「書店員ミチルの身の上話」第3話★豊増妙子(遊井亮子)、全力子作り

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    よる☆ドラ「書店員ミチルの身の上話」
    第3回〜宝くじ


    宝くじ売り場のオバサン(田島令子)がミチル(戸田恵梨香)に「なんて運が良いんでしょ。気をつけてね。」

    ろくに返事もしないミチル(戸田恵梨香)。
    2億円当たったのに、表情に明かりが差すでもなく、むしろ曇り顔!?
    気が動転してるのか、実感が湧かないのか、まだ信じられないのか・・・。

    わざわざ朝刊を買って当選番号を確かめていたから、当選が信じがたかったんやねえ・・・

    しかし、オバサン(田島令子)の言葉は先々のことを暗示してるようで冷やっとするなぁ・・・。
    本当に幸運なのかどうか分からんし、気をつけなきゃイケない状況が待ってるんでしょ。

    でも、当たりたいなぁ・・宝くじ。
    2億でなくても、ほんの3千万でも・・・。
    −◆−

    不倫相手の豊増(新井浩文)と「高級しゃぶしゃぶ店」で食事する約束だったのに、ミチル(戸田恵梨香)は宝くじのことで頭がいっぱいで忘れています。

    豊増からの電話を受けてハっと約束を思い出したんですが、「ゴメンナサイ、私、今、その・・・」と、ややシドロモドロの返事しか出てきません・・・。

    豊増「具合でも悪いの?」

    ミチルは「いや、うん、ううん・・・。あの、その、ちょっと・・・頭がクラクラして。」
    頭に手をやるなど困惑の様子で、アワワ状態。

    混乱してる様子をナチュラルに演じてる戸田恵梨香、ここ1、2年で目に見えて芝居が上達してる感じ・・・。


    豊増「明日帰っちゃうんでしょ?」
    10日の休暇(ズル休み)を終えて長崎に帰ることも頭から消えてるミチルは「えっ? あ、ん、もう少しこっちにいるかも。」

    あちゃ〜〜、バス停まで行くだけだった筈が、書店の制服のまま東京にまで来ちゃって、さらに滞在延長する気じゃ〜〜。

    もはやpoint of no returnを通り越してるわ。

    ミチル「御免、とにかく今日は会えない・・・」
    豊増からしたら、何が”とにかく”なのか、さっぱり分からん通話だったろうなぁ・・・。

    ミチルが中身のあることを何にも言わないんだもの・・・。

    通話を終えたミチルは伏し目がちに「はぁ〜〜」とため息。

    一方、豊増がキャンセルして帰ることになり、しゃぶしゃぶ屋の店員(蛍雪次朗)は「チッ」と舌打ち。

    裏表のある店員さんが、プチ可笑しい。
    蛍雪次朗さん、出番が短くても持ち味を見せてくれる。
    −◆−

    財布に入れている小さい頃に亡くなった母の写真を見て、教会にお祈りにいった昔のことを思い出すミチル(戸田恵梨香)。

    「この子をお守りください。どうかこの子が幸せになりますように。どうか、お守りください。」

    大森南朋(夫)のナレーション<母には、ミチルの幸福は長続きしないという予感があったのかもしれません。ミチル自身も分かっていたはずでした。>

    ミチル「お母さん。私幸せになれるかも。」

    ミチルって、目に見えて「不幸」だった訳でもなく、平凡で平均的な生活をしてたのにね・・・。

    そんな平凡な暮らしに嫌気が差して、豊増との火遊びに刺激を求めていたところに「2億円」だから、理性的に物事を考える状態ではなさそうですねぇ・・・。
    −◆−

    春子(安藤サクラ)からかかってきた電話にタテブーこと武子(濱田マリ)が割り込んできて、ミチルに買いに行くよう頼んでいた「宝くじ」をちゃんと買ったかどうか確認。

    武子「私と沢田さんが5000円でそれぞれ16枚。初山さんが3000円で10枚。42枚、ちゃんと有るわよね。」

    店長代理・沢田(浅田美代子)も電話を取って「お釣りの200円はあなたへの餞別です。じゃ、サヨナラ」

    餞別って・・・クビ宣言。

    で、ミチル(戸田恵梨香)が宝くじの枚数を確認したら、1枚余分にあって計43枚。

    沢田とタテブーが各5000円、春子が3000円預けて合計13000円を預かって宝くじを買いにいったから、単純に13000円÷3000円で43枚買ってしまっていたのです・・・。

