)。
不動産屋のボードを見つめる戸田恵梨香が、シンプルにステキ・・・。
結局、自分では部屋を決められなくて、恵利香(寺島咲)が竹井のパソコンを使ってテキパキと「吉祥寺周辺」「1K」「風呂あり」などの条件を入力。
『宝くじ読本』を遵守してるとはいえ、2億円あったら余裕でマンション買えるのに、「家賃3〜4万くらい」が希望なんだからミチルは慎ましいわ。
(恋愛は慎ましくないけど。)
−◆−
長崎の実家。
妹・千秋(波瑠)が「私とお姉ちゃんの部屋、替えてもいいでしょう?」
ランニングシャツとステテコ姿の父・継徳(平田満)が気色ばみますが、千秋は「だって、お姉ちゃんもう帰らないでしょ。」
お怒りの継徳「金が無くなったら戻るしかないだろう。」
千秋は読んでる雑誌から目も上げずに「もう携帯つながらないよ。番号変えたんじゃないかな。」
父「新しい番号は?」
千秋「知らない。携帯切れた時が縁の切れ目だよ、今どき。」
ランニングシャツの父・継徳は忌々しげに瓶ビールをコップに注いでおります。
服装もビールも昭和っぽいタイプの親父さんですねぇ。
で、しれっと姉にことを話す”波瑠”がシブい!!!
若いのにシブい役者さんだと感心しちゃう。
−◆−
新しい部屋を借りたミチル(戸田恵梨香)。
豊増(新井浩文)が来ていて、ソファーベッドとテレビ冷蔵庫とエアコンを買ってくれると言ってます。
宝くじが当たったミチルより金回りが良さそうに見える。
会社の金をチョロまかしてるからかな・・・。
ミチルは備品だけではなく「本屋のアルバイトとか探してくれないかな?」と仕事の斡旋までおねだり・・・。
部屋も自分で探せないし、仕事も自分で探せないミチルって、思いっきり受け身の人生・・・。
−◆−
フライパンなど家財道具を恵利香(寺島咲)を買いに行ったミチル。
山ほどモノを買ったのに、徒歩で帰宅しながらミチルは「タクシーでも乗ればよかったね。」
2億円有るのにタクシー使わないって、やっぱり慎ましい。(色恋を除く)
帰り道、途中休憩してベンチで会話。
恵利香「誤解してたんですよ私。ミチルさんって先輩の恋人だと思ってて。」「でも違うんですよね。安心しました。私 ミチルさんの新しい出発応援します。だから ミチルさんも応援してくれますか? 私の事。」「もう分かってると思うんですけど 私 先輩とつきあってるんです。」
ミチルは微妙な表情で「気付かなかった」「そうなんだぁ」
竹井(高良健吾)のことを”ゲイ”だと思ってるんだもんね・・。
行天(松田龍平)と同じ!?
それに、もしかしたら竹井自身も恵利香と付き合ってるって気づいてなかったりして・・・。
恵利香の独り相撲かも・・・。
なんにしても、ミチルも竹井も恵利香も、三人とも風変わりだから難儀です。
−◆−
部屋に帰ってきたミチルがワインをグラスに注ぎ「高倉さん、乾杯しよう。」
乾杯して、恵利香がガールズトークに持ち込みます。
ミチルの好きな人の話になり「ステキな人なんでしょうねミチルさんの彼。いつか会わせて下さいね。今度一緒に、4人で食事しましょうよ。」
恵利香のテンション、微妙に気色悪い。
恵利香が引越祝いにガラス製の果物入れをプレゼント。
ミチル「重い」
これはヤバい。
見た瞬間に”凶器になりそう”だと思えちゃうもの・・・。
ガラスの花器・灰皿など、この手のものはだいたい事件で凶器になるもん。
−◆−
チャイムが鳴って恵利香が玄関へ・・・。
魚眼レンズ越しに確認すると「知らない男の人」
ミチルが魚眼レンズを覗くと久太郎(柄本佑)が「ピンポ〜ン」とチャイムを押してる。
ミチル「嘘・・」
久太郎は、どうやってこの部屋を探し当てたんやろか!?
大森南朋<生まれ故郷を捨て 新しく出直そうとした矢先、とうに捨てたはずの男がなぜ? 居場所も知らないはずの男が なぜ?>
扉をノックしながら「ミチルちゃん!」と久太郎。
『シングルマザーズ』のDV夫・直樹(田中哲司)ほどヤバい感じではないけど、ハラハラするなぁ・・・。
大森南朋<この先に待っている、とてつもない災いを、妻はまだ知りませんでした。>
いよいよ盛り上がって参りました!!
以上「書店員ミチルの身の上話」第4話。
大きな動きはないものの、ジワジワと局面が動いております。
好演の戸田恵梨香に降りかかる《とてつもない災い》が、楽しみです。
◇◆◇ 連ドラなど感想 ◇◆◇
★鍵のかかった部屋SP
★新参者・眠りの森
★相棒 season12 元日スペシャル
★64th「紅白歌合戦」その1
★64th「紅白歌合戦」その2
★64th「紅白歌合戦」前半終了
★紅白・あまちゃん第157回「おら紅白出るど」
★64th「紅白歌合戦」大島優子「卒業宣言」
★64th「紅白歌合戦」その6
★じぇじぇじぇ!あまちゃん祭り
★「LIFE! 人生に捧げるコント」
★鍵のかかった部屋SP
★新参者・眠りの森
★相棒 season12 元日スペシャル
★64th「紅白歌合戦」その1
★64th「紅白歌合戦」その2
★64th「紅白歌合戦」前半終了
★紅白・あまちゃん第157回「おら紅白出るど」
★64th「紅白歌合戦」大島優子「卒業宣言」
★64th「紅白歌合戦」その6
★じぇじぇじぇ!あまちゃん祭り
★「LIFE! 人生に捧げるコント」
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