    お釣りになるはずだった400円で、宝くじが1枚余分に買えちゃうという設定がミソ。
    −◆−

    ミチルが竹井(高良健吾)の部屋で留守番(居候)してると、竹井が高倉恵利香(寺島咲)という大学の後輩を連れて帰ってきました。

    長い髪は、まるで”本物”のビブリア古書堂の栞子みたいです。


    しかし、ミチルを部屋に逗留させながら恵利香を平気で連れてくる竹井(高良健吾)って尋常なく無神経!?
    普通の男と、感覚が違う??
    アブノーマル!?


    ほどなくミチルが恵利香のことを気にする様子も無く「竹井、もう少しここに居てもいいかな?」

    恵利香を座らせたまま、竹井とミチルが書店の事を話したり・・・。
    こいつら、凡人とは神経回路のつながり方が違う!?

    別の女が竹井の部屋に逗留し続けることを耳にしたら、恵利香(寺島咲)は穏やかな気分では居られませんよねぇ・・・。

    案の定、微妙にピリピリして変なムードがただよいます。
    恵利香(寺島咲)が、敢えて積極的にミチルに話しかけているのが怖い。
    −◆−

    長崎では、ミチルの出奔で胸を痛めている久太郎(柄本佑)が春子(安藤サクラ)に泣きついています。
    (柄本佑&安藤サクラの夫婦ツーショット・シーン実現!!)

    久太郎「どう思う? ミチルちゃんがあんな嘘までついてどうして休み取ったかってこと・・・。」

    全てを知ってる春子は「さぁ」
    お人好しの久太郎は「ミチルちゃん、ボクに言えない悩みが合ったと思うんだ。」「僕、それに気づいてやれなくて。」

    気づいていないってのは正解ですけど、彼が思ってる以上に気づいていないからお気の毒。
    久太郎が思ってるより、ミチルの心の中は複雑・・・。

    で、春子と話している内に、とうとう泣き出した久太郎。
    涙を拭くように春子(安藤サクラ)が渡したハンカチで鼻までかんじゃいます。

    久太郎(柄本佑)の優しさや純朴さは、優柔不断と表裏一体でトホホかな・・・。
    −◆−

    ミチルの実家。

    ジャージを履いた妹・千秋(波瑠)が足の爪にマニキュアを塗りながら、父・継徳(平田満)「お姉ちゃんの兵糧攻めって、ちょっと酷くない(若者アクセント)。風任せのお姉ちゃんがさ、初めて自分から何か始めたんだからさ、いい事じゃん。」

    娘の出奔を「いい事」だと思える父親は、世間にはそう居ないわ。
    けど、波瑠が醸し出してる独特の雰囲気は、とても良い。

    千秋(波瑠)は「お姉ちゃん、本当は浪人してでも短大行きたかったんだよ。お父さん知ってた?」

    父・継徳「そんなこと聞いてない。」
    目に小さな狼狽が浮かんだ・・・さすが平田満さん、巧い。


    体育座りで膝を抱え込んだ千秋(波瑠)が「父さんがそんなだからさ・・・」と、父親から目を背けます。

    「そんなってなんだ。」
    千秋「そんなは、そんなよ。どうせ嫁に行くだけだからって役場に相談して勝手に就職決めちゃってさぁ。お姉ちゃん、何も言い出せないよ!」

    「広林堂で上等じゃないか、何が悪い!」

    千秋「お姉ちゃんだって、一度くらい何か自分で決めたかったんだよ。」

    波瑠、良い!!
    若いのに、巧い。

    −◆−

    豊増(新井浩文)が自宅に帰宅すると、テレビを見ながら妻・妙子(遊井亮子)が寝そべりながら股関節を広げたり体操してます。

    豊増「しゃぶしゃぶ食べに行かない?」
    妻・妙子はお金が勿体ないと却下。

    妙子は、豊増(新井浩文)が会社でチョロまかした金をタンマリ持ってるのを知らない・・・。

    妙子は強引に話しの穂先を変えて「30過ぎたら精子も卵子も半端なく老化してくるってお医者様も言ってたでしょ。今までどれだけお金使って不妊治療してきたと思ってるのよ。」

    豊増が気のない返事をすると妻・妙子は「あなた、もっと本気になってよ! 私たちには時間が無いのよ。」「今日はチャンスの日なんだから精の付くもの作るわね!」「自力で頑張れるときは頑張りましょ。」

    豊増(新井浩文)、どこか虚ろな表情・・・。


    寝室の場面になって、騎乗位の妻・妙子が布団がかかった腰を激しく上下させ「ハッハッハッ・・・」と激しい息づかい。

    下の豊増(新井浩文)は無表情・無反応。
    妻から目を背けて男マグロ状態・・・。

    NHKだから仕方ないけど、二人とも裸じゃないし・・・。
    義務的な子作り作業!?

    なんか、えらい場面になっておりました。
    −◆−

    東京のミチル(戸田恵梨香)は「お母さん、私幸せになっても良いんだよね。」と独りごちています。

    そのころ長崎では父・継徳(平田満)がコップ酒をあおりながら、仏壇に飾られている亡くなった先妻の写真を見つめています。

    母を失ったミチルを幸せに育て上げるという男親としての思いが強すぎて、勝手にレールを引いてミチルを就職させたりしたような気がしてきました。
    −◆−

    あらら、タテブー(濱田マリ)が携帯に保存されてる豊増(新井浩文)との画像を見て「一樹さん」と呟いてる・・・。

    やっぱりタテブーと豊増の「噂」はホントだったのね。
    −◆−

    ミチル(戸田恵梨香)が春子(安藤サクラ)に電話して謝罪しながらも「42枚。買ったまま送るから。」

    当選くじのことは、おくびにも出しません。

    ミチルは「あと400円も。お釣り。」と付け加えて42枚しか買っていないことを示し、を固めようとしています。

    親友の春子相手なのに・・・。

    春子「そろそろ帰ってくるんでしょう?」
    ミチル「もう帰れないよ。」「無理だよ。私、しばらくこっちにいることにする。」


    大森南朋のナレーション<もし宝くじが当たったら・・・誰しも一度は夢見たことがあるでしょう。幸運のあとに何が待ち受けているのか。>
    <たわいの無い嘘から、後に果てしの無い災いの連鎖へと迷い込んで行くことを、妻はまだ知りませんでした。>


    歯医者に行くと言った嘘からはじまって、嘘が嘘を呼んで、抜き差しならなくなってきちゃったぞぉ・・・。



    以上、『書店員ミチルの身の上話』第3話。
    地味だけど、しっかりしたクオリティ!!

    戸田恵梨香が、”素”でああいう性格かと思えてくるほど良い芝居してるのをはじめ、波瑠、安藤サクラ、新井浩文、高良健吾、平田満らシブいキャストが良い仕事をしています。

    TBSが”湊かなえ”さんの原作をひん曲げた上に、ジャニ・タレやオスカーのタレントまで混ぜ込んじゃった『夜行観覧車』も、『書店員ミチルの身の上話』みたいに実直な作り方をすれば良いドラマになるのになぁ・・・勿体ない。



    ◇◆◇ 「書店員ミチルの身の上話」感想 ◇◆◇
    #10回(終) #9 #8 #7 #6
    #5 #4 #2 #1


    ◇◆◇ 「ごちそうさん」不定期感想 ◇◆◇
    #77 #75 #73 #71 #70 #69 #68 #66







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